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民主党議員が小沢一郎を批判できないのは、みんな「親分から子分へ」金がばら撒かれているからだ。政界はヤクザ組織と構造は同じ http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/543.html
株式日記と経済展望 2010年2月15日 月曜日 ◆首相を狙い打ち しつこく攻め立てる予算委の自民 2月13日 朝日新聞 「脱税王だ」「総理の資格なし」。自民党は12日の衆院予算委員会で鳩山由紀夫首相を執拗(しつよう)に攻め立てた。母からの資金提供を「全く知らなかった」とする首相の発言を否定するかのように、弟の邦夫元総務相(自民党)の証言が登場。色をなして反論した首相が興奮のあまり、失言する場面もあった。 ■与謝野氏が「秘話」披露 「邦夫さんがぼやくんですよ」。自民党の与謝野馨元財務相がこう切り出した。 「うちの兄貴はしょっちゅう、おっかさんの所へ行って『子分に配るカネが必要だ』とお金をもらっていた」 与謝野氏は首相の偽装献金事件で、邦夫氏から聞いたという話を衆院予算委で披露した。母からの巨額の資金提供について「天地神明に誓って知らない」と繰り返してきた首相発言を覆すのが狙いだ。 与謝野氏の質問に、首相は声を震わせて反論した。「全くの作り話です。こういう話をされると、私はもう、兄弟と言っても信じられない話になりますが、母に尋ねていただいても結構ですし……」 母の参考人招致になりかねないとみた民主党議員から、「冷静に冷静に」の声が上がり、首相は「わかりました。すいません」と一呼吸置くと、国内の震災支援への寄付を母に求めたことは「何度かある」と明かした。 首相への資金提供は2002〜09年に計12億6千万円。首相は贈与とみなし、08年までの贈与税約5億7500万円を昨年末に納付した。ただ、資金提供について首相は先月21日の国会答弁でも「全く知らない」と強調し、「もし違うという事実が出てきたら、当然(議員)バッジをつけている資格はない」と言い切った。カネで困っていると母に言ったことも「一切ない」と答弁してきた。 一方、新たに登場した邦夫氏。与謝野氏の発言について12日、記者団に説明した。「1年半前か2年前、母が電話で『お兄さんは子分を養うためにお金がいるという。あなたはどうなの。子分いないからいらないの』と。『そういう子分はいないんだよなあ』と寂しかった。これが電話の事実です」「兄が(母に)無心したとか取りに行ったとかじゃなく、誰が言ったかは知らないが、とにかく『あなたはいらないの』と」 予算委での与謝野氏の首相批判は止まらなかった。 「民間の方なら十何億円も贈与を受けて知りませんて言ったら刑務所に行く」 「まさに平成の脱税王だ。総理の座に座っていることがおかしい」(後略) ◆子分に金を配れない人は親分にはなれないのは確か 2月13日 早川忠孝元衆議院議員 自民党の若い国会議員が自由奔放に発言していた時期があった。 平気で幹部の批判をする。 自分達で様々な勉強会を立上げ、勝手気ままに政策提言する。 テレビに出て執行部批判を繰り返してもお咎めなし。 自民党は自分党なのか、と思ったものだ。 理屈は簡単。 若い国会議員は誰からも束縛されていなかったから。 いわゆる面倒見がなくなっていたからだ。 無派閥の議員が増えていたから、派閥の締め付けなど効かない。 総裁選挙なども皆、自分の判断で動く。 派閥の中で若い国会議員を自分の配下に囲い込もうとするような先輩もいない。 皆、同僚になってしまった。 多少の例外はあっても、自民党の中では親分子分の関係は成り立たなくなっていた。 簡単なことである。 親分が金を配らない、いや、配れなくなっているのだから。 自民党には、本当の親分はいない。 精々党の金やパーティの売上げを配るだけである。 