投稿者 忍 日時 2010 年 2 月 20 日 15:47:10: wSkXaMWcMRZGI
記者クラブ会見とフリー会見には
自ずと大きな違いがある!!
刺々しい記者クラブ会見、
和気藹々あいあい=和やかな意)なフリー会見!
いつかは比較掲載しようと思っていた。仲々、良い機会がなかった。これは必見である。
会見内容にそんな差はない。しかしながら、その雰囲気には自ずと大きな差がある。記者クラブ会見は、さながらハブに身構えるマングースの様な緊迫感が漂う。勿論、ハブが亀井大臣で、マングースが記者連である。別に、風体が似ているという意味ではないことは、ご承知のことと察する。
亀井さんは、似てなくもないが.....。失敬!!
記者クラブの記者連は、もっぱら、言質取り、粗探し、懸念探しの質問。これを記者魂と想ってでもいるのだろうかという風情。どう見ても、ある種の潜入観念に動かされているとしか見えない。
これは、特権意識か、気位か、はたまた、どこかの指令で動かされている諜報部員かと思ってしまうのは、投稿者ばかりではあるまい。これが大手マスコミの記者の実体だとは嘆かわしくなる。
それを、見透かされて機先を制して、亀井節でお小言を賜る羽目になるから、返す言葉もない。見ていて(読んでいて)溜飲が下がる。
翻って、フリー会見は先にも書いたが、『和気藹々あいあい=和やかな意)』な会見雰囲気。亀井節も心なし舌も滑らかに感じられる。会見とは、出来るだけ情報を引き出す手段であるから、こうでなくてはならないだろう。
政権交代の特筆すべき成果と言うべきであろう。政権交代と言うより、亀井大臣の器量の成せる技と言うべきかも知れない。
ともかく、形骸化した記者クラブは廃止すべきでる。こんな記者クラブ会見は、たまたま全文公開しているから良いようなものの、一部だけ記事になれば、どう書かれるか分かったものではあるまい。密室会見ならば、それこそ、リークのオンパレードとなる。
それにしても、亀井大臣の國母選手と朝青龍両問題に対する見解には、納得した。そして、笑った。
【転載開始】
亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(平成22年2月16日(火)9:08〜9:23 場所:金融庁会見室)
【大臣より発言】
とくになし
【質疑応答】
問)
中小企業金融円滑化法(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)ですが、昨日、6大銀行が、「昨年12月に2万件の申請があって、そのうち約4,000件の返済見直しを認めた」との集計結果をまとめました。現在の状況と問題点をどのように捉えているか、大臣のご見解をお聞かせください。
答)
おかげさまで、金融機関が社会的責任を強く自覚されながら経営をしておられて、この金融円滑化法についても、その趣旨を理解して、今、非常に前向きに対応していただいていると思います。
そういう意味では、よく懸念されている「猶予を申し出れば新規の融資が受けられなくなる」とか、そういう危惧(きぐ)と言うか、そういうものは今の金融機関の姿勢では、(必要が)なくなった、というようなことが、わりと融資を受ける側にも伝わっているのではないかと思いますよ。一時あったそういう危惧がだいぶなくなってきていますので、わりとどんどん相談に行っているという状況がありますから、非常に良いことだと思いますね。
だけど、こんなことよりも、仕事が出る状況をつくらないと。いくら返済猶予をしてみても仕事が出なければ、(それも)儲かる形で仕事が出ていかなければ解決になりませんので。この政権も、今からそうしたことを、早く予算を成立させ、執行するということを含めて、そういう努力が必要な時だと思います。
問)
一部報道で、「亀井大臣と原口(総務)大臣が先週金曜日に協議して、ゆうちょ銀行の預入限度額を3年後に撤廃する、親会社への政府出資比率2分の1超、金融 2社への出資比率3分の1超とする方向で大筋合意した」というふうにありましたけれども、これについての事実関係をお聞かせください。
答)
そんなガセ記事ばかり送っていたら主幹に叱られるのではないですか。悪いけれども、完璧なガセです。誰が書いたのですか。叱るわけではないですけどね。ガセを書いて気の毒だと思っているから言っているので(笑)。(原口総務大臣と先週金曜日には)会ったこともありません。
とにかく、私は昔から、警察時代から、ミスリードするのが大嫌いな男ですから。どこかの捜査機関みたいに、リークして「どうだこうだ」ということも、「やらない」とまで言わないですが、あまりやらない代わりに、私はずっと、政治家になっても、ミスリードすることだけは避けることにしておりますから、ないものはないと。
