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匿名官僚座談会「霞が関で語られる「民主党の分裂」」(週刊朝日)-記事の構成は「あの」横田由美子氏 http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/188.html
検察批判の記事で一気に注目度が増している週刊朝日ですが、一方では官僚の言い分も掲載しています。 霞が関で語られる「民主党の分裂」 (おそらく横田由美子氏による前置き) ──(おそらく横田)波乱含みの通常国会がスタートしました。 経産:民主党の小沢一郎幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる政治資金規正法違反容疑事件では、元秘書の石川知裕衆議院議員らが逮捕されました。霞が関では石川議員が逮捕されるかどうかがポイントだと囁かれていましたが、さすがにこんな展開になると、省内に動揺が走っています。民主党に舵を切った幹部ほど動揺していました。 厚労:うちも同じです。ただ、大多数は民主党政権に面従腹背で、内心舌を出していたはず。田中角栄元首相は、ロッキード事件で逮捕され有罪判決が出ても闇将軍として君臨し続けましたが、今回の事件で、小沢さんの影響力は薄れるのでしょうか。この数カ月でわかったのは、総理にすら最終的な権限はないということ。 経産:どれだけ小沢さんとパイプを持っているかで大臣の力量が決まっている。わが社の場合は、直嶋正行大臣が「小沢さんべったり」だからありがたいですけどね。経済界が抵抗する「地球温暖化対策税(=環境税)」の早期導入が懸念されていましたが、大臣はずっと「大丈夫」と自信満々だった。本当に導入が先延ばしされたときには驚きました。事前に小沢さんに話を通してあったようです。 財務:環境税議論は参議院選挙後に再燃でしょう。環境省案では2兆円規模の税収。うちとしては、少しでも早く制度設計をお願いしたいのですが……。 外務:参院選前に増税はできないですからね。 http://news.nifty.com/cs/magazine/detail/asahi-20100127-02/1.htm 内閣府(以下内閣):ええ。それにしても、原口一博総務相が「『関係者(によると)』という報道は、検察の関係者なのか、被疑者の関係者なのか明確にしなければ、電波という公共のものを使ってやるにしては不適だ」と報道批判をしたのには驚愕しました。 財務:小沢さんに媚を売っておきたい気持ちはわかりますけど。メディアが一斉に反発するとあわてて釈明してみっともない。 外務:テレビ局ににらみが利く総務相が報道批判することの重みを感じていなさすぎる。もっとも鳩山総理ですら、「戦ってください」「(石川容疑者が)起訴されないことを望む」発言ですから……。民主党議員に大事なのは、あくまで党であり、小沢さん。国家は二の次ではないのか。 内閣:あきれるのは、この期に及んで、楽観的な民主党議員が少なくなかったこと。「最終的には千葉景子法務大臣が頑張ってくれるはず。これは、国策捜査だと国民もわかっている」などと真顔で言ってました。 財務:検察が機能しない国家とはどういう国家なのかを考えていない。 経産:1月16日の民主党大会でも、異論が全く出ない。異様でした。完全にファシズム政党です。 内閣:小沢さんは聴取に応じる前から、幹事長として参院選の指揮を執ると明言していました。しかし、実際は支持率をにらみながら引き際を計算していたのでしょう。選挙に影響が出ると思えば、すぐに辞める腹づもりというわけ。 外務:小沢さんの場合は幹事長を辞めても、5割以上の民主党議員が支持しているから二重権力構造は変わりませんよ。むしろ、これまで以上に闇将軍として辣腕を振るうかもしれない。まさに角サンの申し子。 財務:反小沢議員は「今、声を上げたところで意味がない」とあきらめている。 経産:ただ、小沢支持の議員の間にも不満はたまっています。