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徴兵制の話も出た?、自民の改憲推進本部のアブナイ改憲論点(日本がアブナイ!、3.6)【自滅党が一番アブナイ!】 http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/813.html
http://mewrun7.exblog.jp/1652864/ 一昨日の夜、知人が「自民党が保守化路線を行くとはきいていたけど、まさか早々に徴兵制とか言い出すとはね〜」と言うのをきいて、「え〜〜〜?」と。(゚Д゚) で、帰宅してネットを見てみたら、『自民、徴兵制導入検討を示唆 5月までの成案目指す』(共同4日・後掲)というタイトルが目に飛び込んで来て、「これか〜」と思ったのだけど。 その後、自民党が出したという論点整理の表を見てみたら、「天皇元首」「国旗、国歌の規定」とか。軍隊がらみでは、「兵役義務」「軍隊と国民」「集団的自衛権」などの物騒な言葉がずら〜っと並んでいるのを見て、ギョギョッとさせられると共に、かなり呆れてしまうところもあった。(@@) * * * * * 自民党は、昨年の総選挙で惨敗した後、党再生の方針として、「保守政党」としての存在をアピールすることに決めて、新綱領でも、基本政策の一番目に「新憲法の制定を目指す」と明記した。 谷垣総裁は、初会合の席で『「自民党は自主憲法の制定を党綱領に明記している。党の旗印の1つとして憲法問題を眠らせることなく前に進めていきたい」と述べた』という。(産経新聞4日より) 先に、その会合で示された論点整理表というのを 『『自民党の憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)は4日の会合で、憲法改正の論点整理を発表した。天皇を元首と明記することをはじめ、国旗・国歌や外国人に参政権を付与しない規定など、同党が平成17年に発表した新憲法草案に盛り込まれなかった内容が中心となっている。 推進本部は「あるべき国家像という学術的・学理的な側面から憲法論議を進めたい」(保利氏)としており、憲法改正手続きを定めた国民投票法が施行される5月までに、「自民党らしさ」を踏まえた改正案の取りまとめを目指す。 論点整理の要旨は次の通り。 第1 総論 一、憲法改正国民投票法の有権者が18歳以上になるため、少なくとも高校で憲法を学ぶ必要がある 一、「日本らしい日本の確立」のために自民党が主張する憲法改正の柱の明確化 一、憲法改正要件を規定する96条の改正から、憲法改正の行動を起こすべき 一、国旗・国歌の規定を置くべきか 第2 各論 一、象徴天皇制を維持した上で、天皇が元首であることを明記するか 一、天皇の国事行為に「承認」の文言は不要 一、国家としての安全保障をどう表現するか。集団的自衛権と国家の同盟関係のあり方を再検討 一、民主主義国での兵役義務の意味と、軍隊と国民の関係を検討する必要があるのではないか 一、外国籍には国・地方を通じて参政権を有しないことを明記するか 一、一院制・二院制の是非を検討 一、軍事裁判所の必要性 <産経新聞4日>』 いや〜、何だかここまで来ると、完全にウヨ保守政党であることを前面に出す気なのかな〜とも思ったりして、逆に「お見事!」と言いたくなるような感じもしたのだけど。^^; で、上述の「兵役の義務」という部分に着目した複数のメディアが、そのことを大きく取り上げたため、大島幹事長が、あわてて釈明&火消しを行なったという。(・・) 『自民党憲法改正推進本部(本部長・保利耕輔前政調会長)は4日の会合で、徴兵制導入の検討を示唆するなど保守色を強く打ち出した論点を公表した。これを基に議論を進め、05年に策定した改憲草案に修正を加えて、憲法改正の手続きを定めた国民投票法が施行される5月までの成案取りまとめを目指す。 参院選を視野に、離反した保守層を呼び戻す狙いとみられる。ただ05年草案も徴兵制には踏み込んでおらず、「右派」色を強めたと受け取られる可能性もある。今後党内外で論議を呼ぶのは必至だ。 大島理森幹事長は4日夜に「論点は他の民主主義国家の現状を整理したにすぎない。