問)
返済猶予で申し込んだ件数で、拒絶した件数が大手行でも数件ぐらいしかないと。ある意味機能しているのかもしれませんけれども、ずっと国会でも言われていた「行き過ぎる心配」、いわゆる、将来、不良債権が増える心配というのは、実際、始まってみてあまり感じられないですか。
答)
あなたの社というのは、常に水をかけることしか言わないところですけれども、あなたのところも反省しないと駄目ですよ。それは、良いことで行き過ぎることは良いのですけれども、別に、それでモラルハザードが起きるとか、金融システムがおかしくなるとか、そういう懸念は全然ありませんよ。あなたもよく調べてみればお分かりだと思いますから。あなたの社の中にそういう空気があればあれして(消して)ください。心配要りません。
問)
菅財務大臣が、「3月から消費税の議論を始める」という意向を示されていますけれども、これについて大臣の考えをお聞かせください。
答)
今日も、菅(財務)大臣から私のほうに話があって、何か間違った形での報道がされているようですけれども、これは、税調をやる場合に税制全般について議論するということを言ったまでの話であって、消費税だけ取り出してどうこうということではないと。それは、子供が考えても分かる話ですよ。4年先、4年間実施しないというものを、それだけ取り出して議論をするなんて、そんなに暇ではないですよね。税制全体をやるというのは当たり前で、「消費税だけを」という意味ではないと。菅(財務)大臣は、私のところに来てそう言っておられたけれども、それはそのとおりだと。言論の自由があるのですから、税調の委員だって、それは議論をするのは当たり前の話ですけれども、4年間は実施しないと言っている(消費)税だけを取り出して議論するということになるはずがないし、菅(財務)大臣も「そういう意味で言ったわけじゃない」ということをはっきり言っていますから。
問)
税制全般を議論する中で消費税も取り上げる、それだけを抜き出すわけではないですけれども、全般を考える中で…。
答)
それこそ、税制全般を議論する中で、「では法人税はやりません」とかやれるわけがないでしょう。あるいは、「所得税はやりません」とかやるわけがないでしょう。住民税、これは地方税ですけれども、税制全般をやる場合について、あなたたちはすぐ「消費税は」と聞くからいけないのです。それは、「それも議論します」となってしまうのであって、そんな子供みたいな議論をしたってしょうがないと。やらないということは事実、(消費税を)上げないということは、総理も…。だから、閣僚懇でもその点は非常に確認しています。今日も、閣僚懇でその点を確認しています。それは、あくまで全般について議論をするという、言論の自由があるのだから封じるわけにはいかないけれども、消費税だけをどうという話ではないということを菅(財務)大臣もはっきり言っておられます。
問)
昨日、GDP(国内総生産)が発表されて、3期連続でプラス、「二番底懸念が薄らいだ」という見方も政府内でありますけれども、これに対する大臣の見方を教えてください。
答)
これは、私は、経済の基調が完璧に上向きになったというふうに即断をする状況ではないと思いますね。
一つは、中国向けの輸出、その他アジアに助けられているという面もありますが、問題は、前から私が指摘しているのは、日本の雇用構造が変わってしまっていること、それと所得の再配分機構が変わってしまっているという状況の中で、残念ながら、全体の、いわゆるそういう産業活動の果実が内需という形で力強く出ていくかどうかということが直結しない。企業が儲けたって、それがその下の中小・零細企業あるいは従業員、そういうところの所得とか収入に直結していかないように切断されてしまっていると。やはり、その構造を変えない限りは、内需自体が健全に、安定的に伸びていくということになっていかないという深刻さがあるのですよ。これは、まさに構造が変わったからなので、その構造自体を変えていくという努力をしないと、かつて世界第二(位)の経済大国にぐんぐん伸びていったような形での経済力を復活するということにはすぐならないと。
とにかく、今から予算を早期に成立させ、早期に執行していくということの中で、経済の動向というのは、極めて神経質に注視して、タイムリーな対策というのを常に打っていかなければいけないと。緊張して対応をしなければいけないと思いますよ。
今、日銀の金融緩和ということで、「デフレ脱却への希望の光がちょっと見えた」みたいな、いろいろな論調があるけれども、実態は、皆さん分かっているように、お金はジャブジャブ余っているのですよね。余っているお金が産業資金に使われていっていないという状況があるので、やはり問題は、そうした意味で、需要をどう回復させ、新たな投資をどんどん生んでいくかということをやらないとデフレギャップは解消しないと。
