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≪「鳩山由紀夫を告訴する会」、「世論を正す会」、「真実を求める会」で検索した結果・・・・後編≫重要!
http://www.asyura2.com/10/senkyo79/msg/109.html
投稿者 Roentgenium 日時 2010 年 1 月 30 日 04:08:04: qfdbU4Y/ODJJ.
 


≪「鳩山由紀夫を告訴する会」、「世論を正す会」、「真実を求める会」で検索した結果・・・・後編≫

〜日本の闇と、最後に残されたものについて〜

(まえがき)

今回は、前回投稿した文章※の後編となります。前半同様、謎の三つの市民団体について、それらを検索した結果を纏めています。

※≪「鳩山由紀夫を告訴する会」、「世論を正す会」、「真実を求める会」で検索した結果・・・・前編≫ Roentgenium
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/744.html

しかし、この三つの謎の団体の正体は、まったく明らかになってはいません。
情報がまったく流出していませんし、案外、実体のないダミー団体なのかもしれません。
真偽の程は別として、一つだけ出てきたのが、統一教会と、そして日本会議です。前回(前編)の最後尾にもそのヒントがあるように思います。

不思議なのは、小沢さんに対する詮索は連日、ケルベロス※のように吠えまくる悪魔的マスゴミが、
この件については一言も疑問を呈さないということです。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B1%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AD%E3%82%B9

当初、各新聞でも、各報道でも、
「・・・・と名乗る市民団体が訴えた」と報じていましたが(→前編参照)、どんな団体か答えられるマスゴミ関係者がどれだけいるのでしょうか?
それとも、深入りすると水死体になってしまう危険があるから、見てみぬふりを決め込むのか?

読売、毎日、産経、共同通信※のような国策通信社がリードしたように見える検察リークの誤報や、
小沢容疑者と表記した産経の件についての謝罪も実にいい加減で、
国民に対して説明責任を果たしていないのは、いつも無責任なマスゴミの方ではないのか?と言わざるを得ません。
自民党と同じように、マスゴミも自分たちの置かれている立場がよくわかっていないのではないのか?

※共同通信にいたっては国策通信社が前身。讀賣はCIAとの繋がりが極めて強い。

というわけで、スクープになるような手がかりは前半に続き、あまり得られませんでしたが、
しかし、これだけでも、魂を売ったマスゴミよりはよっぽどマシだと思います。

今回は、先ずどうしても多くの人に読んでほしい日刊ゲンダイに掲載された記事を三つと、
「Author:和順」さんという方がブログに書かれた素晴らしい文章があるので、それらを先ず転載し、その後に前回の続きを纏めていきたいと思います。

一つ一つばらばらに投稿するよりも、線で結んで感じ取っていったほうが物事の流れが見易いのではないか、
そういう考えから、前回(前編)同様、“アッセンブラージュ”を試みました。

◆   ◆   ◆

■ゲンダイ的考察日記 小沢捜査を斬る〜「弁護士が同席しない日本の取調べは信用出来ない」

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1201.html

(以下、注釈≪≫を加え、引用転載。一部、ネット版で省かれた箇所を加えてあります)

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【在日50年の米国人ジャーナリスト、サム・ジェームソン氏が語る】

政治とカネをめぐる「小沢 vs 検察」の攻防は、在日50年の知日派米国人ジャーナリストの目にも異様に映っている。
大マスコミが小沢幹事長を犯人のように扱う現状や日本の取調べ手法を、
元ロサンゼルス・タイムス東京支局長で現在はフリーのジャーナリスト、サム・ジェームソン氏(73)が、バッサリ斬り捨てた。


【だから「地位協定」も改定出来ないのです】

戦争の時や昭和30年代は、日本には全く民主主義がなかった。人が逮捕されても国民に知らされない。
そんな時代があった国なのに、検察の言い分を全部信用するなんて、とうてい理解出来ません。
日本国憲法には、有罪判決が出るまでは有罪ではないという法律の基本がある。それがなかったら裁判がいらなくなってしまう。

日本では、逮捕された後22日間、朝から晩まで寝る時間もほとんど与えず取り調べる。そのうえ弁護士が同席しない。
これは大問題ですし、日米関係にも影響しています。
個人的な意見ですが、最近も、沖縄で米兵のひき逃げ事件がありました。
米軍側が「起訴までは身柄を渡せない」というのは、取調べに弁護士が同席しないなら、容疑者の段階では引き渡せないということです。
つまり、日本の取調べのやり方は信用出来ないということ。だから「地位協定」は改定出来ないのです。

検察は、裏でリークするのではなく、自分の名前を語ってテレビカメラの前で小沢さんの容疑を明確にすればいい。
無責任極まりない状況です。
責任ある発言は記者会見なんです。それ以外はウワサの域を出ない。
新聞の政治記事に、「腹が固まったようである」という言い方がありますが、それを見た瞬間に、
「この記事は読む価値がない」と判断しています。


【小沢さんは理屈に合う質問には答える人です】

小沢さんとは、細川政権の時に、外国人記者のグループで毎月懇談していました。
非常に論理的で、どんな質問にも答え尽くそうとしていたのが印象的でした。
日本のプレスは「いつ説明責任を果たすのか」と、表面的なことばかり何度も繰り返し質問するので、
我慢強くない小沢さんが怒るシーンが(記者会見などで)撮影されていますが、
本来、理屈に合う質問をする人には理屈に合う返事をする人です。

(マリナーズの)イチローも同じじゃないですか。
シアトルに渡った最初の頃、日本の記者は「けさ、何を食べましたか」といった質問をした。
イチローは職人的な野球人なので練習したいし、そんな邪魔な質問には耐えられない。小沢さんも同じタイプですよ。

小沢さんは自分なりの政策や考え方を持っている。その意味では、日本では新しい政治家です。
昔の派閥の領袖はムードと触れ合いだけだった。
日本人は強い指導者が欲しい、と言いながら、強い指導者が嫌いなんです。矛盾していますよ。



