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「特捜」崩壊 墜ちた最強捜査機関
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投稿者 質問です 日時 2010 年 3 月 17 日 20:28:12: FfxX8Jxoz3uVc
 

「特捜」崩壊 墜ちた最強捜査機関
石塚 健司 (著)

内容紹介

郷原信郎名城大学教授・弁護士(元検事)推薦!――「特捜検察」の危機的な内実がここに示されている。

東京地検特捜部がおかしい。派手な逮捕劇の裏で何が起きているのか? 検察を20年追った記者が、窺い知れない組織内の異変に斬り込む!

◎身内から危機感が噴出!

「難しい捜査を組み立てて指揮管理できる人材が不足している。要するに素人だ」(元東京地検特捜部幹部)

「最初に描いた筋書きに強引に当てはめて事件を作っている。恫喝的な取り調べが度を超している」(元東京地検特捜部幹部)

「事件の処理能力自体が著しく落ちた。経験不足を露呈している」(国税当局筋)
「もはや捜査のプロ集団ではない。持ち込まれた情報の裏に何があるかを見抜ける人がおらず、裏のある情報に飛びついて安易に事件を組み立ててばかりいる」(警視庁筋)

◎本文より抜粋
ある日、取材で会った事件の関係者からこんな皮肉をぶつけられたことがあった。
「新聞は特捜部の大本営発表を伝える代弁機関ではないですか」
当時の私は即座に否定した。
確かに新聞というメディアは、1つの捜査が終わるまでの間、捜査の行方や特捜部が描いた事件の構図について報じることに力を注ぐ。番記者は特捜部の声に耳をそばだてるだけで、捜査対象にされた人たちの反論や捜査への疑問について書くことはあまりない。そうして特捜部の捜査に追い風の世論を作るアシスト役をしてきた側面がある。そして捜査が終わり、裁判が始まると、新聞は検察側と弁護側の中立的な立場に早変わりしてきた。
こんな変わり身の術が違和感なくできたのも、特捜部の捜査に対する信頼感があったからだった。
しかし、今ではこうした新聞批判を無視できなくなってきたと感じている。特捜部が捜査に着手するたび、被疑者がどんなに悪い奴なのかという情報を新聞は伝えるが、本当にこれだけですべてを伝えたと言えるのかと自問することが、このところ多くなってきた。特捜部という組織の危うい側面も世間に伝えるべきではないかと。
新聞の読者は特捜部の華々しい捜査について知ることはできるが、厚いベールに包まれた特捜部という組織の内部で何が起きているかを窺い知るのは難しい。片面のみを伝えてきた者としての自戒をこめて、この組織がどのように変質したかについて、これから語りたいと思う。ベールの向こうで、かつての「特捜検察」はすでに崩壊し、別の組織に変質してしまったと嘆く声すら聞こえるからだ。
内容(「BOOK」データベースより)
一見派手な逮捕劇の陰で、身内から危機感が噴出!東京地検特捜部がおかしい。派手な逮捕劇の裏で何が起きているのか?検察を20年追った記者が斬り込む。

http://www.amazon.co.jp


フリー記者の岩上安身氏が「特捜崩壊」(講談社)の著者・石塚健司氏(産経新聞記者)を取材した事をトゥイッターで報告。
https://twitter.com/iwakamiyasumi

(一部抜粋)

今、産経新聞の石塚さんの取材取材終了。温厚な印象の方でした。本を書いたときは社会部次長でしたが、今は多摩支局長。これは、検察の本を出したことによる左遷人事ではありません、とのこと。私も正直にいえば、そうした予断を持っていましたが、訂正しておきます。
about 4 hours ago via Echofon

続き。石塚さんは、長年社会部記者として、間近に検察、特に特捜部の実像を見て来た記者です。もともとは、検察にシンパシーを抱いてきた人であり、少々強引な捜査手法もやむを得ないと考えてきたが、自分の知人が検察に疑いをかけられ、逮捕、起訴されてゆく中で、検察の手法に疑いを抱くようになる。
about 3 hours ago via Echofon

