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東京都青少年健全育成条例は継続審議のようですが、今度は国会と大阪府と……え?京都府もですか? (ボヘミアンな京都住まい) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/818.html
植草一秀の『知られざる真実』「最近のトラックバック」より http://kyotofan.net/blog/2010/0319
一部報道でも出てましたが まぁ・・・とりあえず一息つける・・・でもないか、単に延長戦に持ち込めただけですし、賛成派は絶対に6月までに大攻勢をかけるはずですからね。逆に押し返すつもりで反対派支持のみなさんは頑張ってほしいと願ってます。 そして、この手の動きは東京都だけではすまないだろうと思ってはいましたが、案の定というか国政の場でも動きが出てきましたし、橋下大阪府知事も何やら発言したそうですね。このように同時攻勢をかけているということは、裏で糸を引いている主体が同じと見ていいのかしら・・・?景気・雇用対策が緊急課題やいうのに何やらせてるんだろう(怒)。 石川議員の逮捕なども含めて総選挙後にこうした国民に喧嘩売ってるような反動的な動きが噴出しているのも、自公政権の瓦解で霞ヶ関と警察・検察、マスコミへのタガが緩んでしまったことと、本来であれば政権をとった民主党が彼らをいち早く掌握しないといけなかったのに抵抗されてほとんど進んでいない、あまつさえ(予算編成や普天間問題がわかりやすいですが)官僚サイドに取り込まれる閣僚も出てきてしまってる有様だからでしょう。官僚(含警察・法務)やマスコミにとっては小沢一郎や亀井静香・菅直人レベルでなければ他の連中は赤子を捻るようなものでしょうしね。新聞TV、特に読売系が必死になって小沢幹事長を叩いているのも、彼を潰せば民主党は自分達に従属すると考えてるからであって、新聞TV報道はその点を割り引いて見ていかないといけないのですが、それに気付いている人がはたしてどれほどいるのかしら? 子どもへの性犯罪や虐待は根絶されるべきです。ですが、実行犯を社会的・経済的地位の高さに関係なく公正に捜査・処罰することがなされていないのと、被害をすでに受けたか受ける恐れのある子どもへのセーフティー・ネットが不十分な現状で、子どもへの性犯罪や虐待がなくなるはずはありません。まずはこちらからしっかり対策をとることが先決でしょう。そして性犯罪の温床として槍玉に挙げられる児童ポルノも規制するなら今の法制度でも充分可能なはずですし、実在する子どもへ手を出した悪しき人間をその枠内でキッチリ捜査し刑罰を与えればいいのです。それで済む話でしょう。 もっともらしい理由をつけて漫画やアニメやゲームを規制しようと言う時、そう言い募る人達の目の先には必ずといっていいほど映画や小説や音楽・美術・演劇など様々な芸術活動と言論・表現活動がネット上のものも含めて全て視野に入ってます。いずれそれらも規制の網にかけることで少数の人間が持つ権力を万全にして大多数の市民を絶対的な監視下に置いておきたいのです。派手にネット規制してる中国と行動原理が全く同じもの。 今回の東京都の例もそう。漫画・アニメ・ゲームがターゲットと言いながらも条例案には明確な定義や基準を書いていません。日本が世界に誇る女流文学作品の『源氏物語』、R・シュトラウスの代表作オペラの1つ『ばらの騎士』・・・etc.仮にこれらを幅広い普及のために漫画化なりアニメ化なりしようとしたらどうなるのでしょう?でもいずれもっと先鋭化して原典そのものが禁書扱いされかねませんし、それではかつてナチス・ドイツや旧ソ連や文化大革命がやってきたことと同じになってしまいます。こうした危険性を孕んでいるのです。今更『源氏物語』を自分の手で葬り去りますかね?皇后陛下も観賞された『ばらの騎士』を上演禁止にしてしまいますかね?(だって年齢が条例案に明示されてませんもん、‘青少年’だけなら17歳設定のオクタヴィアンなんて完全にアウトでしょう・・・しかもマルシャリンは不倫で言うなればショタですし) まぁ、それはさておき、まずは国政の方から。『チラシの裏(3周目)』[http://samayouengei.blog.shinobi.jp/]さんの昨日のエントリーで詳細に書かれてますのでそちらを見ていただけるとありがたいですが、今週16日の参院法務委員会で公明党の風間昶議員から千葉法相への質問で言及されてます。 →http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php あと保坂展人さんのブログでも17日付の『ニコニコ生放送』に出演したことに触れた記事の中で 「〔保坂コメント〕 まさに児童ポルノ禁止法改正の問題点をあげてくれた。都条例に目を奪われているうちに、国会でも何やら動きが出てきている。昨日の参議院法務委員会で千葉景子法務大臣が、「国会の中で議論が深まり、議院の中で立法化が見えるに至っている」と答弁した。法務省筋からは、「国際会議に出る前に、児童ポルノ法の目鼻がついていないとまずい」と千葉大臣も焦りを感じているとの観測も流れている。「代用監獄」「死刑」など、国際社会が強く非難しているのにおかしいね、と民主党の代議士から聞いた。」 とあります。 なんかもう・・・ね・・・ チィーバァーーー!!! ゴルァ━━━━(゚Д゚)━━━━ !!! 取調可視化も実現できんヘタレが何やってんねん!!! 法務三役ごと官僚に取り込まれやがって! それと昨日は民主党内で法務議員政策研究会があったそうですが、松浦大悟参院議員がブログに書かれてるのを見ると 次に都道府県レベル。首都圏では東京都以外にも千葉・神奈川・埼玉辺りが怪しそうな動きをしてるっぽいですが、西の方では橋下徹・大阪府知事のこんな記事がありました。 ◆2次元児童ポルノ規制で橋下知事「大阪府も検討」 18歳未満にみえるキャラクターの性描写がある漫画やアニメなどの販売や閲覧を規制する東京都の青少年健全育成条例改正案をめぐり、大阪府の橋下徹知事は19日、「大阪の実態を把握して規制の必要があるかどうか見極めたい」と述べ、府でも同様の対応を検討する考えを明らかにした。 ハシゲはセンチュリー響や伝統芸能への態度で明らかなように、こと芸術活動に関しては全く理解がありませんし理解しようともしません。また彼に弁護士としての良識や理性を期待するのも全く無駄です。ですが、カネと票に繋がること、それは府の財政を悪化させない且つ大阪の経済に良い影響をもたらすことであり、大阪の知名度アップと自分への大阪府民の支持増加を後押しすることなわけですが、こうした点においてはかなりリアリストだろうと思います(違うかもしれませんが・・・)。また、彼はマスコミを使うのがとても上手いので、この報道はアドバルーンを上げたと見ることもできるのではないでしょうか。もっとも、反応次第ですぐ実践しそうではありますが(苦笑)。 大阪府議会は自民系&公明でほぼ3分の2を占めるので知事から条例を出されるとアウトですが、検討はこれからなので府民からの要望としてどんどんメッセージを送ってみればいいと思います。もっとも彼に憲法云々を説くのは無駄でしょうけど、例えば『チラシの裏(3周目)』さんでは環境犯罪誘因説が科学的に否定されている事を突っ込んだらどうかと科学的根拠をアピールすることを書かれてますし、併せて大阪の経済やイメージとリンクさせた考えなり、広く受け入れやすくて効果もありそうな代替案を示すなどでもどうでしょう? それから、残念ながら事は東京や大阪ばかりではなくなったようで、しとらすの住む京都では来月4月11日に京都府知事選が行われますが、3期目を目指す山田啓二知事が自分のサイト[http://www.yamadakeiji.com/]で公表したばかりのマニフェストにこのような文言が・・・ “日本で一番厳しい「児童ポルノ規制条例」を制定します。” ・・・うわ・・・ しかも京都府警はWinn開発者の金子勇さんを逮捕してしまうようなところですよ? 知事の“改革派”のレッテルがアテにならない一例が、また1つ増えまして・・・。 日本が世界に誇る古典文学作品『源氏物語』を生み出した京都で、表現規制のマニフェストは見たくなかったなぁ・・・。こういったあたりはさすが元自治官僚というべきか(もちろん悪い意味で)。マニフェストにこういうのを挙げられては門祐輔[http://www.mon-yusuke.com/]一択になっちゃうじゃないですか。幸い自分のサイトのトップページにわかるように“あなたの声”の項目で なんかもう、悲しいよね・・・でもここで思考停止したらあかんねんな・・・。 この記事のトラックバックURL:
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