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小沢一郎はそれほど悪人なのか【彼は潔白が証明されたのに…】(ゲンダイ的考察日記) http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/524.html
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1235.html 2010/02/14(日) 21:51:10 ●彼は潔白が証明されたのに… 検察が不起訴の判断を下したのに、民主党の小沢一郎幹事長への狂ったようなバッシングが続いている。「不起訴は嫌疑不十分」で「シロではない」という理屈である。で、「もっと説明を」「政治責任を」と迫っている。新聞だけでなく、週刊誌、月刊誌も小沢叩き一色だ。金権政治家と決め付け、政治家としての能力、器量、存在意義まで全否定の論評も目に付く。 小沢一郎はそんなに悪か。億単位のタンス預金があることが、それほどヘンか。寄ってたかって罵声を浴びせ、ヒステリックに批判する報道の裏はハッキリしている。要するに、小沢を辞めさせたいのである。だから、検察がシロといっても納得しない。いくら会見を開いても「まだまだ」と言う。嫌がらせみたいなものだ。それがずっと続いている。 小沢一郎と言えば、歴史に残る政治家だ。それなのに、メディアが、その政治生命を抹殺しようとしている。これは異様なことだ。精神科医の斎藤学氏は東京新聞(2月10日付)でこう書いている。 <小沢一郎という希有(けう)な政治家は仕事もさせてもらえぬまま、葬られようとしている。【官・報】癒着世論は彼の失脚をもくろみ、半ば成功した。何億かの金を持っていることが理由らしいが、(中略)金持ちだろうが貧乏人だろうが、的を射られる人に政権を託したいと思うことは間違いなのか。結局、火のないところに煙が立つと強弁した検察官僚たちの意図は達成された。(中略)明治初期の太政官布告以来続く「おかみ(官と官報)信仰」に対抗軸を立てるという発想自体が、この国の常識に反していたのだとあらためて思い知らされた> 検察の暴走、それに続く執拗な小沢叩きを見て同じように感じている国民は決して少なくないはずだ。
自民党の一党独裁政治が終わったのは、小沢一郎の功績ではないか。自民党を飛び出し、小選挙区制を導入し、選挙で力をつけ、ついに自民党を倒した。政権を奪取するや、明治以来の官僚支配体制打破に動きだし、日本の政治システムそのものを変えようとしている。まさしく、歴史的快挙なのに、その仕事が志半ばで潰されようとしている。 「小沢辞めろ」の世論は7割もあるが、多くの国民は小沢の凄さを知らないだけだ。理想論を語るだけなら、学生でもできる。小沢は人を束ね、徒党を組み、ダイナミックに政界再編を仕掛けて、「政治主導=国民主導」と「2大政党制の定着」という理想を確立させようとしている。何十人もの秘書を書生のように育て、新人を発掘し、選挙活動を徹底支援し、当選させて、政治を動かす。敵陣営の候補を引っこ抜き、地盤ごと切り崩す。そうして、確実に政治勢力を拡大させ、現実に政治を動かしている。 そのためには金もいる。小沢は表の金でやっている。大メディアは、それが信じられないのである。
もっとも、歴史に残る政治家の多くは、現役時代、すさまじいバッシングにさらされたものだ。中には凶弾や刃に倒れた政治家もいる。 歴史家の加来耕三氏はこう言う。 加来耕三氏は、維新の三傑と言われながら士族に暗殺された大久保利通を例に挙げたが、平民宰相として有名な原敬についても、東京駅で暗殺されたときは、号外の売り子が「バンザイ、バンザイ」と叫びながら配ったという話がある。後の歴史的評価と同時代の評価がかくも違う好例だ。 原敬は「政治は力なり」と言った。力の背景は金だった。その金権政治を批判されると、「金を欲しがらない社会を拵(こしら)えてこい。そうすれば金のかからぬ政治をしてみせる」と豪語した。だから、庶民に誤解され、恨まれた。 しかし、今日、原の歴史的評価は揺るがない。 政治構造を変えるという大きな目標のためには、多少の荒業も必要とする。それが現実の政治なのである。
原が暗殺された後、日本の政党政治は大混乱したが、ここで小沢を葬り去れば、似たような現象が起こるだろう。自民党と官僚がタッグを組み、検察がにらみを利かす暗黒社会に逆戻りだ。それでもいいのか。考えてみれば、歴史上有能な人物が抹殺されたケースは数多い。安政の大獄の吉田松陰、いまだに暗殺犯がハッキリしない坂本龍馬、西南戦争で敗れた西郷隆盛、大逆事件の幸徳秋水などもそうだ。 「彼らは旧体制に挑んで、何かを変えようとした。力があるからこそ、相手や周囲も脅威に感じ、排除しようとしたわけです。今の小沢バッシングは、まさに政治的抹殺の動きだと思います。検察への人事介入を含めた霞が関への挑戦に対する報復的な要素もあるのでしょう。小沢一郎という政治家に力がある限り、バッシングは続く。壊される保守派の抵抗がずっと続くことになります」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学) それが歴史の必然なのだとしたら、今こそ、歴史に学ぶときである。 (日刊ゲンダイ 2010/02/13 掲載) -------------------------------------------------------------------------------- 小沢一郎という人はこういう人だという報道をほとんど見た覚えがない(正月にNHKが少しとゲンダイ…?)。 ※寄せられたコメントの中にこんな言葉がありました。
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