★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79 > 729.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「小沢応援団の正体」とは、小沢さんを批判することにある?(五十嵐仁の転成仁語)
http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/729.html
投稿者 gataro 日時 2010 年 2 月 06 日 21:48:35: KbIx4LOvH6Ccw
 

http://igajin.blog.so-net.ne.jp/2010-02-06

2月6日(土) 「小沢応援団の正体」とは、小沢さんを批判することにある?

 昨日のブログに、コメントがありました。次のようなものです。

「とうとう小沢応援団の正体表しましたねwww
五十嵐先生は、もう、世論調査で小沢辞任を要求する多数派有権者や金権政治を批判する民主主義派と袂を分かった方が良いですよ」

 昨日のブログは、小沢さんの「政治とカネ」の問題に対する検察やマスコミ報道のあり方を批判したものです。すると、「小沢応援団」だと叫ぶ人が出てくる。「単細胞」と言わざるを得ないような反応です。
 検察を批判すれば、小沢さんを支持しているかのように誤解する。逆に、小沢さんを応援すれば、検察を批判しているように思い込む。
 どちらも間違いです。この問題は、一方が正しく、他方が悪いとは言い切れない複雑さを持っており、どちらにも問題があるからです。

 そんなことは、これまでも指摘してきましたから、とうに理解されていると思っていましたが、そうでもないようです。もう一度、これまで私が書いてきたことを、簡単に振り返っておきましょう。

 この問題について最初にコメントしたのは1月16日付けのブログです。「自民党・官僚・財界にアメリカとマスコミが加わった『体制』側による総反撃の開始」と題して、私は次のように書きました。

 それにしても、まだこのような問題を抱えていたとは、情けない限りです。鳩山さんも小沢さんも、自民党田中派以来のDNAを受け継いでいたということなのでしょうか。
 これで小沢さんにまで司直の手が及ぶとなれば、「師匠」であった金丸さんと同じことになります。田中−竹下−金丸−小沢と続く、「政治とカネ」の悪しき因縁というほかありません。
 かつての私設秘書が逮捕されたわけですから、小沢さんはきちんと説明し責任を明らかにするべきでしょう。民主党も、事態を解明する責任があります。

 また、1月19日の「曖昧でスッキリしない小沢『政治とカネ』問題」では、両者に問題があることを次のように指摘しました。

 民主党の小沢一郎幹事長と鳩山由紀夫首相の「政治とカネ」の問題です。曖昧なのは、当事者の説明もマスコミや検察側の対応も、ともに納得が得られるようなものとなっていないからです。
 小沢さんは、「やましいカネではなく、法に触れるようなことはしていない」と言っていますが、国民の多くは納得していません。世論調査では8〜9割もの人が、説明には納得できないと回答しています。
 納得されないのは、十分な説明を小沢さんがしていないからです。「問題がない」と言うのであれば、疑惑としてあげられている事実の一つ一つについて、国民の理解と納得が得られるような説明をするべきでしょう。

 さらに、1月25日には、「小沢『政治とカネ』、沖縄普天間移設問題に見られる共通の構図」でも、次のように書きました。

 「政治とカネ」の問題では、鳩山さんも小沢さんも、全く問題なしと言えるような状況ではありません。安倍さんや福田さん、麻生さんなどと同様の「旧体制」出身である「世襲議員」としての問題を沢山抱えていたということでしょうか。

 旧体制(アンシャンレジーム)の反撃の前に、グズグズして中途半端な対応を繰り返し、世論の支持を失って政権交代の意味を台無しにしてしまうのか。それとも、腐敗政治を一掃して普天間基地の返還を実現し、政権交代に託された国民の期待に応えるのか。
 果たして、鳩山首相はどちらの道を選ぶのでしょうか。

 これが、「小沢応援団の正体」です。小沢さんを批判することが「応援する」ことになるとでも言うのでしょうか。
 それとも、毎回のブログで、小沢も悪いと書き続けなければ、「応援」していることになるとでも言うのでしょうか。
 
