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巨大な権力を握る与党の幹事長など任せられまい 【琉球新聞】 http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/204.html
琉球新聞 社説 小沢氏続投 自身が変わらないことには 2010年2月10日 小沢一郎民主党幹事長が鳩山由紀夫首相と会談し、続投に了承を取り付けた。資金管理団体の収支報告書虚偽記入事件で自身が不起訴になったことを受け、重ねて「潔白」を強調、説明責任も果たしたとの見解を示した。 その上で、自身をめぐる報道の在り方を批判し「潔白だったという報道を続けた後に(世論を)調査してほしい」と注文を付けた。 小沢氏は2006年4月の民主党代表選で「私自身が変わらなければいけない」と演説し、大差で代表に選出された経緯があるが、3年余りを経て相変わらずの印象である。 小沢氏が不起訴イコール潔白と考え、国民世論も自身に同情的だと受け止めているとすれば、見当違いも甚だしい。 嫌疑不十分で不起訴にはなったが、完全に「シロ」ということではない。灰色のままでは刑事責任を問いづらいという検察判断であって、疑いが晴れたわけではない。 不起訴の翌日から2日間、本紙加盟の共同通信社が実施した全国電話世論調査では、小沢氏の進退について「幹事長を辞めるべきだ」と答えた人が72%に上った。小沢氏の「不正な金はない」との説明にも、87%が「納得できない」と答えている。 ほかの報道各社の調査結果も似たような傾向だから、今回の幹事長続投は、民意との落差を際立たせる形になった。 小沢氏が不起訴となる一方で、元私設秘書の衆院議員石川知裕容疑者らが規正法違反の罪で起訴されている。小沢氏の監督責任は免れないし、政治的、道義的責任を問われてしかるべきだ。 「秘書が勝手にやった」「関知していない」などは政治家のの決まり文句だった。こうした光景に幕を引くことこそが、鳩山政権に課せられた使命ではなかったか。 小沢氏は首相だった小泉純一郎氏を「情が薄く、手ごわい」と分析してみせたことがある。関連して「私は変わる」発言の真意を「私は情に流される方だから、政治決断に情を挟まないよう言い聞かせている」と説明した。小泉氏を手本に、変身したいとも取れる発言だ。 国民が求める変身はこれと違う。高慢な態度の返上であり、何よりも「金権体質」との決別であろう。民意を踏まえて謙虚に変わらないことには、巨大な権力を握る与党の幹事長など任せられまい。
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