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格差社会そのもののテレビ局がつくる洗脳報道番組(永田町異聞、2.9)【見るものの気分を悪くするテレビ番組たち】 http://www.asyura2.com/10/senkyo80/msg/114.html
http://ameblo.jp/aratakyo/day-20100209.html テレビは相変わらず小沢追放キャンペーン中だ。たとえば、新聞をボードに貼り付けて、記事の内容を吟味しないまま、億単位の年収があると思われる司会者、みのもんた氏が、小沢一郎の政治資金や懐具合を云々する。 ゼネコンから巨額裏金をもらった悪党と決めつけたような言い回しを続けておきながら、不起訴となっても、いっこうに自らのそれまでの言辞に対する反省の色はない。 むしろ、秘書らが起訴されているのになぜ親分が責任をとって辞めないのかという理屈にフォーカスし、検察が描いた起訴事実の検証は置き去りにしたまま一方的な論調で番組は進む。 そして、平均年収1500万円といわれるテレビ局のアナウンサーや解説委員は、みのもんた氏の表情豊かな論評に、まことに素直に相槌を打ち、お追従のコメントを出す。 番組を支える下請け、孫受けの制作会社スタッフが低賃金にあえいでいるテレビ局こそ、格差社会の縮図である。 毎朝の気分を暗くさせてくれるのが、政治ニュースを娯楽商品に変えるテレビ錬金術師たたちの「ニセ庶民ヅラ」だが、劣悪番組でもブログネタ探しの一助にと我慢して少しだけ見ることにしている。 こうした番組はニュースワイドショーとでもいうのだろうか。ニュースで視聴率を上げる仕組みである。 かつてTBSで「報道特集」という硬派の番組を手がけた田中良紹氏は視聴率を上げるコツについて著書「メディア裏支配」にこう書いている。 「複雑なものは駄目。なるべく白黒がはっきりした話がよい。上品なものは駄目、お高く止まっているようなものは最も嫌われる。制作者が品性下劣になる勇気を持てば視聴率は必ず取れる」 こういうコンセプトのニュースショーがテレビの報道番組の大半を占めるようになってきている。恐ろしいことだ。 とくに内容がひどいのは土曜日のTBS「ニュースキャスター」、日曜日のフジテレビ「サキヨミ」で、これは精神安定のために最近は見ないようにしている。 日曜の朝はフジテレビの「報道2001」とか「サンデープロジェクト」とか討論中心の番組があったが、「報道2001」は竹村健一が降板し「新報道2001」になってから、ワイドショー化した。サンプロも、田原総一朗氏が近く降板する予定で、そのあとはどのように変質するかわからない。 とにかく、景気悪化でCM収入の激減に悩むテレビ局がなりふりかまわぬ視聴率競争に突入していることは確かだ。 報道番組で視聴率を取ろうとした先駆けは、「楽しくなければテレビじゃない」のフジテレビだった。「夕焼けにゃんにゃん」で女子中高生にもわかるニュースコーナーをつくった。 テレ朝「報道ステーション」の前身、「ニュースステーション」は、豪華なセットを組み、人形や模型をふんだんに使って、人々の感覚に訴える手法を試み、視聴率競争という世界では大成功をおさめた。 新聞見出しのようなフレーズが書かれた紙を剥がしながら、司会の久米宏氏がコメントを加えるという、洗脳効果の高いやり方は、いまやテレビの常套手段になったが、みのもんた氏がもっともお得意としている「芸」であることは周知の通りだ。 テレビは政府に保護されている産業である。総務省による電波帯域への新規参入規制によって守られ、これまでは、経営者がボンクラでもなんとかなってきた。 制作を丸投げしている子会社、孫会社への支払いや、広告代理店への手数料を差し引いても、広告、諸事業、番組販売を合わせた収入額の半分くらいはテレビ会社に残る高収益体質である。 しかし、テレビ局を系列化に置く新聞社も含め、マスメディアはすでに淘汰の時代にさしかかっている。 生き残るために必要なのは、同質化した番組制作からの脱却であり、独自の価値を創造する姿勢だろう。 (南青山コメント)
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