諫早湾開門調査、赤松農水相「１、２カ月で考え方出す」【asahi.com】みちばたの蝶

赤松広隆農林水産相は２３日、閣議後の記者会見で、国営諫早湾干拓事業（長崎県諫早市）の潮受け堤防排水門の開門調査について、「副大臣を頭に検討チームをつくり、１、２カ月で基本的な考え方を出したい」と述べ、近く調査の是非に一定の方向性を示す考えを明らかにした。

　赤松農水相は、佐賀県知事らから政府の対応方針を求められていたが、２月に長崎県知事選挙があることなどから明言を避けてきた。会見で赤松農水相は「選挙が終わったことを受け、まず政府与党内での考え方をまとめたい」とした。一方で「地元合意がなければできない」と述べ、地元関係者と話し合いながら手続きを進めていく考えを強調した。

　諫早湾干拓事業をめぐっては有明海沿岸４県の漁民らが開門調査を佐賀地裁に求め、地裁は２００８年６月、５年間の開門調査を国に命じた。国は控訴する一方、開門調査の可否を判断する環境影響評価（アセスメント）の準備を進めている。

〈マイタウン〉長崎・瑞穂漁協　諫早開門、国に要請(2/18)
開門すべきか否か…民主の試金石　諫早干拓、地元は二分(9/21) 　

01. 2010年2月24日 00:55:54
開門は当たり前でしょう。
そもそも、私が小学生のころの「私たちの長崎(ちょっと記憶があやふや…)」という社会科の副読本（小学四年生）には南部総合開発計画という文字が躍っており。諫早水害（s42年）を経て水害対策として計画された諫早湾干拓事業は諫早湾を広大な淡水湖にすることで、慢性的な長崎県南部の(特に長崎市)の水がめとして利用する。と記してあったことをよく覚えている。
壮大な計画だということはわかったのだが。それから20年ほど経過したとき。農地・いや工業団地だなどと計画が変更になっており。そして一気にギロチンのシーンへ何が何だかわからないまま突き進んでいた。しかし、淡水湖計画は早々ととん挫しており、ましてや諫早の護岸工事が進んだことで、実は長崎水害(s57年)の際も諫早は大きな被害もなかった。
実は騙されてしまったのは長崎県民そのものであった。
作られた農地は塩害がひどく、米などを耕作するには到底不向きな広大な土地を、後継者もままならない高齢の農家に押しつけたのだ。
国家予算2千数百億円と県内の漁業従事者はもとより、県外、佐賀、熊本の漁業従事者の生活や自然を引き換えに、これからどう使うでもない広大な空き地と。異臭漂う巨大などぶ池を作ったというのがことの顛末である。
ここに自民党利権は多くの労力を費やしてきた。高田・金子そして今回当選した中村の各知事は、県外の反対や有識者、当時の菅直人議員の反対の声を無視し続け、強引に計画を推進した張本人達である。
今回の選挙結果はさておき、まだまだ干拓利権に群がる有象無象の輩が闊歩する場所、それが長崎である。
長崎を離れて27年、遠く離れた場所から見ていると、新幹線しかり、干拓しかり無駄なものでしか県の運営ができない情けない県であることを憂うばかりである。

02. 2010年2月24日 03:40:04
長崎県民の意思は干拓利権だから、それを尊重して、今後の事業は自民党へ要望して下さい。
　国に責任はありません。国に損害賠償責任など全くありません、当時の県民の意思です。今もかな？事業賛成とそれを推し進めた長崎県にその責任があるのだから。

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