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A級戦犯岸信介の犯罪:東条英機、甘粕機関、関東軍と満州の阿片の闇() http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/498.html
東条英機の処刑の翌日、東条と同じA級戦犯の岸信介、児玉誉士夫、笹川良一がアメリカのエージェントになることを条件に釈放された。
「内閣誕生のわずか5年前、2.26事件勃発時には、満州の憲兵隊司令官にすぎなかった男が、なぜ戦時の絶大な権力を手に入れるに至ったのか。共産主義の脅威、内乱勃発の危機、皇室の思惑、そして莫大な阿片の黒い金―。戦時宰相「東条英機」を生み出した背景と要因、その人間像を通して、日本敗戦へ至る道と昭和史の闇を暴く。」
これは東条一個人というよりも陸軍全体の問題であり、中国大陸に広く展開する総勢百万の勢力を支えるには、国家予算ではとうてい追いつかず、現地の阿片収益に頼る部分が極めて大きかった・・・ 実際、蒙疆方面で作戦を担当していた板垣と東条が、この阿片の取り扱いにも大きな役割を果たしていたことが、防衛研究所戦史室に残る『陸支機密大日記』『支受大日記』にも記されている・・・ 阿片に関わっていたのは、関東軍だけではなかった。当時の満州国政府の事実上のトップである、総務長官星野直樹と次長岸信介、その下にいた・・・古海忠之、さらに満鉄や満重(満州重工業)など、官と民が深く関わっていた事実は、いくつかの証言で明らかになっている。 (転載者注 古海の「忘れ得ぬ満洲国」によると)甘粕正彦や岸信介、満重の鮎川義介たちは・・・毎日のように顔を合わせていた。そこには岸の子飼いの椎名悦三郎、古海忠之、青木実、飯沢重一など、十人ほどのメンバーが集まっていたが、・・・「名前もない妙な会」が開かれるのが常だった。 会の中心的存在が岸と甘粕で、話題はいつもアジア政策だった。上海の邦字新聞の乗っ取りや、日本での宣伝活動の仕方だったというが、つまるところは謀略であった。ここでも阿片は避けて通れない。・・・ (阿片事情について)「・・・まず第一のタイプは、・・・現地人の組織から、満洲国政府専売局が買い上げるんです。それを阿片煙膏に精製してから、法外な価格で、満州国内の阿片吸引所や愛飲者に売りつけることになるわけです。 第二のタイプは、インド周辺から阿片を輸入して、上海、香港ルートで中国国内や南方に売り捌く。 そして第三は、満州国や関東軍とは別途、蒙疆地区から日本軍が買い上げ、これを占領地の中国人に売るタイプです。」 ・・・国際条約がある手前、満州国政府は表向きは阿片の売買も吸引も禁じていたので、当然値段は上がることになる。・・・ 上海は阿片取引の一大市場だったが、総合商社でもあった満鉄を除いて、・・・三井物産やほかの日本の商社は阿片の販売に関与できなかった。実際、社員たちの間で、「熱河の阿片は、満州国政府と関東軍の背後にいる甘粕機関が牛耳っているから、あそこの阿片に手を出したら命はない」と囁かれていたのである。・・・ 関東軍の影にあって、それまで満州事変と満州国建国に奔走していた甘粕正彦が、ほどなくして「満州の闇社会の帝王」として、その存在を垣間見せるようになっていたことは注目に値する。 闇社会が扱う最大の物品は阿片であり、この取引で得た莫大な上がりが彼らの財源であった。 その阿片は、関東軍と満州国が押さえていた。しかも生産者との交換のための物資の調達や輸送は、関東軍御用達の総合商社満鉄の仕事であった。・・・ (転載者注 この満鉄、特務機関の残党が作り上げた会社が「電通」である。電通の闇は、満州の諜報活動の闇をそのまま引き継いでいる。押尾事件に見られる電通-政治-麻薬のつながりは戦前からの因縁があったわけだ。) ・・・日華事変が始まると、販売先が満州国内だけでなく、日本軍占領下の中国本土にも深く浸透していた事実である。 中国大陸駐在が長かった陸軍参謀の一人は、こう証言している。 さらに戦前、上海の三井物産支店にいた、元社員は、こう語る。 ・・・阿片の価格安定のために満州国の専売物品に指定したのは岸信介だが、直接最も深く関っていたのは、甘粕と里見甫であった。わけても東条の腹心甘粕は、関東軍と満州国、さらに阿片売買に携わる末端の組織の間にいくつか存在するダミー会社を取り仕切っていた。これがのちに、東条が日本の中央で階段を上るにつれて、財政面を支えることになる。・・・ ダミー会社を置いたのは、フィルターを通すためだ。岸は総理時代にも政治資金の取り扱いには慎重で、「水は濾過して飲め」が口癖だった。たとえ濁水であっても濾過すれば、清水になるという論法である。・・・ (転載終了) ◆東條英機 - Wikipedia ◆岸信介 - Wikipedia ◆甘粕正彦 - Wikipedia ◆里見甫 - Wikipedia ◆電通- Wikipedia ◆児玉誉士夫 - Wikipedia ◆笹川良一 - Wikipedia ◆国際勝共連合- Wikipedia ◆世界基督教統一神霊協会 - Wikipedia ◆日本財団(日本船舶振興会)- Wikipedia ◆暴走する検察なんてハナから信用できない代物です。公安検察=統一教会という実態(緒方重威著「公安検察」から見える真実)
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