続き。フィクサーというのは、検察が作り上げ、リークされたマスコミが増幅した虚像に他ならないと気づく。特捜部は、勝手に作り上げたシナリオに当てはめ、それがうまくいかないとなると、別のシナリオを探す。彼ら自身のメンツを守るために。
about 3 hours ago via Echofon

続き。真実を追及するのではなく、当てはまるシナリオを次々に変え、自白を強要し、被疑者の周囲の人間まで追い詰めてゆく。抵抗していた秋山氏が、最終的に検面調書に署名したのは、息子の人生をめちゃくちゃにしてやると検事に脅されたからだった。
about 2 hours ago via Echofon

続き。記者クラブメディアにリークして、風を吹かせるやり方も、人格破壊と呼ばれる、被疑者のプライドや自我を粉々にして、従属させ、シナリオ通りの調書に署名させる、強権的な取調べ手法も、この秋山氏の事件での手法は、特捜部の典型的な手法だった。
about 1 hours ago via Echofon

続き。石塚氏が、この「特捜崩壊」を書きあげたのが、一年前。ちょうど西松事件が起きて、小沢氏の元秘書、大久保氏が逮捕された時期。あとがきに、「驚きと違和感を禁じえない捜査だ」と記している。今回、改めてそのときの感想を聞くと、「また、やっている、と思った」と言う。
about 1 hours ago via web

続き。要するに、秋山事件も、小沢疑惑の事案も、構図は一緒なのだ。特捜部の横暴なやり方がこれまでもずっとまかり通ってきたのである。となればこれは、近年の傾向ではなく、構造的な問題ということになる。石塚氏は、「かつての検察は優秀だったが、最近は無能になった」と指摘する。
41 minutes ago via web

続き。だが、有能か無能か、という違いはあっても、検察が横暴で、残酷だあったことには変わりはない。人格破壊のような残酷で違法な手法を、是認するかどうか、という点では、私と石塚氏とでは見解が違い、議論ともなった。「親族が冤罪に陥れられても人格破壊を支持できますか」と、私は問いかけた。
32 minutes ago via web

続き。有能な職人の組織が、無能な官僚の集団に成り果てたという指摘は、おそらく正しいのだろう。だが、有能であったことが、倫理的に正しい、正義の集団であったことを意味するわけではない。自分たちの出世や名利のために、人を無実の罪に陥れ続けてきた集団が、能力的にも劣化しただけではないか。
22 minutes ago via web

続き。無能で、残酷で、傲慢、世間の批判も許さない、そんな特捜部など、本当になくすべきではないか。石塚氏と話しながら、私は自分の確信が深まるのを感じた。世間の批判などどこ吹く風、鉄面皮の検察ではあるが、それでも小沢氏がギリギリ不起訴になったのは、バランス感覚が働いた結果だという。
9 minutes ago via web

続き。石塚氏へのインタビューは、結局、3時間にもおよんだ。支局内という環境で、電話がかかってきたり、人の出入りがあったり、雑音がかなりあったのが気がかりである。一部の音はアップできないかもしれないが、これから精査してみます。
6 minutes ago via web

(抜粋終了)

 

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コメント
 
01. 2010年3月17日 21:00:35
さっそくアマゾンにて注文しました。
本当に多くの人が特捜について誤ったイメージを持っていると思います。
より多くの人が特捜の実体を知ることを望みます。

02. 2010年3月17日 22:35:54
>検察の本を出したことによる左遷人事ではありません

ホントかな。ちょっと疑っちゃうなw
それはさておき、たとえ産経であってもこのようなそれなりにまっとうな記者が存在することにあらためて感慨を覚えた。保守系メディアの人間がこういうことを書くことの意義は大きい。
守旧的マスコミの側からこういう人間がもっと出てきて、翼賛的体質を告発し改革を提言していくことを望む。


03. 2010年3月18日 00:25:13
岩上氏の取材活動に、深謝申し上げます。
そしてここで書き起こして下さった方にも。
ツィッターをまだ使っていない者として。

04. 2010年3月18日 02:38:42
「墜ちた最強捜査機関」。堕ちたというより”作られた”、”思いこまされてきた”だったのか?。だとしたら何かがっかりだ。

