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「小沢の政治理念に取って代わるものが反小沢にはない」(渡辺乾介著作より) (日々坦々)
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/804.html
投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 3 月 21 日 12:40:45: qr553ZDJ.dzsc
 

http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20100321.html
2010⁄03⁄21(日) 06:59


【転載開始】


「小沢の政治理念に取って代わるものが反小沢にはない」(渡辺乾介著作より)
最近、週刊ポストの記事があまりにも受けたので、エントリーテーマが「小沢VS反小沢」に関するものが多くなった。

そのテーマでいくと「小沢一郎 嫌われる伝説」は最適な本であり、小沢一郎を20年追い続けてきたという政治ジャーナリスト・渡辺乾介氏ならではの長年の取材で培った小沢氏に対する独特な視点や洞察など、読まれた方も多いとは思う。まだの方は必見の書である。

ちなみに渡辺乾介氏が書いていた頃、特に書き始めた頃だと思うが、93年から95年くらいの週刊ポストが面白くて毎週買っていた。渡辺氏は外部のジャーナリストとしてポストに関わっていたが、政治ものについては、ほとんど渡辺氏が手がけ、そのころ週刊誌では週刊ポストが売上部数トップが続いていた。(後に週刊文春に抜かれている。)

渡辺氏はこの本にも書いてあったが大病をして復活してきたとのことで、フリージャーナリストの岩上安身氏がツイッターで小沢さんの記者会見で会ったとツイートしていた。
その渡辺氏が現れた記者会見というのが、1月25日で23日に行われた東京地検特捜部の事情聴取直後の小沢さんの記者会見だったようだ。

その時のことを岩上氏のHPより転載させていただく。

≪ここで、私の左後方から、初老の紳士がマイクを握って、立ち上がった。その姿を見て、目を見張った。渡辺乾介氏である。フリー渡辺乾介「フリーの渡辺乾介と申します。えー、二問あるんですが、本当は一問お答えいただいてから二番目をしたほうが良いと思うのですけれども、一人一問ということなので、ワンパッケージでひとつおうかがいますが。
 事情聴取を受けられるまでは、えー、検察のリーク情報あるいは、と思われるものないしはそれを元としたと思われる報道がテレビ新聞で、垂れ流し状態にあっていて、いわゆる土地原資について、水谷建設を含むそうした金が流入して使われたではないかということのような、あたかもそうした疑惑の構造が、作られたように思いますけれども、その事情聴取後の記者会見で、あなたは水谷建設等の資金について、聞かれたことに対して、それはメインではなかったけれども、自分は受け取って、一切受け取っていないという答え方をしましたけれども、それがメインではないということになると、そうしたそれまでの報道を含めた疑惑の構造が、検察としては崩れたのかという印象すら持ったんですけれども、水谷等との金についての検察官とのやりとりは、一往復だったのか、二往復だったのか、三往復だったのか(小沢幹事長(笑))。そのメインでなかったということの意味について、一つ補足、あらためて補足していただきたい。えー、それからパケットで……」司会「一問でお願いします」
いささか気の毒だったが、渡辺氏の質問は司会者にあっさりとさえぎられてしまった。
小沢ウォッチャーとしては間違いなく、日本で第一人者のベテラン政治ジャーナリストである。健康を害して療養中と聞いていたが、まさかこうした会見場でお見かけしようとは、思いもよらなかった。≫(岩上安身のニュースのトリセツ)http://www.iwakamiyasumi.com/column/politics/item_275.html


この小沢氏への質問の中に渡辺氏の"いろいろな想い"が伝わってくる。

*****政治ブログ********


週刊ポスト3/26号の記事は、全体の構成と部分的記事は渡辺乾介氏がかかわっていたのではないかと推測している・・・。そんな懐かしい"臭い"を感じた。

だから週刊ポスト→書籍の流れが、誘いこまれるようにこの本に辿り着くことになった、と思う。

まだ一通りサラっと読んだだけなので、少しずつ折にふれ紹介させていただきたい。

まず、著者がなぜ小沢一郎なのか、という答えを最後の「おわりに」で明かにしている。

≪小沢が自民党幹事長の時、初めてインタビューしたことがきっかけになって、小沢以外の政治家に興味を抱かなくなってしまった。≫
その理由として、他のほとんどの政治家は、原稿チェックの段階になって大事な部分を全て削ったり、あいまいな言い方に変えたりしてインタビューの時の発言とは全然違う内容になったりして意欲が失せたが、小沢一郎はほとんど直さなかった、とのこと。(その他直さなかったのが、鳩山由紀夫、後藤田正晴、中曽根康弘)

