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〔政治(民主党政権)〕 小沢を真似てもっと悪人になる必要 (ゲンダイ的考察日記) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/836.html
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鳩山首相は正直すぎる これほどマジメに応対する総理大臣がいただろうか。鳩山首相は就任以来、ほぼ毎日、朝の「声かけ」、夕方の「ぶら下がり」という報道陣の取材に応じている。朝は、8時前に記者の質問に両手をベルトの前で組み、直立不動で答えるのだ。 「実に丁寧ですね。秘書官が途中で打ち切ろうとすると、“まだでしょう”と、質問を続けさせるのです。不愉快そうな顔をして、すぐに質問を打ち切ってしまった麻生前首相とは大違いです」(メディア関係者) お坊ちゃまの人の良さなのだろう。テレビに映るぶら下がり会見の受け答えシーンからは、鳩山のマジメさが余すところなく伝わってくる。 しかし、好印象と首相としての評価は別問題である。正直過ぎることがアダとなってしまうことが実に多いのだ。どういうことか。政治評論家の山口朝雄氏がこう指摘する。 「たとえば、政権発足半年を迎えて記者団に“政治とカネはどうなんだと、強いおしかりをいただいていると率直に反省している”と答えていました。優等生発言ですが、そんなことを言っても仕方がない。この問題に触れるのであれば、“企業・団体献金の廃止に向け、今国会に法案を出す”と具体的な方向性を示すべき。その方がはるかに説得力を持ちます」 生方副幹事長の解任問題もしゃべりすぎだ。 それなのに踏み込んでしまうから、民主党内紛を書き立てるマスコミに“首相は解任に理解を示した”などと書かれてしまう。党内の混乱に拍車をかける結果になりかねない。サービス精神が旺盛なのはいいが、余計なことは言ってはダメですよ」(山口朝雄氏=前出) やがて言葉が命取りになる その最たるものが普天間基地の移設問題だ。19日も「ぶら下がり」でこう言ってしまった。 県外は無理だと言いたいのか、困難だが県外にするべく努力していると強調したいのか。要領を得ない発言である。この発言を伝えた通信社は「県外移設は断念せざるを得ないとの認識を強く示唆した」と解説していたが、とても真意は伝わらない。 衆院選前の「最低でも県外」という発言から半年余り。この問題では「一つ一つの政策の実現に向けては覚悟を持って臨む」と、5月末までに決着できない場合は退陣も辞さない覚悟まで示した。苦渋の決断を迫られているのは分かるが、真意不明の言葉は誤解を招くだけである。ましてや「覚悟」なんて言葉を安易に使うのは、それこそ命取りになる。 言語不明瞭、意味不明の鳩山語録 もっと慎重に、もっと思慮深く。そして時には国民の心を動かすようなスパッとした物言いをしてみたらどうか。バカ丁寧な姿勢、言葉遣いはもううんざりだ。 「鳩山さんの言動は丁寧すぎて、慇懃(いんぎん)無礼に思えてしまう。本人にはそのつもりはないのでしょうが、有権者からすれば“見下されている”感じがしてしまうのですよ。しかも、真意が分からないから困る。竹下元首相は“言語明瞭 意味不明”でしたが、鳩山首相は“言語不明瞭 意味不明”ですね。言葉は有権者を説得する重要なツールです。トップリーダーだからこそ、自らの言葉の重みを噛み締めてほしいですね」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学) 鳩山首相は、トップリーダーとしての資質に問題があるのか。たしかに首相として欠かせない「指導力」「統率力」「決断力」「判断力」「実行力」、いずれをとっても十分とは言い難い。 「政治家として善人過ぎるのですよ。旧勢力と戦いながら、現実の政策課題をこなしていくのですから、もっとずぶとさが必要。言葉は悪いが、小沢幹事長みたいにもっと“ワル”になって、非情になって信念を貫き通せばいいのです。みんなに恐れられようが、嫌われようが構わない。官僚政治打破を実現するには、それぐらいの気構えが必要。支持率が3割台まで落ちたのですから、開き直って勝負するしかないですよ」(民主党関係者) 明日枯れる花にも水をやれ いつまでも「友愛」ばかり掲げて、芸能人気取りとしか思えないチャラチャラ夫人とツーショットで露出しているようでは、国民は愛想を尽かしてしまう。 「大学は出たけれど就職できない学生が街にあふれ、自殺者が毎年のように3万人を超す異常な社会になってしまった。国民は日々の生活苦にあえぎ、明日への不安にさいなまれているのです。それなのに、高価なファッションを身にまとった幸夫人と連れ立っている場面がテレビで流れたら、有権者はあきれ果てますよ。一国の総理なのですから、自分がどう見られているか。もっとわきまえるべきです」(山口朝雄氏=前出) 没後30年になる大平元首相は、在任中は「アーウー宰相」と言われたものだが、戦後有数の知性派政治家としてこんな言葉を残した。 鳩山首相はどこまで真剣に庶民の、沖縄県民の気持ちを汲(く)んでいるのか。空疎な理念、真意不明の言葉はいらない。いま、必要なのは、本当に国民本位の政策を実行していくことである。 (日刊ゲンダイ 2010/03/13 掲載)
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