福祉経済というのは良いですよ。これは、かつて自公がやらなかったことに目をつけたと。良いのですけれども、福祉経済(の経済効果)というのは、ある面、漢方薬みたいなところがありますから、それと併せて、直接景気に効いていく政策を常に頭に入れて実施するという、これはある面では、あなたの社を始め、マスコミとの戦いという面がありますね(笑)。
問)
12日に、原口(総務)大臣が、「郵政の出資比率とゆうちょ(銀行)の預入限度額について、亀井大臣と意思の疎通はできていて、既に決まっている」というふうに発言されていたのですけれども、この事実関係についてはいかがでしょうか。
答)
決まっていません。最終的には、彼(原口総務大臣)ときちんと話をしなければいけないと思っています。まだ決めていません。私自身がまだ決めていないのですから。それを、あなたたちがああでもない、こうでもないと。本当ですよ。私は、嘘は言わないですよ。決まっていないのです。ちょっと、あなたたちからもいろいろその(意見・アイデアを)教えてください。だから、再度、信用金庫、信用組合の代表の方々とお会いします。その辺りの方の話をもっと丁寧に、ちょっと、今度は時間をかけて聞きます。この間は15分ぐらいだったけれども、今度は1時間近く、それぞれ会って聞くというようなこともやって、最後の詰めを月末ぐらいまでかけてやった上で…。全然決めていません。本当のことです。出資比率も決めていません。それから限度額も決めていません。
また、あと検査・監督について、どういう処置をするかというような問題も、今、これは、そうしたユニバーサルサービスという、ある面で公的な負担を課していく、しかも小規模の、3人や5人の局が9,000以上あるのですから、そういうところについての検査・監督のあり方をどうすれば良いかということと、あと信金とか信組、そういうものに対する検査のあり方も、やはりある面では、パラレルとまではいかないけれども、考えなければいけないと思いますので、そういう中小金融機関に対する検査・監督のやり方についても変えるということで、今、事務的に検討させております。
最後は、バーッと決めちゃいますから。いろいろな(意見を)シューッと集めて、バシッと決めちゃって。あなたたちがあれこれ言ったって、もうそのときには決まっちゃっていますから。私は、それまでは聞きますよ。徹底的に聞きます。
問)
普天間の移設問題で、昨日、国民新党からも辺野古の陸上案という部分が出てきまして、社民党はなかなか、まだ、そこには若干納得もされていないようなのですが、この辺は、今後の議論に向けてどのような方向性をお考えでしょうか。
答)
我々も県外が一番良いと思っています。県外、今、我々も必死になって探しているのですから。県外が一番良いと思って探しているのですけれども、併せて、県外でないとすれば、今、現在キャンプ地内ですからね。今、うち(国民新党)が、下地(国民新党政調会長)君が探してあれしているのは、現在あるキャンプ地内にやるという話ですから。県外ではないけれども、それに準ずると言ったらおかしいけれども、問題は騒音と安全の問題ですから、これを解決するということで、私どもとしては、有力な一つの選択肢ではないかというように、今、検討しております。県外が良いというのは、それは社民党も民主党も全く一緒なのですよね。
【転載終了】
【転載開始】
亀井内閣府特命担当大臣閣議後記者会見の概要
(雑誌・フリー等の記者)
(平成22年2月16日(火)9:25〜9:38 場所:金融庁大臣室)
【大臣より発言】
今日は、特別私のほうから皆さん方にご報告するようなことはありませんが、何かあったら。
【質疑応答】
問)
世界日報の野村でございます。
消費税のことで菅財務相が言われましたけれども、菊池英博(日本金融財政研究所所長)先生に聞けば、レーガン流のフラット税制を改革していけば消費税を引き下げることができるというふうなことを詳しくおっしゃっていただいたのですけれども、そういうことも含めて、消費税、所得税、法人税の体系的な改革の議論をされていくという意味でしょうか。
答)
今日も、さっき、閣議の始まる前、菅副総理(兼財務大臣)が私のところに来て、「別に、新聞が言っているような、そういう形での話をしたわけではない」と。税調が開かれるので、税制全般について議論をするのは当たり前の話ですから、消費税だけ外すというわけにいかないですからね。そういう意味で…。記者がすぐ「消費税は」と聞くから、「消費税は外します」というふうにいかないわけでしょう。これは当たり前のことなのです。「雲がなければ天気が良い」ということと同じなのですよ。マスコミはすぐ、鬼の首とったみたいに「消費税の議論を始める」と。最初から、税調を始めるときに、消費税だけを除くなんてやれるわけがないでしょう。そのことを言っただけの話なので、「税制全般について、粛々と議論をするということを言っただけのことです」ということを話し(をされ)て、それはそのとおりだと。
