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『週刊新潮’変見自在 高山正之「ただ今占領中」』を読み、米国に足元を見られた小鳩民主党政権を嘆く http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/832.html
<週刊新潮’10.3.25>http://www.shinchosha.co.jp/help/ask.html#contentAnchor1 実際、大恐慌でどん底に落ちた株価は大戦を経てやっと回復していった。ルーズベルトの政策の中で唯一の正しい選択だった。 しかし日本に参戦の口実を作らせたまではよかったが、予想外だったのは日本軍の強さだった。 日本軍など鎧袖一触のつもりで出てきた英戦艦プリンス・オプ・ウェールズが「近眼で急降下もできない」(米軍事評論家F・プラット)のはずの日本軍機にあっさり沈められた。 マレー半島の北辺を守る要塞ジットララインも三か月は持つはずが、ここも一日で落ちてしまう。 喧嘩を売っておいて、いざ日本が立ちあがるとただ逃げ惑う。一万関東軍に蹴散らされた二十万張学良軍みたいなものだった。 英米軍も張学良軍なみで香港の英軍は今に残るリパブリック・ペイのホテルに逃げ込んで宿泊民間人を盾に立て籠もった。 日本軍は紳士的に攻撃を手控えて降伏させるが、のちに英軍はこのやり取りに因縁をつけて日本軍兵士を処刑している。英国人の卑劣さがよく分かる。 かくて香港で一万の捕虜が出た。シンガポールでは十三万が降伏した。
最も卑怯だったのはマッカーサーだ。日本軍がフィリピンに上陸するとマニラを捨てて要塞化したコレヒドール島に逃げ込む。その島を守るバターン半島の守備隊が敗れると海路、オーストラリアに逃げ出す。 司令官がそんな卑劣漢だから部下のウェンライトはもっとダメで、日本軍がコレヒドール島に上陸すると翌日には白旗を揚げた。それで十万が捕虜になった。
海軍軍令部にあった高松宮さまは「割に含わぬ話なリ」と漏らされている。 彼らは日本軍は南京大虐殺の昔から残忍非道と言う。本当にそう思っていたら降伏などしないで最後まで戦うだろう。彼らは卑劣な上に嘘つきなのだ。 日本は最後は彼らの物量と、戦場ではなく銃後をやっつけるという彼らの戦法の前に負ける。 しかし捕虜となった日本軍兵士を彼らは捕虜(POW)にせずJSP(降伏日本軍兵士)とした。補虜にすれば収容所を作ってメシを喰わせる義務が生じる。カネがかかるから、それをやめた。降伏日本軍はしょうがない、チャンギーやベトナムのカプサンジャックに自分たちで収容所を建設して畑を作り、しのいだ。 国際法は常に彼らの勝手でつくり変えられた。戦後、米国は沖縄をハワイ、グアムに違なる太平洋戦賂拠点として占領を続けた。北方四島と同じだ。ただ、そうすると百二十万県民を米国の金でただで喰わせなければならない。 離島との交通の足もいる。人口二万のパラオを占領するのとはわけが違う。それで米占領地だけれど、特別に施政権を返すという口実で、本来占領する米国が支出すべき住民の福利厚生を日本に押しつけた。 沖縄が占領地のJSPと呼ばれる所以だ。しかし日本人にしてみれぱ占領地・沖縄が帰ってきた。那覇に行くのにパスポートもいらなくなった。 日本人が大喜びすると米国はすぐつけ込んで、じゃあ米軍基地にかかる費用も日本が持てと言い出した。思いやりの一片もない思いやり予算の誕生だ。沖縄は依然、占領下にある。米軍基地は出ていけという前にこういう歴史を知っておいた方がいい。
