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大川隆法に降臨した「松下幸之助:あの鳩山や小沢というのは気に食ねんね」「龍馬:核兵器つくったれ」[週刊ポスト] http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/660.html
週刊ポスト 2010年2月26日号 仰天レポート 「ほうかいな」「ああ、そうかい」と経営の神様が関西弁で。 多くの金言を残してきた松下電器産業(現・パナソニック)の創業者、松下幸之助氏(89年没・享年94)。彼の没後20年目となる今年、不思議なことに”松下氏本人”が最近になって語った言葉をまとめたという書籍が発売された。著者は宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁。一体、どういうことなのか。 ※ 松下氏は生前、小誌にもたびたび登場している。 〈(指導者たちが大衆の)機嫌ばかりとっていては、企業も国の経営もやっていけませんわな〉(81年1月1日号) 〈21世紀は、アジアの時代です。(中略)アメリカが、いままで以上に繁栄することはむずかしいのでは〉(79年1月5日号) 四半世紀以上前に現代社会を見抜いていたかのような発言には、氏の慧眼を感じずにはいられない。 経営評論家の針木康雄氏がいう。 現在の日本の惨状を見て、松下氏はなんというだろう。問うてみたいが、故人を相手にはかなわない望みだ。 しかし、それを”実現”した人物がいる。宗教法人「幸福の科学」の大川隆法総裁が、天上界から松下幸之助氏を地上へと「降臨」させたというのである。 降臨した松下氏は、いわば大川氏に乗り移った状態となり、大川氏が話した言葉は、すなわち松下氏が発した「霊言」ということになるらしい。 その「霊言」を、つぶさに収めたとされるのが前述の新著『松下幸之助 日本を叱る』(幸福の科学出版)だ。教団によると、すでに15万部を発行し、好調な売れ行きという。 まずは、実際に同書を開いてみよう。 〈では、そろそろ行きましょうか。松下幸之助さんのご降臨をお願い申し上げます〉 大川氏がそういい、約十秒後、”松下氏”が登場する。 その第一声。 そしてこの後は、信者からの質問に対して、大川氏の発する声で”松下氏”が、〈ほうかいな〉〈ああ、そうかい〉などとテンポのいい関西弁で答える”インタビュー”が展開されていくのである。 サービスの本質は銀座にあり 松下氏は、どうやら現在の民主党政権に不満を抱えているようだ(繰り返していうが、声を発しているのは大川氏)。 〈事業仕分けは、ある種の公開ギロチン。(中略)ギロチンを見せもんにしているようなもんやな〉 〈あの鳩山や小沢というのは気に食ねんね。(中略)「自分も親からいっぱいお金をもろうたから、国民にもお金をあげましょう」ということで撒いとるんでしょ〉 とバッサリ。久しぶりの大演説に調子が上がってきたのか、さらに舌鋒は鋭くなっていく。 現在の不況について。 さらに 〈(財政赤字を減らし、少子化を防ぐには)「税金を年に一千万払ったら、何人と結婚してもかまへん。子供を何人産んでもかまへん」と、まあ、こうしたらええねんや〉 ――とは、思わず笑ってしまうようなアイディアだが”松下氏”は一夫多妻制容認論者であるらしい。 その熱弁は、経営再建渦中のJAL問題にも及んだ。 〈銀座のクラブや。新橋の芸者さんとこや。研修で送り込んでやなぁ、「芸者を一週間やってこい」「クラブのホステスを一週間やってこい」と言ったら、サービスの本質が分かるよ〉 こうして、縦横無尽な意見を述べた”松下氏”。本音を垣間みせていうには、 そして最後には、大川総裁を大絶賛。 幸福の科学の信者ではない読者からすれば、これらの発言は、”大川氏のロを借りた松下氏”のものではなく、松下氏の名を借りた大川氏”のものとしか思えない。幸福の科学広報局に率直に聞くと、 「松下幸之助氏ご本人のお話です」 「松下氏には、教団設立初期から、天上界より経営のアドバイスをいただいています。幸福実現党の主張と類似点が多いのも、政策に対して多くのご意見をいただいているか 霊言という行為によっての出版に、法律上の問題はないのか。 著作権法に詳しい小倉秀夫弁護士がいう。「日本では肖像権やパブリシティ権などの人格権は、その人が亡くなると消滅し、相続はできません。また、遺族から名誉棄損で訴えられる可能性は否定できませんが、そこに悪意があるとの証明が必要。しかし、それは非常に難しい」 幸福の科学出版は、この本とほぼ同時に、『龍馬降臨』も出版している。大川氏に”降臨”したという龍馬は、〈核兵器つくったれ〉と主張。そして、今なら海援隊ではなく〈宇宙戦艦ヤマト〉をつくると熱く語るのだ。 「”一夫多妻制”に“宇宙戦艦ヤマト”って…、松下幸之助も坂本龍馬も、草葉の陰で泣いているんじゃないでしょうか」 ――という一読者の声をお伝えして、筆を置く。 一生涯2度はひとりだけ日本経済新聞の人気コラム「私の履歴書」への登場は、原則生涯に1度と決められているが、唯一の例外が松下幸之助氏。1956年と76年の2度登場している。
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