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日米密約開示で、また出たマスコミの「被害者づら」 (Aobadai Life) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/271.html
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10478026801.html
結局、日本のマスコミというのは、国家権力の犬なのである。
主要テレビ局、主要新聞社でいけば、 規制に守られたあげく、社員平均年収が1200万円以上と、 まるで、どこぞの一部上場企業の役員並みの報酬を、 一般社員が手にして、それで仕事が特別に激務なわけでもない。 戦後のある段階までは、太平洋戦争の敗北や、 戦後の貧しさ、安保闘争の影響もあって、 マスコミの側で、真実を追求しよう、いい仕事をしよう、 という人たちもいたのだとは思う。 しかし、時代は流れ、 マスコミ内もますます汚染が進み、 入社するのは、政治家や、財界の有力者の子弟が、 コネ入社で30%ぐらいを占めはじめて、 で、何のために仕事をやっているかといえば、 己らの立身出世や、私利私欲のためである。 これが、対外的に競争が激しい一般企業であれば、 「お客様のため」という、モラルがある。 しかし、マスコミは規制に守られて、記者クラブに守られて、 社外で競争がないのだから、 今度は社内での「競争」となる。 結局、それは官僚の社会と同じ仕組みで、 なので、上にいる絶対権力者とそれをとりまく派閥の抗争。 だから、大マスコミの上層部連中は、70才、80才になっても、 その権力を手放さないのだ。 もっといえば、かつてのソ連や、北朝鮮のようなものである。 魚住昭氏のナベツネの評伝を読めば、 今のマスコミのドンであるナベツネが、いかに政治と結びついて権力を手に入れたか。 ということがよくわかる。 元A級戦犯で、裏社会の大物。死に際に、CIAのエージェントであることを 告白した児玉誉士夫の舎弟となって、京都の老舗出版社をのっとった話や、 そもそもナベツネは、昭和30年代に頭角を現し、 自民党の大野派の番頭格として台頭をしていた話なども載っている。 その読売新聞自体、オーナーの正力松太郎が、 A級戦犯でありながら、CIAのエージェントとなることを引き換えに許され、 マスコミを支配することとなっていた。 そして彼は、アメリカの意向に沿って、 「原子力はクリーンエネルギー」というキャンペーンをはり、 原爆に対してのアレルギーの強い日本人に対し、 原子力発電所はクリーンで安全であるというマインドコントロールに成功し、 あげくのはてには、科学技術庁長官にまでなぜかのぼりつめている。 そういう背景があるから、 忌野清志郎が原発反対の曲が入ったアルバムを発表したら、 圧力で、放送中止ということになるわけである。 私たちは、日本の国自体がいかにアメリカの属国であったかという構造を理解したほうがいい。 それを譲って、 冷戦の激しい時期で、仕方がなかったという考え方だってできる。 だが、もっと深刻なのは、同じ東アジアの西側の国だった 韓国や、台湾は、冷戦終了後にアメリカの支配から抜け出て、 民主的な政府を樹立し、いまや経済の反映を謳歌しているのに対し、 日本は冷戦がおわったあともなお、 その経済的な反映をアメリカに徹底的に搾取され、 まして、小泉純一郎のような売国奴の総理大臣の登場で、 郵貯マネー340兆円をはじめ、日本人の資産を、 アメリカが、彼に党内基盤を保障するかわりに差し出してきているわけだ。 本来であれば、細川政権のときに、 日本も、普通の民主主義国に変われるチャンスがあった。 しかし、村山政権という自民党と社会党の連立政権というような ゾンビのような既得権勢力による政権の復活のため、 日本はそのまま既得権勢力に支配される時代がつづき、 そして、長らくつづく不況や、日本の構造的な不振にいたるわけである。 さて、話はそれたが、 つくづくマスコミが権力の犬だなと思うのは、 要するに、今回の岡田外務大臣による 日米密約の発表にあっても、 本来、彼らは真実を求めて、それを国民に伝えるという立場であるならば、 もっと本来は、政府に騙されていたことも怒るべきであるし、 また、自分たち自身が、要するに、記者クラブで、 「大本営発表」をうけて、そのまま国民に嘘を垂れ流してきた事実を反省すべきである。 であるのに、 いつものマスコミの調子で、 自分たちも騙されてきた被害者です! といわんばかりに、嘘をついていたのは政府ですと。 政府のせいにして、この件を報道する。 はては、アメリカとの普天間交渉に悪い影響を与えないか懸念されます、 というような、とんちんかんな報道をしているテレビ局もある。 なんというか。 あまりにも、既存マスコミの茶番ぶりに、ため息がでるし、 ほんとにこの連中は、煮ても焼いても食えない連中だなと思う。 おそらく、今ネット上で話題になっている 数々の冤罪事件や、国策捜査や、 自民党の60年支配の時代のさまざまな売国行為が表に出てきても、 マスコミはそれを知っていながらも、 「私たちも騙されていたのです!」と、しれっと報道するのだろう。 結局、この連中は、歴史を振り返れば、 軍部と癒着して、政党政治を破壊し、 日中戦争をさんざん煽って、 日本を15年戦争の泥沼にひきずりこんでおいて、 それで、アメリカとの太平洋戦争中は、 「大本営発表」とかいって、嘘のニュースばかり流し続けていたが、 戦争が終われば、 「自分たちも仕方なく、大本営発表を報道するしかなかったんです」 とひらき直って、被害者づらしてきた歴史である。 一時的に、GHQがいる間は、 朝日も読売も、新聞の経営連中は、追放されたけれども、 正力松太郎のように、今度はCIAのエージェントになってもどってくる連中まで でてくる始末である。 なので、マスコミは、はっきりいって、 真実なんて報道しないし、こいつらは、自分たちの私利私欲で動いていると。 マスコミに騙され続ける日本人は、本当にそこに気づいたほうがいい。 さて、今回の密約の件に絡んで、 西山事件がずいぶんと話題になっている。 要するに、毎日新聞の西山記者が、 沖縄返還をめぐる密約をスクープしたわけであるが、 そのことがきっかけに、「国策逮捕」されたというわけである。 そして、手下のマスコミを使って、女性問題にすりかえられたと。 過去記事 ・西山事件の真実が明らかに
・密約追及38年 西山さん「全容、今も闇の中」
このように、真実の報道を行おうとした自分たちの先輩が、 権力によって、つぶされたことに対しても怒るどころか、 その手先となって、いっしょになってつぶしてしまうところである。 私たち国民は、 マスコミの本質がいったいどういうものか、ちゃんと見抜いて、怒るべきは怒るべきである。 そんなマスコミに、かつては戦争に煽られ、 そして戦後も騙され続けきたのは、当の日本国民である。
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