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共産党と外務省の癒着(ムネオ事件)から、共産党を見る(ふじふじのフィルター) http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/303.html
「共産党の言う通り」 とは、 30日「朝ナマ」テーマ「小沢一郎VS検察」での元産経記者山際澄夫氏の言である。 産経と言えば、おそらく自他ともに認める右翼機関紙ともいわれる新聞であるが、その産経の元記者山際氏(大声を出して議論を遮るので人間街宣車とあだ名をつけた人あり、うまい)と、左翼共産党穀田氏の意見が、ピタリ一致するという奇妙な現象がみられた。そもそも、左翼の共産党議員が、自民党議員、検察側ヤメ検弁護士と同じに分類され右に座っていたのは、とても滑稽である。
思えば、共産党員は、戦前は、特高に逮捕、拷問され、獄死するものも出るなど、国民に対する見せしめのために使われたと見ることができるが、さすがに獄死まではないが、戦後も警察に末端党員が「ビラ配り」で恣意的逮捕されるなどして、やはり、国民に対して、政治的メッセージを感じさせる見せしめとして働いている。共産党は、こうした弾圧に対して、確かに、赤旗では抗議の声をあげてはいるが、テレビ討論など他メディアで、抗議の声をあげたことはないように思う。とりあえず、私は見たことがない。共産党幹部は、特に怒りを感じている風には思えないのである。 共産党は、下部共産党員を警察・検察に捧げて、国民牽制という大役を果たしつつ、一方で、国会では、官僚から渡されたと思われる内部資料をもとにして、官僚に不都合な与党議員を失脚させるという役割を担っているのではないかと私は疑っていたのだが、それは、「朝ナマ」での並び方を見ても、当たっていたと思われる。 さて、れんだいこ氏の、日共のムネオハウス及び国策捜査加担事件考を引用させてもらう。 「鈴木宗男衆議員国策訴追事件」の際に、日共の佐々木議員はいわゆる「ムネオハウス」を造語しムネオ追求で名を挙げたことは記憶に新しい。続いて志位委員長が外務省機密文書を入手しムネオを追い込んでいったことも記憶に残っていよう。 が、鈴木宗男著「闇権力の執行人」は、「佐々木議員のムネオハウス追求」も「志位委員長の外務省機密文書暴露」もガセネタによる不当な訴追であったことを明らかにしている。こうなると、日共党中央は、鈴木宗男の告発に対して責任ある弁明をするのが責務であり筋であろう。 さらに、下にスクロールして、【鈴木宗男著「闇権力執行人」の日共告発考】を読む。 「メディアから袋叩きにあっていた3年前、一部の外務官僚は私を叩き潰すために革命政党である日本共産党と手を組むというレベルまでモラルが低下した。 当時、外務省の情報操作は巧妙だった。最初は本物の内部文書で信用させ、最後に改竄文書を流して私が独断で北方領土の二島先行返還を進めたという誤解を与えた。平成13(2001)年3月のロシュコフ外務次官との7枚の会談記録の改竄問題だ。ここで外務省は、東郷和彦欧亜局長の発言など、30箇所以上を書き換えたり削除して、私の二元外交の証拠とした。そして、この改竄文書を流した先が共産党だったというわけだ。 共産党の『鈴木宗男疑惑追及チーム』の責任者は筆坂秀世元政策委員長で、このチームに居た関係者から、外務省から共産党に渡った書類の一覧表と現物の資料の写しを見せてもらったことがある。外務省の『闇権力』は共産党の内部事情についてもよく調べていた。ムネオハウス追求で名を挙げた佐々木憲昭氏と志位和夫委員長の巧妙争いを利用して、改竄文書は志位委員長に届けられた。 続けて、 「それよりも問題なのは、外務省の一部のグループが共産党に内部資料をリークしていたという事実だ。ムネオハウスの件に就いては、共産党の佐々木憲昭衆議院議員が、国会でパネルを使って質問した場面がテレビ中継されたので、ご記憶の読者も多いだろう。しかし、この一件はとても手の込んだ『謀略』だった。この時共産党に漏れた文書を起案したのは外務省の渡邉正人ロシア課長だった。(中略)日本共産党で鈴木宗男疑惑に関する情報を集めたのは筆坂秀世参議院議員をヘッドとするチームだった。セクハラ疑惑で筆坂氏が共産党を離れた後、共産党関係者が私に接触を求め、当時の外務省と共産党の間にどのような関係があったのかを詳しく証言してくれた。 外務省から共産党に流された文書の一覧表とコピーも私のところにある。ここから浮かび上がった構図は、日本政府の一機関である外務省のキャリア官僚が革命政党である共産党と手を握ったということだ。しかし、外務官僚はより狡猾だった。共産党内部の手柄争いを利用して、最後に改竄文書を志位和夫共産党委員長につかませた。共産党は大恥をかかされたわけだ。そして、共産党を利用した外務官僚は順調に出世街道を歩んでいる」(「闇権力の執行人130P」)。 