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テレビ文化人の終焉。 (文藝評論家・山崎行太郎の政治ブログ『毒蛇山荘日記』) http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/719.html
【「小沢事件」は奇しくも、テレビに群がる文化人たちの権力べったり、体制迎合の反動的体質を次々と暴露することになった。
最近、テレビ画面に顔を出さなければ何事も始まらないというような風潮が強く、テレビタレントやテレビ芸人はともかくとして、作家や思想家、ジャーナリストに至るまで、猫も杓子も「テレビ、テレビ…」と騒ぎ続けた日々だったが、今回の小沢事件の余波によって、彼らの社会的な信用も影響力も半減し、むしろ「テレビ文化人」だったというレッテルを張られることによって、時代から切り捨てられようとしていると言っていいように思われる。 しかるに、当分はまだ、テレビ画面に登場する文化人こそが文化人だというような風潮は残るだろうが、しかし、そこには批判と軽蔑とが伴っていくことになるだろう。 郷原信郎から上杉隆…に至るまで、小沢事件報道で活躍したと思われている文化人やジャーナリストも、所詮、「テレビで顔を売ること」を優先してきたという現実の前では、過去の人であり、消えゆく人であろう。たとえば、テレビ文化人の典型であった「田原総一朗」が、今年の三月で、「サンデープロジェクト」を降板するそうだが、この事実が示すように、「テレビに出なければ文化人ではない」とでも言うように、わが世の春を謳歌し、一世を風靡してきた「テレビ文化人」の時代が、今まさに終わろうとしていると言っていい。 読者や視聴者が、「テレビ文化人の正体」を知ってしまった今、彼等が文化人や思想家、ジャーナリストとして生きていくことは容易ではないだろう。たとえば、立花隆は、小沢事件の渦中において、勇ましく「小沢は終わった」と書き綴った文章をネットに数回にわたって発表していたが、まことに気の毒なことに、いつのまにか全文を削除しているそうである。 よろしければ、応援のクリックをお願いします。
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