(日刊ゲンダイ 2010年1月28日掲載)

◇   ◇   ◇


マスゴミは政治もスポーツも芸能も同じレベルでしか見れないのでしょう。
サム氏は、日本の記者クラブ制度では、政治家・官僚らと記者との距離が近すぎて、モノを言えない体質になっているとも言っています。
「日米地位協定」の改定にはこういう障害があることを報じるメディアはどれほどあるでしょう。
検察・警察のあり方が障害になっているということになります。
「取調べの可視化」と併せて「被疑者弁護制度」の徹底も急ぐべきです。

「日弁連―被疑者弁護制度」
http://www.nichibenren.or.jp/ja/judical_reform/public_advocacy.html

それにしても小沢バッシング報道が全くといっていいほどなくなりました。
検察リークがなくなったのか、大人しくしているフリだけか?・・・・。いずれにして横並びのひょう変ぶりには驚くばかりです。


※Roentgenium:以下、参考

ゲンダイ的考察日記 小沢定例会見の貧しい追及内容
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1196.html

サム・ジェームソン「自民党の一党支配が続くのは、マスコミが論争を刺激しないからだ」〜「エルネオス」1999年4月号
http://www.henshusha.com/interview/014-01.html

(以下、一部抜粋し引用転載)

元木 最後に、日本の政治家をずっと見てらっしゃって、小沢一郎さんをどう思いますか。

S・J 彼は面白い人ですね。日本人の多くは彼は権力欲が強いと批判していますが、私はそうではないと思いますよ。
権力欲が強ければ、まず自民党から脱退しなかったと思う。彼の問題は逆に、改革をやりたいと思い過ぎることです。
≪国民の意識を変えるという、おそらく実現不可能な改革をしたいと思い過ぎるぐらいに思っている、≫
むしろそっちのほうに彼の問題があるかもしれません。
小沢さんが尊敬しているのは原 敬、大久保利通、織田信長。3人には1つの共通点がある。それは3人とも暗殺されていることです。
大体、強い指導者がどういう運命を辿るかはこの3人を見ればわかります。

元木 彼が暗殺されないように祈りたいですね。ありがとうございました。


大マスコミはなぜ小沢を犯罪者扱いするのか - livedoor ニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/4573467/

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1195.html

鳴りをひそめた羽毛田報道、その真相 - 世相を斬る あいば達也

「略〜しかし、この男としてみれば、宮内庁長官で居る事が自分の身を守る最後の砦のような気もする。
何でもない一人の男になった時、それを彼は今最も怖れているに違いない」
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/a296b7444bbd372b29ce7d05f81cd260

「早い話、この清和会的自民党が今の自民党であり、
これからも国際金融組織や米国の利益の為に日本の政治を支配しようとするグループである。
改革、改革と叫び、改悪の限りを尽くし、結局国民生活を疲弊させた悪しき自民党のシンボルなのである。
この清和会系議員が生き残ると民主党政権が行おうとしている司法の透明化や霞が関の改革、
外交安保で鳩山民主党の足をあらゆる汚い手を使った邪魔をする可能性が高いのである」
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/f38e5002c48e92948889b2195aca1224

「参議院選終了後、最高裁判事、検事総長、検事正レベルの国会同意人事が法制化されるのだろうと考えている。
おそらく樋渡検事総長の小沢への抵抗は可視化を含むこの法制化の阻止なのだろうが、
小沢が死んでも鳩山と菅が残る。もう無理ですよ、観念しなさいと忠告したい気持である」
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/5a70cee4effb1781edf960cf5ab68821

小和田雅子研究所〜皇室典範改正問題を語る前に知っておくべきこと
http://ameblo.jp/imperialfamily/

公明党破折 献金腐敗の実態
http://members.at.infoseek.co.jp/netplane/kenkinhuhai.html

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■ゲンダイ的考察日記 福島県前知事・佐藤栄佐久氏が語る〜検察の暴走と恐怖

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1198.html

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1199.html

(以下、注釈※≪≫を加え、引用転載)

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【どんな筋書きもデッチ上げる検察の手口】

手段を選ばない検察捜査で、福島県前知事の佐藤栄佐久氏(70)は政治生命を絶たれた。
担当副部長として事件を手がけたのは、現在、特捜トップの佐久間達哉部長だ。
佐藤氏の控訴審判決で、検察の主張がことごとく崩された焦りが、強引な小沢捜査を生んだともいわれる。
冤罪を訴える佐藤氏は今、“暴走検察”に何を思うのか。話を聞いた。

「小沢事務所に入る特捜検事の姿を見て、私はナチス将校の行進を連想しました。ナチスにもナチスなりの正義があった。
しかし、正義の暴走ほど恐ろしいものはない。私はそのことを身を持って体験したのです」

特捜部が佐藤氏を収賄の罪で逮捕・起訴したのは、2006年10月のこと。
捜査の端緒は小沢事件と同様に、土地取引をめぐる疑惑だった。
2002年夏、実弟の経営する縫製会社「郡山三東スーツ」が旧本社用地を売却した。
約8億7000万円で購入したのは水谷建設。小沢事件でも「裏ガネの証言者」として登場してくる中堅ゼネコンだ。

「当時、弟が土地を売ったなんて寝耳に水。当然、売却代金は三東スーツに入ります。私の手元には、一銭もカネが入っていなかったのです」

それでも検察は、この取引に固執した。
取引の2年前に県発注の木戸ダム建設を準大手ゼネコンの前田建設工業が約200億円で受注。
水谷は前田の下請けだった。前田は下請けに水谷に三東スーツの土地を購入させたのではないか。
知事が“天の声”を発した見返りに違いない――。そんな筋書きがハナから、特捜部は描いていた。