外務省は、真珠湾攻撃開始前に、「対米覚書」(最後通告)を米国国務省へ手交する時間に遅れ、真珠湾攻撃を日本のだまし討ちにしてしまった、という、「国家反逆罪」とも言える重罪を犯しているが、その重罪を犯した当人が、事務次官となり出世をしていったという究極の非国民省庁(晴耕雨読さんの「外務省の本性」を参照ください)であるが、鈴木氏に対する仕打ちを見ても、国民の方を向いたまともな対応をする省庁ではないとの思いを強くした。その外務省が、国会内では、共産党を利用して、宗男氏失脚を謀った。 このムネオ事件で、大活躍したのが、佐々木憲昭衆議院議員で、「ムネオハウス」発言は、テレビで繰り返し放送された。私もよく覚えている。面白おかしくいう佐々木議員、ずっこける近くにいる議員と。それが、全く事実無根のものだったわけで、それなら、共産党には、宗男氏の告発に対して、説明責任があるが、全く果たしていないらしい。共産党は、説明責任を果たせと私からもいいたい。 れんだいこ氏が書かれているが、ロッキード事件の時も、共産党は、田中氏追い落としに一役買っていたことだろう。具体的には知らないけれど。ロッキード事件も連日報道され、「蜂の一刺し」という言葉が流行った。 れんだいこ氏の↓という指摘は、全くうなずけるものだ。 れんだいこは、当局奥の院と日共党中央が平素より気脈を通じており、ここ一番の際に伝家の宝刀が発動された事件として捉える。日共を革命政党呼ばわりすることは実態に合致していない。鈴木宗男氏は実際にはそのことを知りつつわざとそう記している可能性もあるのでこれ以上述べないが、我々は、そう読み取るべきである。 やらせのタウンミーティング問題では、共産党は、調査能力を自慢しているけど、官僚のリークを頼りにした共産党の調査能力ってすごいなんて思う人がいるだろうか。 「国会審議の中で共産党の議員が内部資料を突きつけて発覚した」(「朝日」二〇〇六年十二月十四日付)。 <略> 民主党議員からも、「共産党は、すぐ内部情報などが集まるところがすごいな。こちらは組織力がないから」と、日本共産党の組織的な調査能力を評価する声が聞かれます。 ま、私も、日本共産党の組織的な調査能力を評価する一人だったけど、なぜ、共産党が内部資料を手に入れられるのか、なぜ、内部資料を手渡したであろう「官僚」が野放しのままにいるのか?考えてみれば、不思議すぎる。 沖縄返還交渉の過程で、米国との間で交わした密約を裏付ける極秘電文を入手し、横路社会党議員(現民主党)に渡し、国会で追及させようとした毎日新聞記者の西山太吉氏の場合、電文を渡した外務省の女性事務官(当時41歳)が突き止められ、西山氏とともに、国家公務員法違反の疑いで逮捕されることになった(西山太吉事件のけじめから引用)。国民の知る権利を侵して「密約」をしていたことを告発しようとしてのことであるにもかかわらず。 これが何を物語っているか?共産党は「官僚」にとって都合のいい内部資料をもらっていること。官僚が作ったシナリオにそって国会で踊っているということ。「官僚」にとって不都合な有力与党議員を追及して失脚させるのが、役割であるということ。また、共産党にとっても、こうして、内部資料をもらって与党議員を追及できることは、国会で存在感を示せることであり、お互いに持ちつ持たれつの共犯関係となっていったのでしょうね。 ところが、こういう共産党と官僚の癒着構造の恩恵は、官僚主導政治であるからこそであって、政治主導になってしまえば失われてしまう。共産党は、本当の調査力が問われ政治力が問われるようになると、一気に何もない党へと転落することは必至だ。もちろん、国会での存在感はなくなり、消滅の危機に見舞われる。 こうして、官僚と裏で通じることで存在感を得ていた共産党は、官僚とともに滅びていくしかなく、恥も外聞もかなぐり捨て、民主党政権を叩き潰し、官僚主導に戻そうとしているということでしょうね。ま、共産党は、「官僚主権」あっての党であり、国民主権は非常に都合が悪いので、国民主権を阻もうとしていると見るのが正しいと思います。 「朝ナマ」で、穀田氏は、「赤旗は、小沢さんの秘書へ5千億円ずつ2回にわけ、1億円を手渡したという水谷建設関係者にあって取材した」とまでいった。今朝のNHK「日曜討論」では、小池氏が同じことをいった。しかし、宗男議員に対して、ガセネタで訴追しておきながら、その説明責任も果たさず逃げ回っているような共産党の言動には信頼性などもとよりない。それが、ガセネタでない証拠がどこにあるのか。取材した記者の名前を教えてもらいたいものだ。私などは、ここまでして、検察側と一体となり、小沢氏を追い落とそうとする共産党には、ますます「官僚主権」側にあるとの確信が強まるばかり。
http://fujifujinovember.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-d6f4.html
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