投稿者 ベーシックインカム@全ての人に健康で文化的な生活を 日時 2010 年 3 月 11 日 23:49:03: S27q4DRmV.QEQ
■希望を語らず絶望を煽る大マスコミ/この国の救い難い政治水準を露呈
希望は人間の生きる糧だ。だれもが美しい夢を信じ、幸せになりたいと願う。
だから、生活や将来と不可分な政治にも希望を持つのだ。
昨年夏、希望は形になった。民主主義国家では当たり前の選挙による政権交代が、ようやく実現したのである。
ところが、日本のメディアは、新政権がかなえようとしている「希望」を語ろうとしない。
大新聞・テレビは、いったい、日本の政治をどうしたいのか。どんな未来を思い描いているのか。
新聞を手に取れば、鳩山首相と小沢幹事長のカネの問題ばかり。
国民に「民主党も自民党と同じ腐敗政党」というイメージを刷り込むのに躍起となっている。
そのためには矛盾もへっちゃらだ。
子ども手当や高速道路無料化といった目玉政策には「財源を示せ」と迫り、
財源問題に関わる消費税の論議を始めようとすると「約束が違う」と大騒ぎ。
柔軟にマニフェストを見直せと言いながら、実際に変更されると「公約破りだ」と批判する。
もはやイチャモンや難クセのたぐいだが、何が何でも民主党政権はダメなんだと国民に訴えたいらしい。
ネガティブキャンペーンの成果は上がっている。
マスコミ各社の世論調査によると、鳩山内閣の支持率はジリジリと下がり続けている。
参院選で民主党の単独過半数を望まない人が6割近くに達するという結果も出た。
鳩山民主嫌いの大マスコミは、「してやったり」の思いだろう。
●倒閣運動の先を示せない大マスコミの貧困
だが、そんな倒閣運動の先に、どんな未来を夢想しているのか。
やはり、自民党政治に復活してもらいたいのか。
それとも、7奉行などと持ち上げられている前原国交相や岡田外相に任せたいのか。
そこのところがよく分からない。
政治評論家の本澤二郎氏が言う。
「大新聞やテレビは無責任極まりない論陣を張っています。
あれやこれやと政権の足を引っ張り、鳩山首相を引きずり降ろすのにキュウキュウとしている。
しかし、いまさら自民党を支持する国民はいないし、7奉行と呼ばれる面々は幼稚な振る舞いが目立つ。
もしかすると前原国交相あたりをトップにして自民党と一緒になるのがベストとでも思っているのかもしれませんが、
それで政治が良くなることはありません」
大マスコミの民主党叩きで心が揺れているのは、もともと政治に関心が薄い層だ。
その証拠に「みんなの党」なんて正体不明の政党が世論調査で人気化したりする。
自民党を支持してきた保守層の受け皿を狙っているのだろうが、実際のところ何を目指している政党なのかサッパリ分からない。
それでも、政党支持率は自民党に次いで3番目なのである。
その上、舛添前厚労相が、「首相にふさわしい政治家」で1位というアホらしさ。
年金記録に関する公約を「意気込みだった」とあっさり断念した男である。昨夏の総裁選は出馬すらできなかった。
そんな腰抜けが当てにされるのも、マスコミが谷垣批判や新党結成のパフォーマンスをタレ流し、無用な期待感を煽っているからだ。
●官僚の手にあった税金を国民に引き戻した民主党
せっかく何十年もかかって政権交代を実現したのである。ここで政治に対する希望の芽を摘んでどうするのか。
国民はマスコミの論調に踊らされない方がいい。
「これまでの日本の政治は官僚が実権を握ってきました。
政治家を族議員として味方に引き込みながら業界を動かし、甘い汁を吸ってきたのです。
官僚支配は、あの敗戦でもご破算にならなかった。
ドイツでは役人もクビを切られましたが、日本では戦争を主導した内務省の役人が生き残ったのです。
そして官僚は麻生内閣まで支配し続けた。
税金は政官財のトライアングルの中にだけ落とされて、庶民は蚊帳の外におかれたのです。
そんな不条理をぶっ倒そうとしているのが民主党政権です。成果も少しずつ出ている。
庶民の暮らしを支える政策を反映した予算が盛り込まれ、ワケの分からない支出も減った。
透明性は格段にアップしたのです」(本澤二郎氏=前出)
庶民がどれだけ窮状を訴えても、小手先の目くらましでウヤムヤに済ませてきた自民党政治とは違うのだ。
大胆な予算の組み替えで、税金がどう使われるかも見えるようになった。
世界では当たり前の政治が、ようやく日本でも定着しようとしているのだ。
●なぜ小沢に理念や政策を語らせない
日米関係だって変わる。大マスコミは米国の回し者のようだ。
普天間基地の移設は辺野古沖とする現行案以外は不可能と決めつけて鳩山政権を非難している。
だが、せっかくゼロから見直しているのだから慌てることはない。
米国に追随するだけの外交は、国民の望むところではないのだ。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「鳩山政権は、ようやく発足から半年になろうかという段階です。
政策の実行力を採点し、点検するのなら、少なくとも1年は必要。
結論すら出ていない基地問題で、対米姿勢を批判するのもおかしい。
普通に考えれば、あと3年半は総選挙がないのです。
それなのに大マスコミは、与党が衆院で圧倒的多数を占める現状を踏まえた建設的な主張を展開しようとしない。
旧体制に毒されたような報道を続けていると、いずれ国民の方が離れていきますよ」
確かに小沢幹事長をめぐる報道にはウンザリだ。
金権だ独裁だと批判し、なんとか潰してやろうと必死だが、大マスコミがいくら嫌いでも、現実に小沢は鳩山政権のエンジン役だ。
それを前提にすれば、かつて「普通の国」「自立した個人」といった理念を披露した男に、
政策を語らせ、実行するよう焚(た)きつけた方がプラスだろう。
辞めろ辞めろと合唱し、国民の政治不信を煽るだけでは、あまりにも芸がない。
利権にまみれ、財政赤字をパンパンに膨らませた揚げ句、官房機密費まで持ち逃げするような政治の復活はゴメンである。
まっとうな国民は、みんなそう思っている。鳩山政権は、世論調査に左右される必要はない。
「絶望」を振りまく大マスコミの嫌がらせに屈してはダメだ。
http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44956
関連:
■大新聞の民主政権攻撃に反撃/新予算の経済効果この目で早く見てみたい
●どうかしている大新聞の民主党批判
http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44906
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http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44925
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http://gendai.net/news.php?m=view&g=syakai&c=020&no=44870
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