(回答先: 「トヨタ、反撃に動く」　3月8日13時42分配信 ウォール・ストリート・ジャーナル 投稿者 新世紀人 日時 2010 年 3 月 08 日 21:02:45)

http://plaza.rakuten.co.jp/akiratsurukame/diary/201002120000
カリフォルニアで思うこと

2010.02.12

トヨタ叩き

私の家から程遠くないところにパシフィック・コースト・ハイウェイと言う名の大通りがあり、そこの一つの地域に車のディーラーが列を並べている場所があります。アメリカや日本や欧州の車に韓国の現代の店もあります。トヨタのアクセルの問題が起き、リコールが始まるとすぐにＧＭのディーラーがその機会を捉えて、セールス・キャンペーンを始めました。「顧客の皆様、危険なトヨタ車より我が社の安全な車をお買い頂ければ、今ですと一台当たり１５００ドルのディスカウントを行います」と言う趣旨のものです。日本人の感覚からするとかなり悪どい商法のようですが、今まで痛め続けられてきたＧＭのディーラーとしてはここがチャンスと考えたのでしょう。

アメリカ政府や議会、メディアでもトヨタ叩きが続いています。正当なコメントもありますが、どこか便乗しての批判や悪口が感じられるのも事実です。ＧＭを始め苦境にある三大アメリカ自動車メーカー支援の目的でアメリカ政府は新車を買う客に対してオンボロ車を持ってくれば補助金を出す政策を行いましたが、実際にはＧＭなどではなく、トヨタやホンダの車を買う客が多かったそうです。そこらへんにもトヨタに対する反撥の思いが潜んでいたのかも知れません。私が公平に判断しても、少し度を過ぎたメディアの批判です。

しかしアメリカの素晴らしいところはその行き過ぎに対して、すぐにまた批判の声も上がるバランス感覚です。ワシントン・ポスト紙が「過去の同様な問題の際にアメリカ企業であるＧＭやフォードに関してはこのような騒ぎは起きなかった。不公正さを感じる」と訴えました。またトヨタのアメリカでの工場があるケンタッキー州やインディアナ州やミズーリー州やアラバマ州の４人の知事さんも連名で昨日議会に対して、冷静で慎重で公平な判断を願う文書を送ったそうです。トヨタは工場で働く労働者以外にも全米１４００のディーラー店で働く人などを含めるとアメリカ人１７万２千人を雇用しているそうです。

４州の知事さん達は「トヨタの今までの優れた品質やその努力を評価して欲しい。また雇用を通じてトヨタはアメリカに大きく貢献している。トヨタは私達アメリカ人のとても価値ある友人だ」と訴えています。確かにリコールは消費者の安全を考えて、メーカーが多大の損失と犠牲を覚悟して行う行動であり、尊敬されこそすれ、非難されるべきものではありません。もし本当にトヨタが意図的に欠陥隠しやリコール決定が遅くなり過ぎたのであれば、それなりの批判は当然でしょうが、リコールそのものに関しては認められ、褒められるべきだと思います。願わくばトヨタが現在の苦境を誠実に乗り切り、またトヨタの車に対する絶対の信頼を取り戻して欲しいと思います。きっと必ずそうなるでしょう。我が家には三台の車がありますが、いずれもかなり古いですが、トヨタのバン、シエナが一台とレクサス二台です。極めて安全に走っています。（終り）

Last updated 2010.02.12 17:36:42

（新世紀人コメントというか感想）

トヨタをはじめとする日本車メーカーは米国の市場性について考えなければならないと思う。
米国としても日本車メーカーに脅威を感じた上での行いであるから、詰まらぬトラブルを避ける必要はあるのだ。
相手は絶対に弱みは見せたくない精神傾向を持っているのだから、そこのところは察してやらなければならない。
要するに、「米国の自動車産業の壊滅」だけは避けさせなければならない。
その方法は色々と考えられるが、相手（米国オバマ政権）が要求を出してきたらそれに対して妥協点を探らなければならない。
もう、日本車メーカーが米国市場において一人勝ちが許される米国市場ではなくなっているのだ。
日本のメーカーは政治センスが悪すぎる。田舎鎖国島国根性を脱して考える努力をしなければならないのだ。金儲けだけを考えたビジネスのあり方では世界中で相手を困らせるだけであろう。
完成品を売れる市場と技術提供を売れる市場の見分けも大切なのだ。
日本車メーカーやその他の日本メーカーは無教養のビジネスマンを育てて造りまくって売りまくって金を貢されてお膝元の社会は崩壊させて相手市場の荒廃も判らなくなった有様は無教養と無思想のエコノミック・アニマルの辿りついた荒地である。
経団連の方針転換もやっと実現した。

　２　８１　＋− 　

コメント
01. 2010年3月09日 16:33:19 トヨタたたきだけに目を奪われていては、本質を見失う。 クロマグロから調査捕鯨、アカデミー賞でのイルカ漁の件など、最近、色々と 日本たたきが見られる。 これらの動きは、まったく個別のことであろうか？ それは違う！ ロンドンに拠点を置く、世界的な結社が暗躍してのことでろあろう。 日本民族に世界の牽引役になられては困る連中がやっていることなのだ。 しかし、世界の民衆は今、劇的に覚醒し始めている。 最早、ロンドン勢力が構築したマトリックス世界が消滅するのは時間の問題だ。

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