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長年の嘘を手のひら返しで覆す「オスプレイ配備」発言 (保坂展人のどこどこ日記)
http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/681.html
投稿者 ダイナモ 日時 2010 年 3 月 04 日 19:01:31: mY9T/8MdR98ug
 

http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/35f0cbf3d96b1c31ab06d575427de8bb

 最近になって、まるで沖縄への「MV22オスプレイ配備」が既定事実であるかのような発言が防衛省筋から続いている。私が、国会で追及してきた「オスプレイ配備」だが、政府・防衛省(庁)は、一貫して「アメリカからは聞いていない」という虚偽答弁を続けてきた。ところが、政権交代を奇貨として、まるで「オスプレイ配備」は当然であるかのような発言を下書きしているのは、自民・公明政権時代から変わらない「防衛」「外務」官僚たちである。

〔引用開始〕

在日米軍再編:普天間移設 アセスのやり直しも 防衛相ら「オスプレイ配備」

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題で、政府内に浮上しているキャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部への移設案を巡り1日、米海兵隊ヘリの後継機となる垂直離着陸機MV22オスプレイの配備に言及する発言が防衛省幹部から相次いだ。同機配備は現行計画に明示されておらず、現在進められている環境影響評価(アセスメント)のやり直しにつながる可能性もあり、新たな難題を抱えたと言えそうだ。

 陸上案の滑走路の長さを巡っては、首相官邸内では500メートル前後が、防衛省内では1500メートル前後が検討されている。北沢俊美防衛相は1日の衆院予算委員会分科会で「滑走路が500メートルや1500メートルという議論は将来的なオスプレイ配備が念頭にあっての議論かなと推測する」と述べた。

 長島昭久防衛政務官は同日、東京都内の会合で「オスプレイは12年10月から24機、沖縄に随時導入されることになっている」と明言。その上で「現行案と決めてもオスプレイの話が一切入っていない」と指摘し、アセスをやり直す必要性があると言及した。

 官邸内で検討される500メートル案は県外への訓練移転などがセットだが、防衛省幹部は「オスプレイを使う場合500メートルでは短い」と指摘。前原誠司国土交通相も2月26日の記者会見で「滑走路は1300メートルから1500メートルくらいはいる」としており、オスプレイの配備に関して米側との調整が難航することも予想される。【仙石恭】

 ■ことば

 ◇MV22オスプレイ
 飛行中に大型のプロペラの角度を変えることで、ヘリコプターのような垂直離着陸が可能で、航空機並みの航続距離と速度が出る機種。米国で開発され、海兵隊・空軍・海軍で使用されている。最大速度は約510キロ、航続距離は約2200キロ。現在海兵隊が普天間飛行場などで使用しているCH46ヘリの最大速度は約270キロ、航続距離は約350キロで、性能面で大きく上回る。(毎日新聞)

〔引用終了〕

 国会で虚偽答弁を重ねるのは、民意に背反した許しがたい態度である。連立政権の防衛大臣が「オスプレイ配備」に触れるのであれば、過去の「政府答弁」を精査して「答弁書に嘘を平気で書いてきた官僚」を処分・解任するなど、最低限のケジメをつけるべきだろう。この14年間、国会でも沖縄でも防衛庁・省は嘘をつき続けてきた。

 ちょっと長いけれど、どれだけ国会で「オスプレイ」の議論をしてきたのかを紹介しておこう。3年前の衆議院安全保障委員会のやりとりである。

〔衆議院会議録 平成19年4月12日)

○保坂(展)委員 社民党の保坂展人です。
 昨日、外務委員会の方で麻生大臣が、オスプレー配備問題について、これは、完成品になった、つまり欠陥を克服して完成品になった段階で置きかえていく可能性は、我々としては十分考えておく必要がある、こう述べられました。
 防衛大臣に聞きますが、同じ見解でしょうか。

○久間防衛大臣 というよりも、いまだ完成品になっていない、米国においてすらこれが配備されていない、そういうような現在の段階である。だから、これについて、まだそういう、国内でも配備されていないものについて我々が議論するということ自体がいかがなものか。そういうような、実戦配備が国内で行われていないということを前提として、私たちはいろいろなことを考えております。

