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[公式] 天木直人のブログ　
権力者同士が手を結べば馬鹿を見るのは非権力者の一般国民だ
2010年02月03日

【転載開始】

　大騒ぎした小沢政治資金疑惑問題は、小沢不起訴、小沢秘書らの起訴、で手打ちが行われたようだ。

　小沢支持者は、それみた事か、検察の大敗北だと喜び、反小沢派は秘書が起訴されたのだから小沢は責任をとれ、と迫るだろう。

　不毛な騒ぎはこれからも続く。

　しかし我々一般国民は、この騒動を冷静、客観的に見極めなければならない。

　この騒動は、どっちが正しいか、どっちが勝つか、などと言った観点で見てはならない。

　今度の大騒ぎの顛末は、時の権力者と、同じく一般国民にとっての絶対権力者である検察官僚の、お互いの面子を立てあった手打ちで終わった茶番劇だったと見たほうがいい。

　政治資金疑惑で限りなく灰色の権力政治家と、裏金問題で限りなく灰色である検察組織が、国民不在の取引をしたとすら思えてくる。

　もしメディアが書き立てているごとく、負けたほうが潰れるほどの小沢、検察のガチンコ勝負、死闘であれば、決してこのような結果で終わることはなかったはずだ。

　検察官僚は世論の批判を覚悟であらゆる理由を見つけて小沢起訴に持ち込んだだろう。

　小沢幹事長は、刑期を終えて出所した三井環元大阪高検公安部長と協力して検察の裏金をあばき、検察組織を叩き潰したであろう。

　そのような死闘は一切見られなかった。

　事情聴取を終えた頃から小沢幹事長が気持ちが悪いほど穏やか、謙虚になった。

　かつて三井環氏は私にこう述べたことがあった。

　検察は小泉政権と取引した。小泉政権が検察の裏金犯罪を不問することと引き換えに、小泉政権下の政治資金疑惑はヤラないと。

　この事を三井氏は「検察はけもの道に足を踏み入れた」と表現して批判していた。

　まさしくそれと同じ事が繰り返されたのではないのか。

　権力者同士がお互いを最後まで追い込むような事はしない。

　権力者（小沢一郎）が三井環という権力者(検察）の敵であり、いまや何の力もない者（非権力者）と手を組む事は絶対にない。

　馬鹿を見るのは国民だ。その事をよく知っておいたほうがいい。

　今度の騒動の最終判定者は、非権力者である一般国民である。世論である。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　_________　

　お知らせ

　以下の通り案内します。

２月６日(土）　午後６時開場

　講演　　鳩山外交に私が望むもの(仮題）
　場所　　蕨市民会館　０４８−４４５−７６６０
　問い合わせ　田中和子　０４８−４４４−３２１０

２月２６日(金)　午後５時３０分開場

　パネルディスカッション　水島朝穂（早稲田大学法学学術院教授）
　　　　　　　　　　　　　天木直人
　　　　　　　　　　　　　平岡秀夫（衆議院議員・民主党）
　場所　弁護士会館２階　講堂クレオ
　東京メトロ　霞ヶ関駅　出口Ｂ１−ｂ
　問い合わせ　第二東京弁護士会　人事課
　　　　　　０３−３５８１−２２５７　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　

　 　天木直人のメールマガジン　２０１０年２月３日発行 第３４号

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【転載終了】

コメント
01. 2010年2月04日 22:50:21 小沢よりも検察よりも、国民が上位であれるかどうか 結局のところ「民主主義」というものは国民自身が最大にして最高の責任者いうことです。放り投げてしまえば、こっちの負け
02. 2010年2月04日 23:02:19 確かに今後小沢幹事長を注視しなければならない。 民主党が国民のための政治をしてくれるかどうか。
03. 2010年2月04日 23:08:19 犯罪を数多く繰り返している奴っていますよね。 そういった連中がつかまると、我々は、「こいつは頭が 狂っているんだ」って思うのかもしれないのですけれども、 実はそいつは計算で犯罪を数多く繰り返していたのかもしれませんよね。 オウムなんかも数多くの犯罪を繰り返した口なんですけれども、 実は彼らは、「俺達はつかまらないぜ」という確証があったから、 あれだけのいくつもの犯罪を繰り返したんだと思えるんですよ。 「俺達はつかまらないぜ」という確証って、確かに暴走を生みますしね。 私は10年以上の集団ストーカーの被害者ですから、犯罪の繰り返しの裏には 国家権力があるというのがよくわかりますが、このように警察が踏み込まない案 件というのは権力者の影というものが常にあり、こういう影こそ社会は監視して いかなければならないのですが、この国は不幸にもそういう努力は全くとい っていいほど行われなくなってしまったということが断言できます。 小沢先生は取引をしたのなら、これまでの悪行を不問に臥したのであるならば、 これからの悪行は絶対に行わせないといったといった所までカバーしてもらい たいものです。 集団ストーカーがなくなることを、取り締まってくれることを、 迫害として行われたらマスコミが公表してくれることを、 心より、切に、希望いたします
04. 2010年2月04日 23:13:37 そういうことを防ぐためにも、取調べの完全可視化を急げということ
05. 2010年2月04日 23:44:17 もし取引があったとするなら、不起訴と引き替えにされたのは、裏金問題ではなく、人事権や可視化ではないかと。
06. 2010年2月05日 09:52:09 中身のない推測だけの文章ですね。 「権力者同士最後まで追い込むようなことはしない」と言うが、田中角栄は最後までやられたでしょう。 三井さんの発言はネットをみる人間なら皆知ってますよ。それだけを根拠に「けもの道」と同じことをやったと煽るのはいかがなものか。 天木さんは論拠が薄いし、独断が入る。だから会員にならなかった。
07. 2010年2月05日 10:15:27 そういう見方もあると言うことです。 どんな見方をしてもOKですよ。 ただ、やっぱり本当に市民に有益な真実の情報が知りたい。 ３６０度、どこから見てもなるほどと思えるのが真実です。 天木さんの味方も一つの参考です。 真実は、時間をかけてじっくりと見ていきます。
08. 2010年2月05日 10:26:00 天木さんは甘気さんなんですよね、所詮。 レバノン特命全権大使の告発としてイラク戦争に抗議して罷免され、フリーハンドで小泉政権のイラク政策に反対してきたというところまでは筋も理も通っていた。 ところがコメンテーターや評論家として公の場に出てきて喋り始めるとかつての社会党かと思うくらいの古めかしい状況認識を語りだしてしまう。 官僚の狡猾さをこれでもかというほど知っている天木さんだからこそ、大づかみの安全保障論を独善的に持ち出さず外務省の膿みや癌を摘発する、今で言うところの郷原氏や毒気は強いけれど三井環氏のような古巣に対する改善案や提言を特化して出していったほうが権力批判として成り立つと思います。 元国家公務員官僚ですから当然守秘義務も負っており、公には言えないこともあると思いますが、時には蛮勇を奮い口を開くべきです。 政権交代が常態化していないわが国では、政権交代の真の意味を見通せる人間などいません。 みんなそれ相当に立場分野から賢しらに政権交代の今後や影響、あるいは衆頼みの愚衆政治が横行するなど利いた風な事を言いたがる人も多いですが、他国の事例を持ち出してもそれでもなおわが国は政権交代に関しては誰一人として未体験でありわからないのが本当でしょう。 そんなときに出来ることは自分の知りうるもの、場所から発言していくことだと私は思っています。 天木さんには是非外務省改革の提言を現政権に強く働きかけて欲しい。 鈴木宗男氏と組んでアドバイザーになって欲しい。

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