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「小沢選挙」の戦術と戦略 (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/404.html
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「小沢一郎ほど選挙に長けた政治家はいない」とよく言われる。 その小沢選挙の核心がつまった本「小沢選挙に学ぶ人を動かす力」(かんき出版)を「Electronic Journal」で知り買って読んでみた。 (転載&要約開始) 小沢氏はその選挙手法をオヤジと呼ぶ田中角栄から伝授された、というか間近で見て学んだ。 田中角栄は新潟で山奥の一軒家まで訪ね、辻立ちをし、握手をした。 ・選挙区を隈なくまわり、握手をし、辻立ち演説をしろ 先の衆院選では民主党が圧勝し政権交代が実現した。それはただ単にマニュフェストで勝利したのではなく、マスメディアが報じない、地を這うような積み重ねと選挙戦略があった。 自民党の石破茂は大惨敗の後こういっている。 「自民党の伝統であった選挙のやり方が失われてしまった。いろいろな団体を掌握し街頭演説をやるという選挙のノウハウです。私は、小沢さんが田中派の事務局長時代に事務局の末端として選挙のやり方を見てきた。今回の小沢さんの選挙戦術は、まさしく自民党田中派の選挙だった」
●人を育てる ・小沢塾 小沢一郎の特徴は何と言っても人を育てること。これが小沢イズムを波及させ、日本の政治に真の日本の国益に繋がる人材を育てている。 2001年新しい日本のリーダーを育てることを目的として自由党時代に設立。吉田松陰の松下村塾をモデルとしている。 その設立の目的や指導方針などは小沢一郎政治塾に次のように謳っている。 設立目的 指導方針
衆議院議員 参議院議員 ・秘書軍団 何をすればいいのか自分で判断できるプロの集団
@川上から川下へ この七項目が基本中の基本で、これに小沢自身が把握する地域情報や情勢調査、候補者のキャラクター、担当する秘書の手法が加味され、個性のある選挙運動が展開される。
・川上から川下へ 選挙戦で小沢選挙を語る上で重要なキーワードとなる「川上から川下へ」の手法がいかんなく発揮される。 「小沢さんが最初に向かったのは、千葉の最北にあり、田園風景が広がる関宿町で鈴木貫太郎記念館の前で演説したのです。茨城、埼玉に囲まれた小さな町だけど、小沢さんが来るというだけで2、300人も集まった。すごいと思った」と太田は当時を振り返る。 それまでの民主党なら、こうはしない。真っ先にターミナル駅を遊説場所に選ぶだろう。そのほうが人が集まるからだ。何しろ代表が応援に行くのだ、人が少なければ話にならない。怒りだす代表もいるかもしれない。 いっぽうの自民党は、当時、幹事長だった武部勤の指揮のもと、小沢民主党とは対照的な選挙戦を展開した。小沢が関宿町に立った日、自民党候補、斉藤健のために、小泉純一郎首相(当時)も千葉七区に応援に入った。演説したのは、大勢の人が集まる松戸市の大手スーパー前や野田市役所前だった。 しかも、小沢のようにビール箱の上ではなく、党本部からまわした大型の選挙カーの上から有権者を見下ろすかたちで行われた。 「郵政選挙と同じことをすれば勝てる、と思い違いをしたことが敗因だった」自民党議員から溜め息が漏れたが、時すでに遅かった。このころから、自民党の歯車はすこしずつ狂いだしていった。
青木の選挙事務所には、二人の小沢秘書が投入され、一人は常駐でもう一人は出陣式や鳩山遊説など「ここぞ」という要の時に応援にやってきた。 本来、青木のような落下傘候補の場合などは特に、区議や市議など地方議員がもっている支援者を紹介してもらったり、メディアをうまく使うため「空中戦」(メディアが取材にくるような選挙活動)を行うのが定石だが、青木は違った。小沢秘書が仕切り独自の選挙戦を展開した。 注目の選挙区として多くのメディアが取材にくるが、事務所側が「すぐに移動するので場所を特定できない」と辻立ちポイントはわからないの一点張りだったとのことで、青木は次から次へと走りながら移動して辻立ち演説1日50ヵ所をしている。(その走っている様子がテレビで印象的だった。) ●候補者を選ぶ ・新人発掘から公認候補決定まで、小沢一郎はいつもきまったプロセスをとる。 情報をあげるのは、全国に散らばっている小沢の秘書軍団だ。民主党の地方県連や連合の地域本部などが、地域の人脈を駆使して名前をあげてくることもある。候補者があがってくると、人物査定、目踏みに入る。 民主党関係者は、こう語る。「その人物の経歴や考え方はもちろんのこと、地域とどのような人的なつながりがあって、どういう票が出るかなど、あらゆることを綿密に調べます。秘書軍団が本人に接触したり、県連や連合が地元での評判を聞き取ることもある。小沢さんも必ず本人に会っています」 この人物でいけるとなれば、出馬要請をする。県連の関係者など党の意向を伝え、本人に出馬の意思があることを確認したら、小沢氏から正式な出馬要請へと進む。メディア嫌いで隠密主義のはずの小沢なのに、こういうセレモニーの情報は流す。フラッシュが光るなかで、小沢と候補者が向かい合って出馬要請の儀式が行われる。 「でも、たんなるセレモニーで終わらないのが小沢さんです。裏では直接、関係者への支援を頼んでいますよ。候補者本人の前で、県議や市議など地元議員に対し『しっかり支えてくれ』と念を押しています。」 ここで注目すべきは、こういったセレモニーは必ず選挙区内で行われることだ。当たり前のように見えるが、有名候補者の場合、党本部で会見したほうが便利なことがある。都内であればメディア関係者も集まりやすいし、記者会見もスムーズんい進む。 しかし小沢はそうしない。あくまでも、地元を立て、小沢が地元に出向くというかたちをとるのだ。これが、小沢流の地元議員への礼節である。地元議員には今後、候補者を盛り立ててもらい、一緒に「ドブ板」をやってもらわなければならない。
小沢は、これと決めた人物に出馬を要請するさい、決して"哀願調"になることはない。「出てくれ」とか「出馬してくれ」という言葉も使わない。
青木愛も出馬表明の記者会見で、小沢からこう説得されたと語った。 (引用&要約終了) 政治家に一番必要な要素は確固とした理念であり、理想を語れることだと思う。
≪選挙の終盤、鳩山由紀夫が注目選挙区、あの青木愛が闘った12区にあるJR赤羽東口で街頭に立った。当時マスコミでは「民主党300議席越え」と報道されていて、集まった人の中にも次の首相を見ようと足を止めた人も多かったかもしれない。 そのたくさんの聴衆の中に青木選対の責任者だった小沢氏の秘書がいて声をかけた。「もう鳩山総理っていう雰囲気ですね」その秘書は鳩山演説を見ながらポツリと言った。
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