「収賄で立件する為、検察が持ち出した“ウルトラC”が土地の売却価格と時価相場との差額」。
私と弟が一蓮托生となって時価よりも高い値段で土地を買い取らせ、その差額が賄賂にあたると決めつけたのです」

佐藤氏が土地の“時価”を知らされたのは、逮捕後に収監された東京拘置所の独房の中だ。

「独房のスピーカーからNHKのニュースが流れ、「(三東スーツの)土地の実勢価格は3億円」と伝えました。
バブル期には200億円程度の価値があった土地です。
収賄罪に問われた私が“収賄にあたる額”を聞くのも変な話ですが、「そこまで、値が崩れるはずがない」と思い、
取り調べ検事に実勢価格の真偽をたずねたのです。
すると、検事は「別の新聞は2億7000万円と書いている。(検察の)上の方は勝手なことを言うからね」と答えた。
「小沢事件でも大手マスコミは「検察からのリーク情報はない」と言い張っていますが、現場の検事はリークの実態を認めていますよ(笑い)」


【特捜部(大鶴基成、佐久間達哉)、土地取引、水谷建設・・・・小沢事件とソックリ】

結局、検察側は土地の時価を8億円と設定。
売却価格との差額と、水谷から三東スーツへの追加融資1億円を合わせた計1億7000万円を賄賂と主張し、佐藤氏を起訴した。
このシナリオは、昨年10月の2審判決で一蹴された。

「時価の鑑定結果がまちまちで「証拠上不明」として「賄賂額はゼロ」とする実質無罪の判決をいただきました。
現在、三東スーツの土地はショッピングセンターとして賑わっています。
不動産業界では、土地開発後の収益を見越して高値で取引するケースも珍しくありません。
そんなことはマスコミもちょっと調べれば分かったはずです。
事件後に水谷建設は購入価格を上回る9億6000万円で土地を手放し、さらにファンドに転売された時の価格は12億円を超えました。
これで収賄の罪で有罪と言われても、中身のないヘビの抜け殻のようなもの。納得しかねます」

検察の有力証拠もひっくり返った。
1審で「「(前田側から)言い値で買ってくれ」と言われ、恩を売るつもりで、その通りにした」、
「ダム受注の礼に高く買うと思った」と証言した水谷建設元会長の水谷 功も、態度を豹変させたのだ。※

※ゲンダイ的考察日記 水谷建設元会長に「偽証」の過去、「検察から言われたままを証言した」
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1193.html

「2審開始の直前、水谷元会長は脱税事件で実刑判決を受け、服従することが決まった。
すると、私の弁護士に「実刑を回避する為、検察の言われるままに証言した」、「土地取引は自分が儲けようとしてやった」と連絡してきたのです。
正義の検察は一度立てた“正義のストーリー”の為なら、どんな証拠や証言もデッチ上げます。
その結果、私の事件では多くの命が犠牲となりました」


【「知事は日本にとってよろしくない。抹殺する」取り調べ中の検事の言葉です】

「私の事件では、特捜部の過酷な取り調べによって、弟の会社の総務部長と私の支援者、そして東急建設の支店長2人が自殺を図りました。
総務部長は一命を取り留めましたが、今も意識は戻らないまま。
ベッドの上で男性の声を聞くと、検事の声を思い出すのか、険しい表情を浮かべ、顔を背けるのです。
よほど取り調べが辛かったのでしょう・・・・」

東京地検に出頭した佐藤氏の後援会の幹部たちは「栄佐久氏の悪口を何でもいいから言ってくれ」、「15分以内に言え」、
「想像でいいから言え」、「もう図は完成していて、変えられないんだ」と執拗に迫られたという。

「いま「取り調べ可視化」が取り沙汰されていますが、検察の恫喝には抜け道がある。
弟は拘置所に向かう車中で「中学生の娘が卒業するまで出さない」と脅されました。
相手は今から取り調べを受ける検事ですよ。あまりに卑劣です」

佐藤氏も約50日間に及んだ拘置中に精神的に追い込まれ、ほぼ全面的に供述してしまった。

「逮捕後2日間は検事と怒鳴り合っていましたが、次第に「私が自供すれば支持者は解放される」、
「早く“火の粉”を消さなければ・・・・」、『検事に身を任せよう・・・・」と思うようになったのです。
私は“ストレイシープ(迷える羊)”になっていました」

一方で検察は有利な証言をした人物を手厚くもてなすようだ。

「検察に「私から“天の声”を聞いた」と証言した元県幹部は、私の事件に絡み、競争入札妨害罪で特捜部に逮捕されましたが、起訴を免れました。
公判の過程では、この人物の口座に約3000万円の出所不明な入金記録があることが発覚。
特捜部はこのカネの流れを取引材料に県幹部を締め上げ、“天の声”をデッチ上げたのではないかと思っています」

【特捜部長の出世と引き換えに私は政治生命を絶たれ、4人が自殺を図った】

東大法卒、参院議員を経て知事5期。
「改革派知事」として霞ヶ関と戦ってきた佐藤氏には、今の検察の動きこそ、「霞ヶ関官僚の行動原理の縮図」と映る。

「ダム建設や原子力行政と同じで、一度決めた方針を覆そうとしない。いかにムチャな方針だろうと、保身に走って突っ走ってしまう。
完全に「経路依存症」に陥り、捜査そのものが自己目的化しています。
検察の正義は国民にとっての正義であるべきなのに、国民不在の捜査が今も続いています。
政権交代を選んだ国民の意思を踏みにじってまで、強引に小沢捜査を進める必要はあるのか。はなはだ疑問です」

佐藤氏の事件については、
「当時の大鶴基成特捜部長が「これが出来るかどうかで自分の出世が決まる」と息巻き、乗り気でない現場を怒鳴りつけていた」
と報じられたものだ。

