投稿者 南青山 日時 2010 年 2 月 18 日 09:28:30: ahR4ulk6JJ6HU
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-299.html
本日「総務省行政評価機能強化検討会」が行われた。閉会する間際、原口大臣が駆けつけ挨拶。
そこで聖域無き行政評価として「政務三役の会議で、検察の裏金についても全部オープンするように評価しなさいということになりました」と発言。郵政民営化についても「また郵政に関しても、目の前に亀井(久興)顧問(注1)がいらっしゃいますけど、今まで何があったのか、総括無しに次の政策はできないわけであります。何も誰かを牢屋に入れたり、誰かを貶めたりという気持ちはございません」ときっぱりと言った。
これは事業仕分けよりもすごいことになりそうだ。官僚組織とくに検察組織に対し、行政評価という側面で切り込むことができる。総務省顧問の郷原氏も「従来聖域と考えられていた検察も行政としての評価をすべき」と発言。最後に途切れてしまったが、検察の記者会見もオープンにしていくように提案していたようだ。
3月末までに行政評価の機能を強化するためのプログラムを策定する方針とのこと。
(注1)郵政民営化の疑惑の一部をこの亀井久興氏は知っているといわれている。10/23.本ブログエントリー参照(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-93.html)
さて、ここでは行政評価に先駆けて検察官評価として、「独断!赤っ恥ランキング」を週刊ポストに因んでやってみた。タイトルはふざけているが、内容は極めてマジメなシリアスなものとなっている。
●「赤っ恥ランキング・検察編」
第一位:谷川恒太・次席検事
「証拠の供述調書のねつ造、罪に問われるべきでない石川議員の逮捕・起訴、国家公務員法違反の捜査関係者しか知り得ない情報のリークなど、目に余る。『秋霜烈日のバッチ」をつける資格が彼にあるのか? 』と菅直人財務大臣の元政策秘書、元日本経済新聞記者で現在フリージャーナリスト松田光世氏からツイッター上から「検察再生計画」(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-278.html)で谷川次席検事逮捕を心ある検事に呼びかけられていた。
また週刊朝日・山口一臣編集長に出頭要請(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-261.html)をし、抗議文を渡すセレモニーを「小沢不起訴」一日前にやろうと画策するも編集長が出張中で実現できず、やむなく「抗議文」を送りつける。それを上杉隆氏にツイッター上で暴露され、HP上に「厳重抗議書」(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-262.html)を公開もされ徹底抗戦を受ける。週刊朝日誌面にも「抗議文に徹底反論」が掲載され、国民からも検察庁に苦情の嵐。もう、ニッチもサッチもいかなくなっている状況に検察内部でも、この失態に憂う声が上がる。
間違いなく「赤っ恥!検察官」堂々第一位。
第二位:大鶴基成・最高検検事
福島県のダム談合事件で、現場が乗り気でなかったにもかかわらず「これができるかどうかに俺の出世がかかっている」とハッパをかけたと言われいるのが各方面に出てしまった。
当ブログでもエントリー(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-240.html)しているが以下その内容。
「今まで手がけた事件から、大鶴検事の特徴は2つあることがわかる。
(1)その時に事件にすれば目立つ人物や話題の企業などに目をつけ、少しでも材料があればまず強制捜査し別件でも逮捕して自供させる。もし筋書き通りの自供が得られない場合は、関連する証人を脅し賺し司法取引してまでも引っ張ってきて、筋書き通りの供述をさせる。
(2)今回の毎日垂れ流されている検察リークも大鶴検事からとの指摘があるが、まず風を吹かせ検察に都合のいい世論誘導するため、ニセの供述でもガセ情報でも、たとえ捏造してまでも検察に有利となるリーク情報をマスコミ流させて、それを証人や被告人にも見せ「新聞にも書いてあるだろ」などと動揺させて落とす。
「東京佐川急便事件」以降、既に東京地検特捜部の伝統となっているこの捜査手法が、見事に結実した象徴的人物がこの大鶴基成という検事ではないだろうか?」
一連の小沢幹事長を狙い撃ちにした捜査も実際にはこの検事が指揮していて、検察リークの発信源という噂もあり、水谷建設疑惑証言もこの御仁が持ち込んだとのこと。
第三位:佐久間達哉・東京地検特捜部部長
これだけ大掛かりで、しかも1年間も一人の政治家を狙い撃ちにし、費やしたお金は20億円ともいわれ、ほとんど無きに等しい結果で終わった、この一連の捜査の仕掛け人である。この人が捜査すると自殺者が増える(http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-282.html)のは、その強引な捜査手法などと無関係ではないはずだ。その手法は大鶴検事にも引けを取らないのではないだろうか。「小沢幹事長不起訴」の記者会見も不遜な態度でやっているのが目に見えてきそうだが、淡々とした口調でそれまで答えていたのが、今回の捜査について「(小沢氏に対する)狙い撃ちとの批判があるが」と質問された時、「我々は様々な事件を捜査する過程でいくつも端緒をつかみ、複数の事件を並行して調べている。特定の政治家を狙っているわけではない」と厳しい表情で語気を強めて反論したとのこと。こんな検事が検事正にならないことを祈る。
番外1:民野健治検事
取調べで女性秘書に「いいんだよ、何でもいいから認めればいいんだよ」「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」「なんで自分を守ろうとしないの。石川をかばってどうするの」事情聴取10時間の間に繰り返し子どもを迎えに行かせて暮れと懇願すると「なに言っちゃってんの。そんなに人生、甘くないでしょ」