 ○保坂(展)委員 これは、アメリカの議会の調査で明らかになっているものなので、把握をしないなんということはいけないことだと思いますね。
 防衛大臣にお聞きしますが、ちょっと事実の確認なんです。古い話ですけれども、九七年、名護市民投票の前だと思います、名護市体育館で、海上ヘリ基地とは何ぞやということで防衛庁が説明をした。その際に、アメリカ海兵隊が二〇〇一年からオスプレーに更新をしていくことは承知しているけれども、ただ、普天間に配備されているCH46やCH53が代替更新される決定はされていないんだ、海上基地はオスプレーの配備を前提にしてつくるものではない。これは、こういう見解を出されたというのは間違いないですか。

○久間国務大臣 それは、そういう見解を出しております。

○保坂(展)委員 次に、昨年の四月十八日に、この安保委員会で我が党の辻元委員が額賀大臣に対して、オスプレーの配備についてはアメリカと一回も協議していないんですかということに対して、協議しておりませんと額賀大臣は答えているんですね。日本に対する配備が計画されているということを聞いておりませんと。そして、当時の防衛局長は、今御指摘のオスプレーの問題につきましては、SACOの時点でも、アメリカ側としてオスプレーを配備する計画はないということで確認している、こう答弁しているんですが、これも間違いないでしょうか。

○久間国務大臣 約十年前というか九年前、そのときも、そういうような具体的な話は何ら私自身も聞いておりませんでしたし、その後も、そういう配備についての相談があっているわけではありません。

○保坂(展)委員 ところが、昨日の外務委員会でもあったようですが、沖縄の新聞には、こちらのように、オスプレーの配備明記ということで大きく報道をされていますね。
 この内容なんですけれども、これは、最終報告の少し前、九六年十月二十三日の日米の作業部会の記録の概要で、ワシントンで開かれている。そのときに、オスプレーの沖縄の配備について、日本政府がアメリカに対して、沖縄との協議についてどうしたらいいかという助言を求めている。三つの選択肢を示している。一番目は、オスプレーに言及しない。二番目は、具体的に言及する。三番目は、現在運用中の軍事機用にまず建設をし、アメリカ側がオスプレー導入を公表したら滑走路延長を求める。この三つの選択肢を示したが、アメリカ側は具体的に答えなかった。
 これは、外務大臣あるいは外務副大臣、答えられますか。こういう報道がありますが、いかがですか。大臣に答えていただければ。

○麻生国務大臣 御指摘の米側の文書とされるものといたしましては、政府としては全くコメントする立場にはないんですが、オスプレーの沖縄への配備につきましては、従来のように、米側の方から一貫して、現時点で具体的なものは決まっていないと説明を受けておりますので、SACOの最終報告も、オスプレーの沖縄への配備を前提としたものではないと理解しております。

○保坂(展)委員 外務大臣、実は、メモランダム・フォー・ザ・レコードという、九六年の十月二十三日にPLUという米軍機関が作成した文書があるんですね。この三ページ目のところに、今私が日本側の選択肢として示した部分が書いてあるんですね。
 つまり、アメリカ側の文書で、日本側がアメリカ側にどうしたらいいかと打診をしてきたということが書いてあるという事実があるんですが、それはいかがですか。

○麻生国務大臣 今ほど御答弁申し上げましたとおり、御指摘の米側の文書の内容についてちょっとこちら側としてコメントする立場にはございませんので、先ほど答弁を申し上げたとおりの答えであります。

○保坂(展)委員 このオスプレー問題は私も、これは沖縄北方委員会ですけれども聞いたことがありますが、外交ルートを通してそのたびに外務省はアメリカ側に照会して、現在のところそういう具体的な計画は何ら有していないという答弁で、ずっと、これはほとんど与野党全部の議員から聞かれているんですね。
 大臣、これは変な話ですが、日本側が打診したかどうかというのは日本側の記録に本来あるんでしょうけれども、アメリカ側に照会して確認したらどうですか。そういう文書がアメリカ側にはあるのかどうか。