「選挙が危ない」となれば、反小沢派が集結し、一気に「世代交代」を突きつけることもできる 財務:民主党も、さすがに世論の8割が「小沢幹事長辞任」を求めたら変わるでしょう。 内閣:ただ、今の民主党には人材がいません。仙谷由人さんは若手に人気があるけれど政治力がないし、岡田克也さんや前原誠司さんもパッとしない。菅直人さんは人望がありません。 経産:その菅副総理兼財務大臣は、大丈夫ですかね。財源不足でババを引くのが嫌で、最後まで財務相就任に抵抗していたらしいじゃないですか。官邸にいたかったんでしょう。 財務:今も記者会見さえ官邸で開いていて、あまり財務省には寄りつかない。 厚労:ともあれ、追い込まれる形で小沢さんが辞めたら、後任の幹事長には渡部恒三さんあたりが就く可能性が出てくる。もちろんお飾りですが、幹事長代理に若くて実力のある人間を据えれば問題ないでしょう。 財務:枝野幸男さんあたりが浮上するのかな。 内閣:予算の決着がつく3月末も、この政権の転換期になるかもしれません。与党の議員は質問の必要がないという方針で、いま約200人の国会議員が国会で発信(質問)できずに苛立っている。状況次第では、彼らが決起して、民主党が割れる可能性も出てくる。 財務:民主党分裂か……。そうなるとおもしろいですね。議員たちも内心はビクビクなはずですから。でも残念ながら、逆に固まる可能性のほうが高そうです。 経産:対抗軸の自民党が全然ダメですからねえ。75歳の青木幹雄さんに公認を出す時点で終わってる。 財務:河野太郎さんもへなちょこだし。河野さんと舛添要一さん、「みんなの党」の渡辺喜美さんでトロイカ体制を作るぐらいしないと、起爆剤にならない。 内閣:内閣支持率が30%台前半になれば政権は危険水域に入る。私は「改革派官僚」と見なされて、昨年はかなり好きなように仕事ができました。今年は様子見を決め込むつもりです。 ──(横田)ところで、1月24日の沖縄県の名護市長選で、再び普天間基地の移設問題が注目を集めています。鳩山政権の外交も、大きなポイントになりそうです。 外務:普天間問題は、我々ですら全く「落としどころ」の予想がつかない。米国に対する回答期限の5月までに、県内移設反対の社民党を連立政権から切って、当初の予定どおり名護に移すという話もあれば、年を越した段階で名護は完全に消えたという説もある。 内閣:また、参院選後も社民党を切らず、「自ら出ていく」のを待っているという話もあります。 外務:結局、鳩山総理に何ら外交の展望がないから、こういう事態を招いているのです。周囲が好き勝手を言い、総理はそのたびに揺れる。官房長官は5月決着も難しいと言いだしている。 経産:年末にデンマークのコペンハーゲンで開かれた「COP15(国連気候変動枠組み条約締約国会議)」も外交的には完敗でした。日本はイニシアチブどころか、オバマ米大統領とコンタクトを取ることもできず、蚊帳の外に置かれた。 外務:わが社の福山哲郎副大臣は必死に「COPは大成功」と叫んでいますよ。知人のメディア関係者に次々と電話をかけては自ら「出演依頼」をしていた。 内閣:今年10月に名古屋で「COP10(国連生物多様性条約第10回締約国会議)」が開かれます。その準備会議で環境官僚が「日本は議長国ですからコペンハーゲンのような失敗はしないように頑張りましょう」と言ったところ、福山さん、目を釣り上げて「不適切な発言だ。議事録から削除せよ」と叱りつけていました。 財務:第2次補正予算の成立とか他に力を向けるところがある。民主党は言っていることとやっていることが矛盾だらけなんですよ。 厚労:口先だけで国民のことは考えてない。今やどの役所も暴発寸前でしょう。政治主導を口実に我々には一切情報を伝えず、仕事をした気にだけなっている。 外務:すべてが小沢さん次第なのに根回しもろくにできないうえ、官僚を敵視する。我々をさんざん振り回したあげくに問題が発生すると、「官僚たたき」。いい加減、愛想も尽きます。 財務:若手ほど怒っています。政務官が課長の仕事を、課長クラスが課長補佐の仕事をするから、いちばん力が発揮できる年齢の課長補佐たちの仕事がない。 経産:若手官僚はまじめで純粋で優秀です。僕らの世代のように、接待漬けで汚れているわけでもない(苦笑)。