64. 2010年3月27日 08:58:18 阿修羅ブログのあちこちに、フリーメイソンに関して誤解している人たちを見かけますので、ここに、できるだけ事実に沿った内容を書いてみますので、その後に、各自、ご判断をいただければ、私の真意を達せたと思います。まず、第一に、フリーメイスンは宗教団体ではないと明記しています。 フリーメイスンが、オカルトとか悪魔教といわれている理由ですが: それは、フリーメイソンがSupreme Being(天地・万物を支配する神=造物主)を信仰しているからです。これは、一神教を絶対とするキリスト教上層部(特にローマカソリック)にとっては耐えがたく、 合理主義、自然主義を信じるフリーメイスンへを、オカルトとか悪魔教と呼んで敵対視し、政治的、社会的に排除したのです(ヒットラーもフリーメイソンの弾圧者)。これが、キリスト教をして排他的といわれる所以です(近年、ローマカソリック本部は、他宗教との共存を謳い始めていますが)。 フリーメイソンの信仰は、自然物を敬うという意味で神道に近いと思っています。 蛇足ですが、西洋人は、日本の家庭が、仏壇(仏教)と神棚(神道)を一緒に祭ってあるのをみて信じがたいといいます。対する日本人は、心がおおらかなのか、思考力がないのか、そのことには何の疑問も抱いていないようで(キリスト教信者でもないのにキリスト教会結婚式とか、宗教色の濃い学校への留学なども同じカタゴリー)平和そのもの。この例からも、キリスト教絶対主義思想が、日本人に合わないのか、日本におけるキリスト教の普及率は一向に伸びていません(人口の1%ぐらいで留まっている)。 中世期のフリーメイソンは、その弾圧や迫害から逃れるために秘密に会合をするしかなかった。現在、フリーメイソンは、一定の秘密をもった友愛結社だといえます。これに似た秘密結社(secret society)はいくつかありますが、その中で有名なのは、エール大学secret society、“skull and bones”です。前大統領のジョージ・ブッシや、2004年の民主党大統領候補ジョン・.ケリーもメンバーになっています。 フリーメイソンが信仰する“Supreme Being”の定義は、会員それぞれの自由解釈に任せられているため、フリーメイソンのバイブルというもの存在しない。 フリーメイソンはグローバルの友愛結社ですが、横の連携はなく、活動もそれぞれの管轄域内に限定されている。 フリーメイソンには、絶対服従といわれる掟も義務もないが: 文明社会の一員として常識ある行動をする Supreme Beingの法則に従う(この定義なり解釈は各自の自由) 自分の国(独立国)の法律に従う。 メイソン会議にできる範囲で出席する 支部会員や同胞を裏切る行為をしてはならない、 自分の家族に経済的負担をかけない範囲で、チャリティ(金銭上)をすること。 現在、フリーメイソンの主な活動は、チャリティとコミュニティ活動である。 そのチャリティ団体は全世界に数千あるといわれる。 主なチャリティ先: 1. 障害者施設や介護老人ホーム 2. 学校教育援助、奨学金 3. 医療費援助 4. アメリカでは失踪(誘拐も含む)子供達への金銭的援助 入会条件 18歳以上 自分の自由意志で入会を希望する男性 Supreme Being信仰者 道徳的、品行方正 心身ともに健全である 人物技量の推薦状+メイソン会員からの推薦状2通、 フリーメイソンの著名人会員のほんの一部: ジョージ・ワシントン、ルーズベルト、リーガンなどアメリカ大統領、 元首(カナダやオーストラリア元首相など)、 米国最高裁判所判事多数、 シェークスピア ルイ・アームストロング ウィンストン・チャーチル ナット・キング・オール、 ドゥーク、エリングトン(音楽家) アーノルド・パーマ(ゴルファー) 野球選手 俳優 ヒルトン(ホテル王) 小説家、詩人 Leland Stanford(スタンフォード大学) カソリック神父、 プロテスタント牧師 など各分野の一流人。 以上ですが、間違っている点がありましたらご指摘ください。 |