「特捜部長の出世と引き換えに、私の政治生命は絶たれ、弟の会社は廃業し、100人以上の社員が路頭に迷うハメになった。
≪今後、私の無実が証明出来ても自殺した人々は戻りません。検察と一体化したマスコミも共犯です。≫
「知事は日本にとってよろしくない、抹殺する」。弟の取り調べ中に検事が吐き捨てた言葉です。
事件の犠牲となった人を思う、その発言のあまりの軽さに驚かされます。
強大な捜査権力は実に気まぐれで、特捜検事にとっての“おもちゃ”に過ぎないのです」

佐藤氏の裁判は現在上告中だが、検察の強引な筋立てと捜査が、いかに多くの悲劇を招くか。
≪小沢事件を指揮する大鶴最高検検事と佐久間特捜部長≫は、肝に銘じておいた方がいい。


【小沢捜査〜何が目的で誰の為にやっているのか】

検察の捜査を見ていると、つくづく、こう感じてしまう。とにかく、その執念のすさまじいこと。
政権交代前から、執拗に小沢を追いかけ、まさしく、政治生命を抹殺しようとしているのが歴然だ。

ターゲットは小沢ひとり、それも狙い撃ちではないか。
小沢が角栄のごとく、誰が見ても黒幕、巨悪であるのならば、それも分かる。
しかし、政治団体が不動産を買うのはおかしいだとか、岩手ではゼネコンは小沢に逆らえないとか、“この程度”で巨悪か?

小沢がクリーンな政治家だとは言わないが、少なくとももっと露骨で、金に汚い政治家はゴマンといる。
検察の捜査には大きな疑問符がつくのである。

〜中略〜

本来であれば、特捜部が暴走すれば、検事総長がストップをかける。
しかし、樋渡利秋検事総長は赤レンガ組の法務官僚で捜査の現場経験がない。それが佐久間の暴走を許している。

「それと、誰が指示したわけではないが、霞ヶ関全体が検察を応援しているという側面もあるでしょうね。
小沢幹事長の政治生命を潰せば、永田町は混乱する。
政治が混乱すれば、役人の出番になる。そんなアウンの呼吸が検察を後押ししているのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)

邪まな野心や怨念、権力闘争。様々な側面が見え隠れするのだが、少なくともそこに正義はない。これが小沢捜査なのである。

(日刊ゲンダイ 2010年1月27日掲載)

◇   ◇   ◇

★週刊朝日、検察リーク認める!!
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-239.html

★石川知裕議員逮捕は違法逮捕だった! - トニー四角の穴を掘って叫ブログ
http://d.hatena.ne.jp/Tony_Shikaku/20100126/1264512919

〜略

◆   ◆   ◆


※Roentgenium:以下、参考

ゲンダイ的考察日記 「膨大な検察リーク情報が国民を変えてしまう」
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1185.html

上杉 隆氏「特捜部は違法捜査をやっている」「『お前が来ないなら、あの(子育て中の)女の秘書を呼ぶぞ』と石川議員を脅した」 shimbi
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/751.html

小沢問題で検察リークに踊らされるメディアへの危惧 週刊・上杉 隆 ダイヤモンド・オンライン

「お前まずいぞ、(検察側の)実名を出しただろう。「調子に乗りやがって」と、検察は怒っていたぞ。
心配して言ってんだ。本当に、気をつけた方がいいぞ」
http://diamond.jp/series/uesugi/10110/?page=2

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■ゲンダイ的考察日記 小沢捜査を斬る!〜これは検察の戦争だ 戦争だから何でもやる

http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1203.html

(以下、注釈※≪≫を加え、引用転載)

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【元大阪高検公安部長・三井 環氏が語る】

高知、高松地検の次席検事や名古屋高検総務部長、大阪高検公安部長などを歴任した三井 環氏((みついたまき、65)。
約30年にわたって検事生活を送ってきた三井氏は、組織内部の「裏金」作りを告発。
直後に公務員職権濫用罪などで逮捕・起訴され、刑務所に1年余り収監された。
今月18日に静岡刑務所を出所した三井氏に検察の暴走について聞いた。

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「昨春の小沢秘書逮捕で、検察は「選挙に影響を及ぼす時期に強制捜査はしない」という不文律を破りました。
理由は明白で、民主党政権の誕生を何としても阻止したかったのでしょう。もちろん、バックには自民党がいる。
裏金問題という“弱み”を握られている検察は、自民党に逆らえないのでしょう」

―「年間6億円に上る調査活動費を裏帳簿で管理し、ゴルフや飲食、マージャンなどの遊興費や、法務省幹部の接待費に充てている」
三井氏が2001年に告発した裏金問題は検察組織を大きく揺さぶった。
捜査機関が自ら違法行為に手を染めていたことが明るみになれば、検察の威信は失墜するからだ。

しかし、三井氏は2002年4月に突然、大阪地検特捜部に逮捕される。
容疑は、電磁的公正証書原本不実記載、公務員職権濫用など“微罪”だった。
三井氏は1、2審で「口封じの立件で公訴権の乱用」と無罪を主張したが認められず、上告も却下された。
2審の大阪高裁判決では検察の裏金作りが一部認定された。

「告発した当時、裏金作りの実態を京都市内のホテルで自民党幹部に細かく報告しました。
しかし、事実解明も改善もされず、森山真弓法相や原田明夫検事総長はともに会見で「事実無根」とシラを切った。
私はこの時、検察と自民党が手を握ったと思いました。
案の定、日歯連と自民党をめぐる1億円ヤミ献金事件はウヤムヤに終わりました。
≪検察はここ数年、自民党の大物政治家に手を出していない。自民党と一緒に“けもの道”に踏み込んだのです。

しかし、民主党政権誕生で慌てることになる。
民主党は取り調べの可視化法案や、検事総長人事を国会承認案件にすることに積極的です。
仮に検事総長が民間人になれば、隠してきた裏金問題が明らかになってしまう。