今日、閣僚懇でもその点はみんなできちんと、内閣として、誤解のないように…。今日、私が言ったのですよ。あなたたちは別かも知れないけれども、「マスコミというのは、ねじ曲げて報道しようと思って、何か待ち構えているから、それに引っかかるようなことをしないように気をつけたほうが良いよ」と言ったのですけれどもね。
問)
日本証券新聞社の田口と申します。
国債についてなのですけれども、今、いろいろと欧州のほうでカントリー・リスクが出ておりますが、格付会社や機関投資家の中には、財政再建がないと国債への信用度が落ちるという向きがあるのですが、その辺りにつきまして、その財政再建の必要性ということにつきまして、そういった空気についてどう思われますか。
答)
これは、財政再建をしなければいけないというのは当然の話であって、当たり前の話なのですけれども、そのことと、国債を単年度でどう発行していくかというのはある面で…。完全に別とは言わないけれどね。やはり将来的に大きな国債を出すことを防ぐために、当面、国債を発行して景気をちゃんとしていこうという考え方もあるわけでしょう。私なんかはそういうことを言ってきたわけですけれどもね。だから、それは短絡的なそういうことにもならないし、また、格付会社がいろいろな訳の分からない格付をして金儲けをしているのですよ。今度、なんかうち(金融庁)が、格付会社についての指導…。
副大臣)
はい。制度整備をします。
答)
制度整備をしますよ。これ、報道してくださいよ。この下の(記者クラブの)記者会見では言っていないですから。あなたたちだけに言っているわけですから。これはやりますよ。
問)
どういった形の…。
答)
今、この二人(大塚副大臣、田村大臣政務官)が…。
副大臣)
金商法の改正(本年4月1日施行予定)の中でやりますから。要綱(正確には「信用格付業者向けの監督指針(案)」)の中にも書いてありますので1回ご覧ください。
問)
バンクーバーオリンピックが始まりましたけれども、日本代表選手の服装問題が一時問題になりました。日本代表選手のそうした振舞いについて、大臣はどのようにお感じになられますでしょうか。
答)
私は、ちゃんとした服装をしたら良いと。私が言う資格はないですね。行儀悪いですから(笑)。いつも言われていますからね。いつも「へそ出して」とか、「足のすね毛が見えている」とか、そんなことばかり言われているのですから、私が言う資格ないですね(笑)。しかし、一番は精神ですよ。気持ちが一番ですね。
ただ、最近は、若い人がわざとワイシャツを外に出したり、おしりを見せたり、女の子がへそを出して、そういうことまでして歩いているのでしょう。私が前にびっくりしたのは、ニューヨークのオペラハウスに行ってみたら、タキシードを着たちゃんとした人もいるし、若い人がシャツを背中から出しちゃって、オペラハウスでですよ。私の周りに、そういうのが何人もいましたよ。一方で、タキシードを着ていて、おおと思いましたけれどもね。ファッションというのは難しいですね。
私なんか、自分は日本一おしゃれだと思っているのですけれども、みんなそうは思ってくれないのですよね(笑)。「おかしい」と、「ネクタイが曲がっている」とか、頭の毛までみんな直したりしてくれるけれどもね。本人も悪気でしたわけではないのだろうけれども、それは公の場で気をつけたら良いだろうけれども。
朝青龍(元横綱)だって、私は、相撲協会の処分を、「処分」と言ったらおかしいけれども、任意でやったわけですけれどもね。モンゴルからやってきて、言葉も分からない、風俗・習慣も分からない、ましてや日本の古来からの、古式に則ってやっている相撲道を、そういう青年が最初から身につけられるわけがないではないですか。相撲協会の連中だって行儀悪い連中ばっかりいるではないですか(笑)。行儀の悪いお酒ばかり飲んでいる連中だっています(笑)。私なんか一緒に飲んでいるのですから分かるけれどもね。モンゴルから来た青年が、日本の古来のあれに則って横綱の相撲をとってもらいたいと思うなら、そういう教育、しきたりとか、いろいろなものを教えてあげなければいけないですよ。そういう努力もしないでおいて、これは品格があるとかないとか…。私なんかも「品格がない」とかあなたたちに言われるけど、私は、自分では日本で一番品格が良いと思っていますよ(笑)。
