投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 2 月 25 日 01:08:50: qr553ZDJ.dzsc
http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-f2a2.html
悪徳ペンタゴンと同座標に立つ民主党反党分子
植草一秀の『知られざる真実』
2010年2月24日 (水)
【転載開始】
政権交代を実現した主役は民主党でもなければ民主党議員でもない。主役は主権者である私たち国民である。
日本の歴史上初めて民衆の力による政権奪取が実現した。
これまでの日本政治は、一部の特定勢力による特定勢力のためのものだった。
一部の特定勢力とは、高級官僚、大資本、米国と結託する政治屋と大手メディアだ。官僚が支配権と天下りを中心とする巨大利権を確保する政治システムは明治に形成されたものだ。明治以来120年、140年の間、この構造が維持されてきた。
企業による政治献金が容認された結果、大資本が政治に巨大な影響力を行使し続けてきた。政治屋は金儲けのために政治を司った。国民のための政治でなく、政治屋自身の利益が追求されてきた。自己の利益獲得を目的とする低劣な政治屋に日本政治が支配され続けたことが国民の不幸の原因だった。
第二次大戦後は、米国が日本政治を支配した。終戦直後のGHQは、新たな民主主義国家創設の実験を日本で実行しようとしたが、米ソの対立が激化して米国の外交基本方針が転換され、連動して米国の対日占領政策が180度の転換を示した。
米国は日本を反共外交政策の防波堤と位置付け、日本を西側陣営の最前線軍事基地と位置付けた。同時に、日本の経済発展を支援する代わりに、日本政治を支配する意思を保持し続けてきた。
米国が米国の意志に沿う対日占領政策を実行するに際して、国民世論を操作する必要が高まった。米国は日本政府と連携すると同時に、日本の情報操作工作に手を染めた。日本テレビの開局はその一環である。
官僚−大資本−米国−マスメディアが利権政治屋と結託し、日本政治を支配し続けてきたのがこれまでの日本政治の実情であり、これが「政官業外電=悪徳ペンタゴン」による日本政治支配の基本構造である。
悪徳ペンタゴンによる日本政治支配の暗い影が重く垂れ込めているのが、日本の警察・検察・裁判所制度である。法の下の平等、基本的人権の尊重、罪刑法定主義、無罪推定原則、法令の遵守などの基本が無視された状態が維持されている。
昨年の3月3日、決戦の総選挙を目前にした時期に、許されざる政治権力による検察権力の不正利用が実行された。3.3事変(さんさんじへん)である。この政治謀略の影響を洞察して、小沢一郎民主党代表は、代表の地位を辞する決断を示した。総選挙での政権交代実現という大きな目標を実現することを優先して、筋を曲げて代表職を辞したのである。
3.3事変で小沢氏の公設第一秘書大久保隆規氏が逮捕された理由は、政治資金収支報告書への虚偽記載であった。虚偽記載というのはあくまでも検察の主張であるが、当の大久保氏は献金を受けた政治団体からの献金をそのまま収支報告書に記載して提出しただけである。
チンピラから因縁をつけられたようなものだ。現在公判係争中だが、裁判所が適正な判断を下す限り、大久保氏の無罪は確定的な状況だ。
検察による立件への信頼は限りなく薄くなっている。日本政治の適正化を望む者は、検察の犯罪、検察の暴走に対する監視を強化する必要がある。
検察や警察が国民の税金を不正に横領してきた巨大な裏金疑惑も、多くの関係者が実名で告発をしており、もはや疑惑の次元を超えている。また、検察庁や警察職員による秘密漏えい犯罪の摘発も急がなければならない。
日本政治刷新を求める国民は、次期参院選での鳩山政権与党の勝利を希求している。そのためには、これまで政権交代を牽引してきた小沢−鳩山−菅の民主党トロイカ体制の堅持が不可欠である。
前原誠司氏、渡部恒三氏、枝野幸男氏などの民主党内反小沢氏グループに属する人々が、小沢氏の幹事長辞任を求める発言を繰り返しているが、これらの人々は、自分自身の利益しか考えていない。政権交代を実現した主権者国民の意向とかけ離れた視点で問題を捉え、騒動を自分自身の利益のために利用することしか考えていないのだ。
昨年の3.3事変の実例を踏まえても、検察の行動に大義は存在しない。不正な検察を絶対視して、自党の最高幹部を攻撃するこれらの反党分子を民主党は党から排除するべきである。
石川知裕衆議院議員が逮捕された本年の1.15事変においても検察の行動に正当性は存在しない。検察は多数の家宅捜索などを実施したにもかかわらず小沢一郎氏に対して不起訴の結論しか導くことができなかった。この事実を踏まえて、なおかつ小沢氏に幹事長辞任を求めるのは、渡部恒三氏や前原誠司氏が政権交代を希求した主権者国民とは対立する悪徳ペンタゴンと同じ座標軸に身を置いていることを明白に物語っている。
政権交代を実現した主役である主権者国民は、小沢氏に幹事長辞任を求める渡部恒三氏、前原誠司氏、枝野幸男氏などに民主党離党を求める必要がある。
党内の反党分子の暴走が目に余る。悪い芽を確実に排除しておかなければ、将来に大きな禍根を残す。
【転載終了】
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
フォローアップ:
次へ 前へ
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK81掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの
引用、転載、リンクを許可します。
確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK81掲示板