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生方氏の「単刀直言」に「直言」する (永田町異聞) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/872.html
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10488143308.html
生方幸夫、筆者はよく知らない。民主党副幹事長を解任されたと、なぜかテレビが熱心に取り上げ、新聞の社説に載るほど騒ぎになっている。 解任を告げた上司の高島良充筆頭副幹事長との会話を録音し、テレビに持ち込むなど、なかなかマメというか、陰湿というか、ある種の執念みなぎる人物らしい。 もともと読売新聞出身の評論家で、著書もあるようだ。アマゾンで調べる。 生方幸夫で検索すると、経済書を中心に38冊前後の本が出てきたがどれも中古品で、1円とか100円とか300円とかの値段がついている。どうやら最近は本を書いてない様子だ。 ならばと、解任のきっかけとなった問題の3月17日付産経新聞「単刀直言」を読む。 生方氏がインタビューに答えて語ったようだが、いくつかよくわからない点がある。失礼ながら筆者も直言というか、突っ込みを入れさせてもらう。 【生方単刀直言】 与党に政策部門がないのは絶対におかしい。民主党に元気がなくなったのは、自由に議論する場がなくなったからです。政策調査会と、その下の部会を再び作って、みんなが自由な意見をいえるように戻さないといけません。
政調会と部会をつくって自由に議論したいという。まさか、自民党のような政調会と部会にしたいというのではないだろう。 自民党の政調会の部会には、官僚が法案を通すための用心棒として育てた族議員が跋扈し、利権を漁っていたではないか。 官僚の根回しで党の部会が了承し、政調会、総務会の議決を経た政府提出法案は、官僚トップの事務次官会議で形式的に審議したあと、ほとんどそのまま閣議決定されたものだった。 つまりは、自民党の政調会が政策決定の実権を握っていたのだ。 それを根本的に変え、政策決定を内閣に一本化するために民主党は政調会をなくしたはすだ。 その政調会と部会を復活させようというなら、その組織の性格、中身、政策決定との関係を国民に明らかにしたうえで、議論すべきである。
われわれは自民党政権がやってきた中央集権はダメだと言ってきた。地方分権にしようといってきたのに、民主党の運営はまさに中央集権です。 今の民主党は権限と財源をどなたか一人が握っている。下に権限と財源が与えられていない状況はおかしいでしょ。 党の代表である鳩山さんは、小沢さん(一郎幹事長)を呼んで党が中央集権になっていることをきちんと注意してほしい。
地方分権に関する民主党の構想は、政治・行政の統治権に関し、地方にできることは地方に任せ、中央政府は国レベルの仕事に専念しようという理念である。 党の運営を地方分権にしようということではない。党運営が中央集権であることにどのような不都合があるのか、明確にしていただきたい。 自公政権では、地方の首長らが霞が関詣でをして公共事業などへの予算付けを陳情するさい、地元選出国会議員が介在して恩を売り、地元への利益誘導で票獲得につなげていた。 それに対して、民主党の陳情ルールはこうだ。地元国会議員は単なる窓口として党本部の幹事長室につなぐだけ。当然、各省庁は受け付けない。つまり、幹事長室に陳情を一本化させることになっている。 これが、民主党の中央集権的党運営だと、筆者は理解している。 幹事長が権限と財源を握っているのは自民党も同じだった。それを下に与えるというのは、具体的にどのようなイメージの仕組みを考えておられるのか。その点をはっきりさせて議論しなければ、生方氏の真意が見えない。 鳩山首相も、小沢幹事長に注意しろと新聞で直言されても、注意すべき中身がよくわからないだろう。 産経の「単刀直言」における生方発言に対しては、とりあえず以上のように感じた。疑問点に対して、生方氏またはその周辺の方から回答をいただければ幸いだ。必ず、その回答をこのブログに掲載することをお約束したい。 ところで昨日、テレビ番組に出演した同僚の細野豪志副幹事長がこんな趣旨のことを言っていた。 「生方さんは副幹事長会議でほとんど発言されない。おっしゃりたいことがあればそういう席で言っていただきたかった」 小沢氏の信頼厚い細野氏は、それこそ小沢氏に「直言」できる。長年、小沢氏の知恵袋であり続ける平野貞夫氏は、その識見と知恵に小沢氏が惚れ込んだ。 生方氏も、小沢氏や鳩山首相に、メディアを通さずとも「単刀直言」できる器の大きな政治家になっていただきたいものだ。
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