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<スコープ>石川議員ようやく離党 小沢氏波及恐れて遅れ(東京新聞) http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/311.html
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/scope/CK2010021202000083.html <スコープ>石川議員ようやく離党 小沢氏波及恐れて遅れ
小沢氏は十一日夕、党本部で、三井弁雄国対委員長代理(北海道連会長)を通じて離党届を受理した。その後、記者団に「まだそんなに(起訴から)日はたってない」と語った。 しかし、党内では、起訴された四日の時点で、離党が望ましいとの声は上がっていた。石川議員さえ離党すれば、野党が議員辞職勧告決議案の採決を求めようと、衆院政治倫理審査会への出席を求めようと「民主党とは関係ない」と強弁できるからだ。 二〇〇五年、弁護士法違反容疑で逮捕された西村真悟衆院議員(当時)のように、民主党は所属議員が逮捕された時点で離党届も受理せず、除籍処分にしたケースがある。それに比べて、今回は対応が遅れたのは明らかだ。 党内では「幹事長周辺に、離党させる必要はないというこだわりがあった」(若手)との指摘が出ている。 小沢氏自身は不起訴になったとはいえ、監督責任を認めている。石川議員を処分したり離党させれば、「小沢幹事長だけおとがめなしでいいのか」と異論が出る恐れがある。こうしたためらいから、タイミングが遅れた、というわけだ。 小沢氏は八日の記者会見で、石川議員の処遇について「本人とできれば会って、今後どうするか決めたい」と述べていた。 しかし結局、会わないまま、離党となった。自分への波及を避けたい小沢氏の心中がにじみ出ている、といった勘ぐりも生まれそうだ。 小沢氏の求心力に陰りが見えるとはいえ、二〇一〇年度予算案の審議中でもあり、鳩山政権で辞任論が直ちに噴き出す気配はない。小沢氏と距離を置く「七奉行」も、当面模様眺めの構えだ。 ただ、事件はあくまで小沢氏の政治資金をめぐるものだ。不起訴になったとはいえ、小沢氏がけじめをつけないままだと、国民の目には「居座り」と映る。 野党も「小沢氏はなぜ道義的責任をとらないのか」と攻撃するのは目に見えている。 小沢氏への世論の風当たりが収まらないようだと、政府・民主党に動揺が広がるだろう。
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