と週刊朝日で鮮烈なデビューを果たし、読んだ直後ははらわたが煮えくり返ったが、冷静になって考えると、女性秘書の事情聴取のやりとりは許せないけれど、あくまでも一現場検事であり、指示を受けてのことだろうと推測する。東京地検は石川議員の供述が思うようにとれず、マスコミにあの手この手でリーク情報を流がさせつつも、かなり追い込んだ取調べをしたことが予想できる。そのような中で上から圧力をかけられ、無理な取調べをしたとも考えられる。
この検事が有名になったのは週刊朝日で石川議員の女性秘書をウソをついて呼び出し、10時間もの事情聴取をしたことだった。だが、石川議員が体調不良で事情聴取にすぐに応じられないと言ったとき「あの女の秘書、小さな子どもがいるんだろう。(事情聴取に)呼ばれたら、困るんじゃないか?」と恫喝した、とする検事は誌面では特定されてないが、文脈から石川議員の担当検事かと推測する。その陰険な言葉が週刊朝日2/5号(1/26entryブログ参照 http://etc8.blog83.fc2.com/blog-date-20100126.html)で暴露され、それに腹を立て、ミセシメのためか、その号の発売日1月26日(火)に押収品の返却だとウソを言って女性秘書を呼び出し、10時間に及ぶ事情聴取を強行した。その女性秘書を呼び出し事情聴取したのが民野検事だ。(指示した検事を総合的に推測すると岩村修二検事ではないかと思われる)
番外2:岩村修二・東京地検検事正
石川知裕議員の弁護士・安田好弘氏が検察に対して一連の抗議書を送っているが、その中に石川議員に対する取調べに関しての「抗議書」を岩村検事宛に出している。ということは担当検事の中心者と言えるわけで、もしかするとこの検事が石川議員を恫喝した張本人で、女性秘書の事情聴取を指示し、民野検事にプレッシャーをかけていたことも十分考えられる。本来ならば、確実にランク入りしていてもおかしくはないが、情報があまりないので番外とした。90年代後半以降の国策捜査を主導している一人であるとの見方もある。
●「赤っ恥ランキング・検察OB編」
第一位:河上和雄・元東京地検特捜部長・ 最高検公判部長で退官
言わずと知れた日本テレビ御用ヤメ検。この人は読売新聞的発想なのか、もともと右翼的思想をもっていたのかは不明だが、歴代自民党議員との隠れた癒着があることも噂されている。テレビでは民主党の悪口三昧で老害と化して、以前はまともなことを言っていると見ていたが、小沢・民主党となるとギアが急にチェンジして右翼的思想が剥き出しになる傾向がある。
第二位:宗像紀夫・元東京地検特捜部長・名古屋高検検事長で退官
朝日新聞の2/5の記事「特捜部の実質的敗北」(本のセンセのブログ様参照 http://honnosense.cocolog-nifty.com/blog/2010/02/post-0b26.html)などは大変評価が高かったが、時と場所に主張することを変えており、サンプロなどで見せる検察側の言い分を代弁していたり、(カメラが回っていないと違うこと言うと暴露もされている)二枚舌(本ブログエントリー http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-271.html)を使い分ける。(その理由を検察から脅されているのではないかと本ブログで推測 http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-237.html)
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総務相「聖域なくやる」検察の裏金含め実態調査へ 2010/02/17 22:38 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/201002/CN2010021701000944.html
「原口一博総務相は17日、総務省の行政評価機能強化に向けた検討会で「検察の裏金についても全部オープンにし、行政評価するよう(省内に)指示した。聖域なくやる」と述べ、検察庁を含む中央省庁の裏金問題の実態把握に乗り出す考えを示した。
ただ政府は1月末、検察庁の調査活動費は「適正に執行されており、調査の必要はない」として裏金の存在を否定する答弁書を閣議決定したばかりで、原口氏の発言との整合性が厳しく問われそう。検察へのけん制とも受け取られかねないだけに、波紋を広げそうだ。
原口氏は検討会後、記者団に「検察に裏金があるかどうかも含め、全省庁を対象に調査に着手する。新政権になり、今までのあかを全部落とさなければならない」と述べ、16日の政務三役会議で担当部局に実態調査を指示したことを明らかにした。
原口氏の指示を受け、同省は近く、調査対象となる裏金の定義や、調査対象期間などを検討する方針だ。」
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マスメディアは挙(こぞ)って「検察へのけん制」と牽制してくるだろうが、官僚支配政治から国民支配政治へのパラダイムシフトのため、雑音と抵抗に負けず断行してほしい!
(南青山コメント)
今回の小沢騒動の主犯および共犯者が、本人たちの勇み足、検察リークをそのまま垂れ流したデマゴミ報道、それらを冷静、緻密に(ときに熱く)分析した本ブログのようなさまざまなネットジャーナリズム、そして週刊朝日の活躍もあって、だいぶ見えてきた。
ここで紹介した記事は、そうした主犯、共犯者のリストおよび罪状といえるだろう。
的確すぎて、わたしに付け加えるコメントはない。
ここにあげられた主犯(現役検事)および共犯者たちは、とくに主犯はできれば法の裁きを受けてもらいたいとさえ思う(ネットに流れている情報を見る限り、この主犯たちにはどのような形であれ、裁きが下されるようだ)。
それでも注目したいのは、原口一博総務相の発言だ。
これからの検察改革、官僚改革の台風の目になるのではないか。
その分、検察や国税、利権官僚、デマゴミから身辺を狙われるかもしれない。
十分気をつけていただきたいと思う。
彼の行動を応援するとともに、注視していきたい。
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