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「小沢の政治理念に取って代わるものが反小沢にはない」(渡辺乾介著作より) (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/804.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20100321.html
そのテーマでいくと「小沢一郎 嫌われる伝説」は最適な本であり、小沢一郎を20年追い続けてきたという政治ジャーナリスト・渡辺乾介氏ならではの長年の取材で培った小沢氏に対する独特な視点や洞察など、読まれた方も多いとは思う。まだの方は必見の書である。 ちなみに渡辺乾介氏が書いていた頃、特に書き始めた頃だと思うが、93年から95年くらいの週刊ポストが面白くて毎週買っていた。渡辺氏は外部のジャーナリストとしてポストに関わっていたが、政治ものについては、ほとんど渡辺氏が手がけ、そのころ週刊誌では週刊ポストが売上部数トップが続いていた。(後に週刊文春に抜かれている。) 渡辺氏はこの本にも書いてあったが大病をして復活してきたとのことで、フリージャーナリストの岩上安身氏がツイッターで小沢さんの記者会見で会ったとツイートしていた。 その時のことを岩上氏のHPより転載させていただく。 ≪ここで、私の左後方から、初老の紳士がマイクを握って、立ち上がった。その姿を見て、目を見張った。渡辺乾介氏である。フリー渡辺乾介「フリーの渡辺乾介と申します。えー、二問あるんですが、本当は一問お答えいただいてから二番目をしたほうが良いと思うのですけれども、一人一問ということなので、ワンパッケージでひとつおうかがいますが。
*****政治ブログ********
だから週刊ポスト→書籍の流れが、誘いこまれるようにこの本に辿り着くことになった、と思う。 まだ一通りサラっと読んだだけなので、少しずつ折にふれ紹介させていただきたい。 まず、著者がなぜ小沢一郎なのか、という答えを最後の「おわりに」で明かにしている。 ≪小沢が自民党幹事長の時、初めてインタビューしたことがきっかけになって、小沢以外の政治家に興味を抱かなくなってしまった。≫ 今の私のテーマにもなっている「小沢VS反小沢」についての記述 まず著者は、小沢VS反小沢の対立の構図が鮮明になった時を1992年の経世会分裂からだとし、「この国の政治に決定的な機軸変化をもたらした」と書いている。 ≪小沢がいるから反小沢があるのならば、小沢がいなくなれば、反小沢もいなくなるのか。論理的にはそうだが、実際にそうならないのは、そもそも小沢VS反小沢それ自体が論理的ではないからだ。小沢は無勢で、反小沢は多勢だから、数の力をもってすれば排除できるはずだろう。それができないのは、反小沢にこそ小沢が必要だからだ。この千日手のような論理矛盾の原因は、小沢の政治理念に取って代わるものが反小沢にないからである・・・(P41)≫ 個々の政策、たとえば「郵政民営化」や「行政改革」、「省庁再編」など、まずこの国をどういう国にしたいのかという方向性と未来像を見据えていなければならないはずなのに、民営化なら「郵政民営化の是非」それだけの選択をした選挙をやっておきながら、同じ与党から民営化の方向転換議論が出るなど、 また、反小沢の本質を鋭く指摘している。 ≪実に不毛な小沢VS反小沢の対立とは、小沢が政治理念で先手を取り、後手に回った反小沢が、小沢を封じ込めることを目的化してきたことによって生まれた政治病理なのである。(P42)≫と一蹴。 彼らは、ほとんど政治的に病気だったんだ、と妙に納得できた。(また別の機会でこの本を紹介する)
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