投稿者 純一 日時 2010 年 3 月 12 日 09:33:27: MazZZFZM0AbbM
http://electronic-journal.seesaa.net/article/143412883.html
大新聞は書いていませんが、3月1日に東京地検の次席検事に
元最高検検事である大鶴基成氏が着任しています。2日発行の日
刊ゲンダイ/3月3日号は次のタイトルでこれを報じています。
―――――――――――――――――――――――――――――
懲りない検察/最強硬派の元特捜部長が東京地検に復帰
小沢捜査に未練タラタラ――日刊ゲンダイ/3月3日号
―――――――――――――――――――――――――――――
これで東京地検特捜部は、佐久間達哉現特捜部長とナンバー2
ポストの次席検事の大鶴基成氏がタッグを組むことになります。
これはいったい何を狙っているのでしょうか。
実は2月22日に東京霞が関/法務合同庁舎で密かに検察首脳
会議が開かれたのです。出席していたのは次の7人です。
―――――――――――――――――――――――――――――
樋渡利秋検事総長 東京地検岩村修二検事正
伊藤鉄男次長検事 東京地検谷川恒太次席検事
東京高検大林宏検事長 東京地検佐久間達哉特捜部長
最高検刑事部大鶴基成検事
―――――――――――――――――――――――――――――
会議は、小沢一郎を起訴するのか、不起訴にするのかを決める
会議だったのですが、大勢は不起訴に傾いていたのです。
『週刊文春』2月18日号は、次のように書いています。
―――――――――――――――――――――――――――――
「『小沢先生の了承を得た』と石川は認めています。偽装融資
の書類に、小沢直筆のサインもある。起訴できるじゃないです
か」。小沢一郎幹事長を不起訴とする方針がまとまり出すと、
オブザーバー的に参加していた最高検刑事部の大鶴最高検検事
はメガネの奥の目を怒らせながら、上層部にこう詰め寄ったと
いう。
政権与党の最高実力者に切り込んだ検察当局。その判断が注目
された首脳会議を優位に進めたのは、次期検事総長のイスをう
かがう大林高検検事長を中心とした「法務官僚派」で民主党を
刺激したくないとばかりに消極論をぶっていた。
――『週刊文春』2月18日号
―――――――――――――――――――――――――――――
大鶴検事は1992年に東京地検特捜部検事になり、副部長の
ときに日本歯科医師連盟をめぐる1億円ヤミ献金事件を手がけて
いますが、献金の現場にいなかった村岡兼造元官房長官を逮捕す
るという奇妙な捜査を行っています。
2005年には今度は東京地検特捜部長として、当時の佐久間
副部長と組んで長銀事件を担当して起訴しましたが、最高裁で全
員が無罪になるという結果になっています。それに加えて、この
2人のコンビは佐藤栄佐久・前福島県知事をめぐる収賄事件を仕
掛けましたが、証人の水谷建設の水谷功・元会長がウソの供述を
認めたことにより、現在裁判がおかしくなっているのです。
そして今度の小沢関連捜査です。この捜査でも大鶴検事は最高
検検事でありながら、後輩の佐久間特捜部長の尻をたたき、小沢
起訴を最後まで狙ったのです。かなり無理筋で強引な捜査です。
大林宏検事長や最初は積極的であった伊藤鉄男次長検事が捜査
が進むにつれて消極的になっていったのは無理筋だからです。そ
れに、もし小沢が生き残った場合、それも参議院選で民主党が過
半数を取った後の報復が怖いからといえます。
その小沢起訴を狙っていた佐久間特捜部長と大鶴検事がタッグ
を組むということは何を意味するのでしょうか。
この件に関し、ジャーナリストの魚住昭氏は次のようにコメン
トしています。
―――――――――――――――――――――――――――――
一連の捜査で、国民は小沢氏を狙い撃ちするような検察の捜
査の正体″を知ってしまった。その検察が2回失敗し、3回目
にトライするというのは、司法の公正さを保つ意味でも、検察
の信頼をさらに損なう恐れがあるという点でもリスクが高すぎ
ます。 ――魚住昭氏/日刊ゲンダイ3月3日(2日発行)
―――――――――――――――――――――――――――――
検察がなぜ小沢潰しにやっきになっているかというと、それは
検察が小沢幹事長に恐怖心を持っているからです。それは民主党
が7月の参議院選挙で60議席を取って単独過半数になった場合
のことです。そうなると、佐藤優氏によると、2つのことが起き
る可能性があります。
―――――――――――――――――――――――――――――
1.特捜部の解体・再編
2.検事総長の政治任用
―――――――――――――――――――――――――――――
検察が仕掛けた小沢関連捜査――いわゆる政治とカネの問題の
影響で、内閣支持率、政党支持率ともに下がっていますが、小沢
は風に頼らない組織選挙にも着実に手を打っています。
昨年暮れのことですが、小沢幹事長は、高野山・金剛峯寺を訪
れ、全日本仏教会会長の松長有慶・高野山真言宗管長と会談して
います。この全日本仏教会には、102団体が加盟しているので
す。この会談後、小沢幹事長は次のように語っています。
―――――――――――――――――――――――――――――
キリスト教もイスラム教も排他的だ。排他的なキリスト教を背
景とした文明は、欧米社会の行き詰まっている姿そのものであ
る。その点、仏教はあらゆるものを受け入れ、みんな仏になれ
るという度量の大きい宗教だ。 ――読売新聞の報道
『中央公論』2010年3月号より
―――――――――――――――――――――――――――――
佐藤優氏によると、小沢のこのキリスト教批判発言は、周到に
練られた戦略に基づくものであるといっています。仏教の寛容さ
を称賛することによって、神道界にシグナルを送っている――こ
う佐藤氏はいいます。自民党の支持基盤になっている神道界を切
り崩そうとしているのです。そのうえで、創価学会を民主党に引
き寄せようとしています。 ―――[小沢一郎論/48]
≪画像および関連情報≫
●どうした!東京地検特捜部/ジャパン・ビジネスプレス
―――――――――――――――――――――――――――
2000年以降、「鈴木宗男事件」「日歯連事件」「ライブ
ドア事件」「防衛省汚職事件」「西松建設事件」など特捜検
察が手がけた多くの事件の捜査が、検察にとっては不本意な
結果に終わっている。そして、佐藤優氏の『国家の罠』、細
野祐二氏の『公認会計士VS特捜警察』、堀江貴文氏の『徹
底抗戦』など、起訴された被告人の立場で、検察の捜査や公
判を批判する著書の出版が相次いでいる。そこで描かれてい
るのは、事実とは異なる不合理な犯罪ストーリーを設定し、
威迫、利益誘導などを用いた取り調べでストーリーに沿った
供述調書を作成し、強引に事件を組み立てようとする特捜捜
査の姿だ。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/1919?page=3
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