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「経済価値観を転換しないままの「政府紙幣」発行はハイパー悪性インフレへの道:拍手コメント」 (晴耕雨読) http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/139.html
「経済価値観を転換しないままの「政府紙幣」発行はハイパー悪性インフレへの道:拍手コメント」 その他 「レス3:「政府紙幣」は発行できない! − 政府紙幣が無視し続けられる理由 −」に付けられた、「朝顔花火」さんのコメントが気になって、コメントいたしました。 「朝顔花火」さんは、2010/2/18 11:44のコメントで、 「>政治的に出来るかどうかは別にしても、現在の価値観の元では発行に歯止めが無くなり、やがてハイパーインフレになります。 このご意見は誤謬であるとおもいます。 供給サイドの産業が発生する。からです」 とおっしゃいます。 一言で申し上げるとすれば、この御記事をご覧になってからの方がよろしいのではないかと思いました。 早雲さんのおっしゃったことがどのように「誤謬」なのか判りませんが、早雲さんのおっしゃる「現在の価値観」というのは、「自由主義的経済価値観・利潤追求・自由主義貿易・グローバリズム」というものなのだろうと思います。 とりあえず、「朝顔花火」さんがおっしゃるところを検討すると、次のようになるのではないかと考えました。 人気blogランキング <-- クリックしていただくと、より多くの方に読んでいただけます。応援よろしくお願いします。
しかし、そこで使われた「政府紙幣」はどこに行くのでしょう。 たしかに、「供給サイドの産業が発生する」かも知れません。しかし、一回使われた政府紙幣は、そっくりそのまま再度経済の中に投げ込まれる保障が、現在の価値観では、出来ないのではないかと思います。 彼らはお金を絶対に出さないのです。それだけ、市中を流れるお金の量は縮小することになります。 すると、貨幣の量を維持するため、貨幣の発行主体の出来ることは限られます。市中から引きずりあげて再度市中に投入することが出来なければ、新たに紙幣を投入しなければ、市中に流れる紙幣の量は維持されません。 ここで、市中に流れる貨幣の量と、この世に存在する貨幣の量が、乖離することになります。前者と後者が等量であれば何の問題もないのですが、「市中流通の貨幣量+お金持ちの金蔵の中の貨幣量」が絶対量になってしまったとき、もうインフレの条件が整ったことになるかと思います。 不足はお金持ちが隠すからなのですが、隠せば流通量が不足してしまうので、お金持ちによって引き上げることを禁じられた政府は、供給するしかなくなってしまいます。 御記事におっしゃるように「利払いと償還がある国債であればそれを盾に抵抗もできますが、「政府紙幣」にそのような抵抗論理はありません」ので、そのようになるかと思います。 あとは何かの都合でお金持ちが貯め込んだお金をほんの少し市中に投入してしまえば、悪性のインフレです。 今のお金持ちって、本当に何の役にも立たないなあと思います。 さらに、 「政府紙幣を発行すれば、「インフレが深刻化する前に経済が好転する確率の方が断然高い」ことは事実です。 しかし、経済成長第一主義がむくむくと頭をもたげ、もっと需要を拡大しろという声が傲然と沸き上がります」 という流れも重大だろうと思います。 確かにお金持ちがどれだけ貯め込もうと供給される政府紙幣であれば、経済の好循環はある程度維持されるでしょう。 貨幣の総量は、減ってもならず増えてもならないのだろうと思います。循環が維持されることこそが肝心なのだということが理解されない限りは、確かにハイパー悪性インフレにかなりえないだろうと思います。 お金持ちが自分の手元にお金が残ってしまうのはいけないと思って、手元に残したお金を捨ててくれるようにならなければ、政府紙幣を経済を破壊することなく使うことは難しいのだろうなと思います。 「『無徴税課税国家』という新しい仕組みについて」に、 「国民が国家に提供する活動力が軍備・公共施設・道路に集中し、国家機構の運営という活動力(公務員)が偏重されることになれば、生活必需品・利便品・奢侈品・快楽享受を供給するための活動力が減少するのは必定である。 それは、政府支出の枠外で活動する人たちが、枠内で活動する人々の生活を支えるために、自己の活動力の多くの部分を犠牲(税)として捧げなければならなくなることを意味する」 とおっしゃっているようなことが、「軍」の場合にはあったのではないかなと思います。 結局、何らかの形で循環が詰まって、ハイパー悪性インフレになったのだろうと思います。 「問題は、支出(発行)という増加方向だけの自由貨幣の発行残高をどのように制御して物価水準の安定をはかるかということになる」ということなのだろうと思います。 その時に価値観は大きな壁になるはずです。 「コメント」
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