それゆえ、真剣に思い詰めている。 外務:そこが心配なんです。国益の損失を憂えて革命論をまじめに語る若手も出てきました。 財務:うちも似ています。80年前なら、彼らは間違いなく銃剣を取っていた。 経産:平成の「2・26事件」が起きてもおかしくない。 ──(横田)それでも4割近い内閣支持率があります。 財務:事業仕分けに象徴されるように、とにかくショーアップに長けた政権ですから。そのうち「国民啓蒙・宣伝大臣」が登場するのではないかと不安です。 内閣:独裁者・小沢さんにゲッベルスがついたら、怖いものなしでしょう。ところで経産省さんは、元旦早々に毎日新聞の記事のネタに使われていましたね。 厚労:国家公務員制度改革推進本部事務局の古賀茂明審議官が、「事務次官ポストを廃止したほうがいい」と仙谷さんに進言したという記事ですね。 内閣:記者さんをミスリードしたのは仙谷さん本人らしいじゃないですか。 経産:古賀さんは立場上、何も言いませんが、完全に嵌められたと思っているはずです。「政治主導」を自分たちの都合のいいように使っている典型です。 内閣:さらに恐ろしいのは、一部の学者に頼りがちなこと。外交なら寺島実郎さんでした。最近は、彼の偏った米国人脈が露呈してきて岡本行夫さんにバトンタッチしたようですが……。経済では元東大経済学部長の神野直彦・関西学院大教授。神野さんは、近く発足する政府の税制調査会の「専門家委員会」座長です。 外務:この数カ月、驚くことが多すぎて、最近あまり驚かなくなりました。 経産:最終的には民主党に配慮して欠席しましたが、当初は、御手洗冨士夫経団連会長が24日の自民党大会に出席する予定でした。もし経団連会長が野党の党大会に出席したら、前代未聞のこと。小沢民主党は、あまりに敵をつくりすぎたのかもしれません。 ルポライター・横田由美子」 「外務:そこが心配なんです。国益の損失を憂えて革命論をまじめに語る若手も出てきました。 関連 「週刊新潮」論評と『知られざる真実』第5刷出来(植草一秀の『知られざる真実』) 一部抜粋 山崎氏は次のように指摘する。 「そもそも、銭湯における窃盗疑惑で、社会的に抹殺されようとしている高橋洋一氏の「窃盗事件」の真相と背景こそ、ジャーナリストが、今、追及すべきことではないのか。高橋氏は、単なる窃盗犯なのか、それとも窃盗常習犯なのか。 何故、今、高橋洋一という今後の政府の経済政策にそれなりの影響力を持つかもしれないような、話題の人物が、この時期に、このタイミングで逮捕されたり、書類送検されたりしなければならないのか。裏で、政治的意思を持つ組織か、何かが動いたのではないか、と考えるのがジャーナリストではないのか。」 高橋氏は逮捕されず、書類送検されたことだけが伝えられており、その後、検察がどのような措置を取ったのかも明らかにされていない。勾留されていないとのことであるから、本人からメッセージが発せれるのが自然だが、本人からのメッセージが出されていない。本人の声を聞くまでは、「真相」を測りかねるのが現状だ。 私の自宅前で軽部元氏をはじめとする取材陣が丸三日間も張り込み取材を敢行するマンパワーがあるなら、高橋氏への取材に力を入れるべき局面と思われるが、週刊新潮の狙いはおそらく別のところにあったのだろう。 この点については、「植草事件の真相」様の掲示板に同サイト管理人のgigi様が、次のように指摘されている。 「今回の植草さん記事にしても、赤報隊誤報顛末に対する売上げを見込んで同時期に掲載し、「イタい植草教授」を世間にアピールする目的があったと私は見ている。 メディアの劣化が日本の民主主義の危機をもたらす大きな原因になっている。権力の走狗になり下がる媒体が、「正義」を脇に追いやり、権力に尾を振る狗(いぬ)たちを増殖させている。因みに「お馴染みの植草叩きのライター」とは、横田由美子氏を指していると思われる。」 その他の横田由美子氏記事 【断 横田由美子】ふらつかないで(2009.2.22 産経新聞)
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