投稿者 クマのプーさん 日時 2010 年 3 月 11 日 15:32:54: twUjz/PjYItws
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日弁連会長選挙 宇都宮健児氏当選について
2010/03/11(木) 09:03:58
日弁連会長選挙では、宇都宮健児氏が当選しました。
私としては、主流派の山本剛嗣氏が落選したことが何よりも嬉しく思います。
山本剛嗣氏は、これまでの日弁連の誤りを認めないどころか、最後の広報はがきでは、「「日弁連の改革」という名のもとの後退は許されない!」という小泉流のキャッチフレーズを持ち出し、ここまで日弁連を危機に追いやったことについて、完全に開き直っていました。
今回の会長選挙の結果の意義は、そのような主流派の路線が明確に断罪されたという点です。
このまま派閥体制そのものが崩壊してほしいものです。いつかは自分が重要ポストである、東京三会の会長、日弁連副会長、そして日弁連会長と夢見ていた提灯持ちたち、あるいは主流派に属していることで格上になったと錯覚していた地方会の提灯持ちたち、このような人たちの今後の身の振り方が興味深いところです。
派閥内で、どれだけ下積みをしようとも重要ポストが得られないというのであれば、自民党と同じく、急速に求心力をうしなっていくことでしょう。
もっとも、これまでの主流派が復帰できないと見切りをつけたときは、今度は、手のひらを返したように、新体制派の提灯持ちに成り下がるのでしょうけれど。
もっとも宇都宮健児氏は、当然の当選とは考えるべきではないでしょう。もとより、宇都宮健児氏の「貧困政策」が会員の支持を得たわけではありません。これまでの主流派に対する批判票であり、直接的には、法曹(弁護士)人口問題です。
従って、宇都宮健児氏には、会内の声を十分に聞きながら指導力を発揮し、この司法改革問題(これまでの総括と方向転換)を最優先に取り組むべきです。宇都宮健児氏は、どうもこの問題にはあまり熱心には見えないので、多少なりとも危惧感を覚えます(もちろん、山本剛嗣氏は全くやる気はないどころか逆に誤りを加速させる人であり、それから比べれば、ましとはいえるのですが。)。
しかし、会長になった以上は、公約で述べたことは、単に票欲しさのためだけの公約だったと言われないためにも、それが実現するようにがんばってもらいたいところです。以下は、宇都宮健児氏の公約ですが、私が考える具体的運動を記してみました。もちろん、すべきことは、これだけではありません。
@ 法曹人口を1500名にする
法曹人口が既に過剰になっていることについて、積極的に論陣を張ること。特に、朝日新聞の暴言に対しては徹底的にその問題点を批判することが不可欠です。
A 裁判員制度については、被告人の選択権、裁判員への過料の廃止
そのためには、早急に裁判員制度の問題点について、国会議員に働きかけること。
(私は、これまで道内の国会議員(秘書)要請を行ってきましたが、裁判員制度には問題があるとした方が圧倒的に多く、また逆に制度を知らない議員も少なくありませんでした(無罪を争う事件だけが裁判員裁判の対象とか。陪審のようなイメージだったんですね。)。当時、何故、賛成してしまったのかという点については、あまり深く考えていなかったというものです。それ自体は無責任かなとも思いますが、逆に何故、日弁連が賛成しているのかと問われて困りました。今こそ、日弁連が裁判員制度の根本的問題にメスを入れる運動を行えば、この問題は必ず解決できます。)
B 法科大学院、予備試験について再検討
法科大学院に対しても躊躇せずに現行の制度がおかしいことをはっきりと批判すること。
C 隣接業務の参入反対
司法書士との業際問題には厳しく取り組むべきです。特に、これまで多重債務問題では運動としてはともにやってきた司法書士であっても、非弁行為に対しては、はっきりとけじめをつけること。多くの会員は、この点に注目しています。
裁判員制度に関する参考
道内国会議員、候補者に対するアンケート
各党に問うシンポジウム
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