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《出演者インタビュー》緊急シンポ!「小沢VS検察」にみる検察と報道のあり方:元木昌彦《THE JOURNAL》
http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/781.html
投稿者 アルカディア 日時 2010 年 2 月 20 日 02:11:06: jjR5cYzLvBZKE
 

http://www.the-journal.jp/contents/newsspiral/2010/02/vs_6.html

本木さんも元週刊現代編集長として有名な人だし、論調の大部分は真っ当と思うが。小沢幹事長に関する疑惑発言は思い込みのみであり、このようなことを言ってもいいのかと思う。誣告罪と言う法律があるのを知らないのかな?いずれにしても小沢幹事長疑惑に関する発言は、悪い意味での週刊誌屋の発言と感じているのだが。

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以下転載

 今月2月26日(金)におこなわれる「緊急シンポ!「小沢VS検察」にみる検察と報道のあり方」を《THE JOURNAL》とInfoseek 内憂外患で生放送することになりました。

 編集部では、このシンポジウムの前哨戦として、個々の想いや意義を伝えていただこうと出演者に連続インタビューを実施します。

 第二回は、元『週刊現代』編集長:元木昌彦(もとき・まさひこ)氏に語っていただきました。

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 私はこれまで、篠田博之(しのだ・ひろゆき)氏と組んで、警察・検察・裁判所に関して「司法批判」をしてきた。今回もその一環になると思う。小沢と検察の問題については、安田弁護士らとは違った立場になると思うので、そこについて当日語りたい。

 「小沢VS検察」の最終戦争は、検察側の敗北という見方もあるし、強引な見込み捜査については、特捜部の暴走といわれる。しかし、やっぱり、最年少の幹事長として小沢氏を取り上げて以来ウォッチしてきた私としては、旧田中派の金脈や、ゼネコン裏金の構図の疑惑は間違いなく疑惑としてあると感じている。

 結果として起訴までたどり着かなかったけど、いまだに幹事長辞任を求められるのは、政治とカネの問題があるからだ。結果的に逃がした、で終わるのではなく、検察側が今回の一件で萎縮して、「巨悪を眠らせる」ようなことがないようにしてもらいたい。

 これまでは「巨悪が眠る」時代だったが、ようやくここにきて、(一連の小沢一郎氏の「政治とカネ」の騒動から)自民党・旧田中派の悪習を止められる機会だった。にも関わらず、「不起訴」によって検察の失敗と処理してしまうのはどうなのか......。

 検察批判は検察批判であるべきだが、どちらが勝った負けたということだけでなく司法不信の根本を変えなければならないところにきている。

 民主党はマニフェストに「取調べ可視化法案」をうたっている。そのうえ、昨年から開始した裁判員制度について、この法案が「成功か失敗か」を分ける重要な要素になると思う。

 冤罪の人は、検察の取調べの中で自白させられてしまうという。そうなると、調書を取られた段階で99%有罪なのに、それを裁判で覆すことは難しい。

 裁判員は法曹について、なんの勉強もしていないにも関わらず判決を下す。そうなると、裁判員が重大な判断をするとき、どのような取調べがされてきたか、という情報は公平な判決を出す上での貴重な資料になる。

 例えば、2月16日、大阪・西成で2007年5月に起きた放火事件の裁判で無罪判決がでた。捜査段階の自白の信憑性が疑われ、取調べの様子を録画したDVDなどが判決を出す上での重要な材料として利用された。これは裁判員裁判ではなけれど、裁判のあり方における大きな"事件"だ。

 検察の威信は地に落ちている。民主党はマニフェストで可視化法案を出しているのだから、早急に国会に提出すべきだし、これは小沢問題の報復というようなものではない。裁判員制度をより良い制度として運用するためには、可視化は不可欠だ。

 検察については、司法不信で彼らを追い込むことで、暴走しかねないのが怖いと思っている。検察エリートはやっぱり「自分が法律でありエリートだ」という認識が強い。挫折して、それを取り戻そうとする心が暴走を招く可能性は大いにある。今回の件も、政治的な話ではなく、そういう意識だと思う。

 世論は可視化に対して支持すると思う。たとえば、石川議員はどういう尋問をうけたのか、これについて公にできることは意味がある。

 確かに検察もマスコミも堕落したかもしれないが、これは情報の戦争だ。検察からすれば、こういうときのために記者を記者クラブで優遇し、"飼っている"わけだ。昔からリークもあるんだし、「あなただけに教える」と言われて手に入れた重要情報を書かないような記者はひとりもいない。新聞はもともと権力の官報という"原罪"があるのだから、指摘されているようなリーク報道はある意味では仕方がない。

 一方で多様な言論があったのは、出版社系の雑誌だと思う。親会社である新聞に影響を受けなかったことが大きかったのだろう。新聞社を親会社にもつ雑誌の中でも、反検察の意見を押した「週刊朝日」はすごい。週刊誌の編集長というものは事件の推移を読み、「これ」と決めたものを追っているものだ。

 いずれにしても、今回の流れを「小沢と司法が対決して今回は小沢が勝った。それで終わり」という端的な構図にしてはならない。検察の不信を解決するためにも、聴取のなかで、こういう調べをして、こういう発言をもらい、この点を解明できなかった、という風にしなければならない。そうするための可視化が必要なのだ。これで検察不信も多少リカバリーできるかもしれない。

