投稿者 JAXVN 日時 2010 年 3 月 16 日 20:44:08: fSuEJ1ZfVg3Og
この記事は
「小沢こそ体制改革主義者である」 (EJ第2774号) 【 Electronic Journal : 3/16 】
http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/517.html
投稿者 純一 日時 2010 年 3 月 16 日 05:55:38: MazZZFZM0AbbM
http://electronic-journal.seesaa.net/article/143753775.html
の前段です。
「政治家・小沢一郎の4つの側面(EJ第2773号)
『新潮45』4月号の別冊が次の「小沢一郎」の大特集を組ん
でいます。
―――――――――――――――――――――――――――――
『「小沢一郎」研究』/『新潮45』4月号別冊
―――――――――――――――――――――――――――――
一冊234ページすべて小沢一郎論――現在、いかに小沢が注
目のマトになっているかがわかります。EJは、1月4日からス
タートして本日で48回――終わりに近づいていますが、もう少
し続きます。
現在最古参の議員はというと、40年勤続、連続当選14回の
次の4人しかいないのです。
―――――――――――――――――――――――――――――
民主党 ・・・・・ 小沢一郎
民主党 ・・・・・ 羽田 孜
民主党 ・・・・・ 渡部垣三
自民党 ・・・・・ 森 喜朗
―――――――――――――――――――――――――――――
この4人の中で、現在要職にあるのは政権与党の幹事長職の小
沢のみです。羽田、森両氏は首相、渡部氏は衆院副部長が最高位
ですが、小沢だけが現役の権力者の地位を保っているのです。
政治ジャーナリストの岩見隆夫氏は、小沢一郎には次の4面性
があると分析しています。
―――――――――――――――――――――――――――――
1.利権的政治家
2.破壊的改革者
3.周到な戦略家
4.独裁的政治家
―――――――――――――――――――――――――――――
第1は「利権的政治家」の側面です。
小沢といえばつねにこの側面が強調されますが、彼はこの面で
罰を受けたことはないのです。2009年に民主党の代表を降り
ましたが、それは間近に迫った衆議院選挙を勝ちに行くためであ
り、本人が悪いことをして罰せられたわけではないのです。しか
し、今や小沢といえば「巨悪」の象徴です。
第2は「破壊的改革者」の側面です。
小沢は、1993年の自民党離党以降、新生、新進、自由の3
党を結党し、解党しています。そして、細川、羽田、小渕の3政
権の崩壊に直接かかわったことでわかるように、組織や秩序を容
赦なく破壊する破壊的改革者の側面があります。
第3は「周到な戦略家」の側面です。
小沢は、自民党の宮沢、麻生両政権から政権を奪取して、それ
ぞれ細川、鳩山両政権という2つの政権を誕生させています。そ
んな政治家がかつていたでしょうか。綿密に計画を立て、それを
長い期間をかけて一つずつ着実に実現させてきたのです。
第4は、「独裁的政治家」の側面です。
その結果として定着したのは、すべてを自ら発想し、強権的に
処理する手法です。現在の民主党幹事長としてもそういう手法は
使われているといえます。
これら4つの側面は、小沢が体制の改革者であると考えると当
然持っていなければならない側面であると思います。しかし、小
沢を改革者としてみない人は多いようです。
東大教授で政治学が専門の御厨貴氏は、「週刊朝日」の座談会
で次のように述べています。
―――――――――――――――――――――――――――――
民主党内には「自民党の中で最も自民党的だった小沢さんが、
なぜ改革を言っているのか」「改革は良いけど、あなたが推進
力としてやるのはおかしいんじゃないか」という思いがある。
民主党が小沢さんを切った、瞬間に、異種混合ではない政党へ
の改造ができる。そこから全く違うエネルギーが出て、動いて
いく可能性があると思います。――「週刊朝日」3/12より
―――――――――――――――――――――――――――――