○岩屋副大臣 昨年の八月に、オスプレーの沖縄への配備に関する当時の報道がございました。これは、八月二十九日、沖北委員会において質疑がなされたところでございまして、その報道もございました。
 そこで、外務省から在京米国大使館に対しまして……(保坂(展)委員「今言っているものについて照会してください」と呼ぶ)今言っている文書ですか。それは大臣がおっしゃったとおり、政府としてコメントする立場にないということでございます。

○保坂(展)委員 では、これは防衛大臣の方に伺います。
 国会答弁は大変重要だと思いますね。その国会答弁で十年にわたって政府は、歴代内閣は、こういったオスプレーの配備については何ら具体的な計画を有していないと米側から聞いていると与野党の議員全員に答弁してきたんですね。これは、日米の間でSACOの最終報告合意前の協議において、オスプレーの配備問題は議論されなかったのか、協議されなかったのか。そこに文書は全くないのか。少なくとも日本側からアメリカ側に対してそういう協議をしたという記録はないのか。事実はどうだったのか。しっかり答えていただきたい。

○久間国務大臣 私はその日時の直後に就任しておりますけれども、SACOの問題について、特に普天間の移転については随分タッチしてきましたけれども、私の時代に、その直後から、私は十一月だったと思いますけれども、全然そのオスプレーについては議論すらしておりません。全く、オスプレーが可能性があるかのような話は一回も、その二年間にわたって、私の在任期間中に聞いたことはございません。だから、余りうちの方としては関心はなかったんだと思いますよ、そんな話については。
 というのは、その後十年たっても実用化していないわけですから。実戦配備されていないわけですから。そんな危なっかしいそういうものについて、その当時議論するような状況にはなかったんじゃないでしょうか、推定ですけれども。私自身は知りません。

○保坂(展)委員 きのう外務大臣あるいは防衛省の政府参考人が答弁をしていますけれども、アメリカが現に普天間に配備しているCH46や53の後継機というのはオスプレー以外にないわけですよね。そこを確認したい。
 そして、ない以上は、いずれそれは、麻生大臣の答弁とも重なるんですが、これが改善されれば結局配備されるのはオスプレーじゃないか、これは間違いないですか。

○久間国務大臣 それ以外にないと言い切れるかどうか。要するに、技術はずっと革新していきますし、そして、それがもし非常に安全な機種であればまたそのときに議論が出てくると思いますけれども、今のところ、まだそこまで全然、みんなが認識するに至っていないわけでありますから、先生みたいにそれを、次は後継機はこれなんだと決めて議論する必要があるのかどうか。私はそこまで考えておりません。

○保坂(展)委員 では大臣、事務方とちょっと確認していただきたいんですが、きのうの外務委員会で、赤嶺委員に対して、オスプレー以外のものを開発しているとは承知していないと防衛政策局長は答弁しているんです。これは間違いないでしょう。ちょっと確認してください。

○久間国務大臣 それはまた別の話でありまして、アメリカがどんなものを考えているかは別ですけれども、少なくとも、普天間の代替施設でありますキャンプ・シュワブに、今度移しますそこについてオスプレーがこれから先配備されるという前提での議論は全然していないということであります。

○保坂(展)委員 ところが、このアメリカ側の文書を見ると、オスプレーの配備について、非常に説明するのが難しい、これは日本側から、こう言っておるわけですね。SACOの最終合意にこのオスプレーの配備を入れるということが直前まであって、それはやはり削ると。こういうやりとりがあるわけですよ、現実に。
 大臣は当時その直後に長官に就任されたということで、また十年後に今その大臣の席にいるわけですから、これはしっかり、本当にないのか、当時の防衛庁内あるいは日米のSACOの協議の中でオスプレーの配備について米側と協議した形跡がないのかどうか、確認。今断言できるなら断言してくださいよ、絶対にないならないと。

○久間国務大臣 少なくとも、議論するときにはそれが安全かどうかというのを確認した上で議論するわけですから、十年前に、まだ不確かなものについて、そんなことをしているはずがないと思っております。

○保坂(展)委員 当時、日本側が沖縄県民に対して、この質疑も特に沖縄県民は非常に関心を持って、今大臣言われるように、非常に不安定で事故を起こしている、たくさんの乗員も死亡している、そして最近に至っても私が紹介したような状況であるわけですから、これは大事なことなんですね。ですから、文書で、例えば米側に対して照会をかけたり、あるいは県民に対してどう説明するか。こういうやりとりは本当にないんですね。後から出てきたということはないですか。