わが党が徴兵制を検討することはない」と火消しを図るコメントを発表した。 論点では「国民の義務」の項目で、ドイツなどで憲法に国民の兵役義務が定められていると指摘した上で「民主主義国家における兵役義務の意味や軍隊と国民との関係について、さらに詰めた検討を行う必要がある」と記述。<共同通信4日>』 <でも、ふつうに考えれば、徴兵制とかそれに類するものを全く考えていない人たちは、わざわざ他国の憲法の「兵役の義務」について論点にして、検討したりはしないと思うけどね。(ーー)> * * * * * ところで、自民党は、立党50周年を迎えた05年に、「新憲法草案」なるものを発表しているのだけど。<草案全文はコチラ(http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/jiminkaikenann.htm)。あと、コチラ(http://mewrun7.exblog.jp/1652864/)の「こんな新憲法はイヤだ〜〜〜!!!」という記事に、主要な改正点を記してあるです。(・・)> 何故、今頃になって、この草案を見直す動きが出るのかと言えば、当時の小泉首相が、超保守派の考えた原案をかなりカットor修正してしまったため、それに対する不満がいまだに渦巻いているからなのだ。(@@) 自民党は、結党以来、新憲法制定を綱領に掲げているのだけど。 改憲推進派の中でも、いわゆる戦前復古主義的な超保守の思想を持つ人たちの多くは、現憲法は米国に押し付けられたものだとして、その存在や効力を認めない。<上の記事にもあるけど、この人たちは、(現)憲法の改正とは考えず、新憲法制定という言葉を使いたがるので、その点でもゴタついたりすることが・・・。^^;> そして、彼らは、戦前の日本に近い形で、天皇を頂点にして、国民はその下で、国家&天皇(国体)のために奉仕して富国強兵に努めるというピラミッド型の国家を築くことを理想としているので、できるだけそれに沿う形で、国が国民をコントロールしやすくなるような新憲法を作ろうと考えている。(ーー) <超保守派の代表格は、安倍晋三氏、平沼赳夫氏。コチラに挙げた議員らも。彼らは、また集会や出版物、ネットなどを使って、自分たちの思想を広めて、改憲の国民的な運動を起こそうともしていて。それで、いわゆるネトウヨも誕生したのよね。(>_<)> で、自民党内で憲法草案を考えた時も、超保守派が自分たちの思想や思い入れを込めた原案を作ったのだけど。<この時に、上述のような天皇元首制とか、兵役の義務or国防の義務を入れようという話があったのよね。(~_~;)> ところが、党内で異論が出たため、当時の小泉首相がこのままでは草案がまとまらない&国民からの支持も得にくいということで、超保守派の主張した部分をカット&修正してしまったため、超保守派の中には、「こんな草案では、改正する意味がない」と怒っている人も少なからずいて。 * * * * * ちなみに、mewは以前から書いているように、憲法を改正すること自体には、反対の立場ではない。 ただ、mewは、今、自民党が中心になって行なおうとしている憲法改正やその草案には、断固反対だ。(**) 彼らの多くは、主権者である国民の存在を軽視して、自分たちの思いを実現するために、しかも政治家が主導する形で、強引に憲法を変えてしまおうとしているからだ。(-"-) それに、「平和が一番!」のmewには、軍隊の活動範囲を広げるために憲法9条を改正することには賛成できるはずもないし。ましてや、時代を逆行して、戦前復古主義の思想に基づくような憲法を作るなんて、あり得ない・・・というか、あってはならないことだとさえ思っている。(`´) * * * * * まあ、おそらく、自民党がどんどん保守化を強めて行けば行くほど、一般国民の心は、どんどん自民党から離れて行く可能性が高いとは思うのだけど・・・。^^; それにしても、今回の件で、万一、自民党がまた政権の座を奪取することになったら、やっぱ絶対に「日本がアブナイ!」と、改めて再確認させられたmewなのであった。(@@) (南青山コメント)
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