投稿者 みちばたの蝶 日時 2010 年 2 月 26 日 12:20:36: JxOH7lIi5LSzQ
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2010年 02月 25日
開門は既定路線・・・長崎新聞コラム『水や空』2010/2/25の中の言葉である。昨日僕としては、かなりいやらしい回りくどい解釈として、開門は知事選敗北に対しての報復という考え方も出来ることを示した。何のことはない、県庁内部でも、自民長崎県議の間でも、普通に飛び交っている「解釈」らしい。
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23日は国営諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門問題で、赤松広隆農相が開門もあり得るとの考えを示し、県庁内に「早速、民主党の政治的嫌がらせか」と波紋を広げた。 自民党県議の八江利春は知事就任前でのタイミングに「言語道断。知事選で惨敗した腹いせだ」と憤る。(長崎新聞2.24記事)
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そして、2.25コラムで、このことを繰り返しながら、実は『開門は規定路線だった』と論じている。後半を一部引用する。
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▲農水省は開門に関する環境影響評価(アセスメント)の手続きに入っているが、赤松広隆農相は24日、開門の是非を早期に決断する考えを強調。「知事選で民主党推薦候補が負けた瞬間に意趣返しか」とあきれる向きもある▲一貫して開門反対の金子知事、その下で副知事を務め、新知事に当選した中村法道氏ともに愉快ではなかろう。ただ、政権幹部の発言の変遷を振り返ると、民主党佐賀県連代表でもある原口一博総務相は昨年9月、アセスなしでの調査実現を目指すと言い、赤松農相も11月、本県の知事選後に事態は打開できると明言した▲その通りの展開であり、もう開門は既定路線なのかもしれない。
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八ッ場ダムが片付いたら、次はいよいよ諫早湾干拓の見直し作業の手始めとして『開門』に移行するだろうと期待していた。ところが、八ッ場ダムは思ったよりてこずっている。利権の大部分は政権与党側(当時の自民党)といえども、隅々の業者までその恩恵は及ぶ。野党側にも少しは回る。政権交代とはこの利権の窓口の移動であると心得ている地方議員たち。せっかく政権交代したのに、民主党県連と呼ばれる連中がダム推進の真ん中に入ってくる。この地方の構図は、分かっていた事とはいえ、前原大臣の『八ッ場ダムは中止します』の明快すぎる説明が反発を呼んだ。
従来利権を温存したいマスコミは寄ってたかって、「地方の声を無視する中央」としてバッシングを繰り返した。ダム工事関連ゼネコンからの最大献金額は小渕優子議員、続いて同じく自民党・・・前原大臣は「談合が会ったと言われても仕方がない」と答弁。じっくり引き剥がしにかかっている。
八ッ場ダムの教訓。ムダであることが明白な八ッ場ダムでさえ、かくも大きな抵抗があっているわけで、更に明白な『ムダで有害な公共事業の代名詞:諫早湾干拓』もまた然り。金子知事に輪をかけて、新中村知事も(屁理屈にもならない)嘘八百の理由を並べ立てている。
前原大臣に比べて、煮え切らない赤松大臣に僕らは歯がゆい思いを抱いていた。八ッ場ダムの教訓を生かしているのであった。まず、「長崎県は100%開門反対だ」と金子知事にウソを言わせて(言質を取って)、長崎県内に開門賛成の方が多いという本当をぶつけてきた。
ここまで明白だと、検察を使って石川代議士(更には小沢さん)や村木女史をでっち上げて犯罪者に仕立て上げ、マスコミで息の根を止める作戦は通用しない。マスコミも金子知事は嘘つきだったと報じるしかない。金子知事の防災効果説も怪しい、干拓農地の農業用水も怪しい、入植者選定も怪しい(自分の身内を優先的に入れたと疑われても否定できない。)、リースにしたのは何故か?そもそも諫早湾干拓こそ怪しい。
僕に言わせれば、佐賀地裁の判決でもはや結果が出ていると思うのだが、裁判の経過を知っている人には常識なのだが・・・。イサカンを食い物にしてきた連合軍代表金子知事にしてみれば悪あがきしないわけにはいかないのだろう。窮鼠猫を噛む。追い詰められたら何をしでかすか分からない。ここは慎重に、慎重に運ばなくてはならない。
考えてみれば世界史はデタラメのオンパレードである。何人の罪無き人が、落とし入れられ、殺されてきたか。正しい者が追い落とされ、不正の輩の殺人(戦争)や環境破壊が正当化されてきたか。僕らの主張が正しいからといって油断してはならない。正しいゆえに、不正の輩は必死である。チッソ水俣然り、血液製剤ミドリ十字然り、イサカン利権集団然り。アメリカのイラク攻撃然り、インディアン征伐然り。
(こういう並べ方が乱暴だというのは分かっている。チッソにも真面目な社員はいたし、知らずに血液製剤を使った病院は山のようにあるし、干拓農地で、農業に真面目に取り組んでいる人もいるのである。多くのアメリカ軍兵士は、基本的にはいい子達だ。インディアンは極悪人だから殺すのが正義と思っていただけなのである。この頃になって、桃太郎は鬼が島に侵略しただけだと、新たな解釈が出ている。)
敵は内部にあり、とも言う。開門は規定路線であり、政権交代の象徴である。正念場である。私たち国民は細心の注意を払って、ニセモノを峻別し、真実を追求しなくてはならない。開門は当然の規定路線であり、あたりまえのことである。その当たり前のことを実現する事が、すごい事なのだ。ガンバロー。
# by mmatusaka | 2010-02-25 18:44 | 諫干・環境
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