 可視化によって、真実を解き明かすのにネックになる、という意見もある。けれど、メリットとデメリットのどちらが大きいか、ということを考えないといけない。取調べの様子を撮って、いつでもみられるようにしておくだけでもいいだろう。公判で必要に応じて引き出せればいいわけだ。これが裁判員制度の成功の最上の方法だ。

 調書至上主義ともいえる現在、一部だけの可視化なんて意味がない。

 いまの司法はおかしいことがたくさんある。でもそれを少しずつ変えないといけない。裁判員制度がこのまま続けばちょっと怖いと私は感じている。死刑判決を出さざるを得ないものだってあるし、被告人本人が容疑を否認していることもある。

 こういう事件はプロの裁判官でも判断しづらいのに素人には相当難しい問題だろう。多数決で死刑判決を出したとしても、少数の死刑に反対している人も同じく「死刑判決を出した人」となる。これは相当の負担だ。疑わしきは罰せず、でいいはずなのに、いまの司法ではそうなっていない。

 公判前手続きで、検察のストーリーが提示され、裁判員にどう納得させるか、という話になっている。無罪を主張していて、無罪になるか......そういうことの解決のきっかけにしてほしい。

 小沢の無罪が決まったとは思わないけど、立証できなければ無罪なのだから。

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■シンポジウム詳細

【出演者】
三井 環(元大阪高検公安部長)
鈴木宗男(国会議員)
上杉 隆(ジャーナリスト)
青木 理(ジャーナリスト)
元木昌彦(元『週刊現代』編集長)
安田好弘(弁護士)他

【日時】
2010年2月26日(金)18時半〜21時[開場17時45分]

【会場参加申し込みURL】
http://www.tsukuru.co.jp/kensatsu.html

※生中継は「Infoseek 内憂外患」で放送します!
http://opinion.infoseek.co.jp/
 

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コメント
 
01. 2010年2月20日 12:13:14
元木がホゾを噛む思いで未練ありげに小沢一郎不起訴を残念がるのは当然。
小沢一郎岩手利権スキャンダルを週刊現代同誌で元木が編集長のときに松田賢弥らにやらせ、自分たちが小沢の首に鈴をつけたという自負心があるんだから松田の取材が主語を入れ替えていつまでも小沢にだけ利権がついて回っているという印象報道にスライドし、今回の検察による大手ゼネコンへのガサ入れでも結局小沢に結びつける証拠は出てこず、現代上げての小沢一郎スキャンダルはスカを喰らったという事実を心半ば認めたくないという心境は分らないでもない。

しかしここは松田の筋立てが取材の経過の中で小沢に結びつかなかった最大の理由を元木はそれはそれとしてやはり認めなくてはいけない。
既知ではあるが1月当初のあるブログの記事に岩手の地元記者かゼネコン関係者かと思われる人物からコメントが寄せられ、その中で当時岩手県知事だった増田寛也が県外からの受注入札に組み替えたことを暴露し小沢の力は及んでいないと松田の取材力は認めたものの途中から話を捻じ曲げたであろうと問うコメントが寄せられている。

http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50968454.html

私はこれを反米嫌日戦線「狼」ブログのコメント欄の投稿で知り、以来ネットの信憑性を考慮しつつ文章の具体性が匿名性を引き立たせるような生々しさに溢れているようでこれは事実に近いのではないかと考え密かに見守っていたのだが、今般の検察捜査不起訴が見事にそれを裏付けたところを見るとやはり本当だったと感服せざるを得ない。

松田はそれだけでなく石川が公募で雇い入れた金沢という非常に筋の悪い、言うなれば功名心に駆られただけのいい加減な男の告発を真に受けてこの金沢を連れ立って自民党の小沢問題チームのデスカッションに呼ばれ金沢の嫉妬に駆られた風聞捏造話を聞かせるという大愚作をしでかしているが、一時は小沢を追いつめる秘密兵器などといわれたこの金沢もほんの一週間にも満たずあまりの筋の悪さから証言の役に立たないマガイ者であるとどこかへ消えていったがなにやら例の小沢告発市民団体に連ねて暗躍しているとも聞く。

要するにヘタの打ち過ぎだけが松田の周囲を回っているようなもので当の松田は諦め切れずフライデーでまだ小沢利権を追及し週刊現代は言いだしっぺの看板を降ろしきれず必死に小沢、民主党叩きを続けているわけだがもう悪あがきはやめたらどうだろう。
元木は小泉竹中時代のマスコミの弱腰懐柔の実体をよく知っている名物編集長でイケイケ路線で現代の売り上げを伸ばした実績もあるが、今回のような敗北に近い筋の悪い取材が今後の取材にいいように反映しないことはよく知っていよう。

いい加減、小沢小沢よりはマスコミの既得権益の巣窟、記者クラブ問題に軸を移すべきではないのか?
ライバル誌ポストはうかうかしていればそれに焦点を当てた記事構成を組んでキャンペーンをやるかもしれない。週刊現代は系列の日刊ゲンダイのゲリラ性を早く取り戻しマスコミの正すべき本道を自ら示すべきだろう。



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