今の私のテーマにもなっている「小沢VS反小沢」についての記述

まず著者は、小沢VS反小沢の対立の構図が鮮明になった時を1992年の経世会分裂からだとし、「この国の政治に決定的な機軸変化をもたらした」と書いている。

≪小沢がいるから反小沢があるのならば、小沢がいなくなれば、反小沢もいなくなるのか。論理的にはそうだが、実際にそうならないのは、そもそも小沢VS反小沢それ自体が論理的ではないからだ。小沢は無勢で、反小沢は多勢だから、数の力をもってすれば排除できるはずだろう。それができないのは、反小沢にこそ小沢が必要だからだ。この千日手のような論理矛盾の原因は、小沢の政治理念に取って代わるものが反小沢にないからである・・・(P41)≫

個々の政策、たとえば「郵政民営化」や「行政改革」、「省庁再編」など、まずこの国をどういう国にしたいのかという方向性と未来像を見据えていなければならないはずなのに、民営化なら「郵政民営化の是非」それだけの選択をした選挙をやっておきながら、同じ与党から民営化の方向転換議論が出るなど、
まず理念がないから、その場しのぎの政策や選挙目当ての政策に走ってしまう、と正に自民党政治そのものだと実感。

また、反小沢の本質を鋭く指摘している。

≪実に不毛な小沢VS反小沢の対立とは、小沢が政治理念で先手を取り、後手に回った反小沢が、小沢を封じ込めることを目的化してきたことによって生まれた政治病理なのである。(P42)≫と一蹴。

彼らは、ほとんど政治的に病気だったんだ、と妙に納得できた。(また別の機会でこの本を紹介する)


【転載終了】  

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コメント
 
01. 2010年3月21日 12:52:29
オレから言わせて貰う。
この世で一番信用してならないのは自分を過大評価するバカ
15,6のガキなら元気があっていい、で済むが、いい歳こいたこういった輩は最早救いようがない。

反小沢の前原・仙石・枝野・小宮山はみな当てはまる。最近オトモダチになったらしい生方もだけどねw


02. 2010年3月21日 13:27:19
小沢否定の意見には、論理性がない。これはたぶん多くの人が感じているのではないか。政治資金収支報告書問題についても、口座の有無とか、記載日とか、細かなことを知れば知るほど、これなら検察やマスコミが言っているのが変だと思うのだが、小沢否定の人は、「でも、そんなの関係ねえ、でも、そんなの関係ねえ」「細かいことはどうであれ、悪いものは悪いのだ」と、非論理的である。本当に詳細を知る気があるのかと疑問に思う。


03. 2010年3月21日 15:35:18

小沢の政治理念はただ一つ。
選挙に勝って、権力を握ること。
それだけだ。

だから、選挙応援と引き換えに地方参政権を民潭に売り渡すような汚いマネができるのだ。
この一事をもってしても、政治屋小沢の愚劣さがよくわかる。
選挙に勝って権力が手に入るなら、日本を他国に売り渡してもいいと考えているのだ。

このような売国奴小沢から国民の手に政治を取り戻さなくてはならない。
外国人地方参政権の恐ろしさを、もっと広めましょう。



04. 2010年3月21日 15:46:40
>>02さんへ
>小沢否定の意見には、論理性がない。

そんなことはないですよ。
小沢は政治団体の金で自分名義の不動産を多々購入しています。
つまり、政治団体の金を自分の財産にしてしまったのです。

それは、裁判でも認定されている事実です。(下記の産経新聞の記事参照)
このような行為は、まさに横領と言えるでしょう。
これでも「小沢否定の意見には、論理性がない」というのですか?

(以下は産経新聞の記事)

「小沢氏は記者会見で不動産について、「私個人としては何の権利も持たない」と主張し、所有者はあくまで「陸山会」だと主張したが、これも後に裁判で実質的に否定された。

 東京高裁は昨年6月、不動産問題について書いた週刊現代の記事に対し、小沢氏が名誉を傷つけられたとして発行元の講談社などに6000万円の損害賠償を求める訴えを起こしていた裁判で、請求を棄却した一審判決を支持して小沢氏の控訴を棄却。判決は「本件各マンションが陸山会のものであると断定することはできない」と認定した。」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090312/crm0903120143002-n2.htm


05. 2010年3月21日 19:52:20
>>03.
>>04.