だから何としても民主党政権を潰したい。そんな思惑が見えます。
だとすれば、検察と小沢幹事長の捜査は「戦争」です。戦争だからあらゆる策略を使う。
検察は積極的にマスコミに情報をリークし、捜査を有利に進めようとするでしょう。リークは検察内の隠語で「風を吹かす」という。
国民世論を味方に付け、容疑者を逮捕・起訴する頃に「大悪人」に仕立て上げるのは彼らの常套手段です。≫

小沢氏は国会に対して説明責任があっても、検察に対しては全くない。黙秘を貫くべきです。
いろいろ話すから検察がそれを利用し、リークを流す。そんな検察の思惑に乗って「説明責任」を騒ぐマスコミもどうかしています。

検察の不祥事を見逃し、傲慢なやり方を批判しないマスコミが検察の暴走を助長していると思います」

(日刊ゲンダイ 2010年1月29日掲載)

◇   ◇   ◇

佐藤栄佐久氏、鈴木宗男氏、植草一秀氏※・・・・、
すべて小泉政権時代に起こったこと。なんとも腹立しいことです。千葉法相よ!「何をしている!?」

※Roentgeniumによる注釈:
http://www.asyura2.com/09/senkyo69/msg/526.html

◆   ◆   ◆


※Roentgenium:以下、参考

元大阪高検部長三井 環氏告発、調査活動費年間6億円は全部検察の裏金 - わんわんらっぱー
http://d.hatena.ne.jp/Takaon/20100121

(以下、一部引用転載)

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私が右翼塾長から聞いた話しでは、調査活動費は右翼活動資金になっています。
元大阪高検部長・三井 環氏によると、調査活動費年間6億円は全部検察の裏金となっているそうです。

私が右翼塾長から聞いた話しでは、調査活動費はマスコミ報道では飲み食いに使ったことになっていますが、
実際は右翼活動資金となっているそうです。
警察では出来ない仕事を依頼されるそうです。主に選挙動員・選挙妨害です。

本当に飲み食いに使ったのならm(._.)m ゴメンすれば良い話です。ところが、検察は絶対にm(._.)m ゴメンしません。
それどころか検察裏金告発者の三井 環氏をヤクザの偽証を元に収監まで持っていったわけです。
三井 環氏と共に検察裏金を告発した奈良県の書記官もおかしな案件で逮捕されています。

検察はメンツを保つ為にm(._.)m ゴメンしないというのが一般的な見方ですが、そうでしょうか?
私は調査活動費が右翼活動費に化けてしまった事実をひた隠しにする為にm(._.)m ゴメンしないのだと思います。

佐久間東京地検特捜部長が暴走している背景に、
調査活動費が右翼活動費に化けている事実をひた隠しにする検察及び旧政権党及び関係団体の必死の組織防衛によるものではないでしょうか。
リアルタイムで国体を賭けた頂上決戦が闘われているのです。

低気温のエクスタシーbyはなゆー [史料]三井 環氏による「検察裏金」講演(2006年)
http://alcyone.seesaa.net/article/138788128.html

-三井 環「裏金」講演-国策捜査の原点は検察・法務省・内閣のズブズブの関係を作り出した検察の「けもの道」にある Takeru
http://www.asyura2.com/10/senkyo77/msg/800.html

YouTube - 検察裏金事件暴露の三井 環さん静刑前で語る
http://www.youtube.com/watch?v=V4dEfGmex_M

「そうやって浮かした裏金を一体何に使うかと言いますと、一つは接待です。
最高検、高検、法務省などから高官が来た時の接待費です。そして、検事正自らのゴルフ代。それはここから全部出ます。
マージャンをする人はマージャン代がここから全部出ます。ある検事正がマージャンで10万円使ったとします。
その時、帳簿(裏帳簿)はどうなるのかと言うと「10万円検事正渡し」となります。検事正に渡すから領収書は取らないんです。(略)
そういう形で、1円も「表の金」として使われていないんです。
平成10(1998年)年当時の調査活動費の年間予算は約6億円ありました。全部裏に回っている。
そういう嘘の領収書を作って金を浮かし、全部裏金として保管し、それが接待費用や自らの遊興(ゆうきょう)費用等に使われている。
これが裏金問題なんです」


緊急!元大阪高検公安部長・三井 環氏による検察対策「緊急3提言」の文字要約 Takeru

http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/172.html

http://www.youtube.com/user/todajimusho#p/u/4/7ne8cLYGiwc

http://www.youtube.com/user/todajimusho#p/u/3/0GW4IxZTLuI

http://www.youtube.com/user/todajimusho#p/u/2/7LhCRh7tUlU

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小沢秘書逮捕と「検察の裏金」 - Infoseek 内憂外患
http://opinion.infoseek.co.jp/article/64

北海道警裏金事件 - Wikipedia

「この事件での裏金総額は2億5600万円で、2004年12月に道に返還した」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%E8%AD%A6%E8%A3%8F%E9%87%91%E4%BA%8B%E4%BB%B6

岐阜県庁裏金問題 - Wikipedia

「第三者による検討委員会は1992年度からの12年間で約17億円の裏金があったと報告し、
監査をする側の監査委員事務局からも裏金が見つかっている。
自治体としては過去に例のない規模の処分が行われ、裏金問題としては初めて懲戒免職の処分が行われた」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%90%E9%98%9C%E7%9C%8C%E5%BA%81%E8%A3%8F%E9%87%91%E5%95%8F%E9%A1%8C

「Devlin(デヴリン)」さんという方のブログ、大阪府警:滋賀朝鮮初級学校への不当強制捜索糾弾
http://blog.livedoor.jp/devlin/archives/cat_514190.html

同ブログ、裏金疑惑:警察・検察から裁判所、自衛隊まで 〜この国の闇はあまりにも深い〜
http://blog.livedoor.jp/devlin/archives/13756566.html