○久間国務大臣 それはないというふうに思っておりますし、何回も言いますように、安全性が確認されないものをわざわざ話題にすること自体が、開発されて安全だということが確認された段階で議論するならまだしも、そこが、まだ実戦配備もされていない、そういうものについてそれを議論するような、また問い合わせをするような、そういう段階でもないんじゃないかと思います。

○保坂(展)委員 私の質問についても、八月二十九日、沖縄北方委員会でしたけれども、これは防衛庁、外務省ともに、米側に照会をかけたけれども何ら具体的な計画は有していないという答弁をされているわけです。
 外務副大臣に伺います。
 この米側への照会については、日本のどちらから米側のどちらに照会をかけて、具体的に何ら有していないというんですが、具体的に何ら有していなくても、大まかには有しているのかなと思ってしまうんですね。その辺はしっかり確認できますか。どういうルートでこれは照会をかけたんですか。

○岩屋副大臣 さっきお答えしようと思っておったんですけれども、済みません、私の勘違いだったと思いますが。
 今のお尋ねについてですけれども、昨年八月、外務省の私どもの当局から在京米国大使館に対してオスプレーの沖縄への配備に関する米側の見解を照会させていただいておりますが、そのときに米側から、オスプレーの沖縄への配備については現時点では具体的に何ら決まっていないという回答を受けております。

○保坂(展)委員 麻生大臣にも伺います。
 久間大臣にも伺いましたけれども、十年にわたってこのオスプレーの議論をしているんですね。我々は、いろいろな文書から、オスプレー配備について日米の間で協議したのは間違いないだろう、こう考えていますが、現時点でも麻生大臣は、そういった協議は全くないんだ、文書も何もない、米側に照会するつもりもない、こういうお考えですか。

○麻生国務大臣 先ほど久間大臣の方から答弁があっておりましたけれども、少なくともSACOの最終報告に関しましてはオスプレーの沖縄への配備を前提としたものではない、交渉された当時の防衛庁長官がそう言っておられますので、私どもとしてはそのように理解をしておりますし、過去十年間にわたってその種の話が出ておりますが、それ以後この十年間で、米軍で実戦配備がされたという例を知りません。
 沖縄は危険を感じる、それは当然のことだと思いますが、乗らされる軍人さんの方も危険を感じますので、危険を感じるようなものを実戦配備することは常識的には考えられぬと思いますので、もしそういったことになるのであれば、それは、完成品になった段階で初めて話し合いになるかもしれませんけれども、技術の進歩と関係をいたしますので、少なくとも、今の段階でないということは、ないということです。

○保坂(展)委員 久間大臣、東村というところにヘリパッドが予定されていますね。このニュースが伝わるや否や、沖縄では、やはりキャンプ・シュワブにオスプレーが配備されて、これは頻繁な演習などに、垂直離発着、こういう訓練に使われるんじゃないかと、非常に不安の声が上がっているんですね。
 そういうことはあるのかないのか。ずっとないとおっしゃっているんですが、これは後から出てきたら大変ですよ。もし出てきた場合、責任をきちっととれますか。この十年間、ずっとないと言ってきているんです、日本政府は。出てきた場合、どうしますか。

○久間国務大臣 十年間あるあると言って、なかった、十年間のうち全然そういう動きがあってないわけです。だから、あるぞあるぞと言う方もみんなに対して不安をかき立てたことになるんじゃないでしょうか。
 だから、十年間、何もそういうのはありませんとあの当時から言っているわけですから、ましてや東村のヘリパッドについても、そういうようなことは全く今話題にもしておりません。

○保坂(展)委員 では、防衛大臣にも伺いますが、こちらの文書があるというふうに示しましたけれども、これは日米でやった作業部会ですから、当然、現在の防衛省内にも記録は残っているはずなんです。残っているはずだと思います。それを、自分は知らないけれども、本当にないのか、きょうこういう質問が出たので本当にないのかというのをきちっと聞いていただけますか。

