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在日米軍再編：普天間移設　福島氏、陸上案に反対　与党内不協和音、国民新「不愉快」

　社民党の福島瑞穂党首は１５日、米軍普天間飛行場（沖縄県宜野湾市）の移設先を巡り、国民新党が提案する方針のキャンプ・シュワブ（同県名護市）陸上部への移設案について「名護市長が沿岸部でも陸上部でもだめだとはっきり明言した。市民、沖縄県民の気持ちは国外・県外で頑張ってくれということだ」と、反対を表明した。東京都内で記者団に語った。各党案は１７日に開かれる政府・与党の沖縄基地問題検討委員会に提示される予定。

　陸上案を巡っては政府・与党内に「最終的な落としどころ」と見る向きがあり、福島氏がくぎを刺した形だ。これに対し、国民新党の下地幹郎政調会長は記者団に「お互いを尊重して案を出すという時期だけに非常に不愉快だ」と述べた。陸上案について「海を壊さず新たな民有地も使わないことが基準だ」と意義を強調し、１７日の検討委に提案した上で、名護市の稲嶺進市長と会談し理解を求める意向も明らかにした。

　社民党は米領グアムや米自治領北マリアナ連邦への国外移設を提示する方針で、国内の移設先については地元自治体の反発を考慮し、どのような形で提案するか党内で協議する。国民新党はシュワブ陸上案とともに米軍嘉手納基地（同県嘉手納町など）への統合も提案する方針で、グアム、サイパンなどへの訓練移転も組み合わせる見通しだ。【西田進一郎、仙石恭】

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毎日新聞　2010年2月16日　東京朝刊
　

コメント
01. 2010年2月16日 10:18:51 民主党は、マニュフェストで辺野古沖への移設中止をうたっておきながら、代替案すらなかった。 それがこの期に及んでも大モメしている最大の原因だ。 政権を取ることだけが目的で、その後のことは何も考えていなかったことがこの一件でよくわかった。 衆院選で民主党に投票したのは失敗だった。 といって、今の自民に投票する気にはなれん。 舛添、渡辺喜美よ。 早く民主の対立軸をまとめてくれ。
02. 2010年2月16日 10:44:58 この件では社民党に賛成。 米軍はとっととグァムまで撤退してほしいね。 あと「みんなの党」は自民党の別働隊にすぎんよ。とはいえ、将来的には自民党に変わる受け皿になっていくのかもしれんね。
03. 2010年2月16日 10:47:03 2＞そうだ。　米軍は沖縄から出て行け。
04. 2010年2月16日 10:58:53 下地議員は、昨年の予算委員会で「関西空港だってあるではないか」と言い、町村が「それでは関西が可哀想」とヤジを飛ばし「それ見ろ。それがあんた方の考えだ。沖縄に押しつけておけばいいと思っているんだ」といった時には立派だと思った。 その後、渡米して政府関係者と会い、帰国してからガラッと変った。 いまでは国外はおろか県外移設にも反対している。 向こうで、何か悪いものでも喰ってきたのか。
05. 2010年2月17日 10:24:27 国民新党は、市長選挙で反対派が当選する事は想定外だったのだろう。 仮に、基地推進派が当選していた場合、従来案の埋め立てによる滑走路建設は行わないが、辺野古に基地建設は行う、という今回の案が、政府案として検討された可能性はあったと思われる。 規模は小さくても、辺野古で土木工事を行なう事はできるし、米軍も来るので、基地利権派の面目は保たれる。 旧政権下で約束されていただろう利権のかなりの部分は「洋上滑走路建設」を除けば反故にする必要はなくなる。最低限の妥協案だ。 ただ、基地反対派市長の誕生で、その案の可能性は低くなったため、敢えて「基地建設利権派」に向けて「俺たちは裏切っていないよ」とアピールのためブチ上げたのだろう。 これで、普天間問題は民主党と社民党の決断次第だ。民主党はいつでも国民新党案に乗れるだろうから、社民党の実力で、グアム、長崎、県内、「けっきょくこのまま」か決まってくるのだろう。
06. 2010年2月17日 10:45:58 >>05 メインは利権屋の下地議員だろ。 他の面だーも大なり小なりだけども、普天間基地移設については下地議員だろう。

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