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政治が変わると期待していた国民の中には、裏切られたように感じる人もいるのではないか 【 中国新聞 】 http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/202.html
中国新聞
10/2/10 http://www.chugoku-np.co.jp/Syasetu/Sh201002100183.html -------------------------------------------------------------------------------- 鳩山由紀夫首相が、民主党の小沢一郎幹事長の続投を了承した。小沢氏が、資金管理団体の収支報告書への虚偽記入事件で不起訴になったことを受けての判断だ。しかし元秘書らが起訴された責任は依然残る。 国民の目の厳しさは、共同通信社の世論調査でも明らかだ。「不正な金はない」との説明に「納得できない」と答えた人は87%に上った。「幹事長を辞めるべきだ」は72%。「続けてよい」の22%を大きく上回った。 ところが小沢氏のおとといの会見は、民意との隔たりが目立った。例えば潔白が証明されたとの主張である。不起訴になったのは虚偽記入に関与した証拠が十分集まらなかったからにすぎない。 ほかにも国民の間には疑問がくすぶる。報告書を偽ってまで何かを隠そうとしたのか。なぜ全国で不動産を買ったのか。原資の一部にゼネコンからの裏金が入っていなかったか。 そんな疑問に納得がいくまで答えるべきである。ところが小沢氏は「強制捜査を受け、2度事情を説明した」として、これ以上の説明は必要ないと強気だった。 検察には、それで済んだかもしれない。しかし国民への説明責任を果たしたとはいえない。 これは小沢氏だけの問題ではない。どうけじめをつけるか、鳩山首相も問われている。 「幹事長を続けていいか」と聞かれて、「はい」と即答し、お墨付きを与えたという。そのやりとりに象徴されるような、小沢氏が首相より優位に立つ権力構造が浮かび上がる。「幹事長を辞職すべきだ」が7割を超えた背景には、こうしたいびつな関係への国民のいらだちもありはしないか。 「一生懸命頑張ってほしい」と首相から激励された、とした小沢氏に対し、首相は「そんな言葉は使っていない」とわざわざ否定した。少し距離を置こうとする気配が見えなくもない。 党代表としての責任を果たそうとするなら、鳩山首相はまず政治倫理審査会など国会で堂々と事実を述べるよう小沢氏に勧めなければならない。それでも国民の納得が得られないようであれば、いつまでも幹事長にとどめておくべきではない。 昨夏の衆院選では、金権とは無縁で透明度の高い政治への転換を願って投票した人も多かろう。こんな事態に陥ったのでは何のための政権交代だったのか、首をかしげたくなる。 起訴された元秘書で衆院議員の石川知裕被告への民主党の対応も甘すぎる。野党の出した辞職勧告決議案の採決には応じない方針だ。「秘書の時の問題で審議するには当たらない」という理由で誰が納得するだろう。 本人が議員辞職も離党も考えていないなら、党としてけじめをつけさせることが必要ではないか。
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