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「法務・検察人事」と「法務官僚派」VS「検察現場派」 (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo81/msg/113.html
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"企業は人材"ということか。そんなに早くから原石を見つけて磨いておくというのは、びっくりものだが、せっかく育てた幹部候補も実力がある分、他社からの引き合いや自分から辞めていくなど少なくない、と彼はこぼしていた。 さて"人事"というと 今日もやはり検察の話題で、これしかないのか、と怒られそうだが、日本社会を歪め、正義までも歪めている検察組織を見過ごすことはできないのだ。 検察の人事部署に先ほどの話のような人材確保的部署があるかは定かではない。だが幹部については"10年程先まで見通せる"と言われていて、以前はそうでもなかったようだが、ここ最近になってより"既定路線人事"で凝り固まってきているようである。 ●認証官と法務・検察の序列(数字は序列) 1.検事総長、2.東京高検検事長、3.大阪高検検事長、4.最高検次長検事、5.法務事務次官、6.名古屋高検検事長、7.福岡高検検事長、8.広島高検検事長、9.札幌高検検事長、10.仙台高検検事長、11.高松高検検事長 この序列を見てもわかるとおり、法務省トップでも5番目ということである。本来、検察庁は法務省の外局的な位置関係だが、「特別の機関」として政治からも行政からも独立性を担保された機関と言える。国家公務員1種試験(キャリア官僚)より司法試験のほうが難しいからか? 次に、直近3代の検事総長の経歴を調べてみた。(逆順) ●樋渡 利秋(1945年8月4日・22期)・1968年東大法学部卒 ●但木 敬一(1943年7月1日・21期)・1967年東大法学部卒 ●松尾 邦弘(1942年9月13日 20期)・1965年東大法学部卒 人事の中で就任期間などをみると6ヶ月とか1年にも満たないものがあるが、たぶんこれは検事総長の定年は65歳で他の検察官は全て63歳となっていて、定年するまで一時的に待っている期間だといえると思う。次の人事でも待機組みがポッと顔を出すかもしれない。 また検事総長は、1998年の北島敬介氏より5代続けて、東大卒の「法務官僚派」が占めてきた。(以前は京大が強大な力をもっていたようだ) 以前のエントリーで「小沢不起訴」で「検察現場派」と「法務官僚派」が対立したという週刊朝日の記事を引用したが参考になるので再度掲載してみる。 「小沢氏不起訴になった背景」 「検察OBの話として小沢起訴に慎重だったのは、大林宏・東京高検検事長と樋渡利秋・検事総長、伊藤鉄男・最高検次長検事で、起訴強硬派として現場の大鶴基成・最高検検事と佐久間達哉・東京地検特捜部長、谷川恒太・次席検事、岩村修二・東京地検検事正は、小沢氏本人を逮捕できると判断していた。不起訴ということで結局『上』で話をつけた。・・・「不起訴の代わりに検察人事には手を突っ込まない」ということが、上(樋渡検事総長)との間で決着したのではないか、としている。また「不起訴」と「幹事長辞任」でバーターした話もあり。」 既定路線からいくと、この中に出てくる東京高検検事長の大林広氏が次期検事総長ということになる。 以前読んだ本で朝日新聞編集委員の村田治氏の書いた「検察VS金融権力」の中にも対立した話が出てくる。 2001年7月から2004年6月まで3年間(通常2年)検事総長をした原田明夫氏が法務省にいた時の話で「当時の検事総長の土肥の次は東京高検の北島敬介、その次が法務事務次官の則定衛、その次の本命が原田であり、石川はスペアの一人という位置づけだった」(この中の則定衛は女性スキャンダルで「噂の真相」と「朝日新聞」に書かれて、失脚することになる。この方が小沢不起訴で動いたと管理人は見ているが・・・) このスペアと言われた石川というのが原田と同期・同年齢の石川達鉱氏(弁護士)である。現場検事からは、原田より石川が検事総長になるべきだ、というのが大勢の意見だったことから、原田が警戒した。石川ら現場派が大蔵汚職事件や防衛庁事件に関してことごとく「法務官僚派」から邪魔されて「検察現場派」の不満は溜まっていた。 そんな状況下でこの石川氏が、検事総長以下全国の高検検事長、地検検事正らが一堂に会する「検察長官会同」で爆弾発言をしたとのこと。人事という観点でその部分だけ引用する。 石川氏は金丸信の脱税事件、ゼネコン汚職、大蔵省スキャンダルなどを手がけ、特捜部長も歴任し、私大卒としては異例の法務省刑事課長にもなっている。 検事総長などの経歴をみてくると、東大を出て在学中に司法試験に合格することがまず出世の必須条件で、各検察官は今自分のいる位置と年齢とで、将来が見通せるのではないかと思う。また、司法修習生の成績で既に決まっている、と言う人もいる。 早ければ今週、来月には検察の人事発表がある。大体就任2年で移動になっていくので、何度も書いているがやはり「佐久間達哉特捜部長」がどこに行くのかが気になるが、何と言っても認証官である検事総長の人事を8月に控えている。まだ先ではあるが大林宏東京高検検事長が既定路線人事で就任するのか、政治主導でメスを入れられるか、どうなのか? ツイッター情報によると、ある新聞社が検察の意向で小沢氏周辺を嗅ぎ回っている、とのこと。 「法務官僚派」に邪魔された「検察現場派」がまだ悪あがきをしているようだ。 最後までお読みいただきありがとうございます 少しだけ共感を覚えた方はクリっとお願いします
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