(以下、一部引用転載)

http://www.tokyo-np.co.jp/00/tokuho/20050206/mng_____tokuho__000.shtml
陸自経理疑惑を告発 懲戒免の元会計監査隊員(東京新聞 - 2005年2月6日)
http://www.asyura2.com/0502/senkyo8/msg/519.html
陸自経理疑惑を告発 懲戒免の元会計監査隊員(東京新聞 - 2005年2月6日@★阿修羅♪)

http://www.mmjp.or.jp/jcp-ozawa/new_page_244.htm#20030507b
“カラ出張は必要悪だ”/陸自幹部/元会計隊員に語る(しんぶん赤旗 - 2003年5月7日)

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik4/2005-01-24/15_01.html
陸上自衛隊の裏金疑惑/「組織的犯罪」と関係者指摘/問われる防衛庁側の対応(しんぶん赤旗 - 2005年1月24日)

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■「Author:和順」さんという方のブログより、
国家を相手に真実を求めた一人のジャーナリストのこと、毎日新聞社と創価学会、日本共産党のことなど・・・・

Roentgenium:民主党政権になって変わり始めたことはたくさんあると思います。
この記事をちんぷんかんぷんと思わずに、先に取上げた二つの記事とリンクさせて読んでみてください。
経緯を詳細に書いてある分、少々長い文章ですが、政権が変わるということはこういうことなんだという一つの例だと思います。
同じように、暴走する検察・特捜部の問題、マスメディアのあり方も変えていかなければいけない。
偶然出逢ったブログでしたが、
ジャーナリストとしても人間としても魂を売った悪魔的マスゴミに属する連中にこそ読ませたい文章です。

http://wajuntei.dtiblog.com/blog-entry-568.html

(以下、一部引用転載)

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「ジャーナリストは権力と対峙するが、マスコミは権力の側につく」。

この言葉はある国際シンポジウムに行ったときに聞いた言葉で、以来私の心から離れずにいるものです。

最近のテレビをはじめとするマスコミの報道に疑問を抱きつつある私の目に、
折りも折「核密約はない」と言い続けた自民党政権時代の政府答弁が、
12月1日の元アメリカ局長吉野文六返還交渉責任者の証言により覆されたという新聞記事が飛び込んできました。

長い年月真実を追い求めてきた西山太吉とそれを支えたジャーナリスト達を、
政権交代と、岡田外務大臣の努力がこの日を迎えさせたのだと思いました。
これを機に、この事件だけではなく自民党政権時代権力によって闇に葬られた事件の真相が明らかになればいいと思わずにはいられません。
政権が変わるというのはこういうことなのだと思う出来事でした。

それにしても政権が変わり、これから政治が国民のために動き出すというときに、
民主党に対する社民党や国民新党の動きは内部分裂をおこすように見えてどうなるのかという不安と悲しみを覚えます。

自民党の石波さんのいいなりの連立離脱したって社民党の存在そのものが危うくなるだけだし、
財政のことなど考えずにぱーっと景気よくやれという国民新党には気持ちはわかるけれど、
国債に頼って国民の借金を増やすようなやり方はこれまでの自民党政権と同じではないかと思ってしまいます。

何が何でも主張を通さなければ連立を離脱するなどと啖呵まで切って、結局は民主党も社民党も国民新党も分裂し、
こんなに一生懸命やっている岡田外務大臣の立場や鳩山連立政権を危うく誰かがさせているようにも思えるのです。
私としては今の福島大臣や政権交代したにもかかわらず自民党時代の大臣経験を押し通す亀井大臣の発言や行動に、
あまりよい印象を持たないのですが。

マスコミの報道にも偏ったところはあるのでしょうが。

さて、12月2日の朝日新聞の朝刊に、
元外務省局長で91歳になる吉野文六氏が法廷で「沖縄返還密約に署名した」と初証言という記事が載っていました。

西山氏が機密電文を手渡すようにと外務事務官をそそのかしたとされ国家公務員法違反に問われた裁判で、
吉野氏は検察側の証人だった人です。

社会党議員横路孝弘・楢崎弥之助両氏が国会で外務省の機密電文の写しを手に、
政府に沖縄返還をめぐる核密約の存在を迫ったのが1972年3月末。

≪核機密問題は当時の佐藤栄作内閣総理大臣のもと、政府は外務省極秘電文コピーが本物であることを認めた上で密約を否定し、
密約スクープの情報源が外務省の女性事務官だったことから、
「基地の原状回復費を米国の代わりに日本が肩代わりする密約」スクープを女性スキャンダルにすりかえ、
機密文書を洩らしたとして西山記者と女性事務官は4月4日に国家公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕、起訴されます。

さらに「週刊新潮」によって不倫関係がスクープされ、
検察官佐藤道夫(元札幌高検検事長、元参議院議員)が女性スキャンダルを起訴状に載せると状況が一転し、
毎日新聞は夕刊に「本社見解とおわび」を掲載し、以後この問題の追究をやめることとなりました。≫

「週刊新潮」は「機密漏洩事件―美しい日本の美しくない日本人」という新聞批判の大キャンペーンを行い、
また女性誌、テレビのワイドショーなどが連日批判を展開、世論は西山・女性事務官攻撃に向かいます。

一審判決で西山無罪。女性事務官懲役6ヶ月、執行猶予1年が求刑され女性は離婚。
女性事務官への同情と西山への反発により、一審判決後西山は失職し真実を追究するため郷里で家業を継ぐこととなります。

≪一方、この事件後西山の勤務していた毎日新聞社は、
西山記者のセックススキャンダル報道を理由にした不買運動により発行部数減少し、またオイルショックから1977年倒産。

スポンサー獲得のため政治部主導で宮本顕治日本共産党委員長と池田大作創価学会会長との関係を取り持つことに成功し、
1979年12月に両者間で日本共産党と創価学会の合意協定(創共協定)を締結、
その見返りとして「聖教新聞」の印刷代行を受注することとなり、
これ以降大手メディアの政治部が国家機密に関わる事項をスクープするということがなくなったということです。≫
(リクルート事件スクープは、政治部ではなく社会部)