問)
フリージャーナリストの高橋清隆と申します。
2月上旬にアメリカのキャンベル国務次官補が来日していましたけれども、大臣は接触とかされましたでしょうか。
答)
あの程度の小物には会いませんよ(笑)。
問)
「お正月にアメリカに行かれていた」とおっしゃっていましたが、そのときは、米国債の購入などについて話を…。
答)
それは前、去年の5月の連休明けにセイモア(調整官)さんとかベイダー(大統領)特別補佐官に会ったときに、たまたま次期キャビネット(ネクスト財務大臣)か何かの中川(正春衆議院議員)さんが、「米国債を買わない」なんて言ったものだから、ニューヨークのあれがババッと下がってしまった。たまたま、セイモア(調整官)さんと会っているときに、大使館の公使からメモが来たのですよ。だから、私は人事権を持っていないですけれども、「いや、そんなことない。彼は財務大臣にならないし、新政権はオバマ政権に全面的に協力するよ」と、「その代わり、対等に話をしよう」という。私があのときに「だから心配するな」ということを言ったら、ホッとしていらっしゃったけれどもね。
問)
J-CASTの亀松と申します。
昨日、銀行から発表のありました中小企業(金融)円滑化法(中小企業者等に対する金融の円滑化を図るための臨時措置に関する法律)の実施状況についてのことですが、発表では、断った件数が非常に少ないというようなことが1点と、あともう1点は、個人向けの住宅ローンのほうはかなり良く、4、5倍増えたと。ただ、中小企業については微増であるというような、12月現在ですけれども、そういう発表だったのですが、あの発表についてどのように思われますか。
答)
これは、メガバンクを含めた金融機関が、社会的責任を自覚しながら、金融円滑化法の法律の精神等を理解していただいて、私は、今、ほとんどのところがちゃんとした対応をやっていただいていると思いますよ。そういう結果が、そういうあれに出てきているのだと思います。
今まで、返済猶予の相談をすると、「そのところには新規融資は危なくて貸せないということになるのではないか」と思って相談するのを控えているという空気がありましたけれども、そういう空気は、金融庁の職員も必死になって、全国の金融機関に対して、ちゃんとした指導なりのことをやってくれていますし、そういうこともあって、そういう危惧(きぐ)の念はどんどん消えていっていると思いますよ。だから、皆さん方からも、ぜひ「そんな心配は要らないのだ」ということを、どんどんPRしていただきたいと思います。
しかし、問題は、借金返済を少し先延ばししたって、仕事が出なければしょうがない話でしょう。しかも、儲かる形で仕事がどう出ていくかということが極めて大事だと思いますので、やはりトータルの政策が必要ですね。金繰りの面というのは非常に難しいですね。今、消費者金融の問題も、(改正貸金業法が)6月施行ということで、いろいろなところから借りている方の問題、いろいろな問題がありますよね。
金融という世界は非常に裾野が広いので、一部だけうまくいっているといっても、ほかで困っている人もいれば、やはりそれを放っておくわけにはいかないと。政治というのは、一人でも困っている人がいれば、その人にちゃんと対応するというのが政治のあり方です。政治というのは多数決ではないので、少数でも困っていれば、そこをちゃんとするというのが政治のあり方なのです。だから、金融の面についても、少しは役に立っていると思います。
問)
金融ファクシミリ新聞の秦と申します。
先ほど、下の(記者クラブの)会見で言及されました中小金融機関についての検査・監督の見直しということで、見直しの論点となるところというか、ポイントとなるところと、あとスケジュール感等お持ちでしたら教えていただければと思います。
答)
だから、これは簡単なのですよ。金融庁もかつて、金融庁職員が…、検査官が悪いわけではないのですよ。小泉・竹中(路線)が悪いのですよ。間違った方向で「検査をやれ」と言うから、舌なめずりしながら(検査に)行って、返済猶予すると不良債権区分に入れざるを得ないようなことをやってきたわけでしょう。そうではないノーマルな検査、社会的責任をきちんと果たしながら融資をやっていくという方向に大転換したのでしょう。金融庁は、今、全国、そういう姿勢できちんとやっていますから。私は、これは金融行政、がらっと良くなったと思いますよ。
【転載終了】
http://hyouhei03.blogzine.jp/tumuzikaze/2010/02/post_4c80.html
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