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既得権に取り込まれつつある民主党(Ameba) http://www.asyura2.com/10/senkyo82/msg/141.html
郵便不正DM事件の仕掛け人が、飯島秘書官であるという噂がある。ネット上で、けっこう広くその話が流れていて、その話の元をたどったところ、菅財務大臣の元・政策秘書で、フリージャーナリストの松田光世氏が、ツィッターで勇気をもって、どんどんつぶやいて いるということだった。 マスコミの情報操作に踊らされず、インターネットで、きちんと情報をとっている人はご存知かと思うが、厚生労働省の村木局長の冤罪は、もう決定的で、関係者が次々と、彼女の無実を証言し、当の石井一議員自身も、面識もないのに、わざわざ法廷の場に出てきて、彼女の無実を証言したりということで、衆議院選挙を前にした、民主党大物議員の逮捕という強引な検察の国策捜査の構図がまたしても明らかになり、もはや公判の維持さえ難しいという状況だそうだが、さて、それでも私が、少し腑に落ちないのは、いまさら小泉元首相の懐刀といわれた飯島秘書官がわざわざ、このような謀略を仕掛けることが、いったい彼にとってどれほどのメリットがあるのか、ということである。 永田議員を自殺に追い込んだ偽メール事件の仕掛け人も、飯島秘書官だということだが、なるほど、それはよくわかる。飯島勲という人は、小泉政権下でのマスコミコントロールや、北朝鮮関係をめぐるさまざまな謀略で、知られた人でもあり、突然、マスコミが、「大物秘書官」として、過剰に飯島秘書官の存在をはやし立てたことでも、一般国民への認知も高い。いまだに、テレビへもコメンテーターとして出演をしてくるわけだし。 それにしても、当の小泉元首相が、引退を決めている中で、わざわざ危険をおかしてまで、彼は国策捜査を仕掛ける必要があったのか、やはり、小泉チルドレンが危機に瀕しているためなのか、それとも、民主党が勝利することで、郵政利権がばれるのがまずいと思ったのた。 さて、2003年の朝日新聞の記事である。 「別荘」は長野県駒ケ根市にあり、出身地の同県辰野町から遠くない。飯島氏は年に数回、 訪れて数日滞在するという。登記簿などによると、木造平屋建て(床面積約160平方メートル) で敷地は約630平方メートル。00年8月上旬に完成した。ほぼ同時に2300万円の抵当権が 建物に設定されたが、1年11カ月後の02年7月に解除された。 敷地は地元の建築会社の借地で、建物も同社が建築。県に提出された工事経歴書によると、請負金額は2500万円。同社の社長は00年に首相の資金管理団体「東泉会」に個人名義で 2回、計120万円を献金しており、東泉会は飯島氏が紹介したという。99年12月には米国車キャデラック(排気量4.6リットル)、02年12月に限定生産1000台の トヨタのクラウンの復刻車オリジン(同3リットル)を購入しているが、メーカーによると新車の 車両価格はいずれも700万円超だ。 飯島氏の年齢や経験年数の国会議員の秘書の場合、年収は1200万円前後。飯島氏によると、「別荘」建築時に組んだ銀行ローンは、完成から7カ月後の01年3月に発刊した自著の文庫『代議士秘書』の印税が入り、繰り上げ返済したという。発行部数は明らかにしなかった。「別荘」は同県内の福祉施設にいる姉妹が将来退所した際の自宅にするという。 飯島氏は小泉首相が初当選した72年から秘書を務め、メディア戦術の巧みさや省庁人事へ の介入などが取りざたされ、小泉内閣の「プロデューサー」とも評されている。首相の地元の神奈川県横須賀市の公共事業をめぐり、飯島氏が役員だったコンサルタント会社が受注業者から報酬を受け取ったことが国会で指摘されたこともある。・・・・ 今思えば、わざわざこんな記事を天下の朝日新聞が報道する理由はなんなのだろうか。たかだか、一秘書官といえば、一秘書官である。暗に、小泉首相の下で、権勢をふるって、賄賂をたくわえているとも言いたげである。しかし、所詮はマスコミはマスコミなので、小沢一郎に関する報道と同様、本当のところはどうなのかはわからない。しかし、それにしても、こと細かく調べているし、おそらく、政界の反小泉勢力がリークした情報とみるべきなのか。 さて、話は変わるが、それにしても、せっかく国民は、民主党に力を与え、政権交代を実現したというのに、どうも鳩山政権は、ふらふらしながら、いったいどこを向いて、進もうとしているのか、心もとないところがある。 むしろ、国民新党の亀井静香や、社民党の福島みずほを見ていたほうが、まだ、ぶれずに、選挙前の志を、きちんとやろう、という気概が見えるように思う。鳩山政権の支持率が云々されるが、このあたりの、物足りなさも国民の不満にはあるのではないか。歴史的な鳩山政権の誕生によって、国民は、利益誘導の政治が、国民の幸せのための政治に変わることを望み、また、検察や、マスコミなどの国家権力の暴走が、食い止められることも望んだ。もちろん、それなりに、民主党は変えようともしているが、どうも中途半端である。 私がどうしても理解ができないのは、民主党の各議員も、どうも政局における主導権争いに、小沢問題も利用をしようとしているようだが、しかし、仙谷、枝野、前原、千葉といった各氏は、まず、何よりも日本の一番深刻な闇の部分は、かつての特高警察の体質を引きずった検察の暴走であったり、マスコミによる情報コントロールであったり、なんら戦前に、日本を滅亡へとみちびいてしまった国家の根本悪と似たような構造が残っていることと、気づかないのだろうか。 不思議なことは、たとえば、同士である永田議員が自殺に追い込まれ石井議員が、罪もないのに国策逮捕されと、こういう事態にあって、いまだに、私利私欲で、一連の問題も利用して、自らの勢力拡大を第一にやっている気がしてならず、このことが、私が、どうも、人間として、理解できない部分である。 総選挙の結果、われわれ有権者の中には、小泉政権時代の国家権力を利用した犯罪が、 なんとなく、国民は検察のうさんくささに気づき、また、鈴木宗男氏が国策捜査の被害者だったということも気づいてるが、それは鳩山政権ががんばったわけでもなく、一般の国民が、インターネットを通じて、その真相を、どんどん情報発信をして共有したからであり、また、検察がどんどん胡散臭い国策捜査をつづけるという、「敵失」によるものでもあり、鈴木宗男氏が、声をあげ、体をはって、石井議員の冤罪を訴えるという、彼の努力によって、成し遂げられたきたものであり、じゃあ、当の鳩山政権が何をしたかというと疑問である。 おそらく、やったといえるのは、岡田外務大臣による日米の核兵器持ち込みの密約調査指示と、原口総務大臣によるマスコミのクロスオーナーシップの禁止ぐらいで、あまりにもは鳩山政権は、こういう国家の根本悪の問題に対して、メスをいつまでも入れず、ふがいなさがあるわけである。それにしても、そもそも西松事件という問題も、思い返してみてほしい。 そもそも、西松の問題で重要なのは、このように、人が一人、殺されていることであって、お金云々の問題よりも、まず、こういうところに、どのような国家権力が絡んでいるのか、そこが、日本の根本的な悪であり、問題であるわけである。こうしたことに、鳩山政権がなんら答えを示していないことに、個人的には、おおいに不満に思っている。民主党の議員連中は、永田議員か自殺に追い込まれたり、石井議員が逮捕されている、という状況にたいして、もっと、きちんと現状を認識すべきではないか。彼らも与党になってしまったことで、麻痺しているのではないか。
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