核密約はないとする国相手に1978年には最高裁が上告棄却、西山記者の有罪が確定。
しかし、2000年5月には我部政明琉球大教授と朝日新聞が、米公文書館で機密指定が解かれた公文書の中に密約を裏づける文書を発見し、
そこには西山がスクープした400ドル以外にも日本が1億8700万ドルを米国に提供する密約が記されており、
毎日・朝日新聞が米公文書を載せ、密約が国民にも明らかになりました。

2002年には、1976年6月の米国家安全保障会議文書が公開され、
その中には「日本政府が400万ドルという数字と日米間の密約が公にならないよう神経をとがらせていて、
メディアの追求に対して米国側に同一歩調をとるよう要求してきている」と記載されていました。

2002年6月、当時の川口順子外務大臣が「事実関係として密約はない」、
福田康夫官房長官も「密約は一切ない」と答え、密約は日本政府により隠蔽されてきたことが明らかになってきます。

2005年4月25日、西山は「密約の存在を知りながら違法に起訴された」として国家賠償訴訟を提訴するも、
2007年3月27日、東京地裁は「損害賠償20年の除斥期間を過ぎ、請求の権利がない」として訴えを棄却。原告控訴。

しかし、この間に2006年2月、
元アメリカ外務省局長吉野文六が北海道新聞の取材に日本側当事者として密約の存在を初めて認め、
「毎日」社説が「密約5本、その額は2億700万ドルに切込む報道を!」取り上げ、
また吉野局長が毎日朝日新聞に明かした真実を大手紙がフォローしていきます。

2006年2月、安倍晋三官房長官は「まったくそうした密約はなかった」と記者会見で主張するも、
3月、「河野洋平外相が吉野氏に密約否定を要請」という吉野文六氏発言 第2弾朝日新聞諸永裕司記者のスクープ(2006年2月24日)が発表されます。

2007年5月沖縄タイムスが、米公文書から日本政府が米国に支払った400万ドルのうち300万ドル以上が権利者に支払われず、
米陸軍経費に流用されていた事実も発覚。

2007年12月、高村正彦外務大臣は国会で「歴代外務大臣が答弁しているように密約はございません」と答弁。

2008年2月最高裁控訴審、「20年の除斥期間で請求権は消滅」と原告敗訴。控訴を棄却。

2008年9月最高裁原告上告棄却、一審、二審の判決が確定するが、
作家や研究者、ジャーナリストら63人が連名で情報公開法に基づき「日本政府はいまも隠蔽を続けている。その根幹を隠す。
隠蔽は民主主義の成熟を阻む」という請求理由で、
沖縄返還をめぐって日米政府間で交わされた密約文書3通の開示を外務省と財務省に請求(米公文書では公開されている)していきます。

外務・財務省は10月2日対象文書の「不存在」を理由に不開示を決定するが、
西山側は提訴して真相究明にあたるとして2009年3月西山他25人、不開示処分取り消しと文書開示、
慰謝料を請求する「沖縄密約情報公開訴訟」を提起し、8月には吉野を12月承認として呼び、尋問することに決定します。

2009年7月、2001年の情報公開法施行に先立ち、2000年に中央省庁各所で書類処分行われます。
破棄書類は外務省が頭抜けて多く、その破棄書類の中に密約関係のものも含まれていた疑いがあることを朝日新聞がスクープ。

沖縄返還協定密約の相手国米国は、2009年現在密約を示す文書については機密解除され、
米国立公文書記録管理局で公文書としての閲覧は可能であるが、日本政府は文書の存在そのものをあいかわらず否定しています。

米国公文書公開によって、400万ドルのうち300万ドルは地権者に渡らず、米軍経費などに流用されたことだけでなく、
この密約以外に日本が米国に合計1億8700ドルを提供する密約、
日本政府が米国に西山のスクープに対する口止めを要求した記録文書などが明らかになってきます。

2009年3月14日、岡田克也・民主党副代表、
「やりたいのは情報公開。政権交代が成ったら隠しているものを全部出す、政府がどれだけうそを言ってきたかわかる」と発言。

2009年9月16日、民主党主導の鳩山由紀夫内閣が成立し、
外務大臣となった岡田克也氏は情報公開の一環として機密関連文書を全て調査の上公開するよう命じ、
非核三原則裏で締結された核持ち込み密約と朝鮮半島有事における作戦行動に関する密約も、
11月までに調査公表するよう外務次官に指示。

2009年11月、岡田外務大臣「日米密約調査に関する有識者委員会」設置を決定し、
岡田外相の意向で外務省の有識者委員会が沖縄返還関連を含む四つの「密約」を対象に調査・分析作業を進めることとなりました。

吉野氏は「吉野文六オーラルヒストリー」で、1999年に「密約」と「偽証」を証言し、死後同書で公表する予定でしたが、
2006年の北海道新聞で「偽証」と「密約」を証言以来、
朝日新聞記者に「河野洋平外相からの口止め要請」とすでにメディアには「密約」の存在を述べており、
公の場で「密約」を認めるかが同訴訟の焦点となっていました。

歴代の外相・外務大臣などは密約を認めていなかったのですが、
岡田外務大臣が「密約」の有無を調査する為「大臣命令」を発動、
これによりそれまで主秘義務に縛られていた吉野氏は生存中に法廷で証言出来ることになりました。

そして、この日沖縄密約情報公開訴訟に原告側証人として出廷し、
「過去の密約を歪曲するのは、国民の為にならない」と古巣である外務省や政府に注文をつけ、
「日本は米国の公文書管理制度を見習うべきだ。
25年か30年たてば、公文書を公開して、誰でも公開出来る、そういう制度を日本の外交にも採用することがいいことだと思います」と述べたといいます。
そして、「密約」が存在する事実、密約文書に「BY」(Bunroku Yoshino)と署名したこと、偽証したことを認めたのです。

