そうですね。菅さんも言っていたような気がします。
　より多くの人間から、こういった言質は取っておくべきだと思います。

１．菅直人氏が年金問題で辞任を求められたとき、菅さんのミスではなくて、単に、市役所側（当時、年金事務は市役所でやっていた）の事務ミスだったと自分の支援者に様々な方法でいえばよかったのだ。確か、彼は月に数回は大宮駅前で街頭演説をやっているはずだ。更に、ほとんど毎月支持者への報告集会も開いている。そもそも、菅さんの年金問題が急浮上したとき、民主党議員は民主党内で真相を説明されていながら、外には一切発言しなかった。自民党も同じだが、これを植民地のコップの中の嵐という。

２．消費税に代わる税源について発言していない。少なくとも菅直人氏は所得税増税について言及している。バブル期以前は、８０００万円以上の所得に対して７５％もの税金がかかっていた。今では１８００万円以上に対して４０％だ。３００万円以下の所得に対していも減税されているが、もともと所得額が少ないのだから減税と言っても微々たるものだ。何億円も稼ぐ人というのは、現在の大量生産の仕組みやマスコミの力を利用しているのであって、その人個人の力で稼いだということはあまりないはずで、彼らが高額の所得税を負担し、政府を通じて社会に還元するのはある意味彼らの富を維持することにもなるはずだ。つまり、代替えの税源は所得税や相続税、株の配当や売買益に掛ける税金などいくつもある。そういうことに言及せずに、単に所得税値上げに総選挙が必要だというのはかなりおかしいと言わざるを得ない。

　しかし、一般的に言って、枝野幸男さんがかなり良心的で能力のある政治家であることは間違えがない。今一億円の相続があっても相続税は、実質的に何も払わなくてもいいと言われている。ぜひ、枝野氏が消費税以外の税源について言及することを期待したい。