個人的に金を配る人が殆どいないからだ。 多分、小泉元総理が自民党をそう変えてしまったのだろう。 与謝野さんが鳩山総理にぶつけた質問は、古い自民党では当たり前だったこと。 古い自民党のDNAをもっている人達の間では、これがなお生き残っていた、ということか。 古い手法だが、今でも有効ではある。 子分に金も配れないような人は、どう逆立ちしても親分にはなれない。 金があるところに、人は集まる。 そして、金を貰っている人達は、親分の批判はしないものだ。 鳩山総理がいくら顔を真っ赤にして強弁しても、与謝野氏の質問が的を射ている(当を得ている。ご指摘のとおり。真っ赤。)ことは確かだ。 (私のコメント) そうでなければ新人議員を立候補させるだけでも全部あわせれば数千万円かかるだろう。日本の選挙は金がかかるように出来ており、供託金だけでも300万円から600万円もかかる。去年の衆院選挙では140人の新人の民主党議員が当選しましたが、合計すればかなりの金を使ったことだろう。もちろん民主党からも金は出るが、小沢一郎は子分に対してもカネを配って勢力を固めている。 元竹下派の議員によれば、竹下登が選挙で陣中見舞いに訪れて500万円とか1000万円を配って歩いたそうだ。これらのカネは表に出せないカネであり、選挙期間中にどこかに消えて行く。その代わりに竹下登に絶対の忠誠を尽くさなければなりませんが、小沢一郎もそうして勢力を固めてきた。だから田中角栄系の派閥はカネで集まった集団であり国会議員としての資質は低い。 自民党に人材が枯渇してしまったのは金でどうにでもなる議員ばかりであり、志ある政治家志望者は野党の民主党に行くしかなかった。民主党は万年野党でありカネが無いからそれなりに人材はいる。しかし小沢一郎が田中角栄的手法で民主党を乗っ取ってしまったから鳩山由紀夫は全く何も出来ない飾りの総理大臣になってしまった。 鳩山兄弟にしても小沢一郎にしても数億円ものカネを動かせたから政党の幹部になれたのであり、自民党にしても民主党にしても政治権力を持つには金がかかる。民主主義政治はカネのかかる政治であり、政治家はカネに拘るのは仕方がないだろう。しかし政党助成金や議員歳費でも足らなければ献金を集めるしかないのですが、日本の政治家は献金を集められるような能力に欠けている。 「株式日記」でもネット献金を認めるように書いたことが在りましたが、ネットでカネを集めるにはそれだけの能力が要ります。オバマ大統領は演説の上手さで金集めに成功した。自分のブログ上で自分の演説を動画配信して献金をつのってきた。日本の政治家でオバマ大統領のような名演説家がいるだろうか? 自民党の政治家には街頭演説も出来なければブログも書けないような議員が沢山いる。 日本の政治家は政党助成金や歳費の他に派閥の親分から金をもらって政治をしているから、子分にカネが配れなくなれば派閥は縮小していく。これらの表に出せないカネはどこから集めてくるのだろうか? 自民党のような政権政党なら企業献金や利権団体からの献金が集まるが、野党は献金の集めようが無い。例外的に在日のパチンコ団体や中国や韓国などの友好団体が野党にもカネを配っていたようだ。 民主党が外国人参政権に熱心なのもこれらの繋がりによるものであり、中国や韓国もカネを出した以上は見返りを要求してくる。自民党にしてもODAのキックバックなどで外国から金が入ってきた。鳩山首相は4500億円のアフガニスタン援助資金を出しますが、手数料として数%が政治家の懐に入ってくるのだろう。だから日本の政治家は外国にすぐカネを配る。(1月15日株式日記再掲)