御厨貴氏は、明らかに小沢を「利権政治家」として見ており、
もっとも自民党的政治家とみなしています。私は御厨氏が司会す
る「時事放談」を見ていますが、はっきりとそれはいえると思う
のです。「時事放談」に出てくる政治家はどちらかというと、ア
ンチ小沢や小沢と距離を置く議員ばかりであり、民主党の出演者
は、渡部垣三氏をはじめ、仙石由人氏、藤井裕久氏、野田佳彦氏
などであり、明らかに偏っています。
小沢が「最も自民党的」といわれるのは、田中、竹下、金丸の
一派ないし、その流れを汲む者とみなされているからです。私も
はじめはそう考えていましたが、今回のテーマを取り上げるに当
たって、さまざまな小沢本を読み、小沢観が変わったのです。
小沢は、田中、竹下、金丸流の政治手法には強い疑問を抱き、
そういう自民党の中にあっては真の改革はできないと考えて、自
民党を離党したのです。
その敵というか、改革のターゲットは官僚組織であり、それに
連合する自民党、大企業、大マスコミの連合軍なのです。それは
実に難敵であり、強敵です。政権交代はしたものの、連合軍の猛
烈な抵抗にあって、鳩山内閣、小沢幹事長率いる民主党は苦戦を
余儀なくされています。
御厨氏の発言は、悪の象徴である小沢のDNAを取り除き、ク
リーンなイメージの「小沢と距離を置く面々」が主導権を取れば
きっと新しいエネルギーを持つ清新な政党に生まれ変わるといっ
ているのですが、小沢抜きで民主党は持たないと思います。
同様なことをいっている人に片山善博氏です。この人も座談会
の参加者の一人ですが、彼は民主党はダーティーなDNAを持つ
小沢グループと、それに反対する清貧、クリーンなDNAを持つ
グループがあって、現在ダーティーなDNAが突出して批判を浴
びているといっているのです。しかし、御厨、片山両氏とも小沢
には偏見があるようです。 ―――[小沢一郎論/49]
≪画像および関連情報≫
●御厨貴氏とは何者か
―――――――――――――――――――――――――――
明治国家中期の政治史、とりわけ首都を含めた各地方の都市
計画・開発を巡る政治過程の分析からスタートし、戦後の東
京都政や国土開発など現代政治の分析にも手を広げた。アメ
リカ流のオーラル・ヒストリーの手法を日本に持ち込み、多
くの政治家や関係者の聞き取り調査を行っている。90年代
後半からは論壇でも盛んに執筆、書評家としても知られる。
近年はとりわけジャーナリズムでの活躍が目覚ましく、テレ
ビのコメンテーターや解説、週刊誌などにも多く登場する。
2007年4月からは政治評論家の岩見隆夫の後任として
TBSテレビ「時事放談」の司会者を務めている。
――ウィキペディア
―――――――――――――――――――――――――――」
http://electronic-journal.seesaa.net/article/143661835.html
「4つの側面」として明らかに小沢氏の革命的な面を挙げながら、もう一方で「小沢氏は経世会の流れを汲んでいる、古いタイプの政治家だ」と言うのは明らかに矛盾しています。そもそも「壊し屋」が「守旧派」のはずはありません(だから、「改革」を唱えた小泉元首相を「保守派」が支持する、というのも明らかに矛盾していました)。
エレクトリックジャーナルの筆者である平野浩氏は、メールマガジンで「小沢一郎論
」を連載するまでは「自民党の古いタイプの政治家」とイメージを持っていたが、この連載をするにあたっていろいろ調べたところ、イメージと実像は違うことが分かった、と書いておられます。しかし「小沢一郎研究」の執筆者は、わざわざ本一冊を作ったというのに、ステレオタイプの小沢氏のイメージから一歩も抜け出ていないようです。
関連
新潮45別冊「櫻井よしこ 編集『小沢一郎』研究」-見出しだけで内容が分かる
http://www.asyura2.com/09/hihyo10/msg/460.html
投稿者 JAXVN 日時 2010 年 3 月 11 日 05:31:54: fSuEJ1ZfVg3Og
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