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小沢氏の政治資金規正法違反問題について(良人の部屋のブログ) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/882.html
小沢氏の政治資金規正法違反問題について(良人の部屋のブログ) ***************** 本論に入る前に、私の政治的姿勢を簡単に述べておきたいと思います。 私は、基本的に支持政党を持たないことにしています。ある組織に属したとすれば、個人の発言は自ずから、その組織の枠にしばられる可能性があるからです。 2009年10月号『現代思想』、特集「政権交代―私たちは何を選択したのか」に吉本隆明の寄稿した文章『大衆の選択』が掲載されていました。その中からの引用になりますが、私自身としては吉本が語るほどに腹が据わっているわけではございません(そこまで言い切れる覚悟が備わっていない)が、そこで吉本が語ったことには概ね共感するところでございます。
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体である「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書虚偽記入事件について、マスコミの連日にわたる執拗な過剰報道ともいえる加熱ぶりには疑念を抱いた方もおられるでしょう。今朝の新聞などを見る限りでは、東京特捜地検側が小沢氏を「嫌疑不十分」だとして不起訴処分にすると報道していました。また、この事件と機を同じくして、横綱の朝青龍が自身の犯した暴行疑惑のけじめをとって、「日本相撲協会」に退職届を提出し、それが受理されたとの報道が、小沢氏の事件と対比できるような形で、いずれも一面記事に掲載されていました。 責任追及の前に、真実を知らせるのが報道機関の役目だというのは論を待つまでもないでしょう。もし、情報操作によって、「シロをクロにする」ような冤罪を作る土壌があるならば、その芽を摘み取ることも、報道機関の本来の姿ではないでしょうか。どうも、昨今のマスコミの報道を見ていると、公正・公平な報道を根底から揺るがしかねない、ある種の偏りがあるように感じられます。 さて、虚偽記載とされる問題について、あるサイトから得た情報なのですが、土地購入資金は小沢氏本人の個人名義の預金からの借入金であり、しかも「陸山会」は土地を不動産業者から取得するにあたっておらず、あくまで「小澤一郎」という個人名義が所有する土地を個人から借り入れたことになっているとのことです。ところが、ある大手の報道機関の記事では、「陸山会が(直接に)業者から土地購入した」と書いるわけですから、これは、明らかに事実に反した記述になると指摘していました。 それから、もう一点、私がマスコミの報道に対し警鐘を鳴らしておきたいことは、小沢氏サイドがゼネコンから裏金の資金供与を受けていたと匂わせるような、誘発的な報道を繰り返していることです。これは、事実関係を脇へ追いやったままの予測報道なんですが、テレビなどのニュースでしか情報を得ていない大半の一般人からすれば、あたかも小沢氏が裏金を受け取り、それを隠蔽したかのような印象を抱く危険性があり、こうした報道のあり方では、読者に対してメディアが気がつかないところで、静的な洗脳を与え続けているとも捉えることができましょう。 民主党の疑惑ばかりを取り上げ、その他の党の議員等の不正疑惑の追及は、一向に進む気配がありません。このような「バランス感覚を欠いた検察の捜査手法」を批判的に検証する論調が、あまり取沙汰されないのは何故なのでしょうか? 小沢氏が不起訴になる公算が高くなっても、マスコミの報道を見る限りでは、あいかわらず小沢氏の責任問題を取り上げ世論の辞任支持を盾に、小沢叩きを続けているようです。 マスコミの論調は、「問題を大きくした責任をとれ!」なんですが、そういったマスコミの指摘はやぶへびであって、自分達が連日連夜、記事を掲載し続けたからこそ問題が大きくなったもう一方の側面を、すっかり見失っているようにも映ります。 自分達がやっていることの検証さえ、放棄するというのなら、マスコミは公器を投げ捨てた自己保身の日和見主義と証されることになるかもしれませんね。 *****************
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