○久間国務大臣 当時だれだれが参加しておったのか、それはまた調べてみようと思いますけれども、その文書そのものが、どういうところから出た文書なのか、公文書なのかどうか、その辺についても私どもの方はわからないんですよ。また、私文書といいますか、そういう私的な文書について、それについて正式な調査をするとかしないとか、これ自体がまたどうかと思いますので、その辺、非常に関心があられますから、その当時だれだれがアメリカに行っておったのか、まずその辺から調べてみようと思います。

○保坂(展)委員 私が言っているのは、アメリカ側の文書はコメントできる立場ではないと外務大臣もおっしゃっていますけれども、防衛省内に、当時の防衛庁内にそういう協議や議論をした記録はあるんじゃないですか、いや、ないとおっしゃっているけれども、本当にないのかと一言聞いたらいかがですかと聞いているんですよ。

○久間国務大臣 もう約十年前ですから、今防衛省内にはほとんどいないと思いますから、だから、だれが言ったのか、そういうことも含めて、先生の方でもし日本からだれとだれが来ていてこういうことを言ったんだと書いてあれば、そこをまた参考にさせてもらいますけれども、そういう意味で、その文書というのは本当に公文書として残っているんでしょうかということを聞きたかったわけであります。

○保坂(展)委員 こちらは信頼できるルートできちっと示されたものというふうに受けとめています。これは論議の中でしっかり明かしていきたいと思います。

〔引用終了〕

 ここまで読んだ方、今頃になって「オスプレイ配備は当然」と言い出したことに強い違和感を覚えることを共有していただけるだろうと思う。引き続き、沖縄問題は掘り下げていきたい。
   

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コメント
 
01. 2010年3月04日 19:30:53
オスプレイの最新型は事故率大きく減少してるようですよ。

第一事故率高くてパイロットがバンバン死んだら米国世論がなんて言うか。

音は大型ヘリのCH−47よりはるかに静かに仕上がっているらしい。

オスプレイ配備のどこが問題なのか、今までの考えにとらわれず、良く調査して、もう一度具体的に整理し直す必要があると思います。

そうしないと説得力がありません。


02. 2010年3月04日 19:40:27
オスプレイの事故率減少でも、事故があることにかわりはないです。
沖国大墜落事故は、沖縄県民にとって、とても大きな問題でしたよ。
内地の人には、あなたは、「米軍基地のすぐそばに住みたいですか?」と問いかけたいです。

沖縄県民


03. 2010年3月04日 21:55:34
 投稿文に対する賛意、あるいは反対の意を表するのがコメント欄に投稿する趣旨と考えているものですが、01コメント氏は保坂氏の投稿記事の本意をまったく理解していませんね。
 あのね、この問題は従来のCH43,CH47,CH53等の米海兵隊現有ヘリコプターを、MV22(V22の海兵隊仕様)オスプレー・ティルト・ローター機に単に機種変更する話ではないのです。
 返還がすでに決まっている、危険と隣り合わせの米海兵隊普天間飛行場の移設条件として、当初は40メーター程度のヘリ離発着場が欲しいという米海兵隊サイドからの要求が、いつのまにか500メーターになり、1500メーターの滑走路が必要という話に変わってきているのです。
 日本政府官邸サイドからも出ている、この500メーター、1500メーターという数字、MV22オスプレー機に詳しいと思われる01さんなら、御承知でしょうが、100%オスプレー機を運用する米海兵隊の意向=要望です。
 垂直離着陸可能なMV22はSTOL(短距離離着陸)モードにすれば、ペイロードが3トン以上も増えることご存じでしょう。その短距離滑走離陸に要する滑走路長が約500メーター、オート・ローテーション訓練等に要する滑走路長が約1500メーター。この意味解りますよね。平野官房長官、前原国交相は、MV22の配備を前提にしゃべっているのです。
 在沖米軍基地の縮小、撤退を求めている地元沖縄住民の意思に反して、基地規模が拡充(MV22の配備のため、新たに建設されようとしている)ということにほかなりません。
 大手マスメディアはまったく無視、全国版で流される情報ではありませんが、今沖縄では移設予定地である辺野古近傍の東村(ひがしそん)高江地区で、米海兵隊用に新たにヘリ離発着場が、住民の阻止行動に拘わらず防衛施設局の手により強行されようとしている実態が進行中です。
 どうやら在京の現連立政権は、沖縄住民を敵に回してもかまわないと腹を固めつつあるようですね。ならこちらはこちらで・・・  (沖縄からのレポート)

 
  


04. のんぽり 2010年3月04日 22:23:54: 7p9CCripgLT3w
 問題なのは、政府が嘘をついていて、政権交代を機に何の説明もなく、表に出したことなんじゃないの?

