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小沢幹事長不起訴/政治的、道義的責任免れない 【福島民友新聞】 http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/670.html
http://www.minyu-net.com/shasetsu/syasetu/100205s.html
小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる収支報告書への虚偽記入事件で、東京地検特捜部は小沢氏を嫌疑不十分で不起訴とした。逮捕された元秘書で衆院議員の石川知裕容疑者ら3人は政治資金規正法違反の罪で起訴したが、小沢氏については事件への関与を示す明確な証拠はないと判断した。 昨年3月に西松建設の巨額献金事件で秘書が逮捕されて以来、政権交代を挟んで続いた検察と政界の実力者の攻防は、小沢氏自身の罪が問われることなく終息した。 だが資金管理団体によるいくつもの不動産購入、不可解な資金の移動など疑問は残る。虚偽記入事件で企業からの裏金授受は証明されなかったが、合法であっても長年にわたりゼネコンから多額の献金を受けている族議員的な体質こそが問われているのではないか。 石川被告らの起訴で、小沢氏が認めている監督責任を含め政治的、道義的責任は免れない。鳩山由紀夫首相の偽装献金問題と同様に「秘書任せで知らなかった」との釈明がまかり通るなら政治不信は募る一方だ。 政治活動が国民の不断の監視と批判の下に行われるようにするため、政治資金規正法は公開性、透明性を基本理念にしている。今回の虚偽記入は多額であり、原資に関する小沢氏の説明は二転三転した。「すべてを公表している」と強調していたこととも矛盾する。 首相はじめ民主党議員の大半は幹事長の続投を支持しているが、国民は納得するかどうか。政権与党としての自浄能力にも疑問を呈さざるを得ない。少なくとも国会の場で説明責任を果たす必要があり野党が要求する証人喚問、あるいは政治倫理審査会での弁明などに応じるべきだ。 自民党など野党3党は石川被告の議員辞職勧告決議案を提出した。本人は民主党を離党する見通しだが、何らかのけじめは必要だ。その上で「政治とカネ」の問題で失った信頼を取り戻す方策を国会として真剣に検討しなければならない。 首相は「政治とカネ」の問題にもかかわらず国民は民主党に政権を託したとの趣旨の発言をしたが、その認識は誤りだ。政権交代に国民が期待したのは自民党の長期政権で生じた利権構造やしがらみを断ち切ることにある。情報公開や政治の透明性が民主党政権の真骨頂であるはずで、それに応えられなければ小沢氏は幹事長の座にとどまる資格はない。 西松建設献金事件でも今回の事件でも捜査のありようが議論になった。小沢氏が進めようとする取り調べの全面可視化や、検察人事への介入を阻止する狙いがあったとは思わない。だが恣意(しい)的と受け止められぬよう常に厳正、公正な捜査を心掛けてほしい。
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