そもそも社民党を政権に加えたのがまずかった。普天間問題は、時間を掛け15年の長きにわたって、懐柔策をとりながらも、解決をはかったてきた問題である。それを一挙にとんでもない方向に動き出したように思えてならない。 最悪、中国の介入を招き、米国に不審感を撒き、最悪沖縄の独立といった寝た子を起す問題に発展するとを私は危惧します。ブレる鳩山民主党政権の罪は重い。 辺野古移設の受け入れ派(島袋吉和前市長派)を支援する為、国は周辺には10年で約1000億円を投入し、決着寸前までこぎつけていた。ところが決着寸前に民主党政権が誕生してしまった。小鳩民主党政権は、普天間問題に対し問題収拾能力が無いばかりか、問題をかえってこじらせる一方だ。 日本政府は米軍との兵力態勢を再編する一連の流れのなかで、地元負担を軽減するのかを模索した結果世界中の米軍を再編し、日本でも次々と動かし、普天間の移転を決めたのです。これに13年も費やしたのに、民主党は5月までに決着すると宣言してしまった。政権内に社民党を抱え、付け焼刃的にこの問題をに解決しようとすることじたい土台無理な話だ。 焦った平野官房長官は「地元の合意はいらない」ともとれる発言をするし、「沖縄返還の際に核密約があった」とこの微妙な時期に、鬼の首を取ったかのように騒ぐ岡田外務大臣。「日本政府は沖縄県民をずと騙し続けていました」と認めるようなもので、普天間問題が纏まるどころか、仲井眞弘多知事をはじめとした移設容認派も敵に回してしまった。岡田も鳩山も平野も民主党幹部はKYどころか馬鹿だ! 民主党政権の発足直後民主党は沖縄に対し『2014年の米軍全面撤退で話し合いをする』との甘い話をしてしまった民主党政権に対する不信感は、喜納昌吉参議院議員周辺がついに「沖縄独立」を再び口にしている。 元々沖縄は薩摩藩に400年前に武力で併合された歴史を持つゆえに、下手なことをすれぱ独立問題が盛り上がり、基地問題どころではなくなります。 民族の自決権は国際法で認められた権利で、県民投票で50%以上を取り、周辺2カ国が承認すれぱ、それで沖縄は独立です。その瞬間、米軍基地は、駐屯理由がなくなり正当化されなくなってしまいます。 万が一独立したとして、財源は米軍跡地にフィリピンのスービック、クラーク基地ように台湾中国企業を誘致すれば雇用や財源は返還前より良くなると考える人達も増えている。中国は沖縄周辺に眠る、1000億バレルの石油と天然ガス100年分相当の次世代エネルギー・メタンハイドレートを狙っている。中国は喜んで沖縄に投資をするであろう。中国に煽動されて沖縄独立を言い出す人達が今後増えるのも確実だ。 ちなみに、米軍がフィリッピンからいなくなった1991年の翌年92年、中国が突如「領海法」を制定し、南沙諸島に軍隊を出動させ軍事施設を建設。いくつかの岩礁を強引に占拠する事件が起きた。 もし米軍が沖縄から出て行った瞬間に、中国が領有権を主張する尖閣諸島は言うに及ばず、与那国から沖縄本島まで中国が進出し海洋資源を根こそぎ持っていくことは確実であろう。米軍はそういった日本の足元をみているのだ。米軍は最後は日本が譲歩すると思っているのだ。 米国と日本の同盟関係は民主党政権になり冷却化する一方だ。インド洋の給油問題はこれほど日本に都合がいい貢献はなかった。洋上で安全な国際貢献ができ、なおかつ米軍やEUをはじめ各国から評価も受けていたのにそれをやめて、国際貢献していないと言われるのはまったく国益に反する。自衛隊員も出さず油代の10倍も資金をアフガン支援しても誰も喜ばない。 米国との対等な関係というのも、実際に何を指しているのか、政権が誕生して半年近くになってきてもはっきりしないのである。それなら、鳩山はF−22を日本に供給しないのだから、普天間は代替え基地の提供は文句言うなぐらいの強い姿勢ならば逆に私も民主党政権見直そうと思うが、民主党にはまったくと言っていいほど国防問題や地政学的危機感・問題意識がない。 結局のところ、普天間基地移設問題は、06年の日米合意に則って整理するしか他はないと私は思う。
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