05. 2010年3月05日 08:58:48
>03さん。 オスプレーのローターは直径が11・7メートルもあって、地上ではローターはヘリと同じ様に上向きになっています。 離陸するには垂直に上昇し、空中で主翼の両端にあるエンジンを前方に傾けて飛行する仕組みです。 地上でエンジンを前方に向けて傾けることは、ローターが地面にぶつかってしまうので、出来るとしても45度ぐらいがせいぜいの筈です。 この状態で地上滑走して、主翼が揚力を得られるまでに加速するのは非効率です。 これまで雑誌などで見られた写真でも、オスプレーが地上を滑走してstol発進する場面など見たことがありません。 海兵隊が使用しているAX8Bなら、短距離離陸で滑走することは、ペイロードを増加させるためによく見られることですが、オスプレーについてはそのような光景は見たことがありません。 オスプレーとAX8B(ハリアー)と混同しているのではありませんか。 オスプレーが開発中の機体で事故も多いそうですから、それを考慮して長大な滑走路を必要とするというのなら別な話です。 N.T

06. 2010年3月05日 11:56:43
01です

>02

>オスプレイの事故率減少でも、事故があることにかわりはないです

こういう書き方では、議論になりません。

歩道を歩いていても車が突っ込んできて多くの子供達に死傷者がでています。


>03
一番のポイントは、いかにして沖縄から米軍基地を減らすのかという事ですが、どの自治体も総論賛成各論反対で、自分の県には基地受け入れを絶対させないという姿勢、これを一番情けなく思っています。

オスプレイのことは、性能が大きく改善されていることを知らないだろうと思ったから書いただけ。

更にいうなら、V字型滑走路など、自民関連とゼネコンの利権だらけ、これをマスコミが全く報道しないのも腹が立つ思いです。


07. 2010年3月06日 00:28:11
>>05

オスプレイは貨物を満載した状態では垂直離着陸できず短距離離着陸になります。ローターを前方に傾けて滑走するのです。それには最低500m必要です。

以上のことはウィキペディアに記述がありますよ。

余裕を見て1500mの滑走路はオスプレのための滑走路だと考えられます。


08. 2010年3月06日 13:45:48
>07. 公表されているペイロードは兵員32人となっていて、最大離陸重量は27、443kg、航続距離は3、889km、空中給油があれば600km伸びるとなっています。 主翼は通常の航空機よりも小さく、ヘリコプター・モードで飛行する時は主翼後半が折れて、ローターの下降気流を妨げないようになっています。 主翼面積が小さいことは、主翼の揚力では離陸することは不可能だと思います。 燃費を官上げても、一旦垂直に離陸した後にローターを倒して飛行モードに転換する筈です。 短距離離陸するのが普通なら、その際の写真が公表されているはずですが、一枚も見ていません。 もともとが垂直離陸を前提にしたヴィークルですから、中途半端なSTOL飛行は考えられていない筈です。 ウイキペデイアの記述のみで判断するのは危ないと思います。 1500メートルの滑走路が必要と言う話が、米軍から出たこととは思いません。 知識が不足している防衛省の内局辺りから出てきた話だろうと思います。 最大ペイロードでの垂直離陸は可能なことは、設計段階からの条件の筈です。 強襲揚陸艦からの発進が完全な垂直離艦なことは言うまでもありません。 N.T

09. 2010年3月06日 18:52:39
 03にコメントを寄せたものです。#01,#06さんの本意、わかりました。それから私のコメントに異を唱えたイニシャルN.Tさんですが、投稿本旨から外れたMV-22のテクニカルな件であり、反論を控えていたところに、#07さんがコメントを寄せたのをみて、これでいいかと思っていたら、あららN.Tさん、再度反論をアップしてきましたね。
 MV-22は垂直離着陸機能しか持たないと貴方は思い込んでいますが、そんなことはありませんからね。V-22(MV-22のプロトタイプ)は最初からV/STOL(垂直離着陸/短距離離着陸機)としてベル/ボーイング社で設計開発された機体です。
 
 V-22 OSPREY:ROLE−V/STOL transport// For takeoff and landing,it typica-llity operates as a helicopter with the nacelles verticall(rotor horizonta-l),once airborne,the nacelles rotate forward 90°in as little as 12 second-s for horizontal flight coverting,the V-22 to a more fuel-efficient,higher speed,turboprop airplane.
STOL/ rolling-takeoff and landing capability is achieved by having,the na-celles tilted forward up to 45°.