 それでは、昨日のブログとのバランスを取るために、今日は小沢さんの側を批判することにしましょう。

 小沢さんがゼネコンからの献金を受けていたこと、不可解な政治資金の運用を行っていたこと、不起訴になっても道義的政治的責任は免れないこと、元秘書3人が逮捕されたことに対する監督責任があることなどは明らかです。これらについては、司直の手を離れた今だからこそ、国会の場で事実が解明され、責任が明確にされる必要があります。
 それだけでは足りません。政官財の癒着を断ち切り、公共事業を媒介にして政治資金を環流させるようなシステムを粉砕しなければなりません。そのための「政治主導」を確立することです。
 また、政治資金規正法の強化や政治資金の透明化、企業・団体献金の禁止などによって、本来の政治改革を完遂することも必要です。再び、このような問題が生じないよう、その根を絶たなければなりません。

 小沢さんが幹事長を続投するかどうかは、最終的には国民世論によって決まることでしょう。内閣支持率や世論調査の反応によって、小沢さん自身が判断することになると思います。

 これについても、すでに1月16日のブログで、私は次のように書きました。

 この『エスタブリッシュメント内のエリートの交代』だったことが、いかに大きな弱点だったのか。このことを、この間の『政治とカネ』の問題が極めて明瞭に示しています。
 鳩山さんと小沢さんという鳩山政権のツートップが共に『政治とカネ』の問題を抱え、検察に狙われているというのでは話になりません。ここに、『エスタブリッシュメント内のエリートの交代』という形で生じた鳩山政権のアキレス腱があったということになります。

 この「弱点」や「アキレス腱」を解消するためには、小沢さんや鳩山さんが第一線を退かなければなりません。民主党にとって小沢辞任は、必ずしもマイナスに働くとは限らないでしょう。
 いずれにしても、私としては「旧体制(アンシャンレジーム)の反撃の前に、グズグズして中途半端な対応を繰り返し、世論の支持を失って政権交代の意味を台無しにしてしまう」ような愚を避けて欲しいと願うばかりです。
 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
01. 2010年2月06日 22:38:55
>検察を批判すれば、小沢さんを支持しているかのように誤解する。逆に、小沢さんを応援すれば、検察を批判しているように思い込む。どちらも間違いです。この問題は、一方が正しく、他方が悪いとは言い切れない複雑さを持っており、どちらにも問題があるからです。

この部分は正論と言っていいだろう。全くその通り。


02. 2010年2月06日 23:02:43
五十嵐先生が思うほどアンシャンレジームは甘くなさそうだ。
また同時に民主党は政権基盤が磐石とは言えず、今はどんな逆風が吹こうとも参院選に向けて小沢一郎の力が必要だろう。
内憂外患、ただ世論の動向が政権を左右するというのはその通りで痛し痒しと言うべき事態はこの半年間恒につきまとうだろう。
その間にアンシャンレジームの側のボロが剥がれ正体を見せてしまえば一気に流れは決まってしまうわけだが。

03. 2010年2月06日 23:24:12
まあどういう結論になろうとも、共産党がカスであることに変わりは無い。

04. 2010年2月06日 23:41:11
ベルリンの壁は実在した。硬くて有刺鉄線がぐるぐる巻いていた。
だから触れば痛いし、警報も鳴って、無視すれば銃殺された。
そのようなものだからこそ、ベルリン市民の前から20年も早く姿を消した。

日本にある壁は見えない。
私たちは好きなものを食べたり飲んだりして、「自由に」生きられた。
見えないので誰も力をあわせて壊そうとしなかったからだ。

今その壁が不思議な状態になっている。
ある人からは見え、ある人からは見えない。
見えている人からは、その壁を隠してきた人々のことも見えてきた。
「見えている」と思うのも傲慢かもしれない。
でもその確信は揺らぎようがないのだ。