秘書が勝手に脱税をしても議員の先生は平気なのだろう。「秘書が勝手にやった」と言えば検察も税務署も見逃してくれるのだから、国会議員は脱税しなければバカを見る。もらった方も裏金だから所得として申告する必要はない。一般の会社も裏金を社員に配ったらどうだろうか? たとえばれても修正申告するだけでいいのだ。総理大臣がそうしているのだから真似をしなければなりません。 これほど私が頭に来るのも、確定申告をしなければならないからですが、秘書にやらせて裏金を作らせれば税金を払う必要もなくなる。経理は入りと出を調べれば直ぐに裏金はばれるのですが、国会議員は20年前の払い出しを自宅に置いておいたと言えば誤魔化せるらしい。こんな事を認めていたら誰も税金をまともに払う人はいなくなるだろう。 政治に金がかかると言うのは、金をばら撒かなければ政権は取れないからですが、政権を取れば政治資金は業界や団体から自然に集まってくる。献金をしなければ公共工事からはじき出されてしまうから献金をして仕事をもらう。だからその地方の道路やダムは必要が無くても作られていって、景気対策の名の下に国費が無駄に使われて行く。 景気対策は本当に必要なのですが、本当に必要な所に使われず、小沢一郎を支持した所にだけ公共工事が割り当てられている。
国民は、こんな政治を期待して民主党に政権をとらせたわけではない。年末の陳情一元化の流れからある程度予想されていたこととはいえ、ここまで露骨に、党中心に土建利権政治を貫くとは。本当に「小沢一郎」という政治家はわかりやすい政治家だ。 細川政権が短命で倒れたとき、「あと1、2年続いていたら、自民党は完膚なきまでに破壊されていただろう」と言われた。今回のように、予算編成を通じて自民党支持基盤を突き崩せば、自民党はガタガタになるという意味だ。 昨年末、業界、地方からの予算要望を、党幹事長室に一元化し、表舞台の華やかな事業仕分けとは裏腹に、密室で不明朗な基準で「重点項目」を選定し、居並ぶ閣僚にそれを「全国民の要望」と称して突き付けた。そして、その結果は、今回明らかになったように、党幹事長室を通じて各民主党県連に内示し、そこから各知事、市町村長等に通知するという形で結実したのだ。 見事なほどの「民主党の選挙が第一」の利益誘導政治だ。自民党政権時代もほめられたものではなかったが、これほどまでに露骨なことはしなかった。政権交代してやっと新しい政治が始まると思っていた国民の思いは、鳩山・小沢両氏の「政治とカネ」スキャンダルと相俟って、「失望」、いや政治への「絶望」へと転化していくおそれが高い。 民主党のDNAは、小沢一郎という政治家を得て(03年の民由合併)、確実に変質した。96年、あの鳩山・菅両氏が立ち上げた民主党、クリーンでオープン、およそ政官業の癒着とは縁遠い政党だったはずだ。それが、自民党といっても、そのまた旧い自民党、二十年以上前の自民党旧経世会のDNAに組み換えられた。今、小沢氏に物言えぬ空気が民主党に充満しているのも、旧経世会の「一致結束箱弁当」の伝統だ。 これでは、民主党がマニフェストで約束した、政策決定の「内閣一元化」ではなく「党への一元化」だろう。本来、予算編成権は内閣にあり、予算は国会の審議をへてはじめて成立する。今回の個所付け内示は、こうした民主的プロセスを無視したものだ。職務権限もなく、国会で説明責任も果たさない党の一握りの幹部が国政を壟断する。これでは「議院内閣制」、ひいては「議会制民主主義」の「死」だろう。 先の直言で、民主党は「小沢抜き政権を」と書いた。近時、その感を益々強くしている。にもかかわらず、昨日の某全国紙では、民主党地方組織の「小沢続投支持」が8割にのぼるという。安倍政権ではないが「KY(空気が読めない)」の極致というか、危機意識の欠如というか、この政党がどうしようもないところまで来ていることを象徴している。 鳩山さん、菅さん、もう遅いかもしれないが、是非、結党の原点に立ち返って、もう一度、民主党の本来のDNAを取り戻してほしい。そうじゃないと、夏の参院選で、国民の鉄槌が下されることになろう。 (私のコメント)
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