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幻の賛成討論(子供手当て)  【阿部知子メルマガ:カエルニュース】より
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/642.html
投稿者 みちばたの蝶 日時 2010 年 3 月 18 日 09:55:52: JxOH7lIi5LSzQ
 

なぜか、私には、阿部知子さんを信頼している部分があり、
今回は「2大政党政治なるものの危うさ」について触れられている部分に
反応しての転載です。悔しさ、悲しさを基調にした内容に思えます。


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社民党衆議院議員・小児科医・阿部知子のメールマガジン
\^o^/「カエルニュース」 368号 2010/3/18 \^o^/
http://www.abetomoko.jp/

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       ★☆幻の賛成討論☆★


 今度は「幻の賛成討論」です。去る、3月12日、衆議院の厚生
労働委員会で平成22年度こども手当法案が強行採決されたため、
本来行うはずの賛成討論が吹っ飛んでしまいました。子ども手
当法案まで強行採決しなければならない国会状況はとても残念。
2大政党の攻防の結果であるなら、そもそもその2大政党政治な
るものに民主主義をないがしろにする危うさがあるのだと、つ
くづく思うこのごろです。

 2010年3月12日、衆議院厚生労働委員会

 「平成二十二年度における子ども手当の支給に関する法律案」、
「同修正案」に対する賛成討論

             社会民主党・市民連合 阿部知子

 私は、社会民主党・市民連合を代表して、「平成二十二年度に
おける子ども手当の支給に関する法律案」並びに修正案について、
賛成の立場から意見を述べさせていただきます。
 
 賛成の理由は、本法案は、すべての子どもの育ちを社会全体で
支援するという思想に立って、政府が、従来の少子化対策から大
きく方向を転換し、本格的な子ども・子育て支援へ、取り組みを
進める第一歩であるからです。

 現在、日本は先進国の中で、子育て予算がGDP比率で最も少な
いという状況にありますが、「子ども手当」1万3千円の導入に
より、現金給付は欧州諸国に近づく一方、現物給付は今後の課題
として残されます。
 
 また、わが国は、OECD諸国の中で唯一、政府の再分配後に子ど
もの貧困率が上昇しているという状況にあります。さらに近年、
子どもの相対的貧困率は14.2%、7人に1人の子どもたちが貧困の
状態にあり、この課題は、抜本的に解決していく必要があります。
その手始めとして、子どもの育ちに必要な基礎的な生活費用の相
当部分を補う「子ども手当」を給付することは、特に所得の少な
い若い子育て家庭に対して、有益であると考えます。

 本法案はあくまで単年度の法案であり、本格実施に当たっては、
充分な合意形成による制度設計、保育等現物給付とのバランス、
財源の確保、国民の理解が必要です。加えて早急に、連動する税
制、社会保障制度における負担と給付の関係を整理し、国民に明
らかにして判断を問うべきです。

 また、児童手当おける地方負担金、事業主負担金の扱いについ
ては、子どもの育ちを社会全体で支援するという理念から、子ど
も・子育ての総合的な支援の財源として確保すべきです。審議の
なかで、すべての党から、子ども・子育て支援は、現金給付と保
育などの現物給付が車の両輪であり、さらに、人間らしい働き方
が重要あることが指摘されました。児童養護施設の子どもら手当
の支給対象とならない子どもや、虐待やネグレクトの親への対応
については、「子どもの権利条約」にのっとり、子どもの最善の
利益を優先するという観点から、さらに制度設計を詰める必要が
あります。また、在日外国人の子どもへの支給に関しては、居住
要件を設けることも含め、引き続き検討されるべきです。
 
 以上、次年度以降には未だ解決されるべき諸課題が多々あるこ
とを申し添え、その意味からは修正案も含めて賛成として、私の
討論を終わります。 

    阿部知子


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
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コメント
 
01. 2010年3月18日 10:50:39
2大政党化と強行採決はなんの関係もない。

強行採決は、与党政権の持つ票数と政権の姿勢で決まる。

阿部知子なんて、所詮は国民に支持されていないゾンビ議員。
(小選挙区で負けたのに、比例で甦っただけ)

言っていることもトンデモ系ですね。


02. 2010年3月18日 12:48:54
今までの政権での強行採決と称されたものは、野党が審議拒否を続けて、やむを得ず採決が行われたにすぎないからなぁ。
十分な話し合いの末に投票が行われる、という原則を無視していたのは旧野党だろう(だから谷垣自民党が三日間審議拒否をすると、批判が殺到したわけだし)。

民主党の今回のやり方は、まだ討論の途中なのに勝手に議事打ち切り、賛成多数で可決であって、民主主義の根幹を破壊している。


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