>>02.の「小沢否定の意見には、論理性がない。」への反論とはなっていません。
もう一度投稿文をよく読んでから、反論できるのだったら反論して見て下さい。



06. 2010年3月21日 20:05:51
>>05さん

>。ヨ小沢否定の意見には、論理性がない。」への反論とはなっていません。

そんなことはないですよ。
04をもう一度よく読んでください。

小沢の悪徳行為を具体的に示し、それが裁判でも認められたことも具体的に示しています。
以上は、論理的に正しいものです。
違うというのなら、04の主張に反論してください。



07. 2010年3月21日 21:31:04
あのね、まず、日本中国韓国台湾北朝鮮は仲良くしなきゃだめなの。

喧嘩する必要ないのよ。


08. 2010年3月21日 21:42:39
>>07の言葉、「日本」を入れると説教みたいに聞こえるけど、「日本」を抜くとすごく間抜けの言葉みたいになる。


中国韓国台湾北朝鮮は仲良くしなきゃだめなの。
喧嘩する必要ないのよ。


09. 2010年3月21日 22:35:16
小沢さんが、隠さず云うべきときに、云うべきことを、公正な条件での会見で、話す事は衆知の事実。全ての政治家の活動において資金は必要であり献金があるわけですよね。小沢さんはその全てを政治活動に使っているのではないでしょうか?秘書は10数名在籍、彼らは選挙時には党内の選挙活動を全国に散らばり実業を指導しながら駆けずり回る。この費用は小沢さん個人の経費で賄っているわけですよね。こうやって基本である現場から徹底して指導している政治家は現在小沢さん唯一人ではないのですか?これは今の日本が直面している数々の問題を解決するための基本姿勢ではないかと思います。いつ頃からなのか日本人は能書きを云うだけの骨抜きが増えてきましたよね。「物は持って運ばなければ移動出来ない」そういう事です。

10. 2010年3月22日 09:12:31
さて、政治団体による不動産の所有に関するトラブルだが、これは法律の未整備により起こる問題だ。

似たような問題は、地域の集会所などでもかつてあった。自治会や集落会などで集会所を建てた場合、自治会などは権利能力なき社団であったため、不動産の登記ができなかった。そのため、名義は集落の代表者などの個人名義だった。古きよき時代だったのだろう、地域からは「横領している」などの非難はなかった。しかし、時代が流れるにつれ、相続の問題などが発生し、世の中の目も厳しくなる。これに対応するため、91年に地方自治法が改正され、市町村長の認可により自治会などにも法人格が与えられ、登記もできることなった。いわゆる地縁団体だ。

政治団体も権利能力なき社団である。よってかつての集会所の問題と同じことが起った。政治資金規正法については、07年から不動産の取得と新たな保有については禁止することとなったが、07年以前は不動産の取得と保有ができたのであり、実態は集会所と同じだった。実際、総務省が08年12月現在で21団体の所有を確認しているが、その登記は代表者の個人名だった。したがって、相続の問題や、横領ではないかとの非難も当然に出る。法律の整備が追いついていない結果だ。

法律が未整備だとはいえ、07年以前は政治団体でも不動産の所有ができたのだから、譲渡することもできた。蓄財であるかどうかの判断は、複数譲渡の間に差額が発生したかどうかだが、これは政治資金報告書で確認すればわかることだ。


11. 2010年3月22日 14:47:10
確固たる信念を持って幾多の修羅場を体験した政治家は、確かに小沢さんしか居ないだろうね。
だからこそ後継者の養育が必要だと感じて多くの秘書を採用し、その中から本物の政治家を発掘するつもりなんだろうね。
これは小沢クローンを製造するのではなく、聞いたところでは政治に対する強い信念を持つものでなければ採用しないらしい。
即ち小沢氏への同調ではなく民主主義に対する考え方を基本として、国民に奉仕する強い信念を持っているかが重要との事。
小沢氏は多くの献金を受け取っているとの批判があるが、あくまでも小沢氏は献金の全てを政治活動に使用している。
そのことは政治資金収支報告書を見れば一目瞭然である。
他の政治家への献金額は小沢氏の数倍となるはずだが政治資金報告書に記載していないので裏金だろう。

10年位前になるが中小企業金融公庫の融資に関する事で、ある中小企業経営者より愚痴を聞いた事があった。
融資を受けるには優先順位があり、その順位を上げてもらうのに2千万をある大物与党政治家の政治団体に寄付しなければならず又、融資が実行されれば融資額の5%を再度、献金しなければならない。
そのような資金が有れば融資を受ける必要は無いが、ただ申し込みをしても融資は難しく寄付しても申込者が多く順位を上げてもらう為には4千万以上は必要になるとの事だった。
その企業は結局倒産してしまったが、ものすごい金が政治家には入るような仕組みになっているのだなと当時は思ったものだ。

この話の様に、表に出ない金が税金を使った政策を元に政治家に流れているのが現実であり、大物政治家の政治資金報告書に記載されている金額が少ないことは有り得ない事なのだ。

小沢氏は、田中角栄氏や金丸信氏の裁判を欠かさず傍聴されたと聞く。
検察を相手に隠し通すのが難しいのは分かっている事だろうし、いずれ自身にも検察が捜査をするなど当然と思っていたであろう。
だから秘書にも不正な金は受け取るなと言っていたはずである。
小沢氏を知る人は、彼がお金には綺麗だと口を揃えている。


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