投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 3 月 23 日 20:31:25: twUjz/PjYItws
http://www.muneo.gr.jp/html/diary201003.html
2010年3月23日(火) 鈴 木 宗 男
19日の外務委員会に関する新聞等の整理をしていると、各紙の社説の中であまりにも一方的で間違った記述があった。読者の皆さんにもお知らせしたい。
3月20日付東京新聞朝刊の「密約文書破棄 国民と歴史への背任だ」との見出しの社説の後半部分に、次の様な記述がある。
〈鈴木宗男委員長は谷内氏に参考人出席を求める考えを示し、岡田克也外相も外務省として調査する方針を表明した。谷内氏を含む関係者から聴取し、文書がどう扱われたか解明してほしい。
ただ、参考人質疑を聞いて、気になったことがある。鈴木氏が東郷氏に対し、文書を破棄したのは谷内氏ではないかとして、執拗に質問していたことである。
谷内氏は次官当時、部下に鈴木氏との会食を制限する文書を作成して鈴木氏が反発したり、北方領土の返還方法をめぐり見解が食い違うなど、両氏は反目してきた。
谷内氏の参考人招致は破棄問題解明に不可欠だが、意趣返しであってはならない。密約検証は大局的見地から取り組むべきで、個人感情を挟む余地はないのである。〉
国会テレビを観ていた人はよくわかると思うが、また議事録を読んでもらえばよりはっきりすることと思うが、私が明確にしておきたいのは、谷内元次官に関して私は執拗に質問していないということだ。
次に、谷内元次官と私について、〈北方領土の返還方法をめぐり見解が食い違うなど、両氏は反目してきた〉とあるが、その様な事実はない。一つの例を挙げたい。
昨年産経新聞出版から発行された、高橋昌行産経新聞記者と谷内元次官による対談をまとめた『外交の戦略と志 前外務事務次官 谷内正太郎は語る』の92頁から93頁にかけ、次の様な記述がある。
〈北方領土問題をめぐっては、鈴木宗男衆議院議員が「外務省を支配している」といった批判もあったが、私は鈴木氏を異能の政治家だと思っている。多くの国会議員が外交に興味を持たなかった中で、鈴木氏は外交に一生懸命に取り組んだ。その中でもとくに米国ではなくて、ロシアやアフリカといった、ほとんどの政治家が取り組まなかった問題で努力をされた。ただ、中央政界という厳しい世界の中で駆け上がっていくには、いろいろ無理をしなければいけないところもあって、さまざまな批判も出たのではないかと思う。しかし、鈴木氏の考え方と能力が、ときの政治状況と合致すれば大きな力になったと思う。
鈴木氏と私自身の関係について言えば、基本的に良好な関係だった。鈴木氏の主張が「二島返還論ではないか」と批判されたときも、私は鈴木氏と会食した際、率直に「まさか二島返還で手を打とうということではないですよね」と聞いた。鈴木氏は「私はそんなことは言っていない。要するに四島の日本への帰属を明確にしたうえで、二島を先に返してもらうということだ」と答えられた。それで、私が「それなら『段階的返還論』と言わないと誤解を招きますよ」と申し上げた。私の意見が取り入れられたのかどうか分からないが、鈴木氏はその後は「段階的返還論」という言葉を使われるようになった。〉
東京新聞の社説を書いた人に言いたい。「私怨」や「意趣返し」で私は外務委員長を務めているのではない。国民に真実、事実を伝えることが国益と考え、取り組んでいるのである。反論があるなら、堂々と公の場で議論することを私は希望する。
「外務官僚に擦り寄ったと受け止められる社説は、レベルが低いですね」と、外務省OBの方や、心ある有識者の方々が私に言ってくる。私は国民目線でしっかり対応していく。
民主党小沢幹事長が生方副幹事長に「一緒に今まで通りやっていこう」と声をかけたとのことである。さすが小沢幹事長である。小沢幹事長は懐が深く、聞く耳を持っていると私は昨日のムネオ日記で書いたばかりだが、その通りになった。
小沢幹事長は生方氏に対して副幹事長を辞めろと言っていないのに、一方的に小沢幹事長を批判する様な話は、子供じみている。小沢幹事長と生方副幹事長は、肩書、ポスト以上に人間的に大きな差がある。
生方副幹事長は、小沢幹事長の広い心に救われたことを忘れず、これから仕事でしっかり返すべきであると思うのは、一人私だけではないだろう。
◎ 本日提出した質問主意書4件
・ bW8 いわゆる密約問題について外務省において保管されているはずの文書が破棄されている件に関する質問主意書
・ bW9 1960年の日米安全保障条約改定時における核持ち込みに係る密約に関する再質問主意書
・ bX0 1972年の沖縄返還時における原状回復補償費の肩代わりに係る密約に関する再質問主意書
・ bX1 在日米軍再編における在沖縄海兵隊要員等のグアム移転に関する質問主意書
○ 本日受領した政府答弁書4件
・ bV5 各在外公館の邦人保護に対する体制に関する質問主意書
・ bV6 ビザなし交流船への入港税課税問題に関する質問主意書
・ bV7 検察庁による刑事事件の捜査に係る秘密保持の実態等についての法務大臣の説明等に関する第三回質問主意書
・ bV8 東京地方検察庁による事情聴取のあり方について報じた週刊誌記事に対する同庁の抗議及び法務省政務三役の説明に関する質問主意書
※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。
衆議院ホームページ
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