投稿者 南青山 日時 2010 年 3 月 07 日 21:59:14: ahR4ulk6JJ6HU
http://www.olive-x.com/news_ex/newsdisp.php?n=85419#
大マスコミの懸命の後方支援でも、今夏の参議院選挙は自民党敗北の兆しが出始めた。
小林議員周辺のこれまた怪しげな政治資金規正法事件で、町村センセイは早速選挙運動を開始されるらしいが、仮に補選があっても参議院選挙との同日選挙となろう。
まず、民主党内では小沢幹事長に文句を言うグループはあっても、鳩山首相に文句を言うグループはない。
なぜなら鳩山首相は、民主党の事実上の創設者にしてオーナーだからだ。
選挙にしても、小沢幹事長に対し選挙の対面のための辞任を口にしても、実際の選挙は小沢氏の手腕に頼らざるを得ない。
企業でも資産家出身の社長と腕こきの営業部長にその経営を頼らざるを得ない場合、出来るのはせいぜい居酒屋での陰口くらいのものだ。
現在の小沢選挙体制は、小沢と石井で掌握している。石井氏は、きめ細かな選挙データを駆使し、その情勢を分析する手腕の持ち主である。
自民党では、先の選挙で敗北したが細田氏の選挙管理能力は抜群だった。
アンコウ幹事長とバンソウコウ未遂総裁では、次期総選挙を野党で闘うことは難しいだろう。是を将を見るという。
その証左にここにきて、党内から例によって谷垣総裁おろしの声が上がる。大島氏は、党内批判に「辞めてもいい」と逆ギレしている。
戦う前から崩壊の兆候が出て来た。
しかし民主党側は、鳩山首相に辞めろという人は出ていない。
現在の民主党は、鳩山代表体制であり、小沢氏は幹事長である。
小沢氏は、所謂、組織票を固めている。
組織票をバカにしてはならない。
自民党の票田だった農協、NTT、郵便局、医師会、歯科医師会、税理士会、看護師会、農政・建設関係と積み上げれば大きな票田がある。
また共産党やSG公明党は野党だが、累進課税への是正や介護法改正などで是々非々で政策毎に対応することで、自主投票になる。
共産党は全体の約5%、SG公明党は7〜8%の基礎票がある。SG公明党は必ず投票に行くから、実質的な投票率が高い。
実は前述の組織票もまた選挙に行く層だ。
先の衆議院選挙では多くの組織票が自民党に投票し、無党派は民主党に流れた。
投票率が高くなり、無党派と自民支持層からの流出が重なって、大勝となったが、組織票自体は大きかった。
自民党が選挙に強かったのはこの『必ず選挙に行く底固い自民支持層+組織票』がその選挙の根幹にあった。
したがってこの組織票が流動化し、民主党側に移るか、あるいは、自主投票になれば、敵の勢力を削ぐ事が出来る。
只今、我が国では、自民党守旧派勢力(豊臣方)と民主党徳川連合軍(徳川方)の熾烈な戦いの火蓋か切って落とされているのであり、そこは戦場である。
だが、民主主義先進国の米国での選挙戦は更に熾烈を極める。
中国叩きも、トヨタ叩きも全て中間選挙に向けてのものだ。ナンデモアリある。
だが日本の歴史で、豊臣方が復活したことがあっただろうか。
平家が復活しただろうか。そして徳川幕府が復活しただろうか。否である。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
したがってあるなら新しい勢力が台頭して来た時、真の二大政党制になるのだろう。
小沢氏は、猛烈な組織切り崩しの頂上作戦を展開している。
関が原の戦いで勝敗を決したのは、彼我の勢力図ではなく、小早川秀秋の寝返りだったと言われている。
作戦が拮抗しているとき、一定の勢力が反転すると彼我の戦力差は2倍になる。
選挙屋だの、なんだの言われても、小沢氏は走る。目指すは、豊臣滅亡であって、和議ではない。
彼は、与党の幹事長であり、これから8年10年と民主党政権を磐石にすることが彼の目標であり、それが「国民の生活が第一」の政治の実現になると固く信じているはずだ。
小沢氏の只今の心中は「負けてたまるか」という闘争心で溢れているはず。
その証左に、この間は抜群の経歴を持つ田村耕太郎議員が民主党に入党した。彼は民主党っぽくない。
しかし彼らはアホではない。彼らには小沢氏の蹄の音が聞こえているのだ。
歴史は、勝者によって書かれる。だから、優勝劣敗が見えてくると、脱落者や造反者が相次ぐ。
小沢氏は行動する人であって、理屈を述べるタイプではない。だからマスコミ受けが悪いし、行動が見えないから憶測記事が溢れる。
小沢氏を選挙しかない人と批判する人がいるが、彼は有権者から聞く話が真実で、マスコミから間接的に聴こうとは思っていない。
この一貫した姿勢がマスコミに嫌われる要因だ。
彼は昨日、87名の第一次公認候補を発表し、最終的に今月中には100名規模の立候補者を立てる。
既に選挙体制に突入しており、4月には予算が成立し、昨年まで自民党政権下での予算だったものが初めて民主党政権下に移る。
その日から、自民党は何らの政治的影響力をも予算に対し持つことが出来なくなる。
補給線は切れる。
政治の現実とは、ここが過去に繰り返し述べているように、それは税金のことであり、それはコメの配分のあり方を決めるものである。
自民党は大企業や天下り先ばかりにコメを配分していた。民主党政権では、それが国民にスイッチされる。
これを自民党はバラマキ政策だと批判している。誰がそんなことを信じる者がいよう。
吸い上げたらそれを民に再配分するのが正しい王道の政治であり、そうでないという者があるなら回答を求む。
また租税には租税調整機能という重要な経済機能がある。
大企業ばかりに偏った租税機能で、この日本社会をガタガタにしたのは他でもない小泉某自民党政権に他ならない。
国民から集めたお金を、国民経済に役立つように再配分するのが政治の権能。
是に成功すれば民主党政権は300年続くはず。
そうすれば、民主党中堅にも総理の目が出る。
だから結束団結こそが必要なのである。
目先のことばかりではなく、人間が勝利という目標のために一致団結して闘う先に歴史がある。
いいかよく聞け。
ウソをつくな。
国民の生活を本当に良くしようと真剣に考えろ。
ウソをつくと言葉が弱くなる。
経済を良くする思想は「自利利他」であり、即ち、国民所得の向上を願う者が最終的に王道を制し、勝者となる。
小泉某自民党政権はなぜ躓いたか。
本日はそれこそが核心であるとし本日の論評とする。
(南青山コメント)
民主政権の閣僚、党の首脳の発言はぶれまくっているが、唯一ぶれていないのが小沢およびその周辺の議員である。
小沢が参院選の選挙対策の先頭に立つ限り、次の選挙で負けることはないだろう。
そう考える理由は、本記事で述べられている通りである。
それ以外に、日本の再生の道はないと考えている。
検察も、マスゴミも、負け犬の遠吠えはもうしばらく続くだろうが、そんなものは無視すればいいだろう。
国民所得の向上を願う者が最終的に王道を制し、勝者となる。
方法はいろいろあるとして、結局、政治はこれにつきるのではないか。
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