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【朝日新聞のロッキード事件続スクープ、三木首相のキッシンジャーとの秘密交渉】(れんだいこのカンテラ時評681) http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/874.html
http://otd10.jbbs.livedoor.jp/1000013618/bbs_plain 2010.3.7日、朝日新聞(奥山俊宏)が、2.12日の「ロッキード事件『中曽根氏がもみ消し要請』 米に公文書」記事に続き同じくメガトン級の「三木元首相、ロッキード疑獄で米に密使 『自民出て総選挙』を示唆 米政府文書」記事を掲載した。 「このほど秘密指定が解除された米政府の内部文書でわかった。日米関係の裏面史がまた一つ明らかになった」として、ロッキード事件に纏わる三木首相の怪しげな挙動史実を明らかにした。これを確認する。やはりこういう記事を掲載するのは朝日なんだな。読売、産経、毎日にはできない。格が違う。やっぱり朝日は購読せんといかんな。毎日が面白くなくなったから乗り換えよう。 2.24日、三木首相は、フォード米大統領宛にロッキード疑惑に関する全資料の提供を求める親書を送った。その2日後、米政府・国家安全保障会議のピーター・ロッドマン氏に、若泉敬(けい)・京都産業大学教授から電話があった。ロッドマン氏の報告文書によれば、若泉氏は「三木首相がキッシンジャー長官との秘密会談にあたらせるため、平沢氏を『個人的な秘密代理人』に指名した」と伝えた。平沢氏は外交官やNHK解説委員を歴任し、三木氏の外交ブレーンだった。若泉氏は沖縄返還交渉などで佐藤栄作首相の密使を務めた人物で、その後も米政府と連絡を保っていた。 3.5日、三木首相の密使として平沢氏がワシントンでキッシンジャー米国務長官と極秘会談した。国務省の記録によれば、米側は資料提供の条件として「秘密扱い」を求め、平沢氏の同意を得た。両者でフォード返書の文案を検討し、表現をいくつか削除した。 3.12日、返書が日本政府に届いた。両政府は、米国が資料を秘密扱いで日本の検察に渡すことで、同月23日に合意。捜査や訴訟にのみ使うのが条件で、「法執行の責任を有しない政府機関に開示されてはならない」と規定された。 4月上旬、資料が届く前、平沢氏はロッドマン氏に電話し、三木首相からキッシンジャー氏へのメッセージを伝えた。「元首相、現職閣僚、与党幹事長のだれかが事件に関与しているかどうか極秘・緊急に知りたい」という内容だった。この際、平沢氏は「米側の返答次第では、三木首相は無党派の改革案を掲げ、内閣からも党執行部からも離れて国民の信を問うという、前例のない選択肢を実行に移すだろう」と述べた。しかし、米側は4月10日、「日本政府と最近合意した手続きによらなければならない」として、要請を断った云々。 ざっと以上のような内容である。この情報が如何に大事なのか、それは、時の日本国首相が、国際金融資本の筆頭使用人であるキッシンジャーの顔色窺いながら二人三脚でロッキード事件を仕掛けて行った裏舞台があきらかにされたことにある。朝日の先の記事は中曽根の挙動不審を伝えた。こたびの記事によると三木然りとなり、何と時の首相と幹事長が揃ってキッシンジャー指揮下にあり逆指揮権発動したことが判明したことになる。 且つ更なる犯罪性は、同時期のロッキード事件―ダグラス・グラマン事件に於いて明らかに児玉―中曽根―ナベツネラインの犯罪を濃厚にしていたのに、これを免責させ、敢えて前首相の田中角栄の金権腐敗訴追へと捻じ曲げ誘導し、これに立花隆を筆頭とする御用評論家、マスコミ各紙各誌、日共、社会党、労組が大包囲網を形成し翼賛合唱したことにある。その凄まじさは、カラスが鳴かない日はあっても角栄糾弾の声がしない日はないと云われるほどの喧騒となったことで分かろう。 ロッキード事件から30年を経過し、こうして次から次へと真相が現れるようになった。誰か、角栄の冤罪の紐を解かんか。可哀そうでならぬ。れんだいこ史観によれば、角栄政治とは大国主政治であった。大和王朝前の倭国時代の日本列島に於いて善政を敷いていた部族連合国家たる出雲―三輪王朝時代の王朝楽土型政治の20世紀後半型復刻版であった。それ故に人民大衆が今も大国主同様に角栄を懐かしむ。その角栄を理不尽に葬った反角栄連合派の醜態をこそ咎めるべきであろう。誰か、こう共認せんか。 付言しておけば、角栄は戦後日本政治史上のハト派対タカ派抗争軸上のハト派の総帥であった。その角栄が捕縛はがい締めされるに及び日本が国際金融資本にはがい締めされ、今日の如く惨憺たる中国、韓国の後塵を拝する貧相国家となってしまった。戦後日本の社会主義的要素は民営化の名の下に次々毀損され、ハゲタカファンドの餌食にされてしまった。ハト派は内治を重視する。公共事業を重視するのはその為である。タカ派は外治に利用される。公共事業を抑制し、国際金融資本の命ずるままに国富を献上する。 今まではこう説いてきたが、これからは内資派と外資派に分類しようと思う。外治と云う用語は戦前には当てはまるが戦後には似合わないからである。戦後日本のタカ派には外資派の方がよりぴったりする。今や日本政治は、ハト派(内資派)対タカ派(外資派)が抗争している。新党だろうが旧党だろうが、これでふるいにかければ動きが良く分かろう。 2010.03.07日 れんだいこ拝
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