05. 2010年3月18日 02:45:40
特捜部が意図的に「やりすぎ自滅戦略」を採っていたとしたらどうだろう。
田中宇のよみすぎかもしれないが、「イスラエル右派にひきずりまわされるフリをするブッシュのアメリカ」と「アメリカによって創設され今もその支配に屈している(フリをする)特捜部」。

西松事件の導入部もロッキード事件と同じ「外為法違反」じゃなかったっけ。

今回の「小沢騒動」で国民の多くが現実の異様さに目覚めたとすれば…。


06. 2010年3月18日 09:56:40
amazonの購入ページを挙げておきます。
でも、これは違反かな?

http://www.amazon.co.jp/「特捜」崩壊-墜ちた最強捜査機関-石塚-健司/dp/4062154552


07. 2010年3月18日 10:09:59
政権交代がなされ、過去の総括をするのが本来の検察の役目。
自民清和会を徹底解明し、いかに日本が利権のために国民をないがしろにしてきたか。
それがなされず、いたずらに現政権に敵対意識丸出しで抵抗する厚顔無恥。
自らの襟をいつまでも正すことが出来ないならば、検察はもはや必要ない。
解体して差し支えなし。

08. 2010年3月18日 10:46:41
小沢氏関連捜査以前は、段ボールを持って隊列を作って堂々と建物に入っていく様子を見て、現代の水戸黄門と思っていたが、実は悪代官で、清和屋にはお咎めなしの、饅頭の下に小判というやつか。

09. 2010年3月18日 15:10:34
以前は、気にもしてなかったのですが、検察が持ち出すダンボール箱、いやに軽々と運んでませんか?あれ位の箱に書類を入れたら重くて腰が抜けそうな気がしますが、実はボールペン一本だったりして、あれもパフォーマンスだな。

10. 2010年3月18日 18:23:08
>>09
そう、警察、検察がマスコミに示す姿は、すべてが計算ずくのパフォーマンス。

11. 2010年3月18日 23:11:39
> 06様へ

購入するなら Amazon ではなく「紀伊國屋・新宿本店で直接購入」または「紀伊國屋・新宿本店に電話 03-3354-0131 して宅配を依頼」が良いと思います。

理由は「版元が今後の売り上げ予測や宣伝戦略の参考にする書店は、紀伊國屋・新宿本店であり、また紀伊國屋は新宿本店だけの詳細なランキング情報を業界(版元、書店、書籍取次ぎ業者)向けに有料回線で発表しているので、その中で上位入ると、紀伊國屋以外の各書店も『たくさん仕入れて書店の目立つところに置いてくれる』ので、ほんとうにたくさん売れるようになる」からです。

詳しくは以下をご参照下さい。
http://www.akashic-record.com/angel/okehaz.html#okehaz

私は「特捜崩壊」を紀伊國屋・新宿本店の宅配サービスで買いました。
また「検察批判の本」、「マスコミ批判の本」、「小沢さんについての解説本(まともな評価のもの)」は紀伊國屋・新宿本店に行くか、宅配サービスで購入しています。


12. 2010年3月19日 00:07:00
>11さん。
良い情報有難うございます。早速紀伊国屋・新宿本店へ注文します。

検察のこういう許されない実態を知っていながら味方するなどマスコミも同罪。
新聞を止めて、末端の新聞配達の人を思って胸が痛かったりしたのですが、もはや許容限度を超えています。


13. 2010年3月19日 00:55:15
特捜検察について何か一冊選ぶとしたら、内容もわかりやすくおすすめの本です。

ただ、筆者は特捜検察の内部派閥である、法務省出身の「赤れんが組」よりも「捜査現場派」の検事総長吉永佑介氏を持ち上げている訳ですが、その吉永氏が検事正であった時のリクルート事件もやらせ捜査であった事が「リクルート事件・江副浩正の真実」(中央公論新社)で判明し、結局、特捜は「赤れんが」だろうが「現場派」だろうが信頼度ゼロでした。

記者クラブメディア所属の方が書いたという意味では、評価して良い内容と思います。


14. 2010年3月19日 01:43:37
最新情報です。民主党は、生方幸夫・副幹事長(今となっては元副幹事長と呼ぶべきか)を解任するようです。まったく正しい判断だと思います。

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