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「対立軸」・「磁極」・「水滴」としての小沢一郎 (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/515.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-358.html 2010⁄03⁄16(火) 00:00 週刊ポスト3/26号の特集「小沢一郎が消えたニッポン大図解」は、マトリックス(対立軸&分布図)にかなり力を入れ興味深い内容になっている。その意図するところの主旨は置いといて、起承転結の「起」の部分が、この20年間の政治状況を端的に考察していて、いい表現になっている。 (週刊ポスト3/26号) (以下転載&要約)
2大政党制が定着している欧米の主要国は、「保守かリベラルか」「大きな政府か小さな政府か」「伝統主義か民族多様性尊重か」といった政策・理念による対立軸で政党が分かれて国民に選択肢を与えている。 しかし、日本の政治は過去20年近く『親小沢』と『反小沢』という政治スタンスの違いだけで政党の離合集散が繰り返され、主義主張による再編はなかったといっていい。 皮肉な言い方をすれば、この国の政治家にとって、「政策を磨いて国民の支持を得る」ことより、「小沢氏を批判して対決する」ことのほうが、手っ取り早く政治の檜舞台で脚光を浴びる道だったといえる。かくして永田町では、「政局あって政策なし」「政争あって国民なし」の“陣取りゲーム”が繰り返された。… 政治評論家の有馬晴海氏が「いまの政治家は、小沢さんがいない政界でこの国をどう運営していこうかなんて、真剣に考えたことはないのではないか。彼らが唯一の対立軸を失ったら、途端に大混乱に陥ると考えられます」…。≫ (以上転載&要約) ※(余談) この後、この特集の「○承転結」で、笑ってしまったのが、小沢氏のいない「世襲」と「資産」の対立軸で、「叩き上げ下流党」の党首格が「資産ゼロ」の長妻さん、「世襲上流党」の次世代党首格が河野太郎とのこと・・・。 この特集の次が≪完全シミュレーション検証編「親小沢」 VS「反小沢」だけで動いた「永田町20年史」≫で歴史を振り返りつつ、その根拠を検証している。 簡単にまとめると、「小沢」VS「反小沢」の対立軸で起きた出来事:経世会分裂から自民分裂へ、新進党の結党と解党、自自公連立崩壊と自由党分裂、小泉政権誕生、民主党内分裂含み・・・。 あたかも、磁極へ吸い寄せられる鉄粉のように小沢氏を基点として政治家が離合集散し、水滴が静水に落ちて波紋が拡がっていくように小沢氏を中心に政局が起きてきた歴史であることがよくわかる。(自薦:これもいい表現だ!) 政治家もそうなら、国民もまさに「親小沢」「反小沢」の軸で政治を評価し議論している。 そんな小沢一郎のような政治家や個人がいままで日本に存在していただろうか。 今、日本に本当の意味での民主主義が根付くのか、「お上」に楯突くことが許されなかった官僚主導政治から、国民の手に政治を取り戻すことができるのか、政官業癒着で一部既得権益者らが血税や利益を独占するのか、国民が必要だというところに配分されるのかは、全ては小沢一郎にかかっている、といっても過言ではないだろう。 で、あるからこそ全勢力を駆使して反小沢・既得権益者軍団は、あらゆる手段を講じて、あの手この手で攻め続けているのであって、その勝敗が決する日が間近に迫っていることを考え合わせても、もう一度、参院選前に何らかのかたちで"仕掛けてくる"ことは十分にあり得る。 あの佐久間特捜部長もクリスタル買収関連でグッドウィルの脱税事件を最後(続投の可能性もあり)の仕事としているが、政治家(久間章生元防衛大臣)を取ろうとするもうまくいかず。 久間と言えば、ソチ次期冬季五輪の利権がらみ問題もあるが、所詮手をつけたとしても既に普通の人だから、最後の仕事としてはハナがない。だから小沢さんに対してもまだ、脱税で反転攻勢を仕掛けてくる可能性はある。やるかやられるかだ。 その時良識ある国民は、自分達の子孫のためにも、将来を決する闘いに自ら正面から向き合う時が来るかもしれない。
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