見えている人と見えていない人との境目は、なくなるはずだ。
でもどのようにしてなんだろう。


05. 2010年2月06日 23:48:01
つまり五十嵐さんはgataro氏や共産党みたいな「単細胞」を批判しているわけね。

[削除理由]:他のコメント者、投稿者への文句を書いてあるだけの投稿
06. 2010年2月07日 00:00:37
政治は良識論だけでは、力にならず、かえって「敵」を利することになることを、五十嵐さんは知らないようです。小沢一郎は、とにかく何を言われようが、「数」ということを身にしみて知っています。世論調査より、投票の数。ひ弱なインテリの良識論ほど、頼りにならないものはありません。

07. 2010年2月07日 00:00:54
gataroとかいう売国反国民の輩のコメントは読むだけで虫唾が走る

[削除理由]:他のコメント者、投稿者への文句を書いてあるだけの投稿
08. 2010年2月07日 01:03:42
>>6さんに同意します。

金丸氏の二度目の奥は佐藤栄作の愛人だったと、聞いた事がある。清和会の謀略?


09. 2010年2月07日 01:30:07
>>06
同感ですね。
綺麗事を言っているだけの人は実際には何もできない。
それは現在の民主党政権の一部でも皮肉にも現実化している。
小沢氏がいなかったらどうなっていたことやら。

口舌の徒にだけは任せたくないものです。


10. 2010年2月07日 02:01:33
「単細胞」と言わざるを得ないような反応です。
 ↑
誰のことかな〜〜〜
自覚症状がないって恐ろしいですね。

11. 2010年2月07日 03:04:20
>小沢さんや鳩山さんが第一線を退かなければなりません。

いいえ、とんでもない!
国民により政権交代を託され選ばれたお二人です。
政権交代はまだ緒についたばかり。これから本格化するのですから、
きっちりやり遂げるまで退かせることはできません。


12. 2010年2月07日 03:54:18
証拠が無いなら空想の類でしかない。

13. 2010年2月07日 04:30:33
耳障りの良い情緒的な“評論”ですが、言いたいことは「小沢も鳩山もやめろ!」ですか?
五十嵐先生というからには、ご高名な御仁と思いますが、マスコミの情報操作・世論誘導に乗っかった、せいぜい母集団1,000名程度の目先の世論調査におもねる薄っぺらな主張と思います。
政権交代してまだ5ヶ月強。国民は鳩山・小沢体制による“政策の大転換”を求めた訳ですから、先ずは、自民党政権50年のツケの清算と新たな政策の遂行状況を、ジックリと見極めることが肝要でしょう。

14. 2010年2月07日 09:44:33
>この「弱点」や「アキレス腱」を解消するためには、小沢さんや鳩山さんが第一線
>を退かなければなりません。

それは、自民党のやった旧悪がすべて曝露されそれに連座して、と言う段階でしか認められない。悪事もこなせる政治家が小沢の人しか残っていないという悲惨な人材不
足。某大勲位が長老呼ばわりされてる時点で『人がいねー』感はあったのだが。


15. 2010年2月07日 15:56:17
以下の文章はナベツネが文芸春秋1974年7月号に寄稿した「青嵐会を論ず」という記事の一節
東大「新人会」出身のナベツネの人を見下した表現は鼻につくが、四半世紀を経て、安倍や山谷や義家の反日教組議員、今の自民党やチャンネル桜、ネトウヨに見事に当てはまってる。

『青嵐会には低学歴者や専門技術教育を受けたものが多く、
近代市民社会の、言わば「我の自覚史」を経た一般教養は不足している傾向が多い。
だから「唯物論より唯心論をとる」といった十八世紀的な哲学水準以前の発想をする。
かくて彼らの道徳論は「教育勅語」的徳目主義のレベルを肥大化し、概念的な組織を持つことなく、
叫喚的スローガンに埋没することになる。
そしてこのような叫喚的スローガンは、都会のインテリ屋や主知主義的な中間層の反発は買うが、
中小企業、小売商、中下層の反主知主義的保守派などにはアピールし、
公明党や共産党に反発する下層階級にも喰い込み易いものとなり、
官僚派的保守派が通常不可能とするような大衆動員をも可能とするものである。』



この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
フォローアップ:

 

 次へ  前へ

▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79掲示板

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。

     ▲このページのTOPへ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK79掲示板

 
▲上へ       
★阿修羅♪  
この板投稿一覧