(↑#07さんが説明している通りで、N.Tさんがこんな非効率な形で飛ぶわけないと否定された、まさにその形で離陸するのです。これまで公表された短距離離着陸シーンを見たことがないから、あるわけないと言われてもねえ・・・)。
 このSTOL(短距離滑走離陸=rolling takeoffとも)は通常のヘリコプター(車輪付)でもままあることで、過重量状態、夏場の高気温、高山地帯などで空気密度が薄いためエンジン出力が低下、ホヴァリング(垂直離陸)が困難な時に行う普通の運用法です。要するに前進滑走で充分な対気速度を得た後、よっこらしょと機体を引き起こして離陸するわけです。こうした特性をV-22が利用しないことのほうがよほど変ですよ。
 MV-22オスプレーのホヴァリング(垂直離陸)最大重量は23,981kgという数値であり、貴方が引用された27,441kgという数値はSTOLモードでの離陸、それも空中給油を前提にした離陸に必要な最小限の燃料で最大ペイロード状態での離陸重です(米wikipedia&BELL//BOEING HPよりDefense,Space&Security)
 それから500m、1500mという滑走路長の件、日本側の口から出ると、いかにも利権がらみで胡散臭さを感じるのは当然でしょうが、その根拠がMV-22オスプレーを運用する米海兵隊からの要望に基づいていると見た方が良いでしょうね。
 オスプレーは開発当初の事故続発で一時飛行中止になりましたが、既にイラク、アフガンの戦場に実戦投入されている機体であり、沖縄には12年から順次配備予定とのこと。これで良いんですか皆さん?

  


10. 2010年3月07日 19:25:58
>09さん。 ご丁寧な説明に感謝します。 コメントに入れたデーターは「軍事研究」2008年2月号に出ていたものです。 STOL運用もあると言うのなら、コメントは取り消します。 ただ1500メートルの滑走路があればC130も運用が可能だと思うので、難しいCV22を使わなくても良さそうに思います。 最大離陸重量ですが、ヘリコプターのMH53でも22・7トンもあるので、エンジン出力が40%も大きいオスプレーがヘリ・モードで27トンあってもおかしくはないと思っていました。 ご説明に感謝します。 N.T

11. 2010年3月08日 08:50:36
>09さん。 オスプレーの離陸についてYOUTUBEの動画で確認しました。 ROLLING TAKE-OFFで地上滑走するようですが、1500メートルもの滑走路が必要と言う話ではなさそうです。 ただし集団で使用する場合には、ある程度の広さ(長さ)が必要だということだろうと理解しました。 海兵隊の第三師団にどのくらい配備されるかは知りませんが、彼らとしては沖縄に前身拠点としての基地を残しておきたいと言う意味なら、なるべく広いスペースが必要だと主張するのでしょう。 強襲揚陸艦からの発進の動画を見ると、20〜30メートルくらいは滑走しているようです。 ROLLING TAKE-OFFの場合、主翼の揚力よりもある程度の前進速度があれば、よっこらしょという感じで頭を引き上げて引っ張り上げるようです。 動画を見た感じではオスプレーを配備するから1500メートルの滑走路がどうしても必要だと言う主張は、あまり説得力が無いのではないでしょうか。 フルロードでの離陸には安定さに問題があるのかもしれない。 安全を考えれば広い方が良さそうです。 何れにせよご説明に感謝します。 N.T

12. SOBA 2010年3月11日 08:57:13: LVbi13XrOLj/s
>>01

Re:コメントにまとめてのRE、ウジャウジャ脳内妄想で考えているより実物を見ることをお勧めしますw。
http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/928.html


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