偽証については、「私がそう言ったからと言って、(検察は)偽証罪に問わなかった。それほど検察も政府側だった」と
この日の記者会見で述べています。

吉野氏の証言は2時間余りに及び、証言後西山氏と吉野氏は握手をし、
「落ち着いたらいつか会いましょう」「連絡してください」と言葉を交わしたということです。

吉野氏は西山氏に対し、
「彼がたくさんの費用と時間を費やして裁判に挑んでいる。信念の強さに感心していました」と会見で打ち明け、
「大きな歴史には貢献出来てはいないだろうが、真相を語ったつもりです」と述べ、
公文書を基に真実を追及する歴史家やジャーナリズムの努力を評価し、
「そういう努力を続けることが日本の将来のために有益だと信ずるようになりました」と言ったということです。

また、閉廷後西山氏は吉野氏に対して、
「相当な覚悟があっての発言だと思う。感激的な日でした」と語り、37年ぶりの笑顔を見せたといいます。
当時毎日新聞記者だったジャーナリスト西山太吉が核密約と外務省漏洩事件で提訴して37年、
国家を相手に真実を求めた一人のジャーナリストと、
守秘義務に縛られながらも事実を述べた元外務省アメリカ局長、この日の二人の握手と笑顔は何を意味するのでしょうか?

核密約と言われても何のことだかちんぷんかんぷんだった私は、
ただこのジャーナリスト西山太吉の信念が、しだいに人々の心を揺さぶり真実の証言を勝ち得たのだと思っていました。
ところが調べてみるとその37年の月日は、真実を勝ち取るというだけでなく、実に多くのことを私に教えてくれたといえます。

諸永裕司「西山太吉の妻 37年目の初告白」の中で、この事件の陰で耐えた西山夫人のことが書かれています。

「夫に裏切られ、それを満天下にさらされ、そのうえ、国家が結んだ「密約」を男女問題にすりかえられた。
夫の嘘と国の嘘。被害者といえば、啓子こそ二重の意味で被害者ではなかったか」

密約があるのにないと言い通した日本政府。
アメリカの公文書公開により核密約が明らかになっても否定し続ける自民党政権。その為にどれだけの人達の人生が翻弄されたことか。
当時の自民党政権下で否定し続けてきた人達は今こそ事実を認めて、真の意味の政権交代をしてもらいたいと思わずにはいられません。

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〜〜〜主に、ここから前編の続編となります〜〜〜

↓    ↓    ↓

■「RSS(XML)フィード」さんという方のブログ、「鳩山由紀夫を告発する会」について 2009年9月8日掲載

※Roentgenium:前編の最後尾にも紹介しましたが、再度取上げさせていただきます。
http://tetsuro999.blog.eonet.jp/default/2009/09/post-5dd9.html

(以下、注釈≪≫を加え、一部引用転載)

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【「報道とメディアを考える会」とかいうグループ】


「報道とメディアを考える会」というグループが作成した番組の動画をいくつか見ました。

@室蘭の白鳥大橋が鳩山代表の道路利権で出来ている、と主張する番組
A福岡県八女市上陽町の朧大橋は、
住民の緊急搬送として地元が強く要望しているのに、民主党の管直人や岡田克也が政争の具にしてしまった、と主張する番組。

他にもありますが、この2つがメインのようです。どちらも、明らかに民主党の幹部をイメージダウンさせようとする意図が見えます。

「既存の大手メディアは意図的な偏向報道を行っている」と主張していますが、
このグループのほうがあからさまに“意図的な偏向報道”を行っています。
民主党の人間を全く登場させない“欠席裁判”で、およそ民主主義とは程遠い番組です。

出演しているのは、谷山雄二郎という俳優。主に海外で活動しているようです。

http://www.yujirotaniyama.com/

をみましたが、よほど民主党、特に鳩山・小沢が嫌いなようです(旧来の自民党支持者には、そういう人が多いですが・・・・)。
で、肝心の「報道とメディアを考える会」の世話人は、「mico fujiyama」となっていますが、正体不明です。

報道とメディアを考える会
http://mediawatch.cocolog-nifty.com/blog/

ブログの日付を見ると、開始が2008年2月。ちょうど道路特定財源の暫定税率をめぐって、与野党で激しく攻防していたときです。
そして、最終更新が2009年8月2日・・・・。これはどう考えても民主党と敵対するグループでしょうね。
私の勘では、自民党の若手グループではないかとおもいます。
≪このグループは、7月に『鳩山由紀夫を告発する会』などというグループ名で、東京地検に告発書を出しています。
グループのリーダーや実態は不明です。≫

結局すべて凋落する自民党の最後のあがきだったのでしょう。
8月2日以降ブログが更新されなかったのは、きっと自分達の選挙情勢が厳しく、時間がなくなったのでしょう。
そして落選、消滅・・・・こういうことなのでしょう。

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※Roentogenium:Youtubeで「報道とメディアを考える会」が垂れ流している動画がたくさんありますが、
代表的なものを紹介。登場人物は、谷山雄二郎という俳優です。


YouTube - 党首は不動産王! 小沢一郎衆院議員の豪華マンション一挙世界初公開
http://www.youtube.com/watch?v=E-ActmY7fCU

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■松尾信行さんという方のブログ、限りなく被疑者に近い「被・告発人」聴取だった小沢一郎 2010年1月24日掲載

http://debuneko.cocolog-nifty.com/blog/2010/01/post-303c.html

(以下、一部引用転載)

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【限りなく被疑者に近い「被・告発人」聴取だった小沢一郎】

小沢一郎・民主党幹事長の事情聴取は、「参考人聴取」ではなく「被・告発人聴取」だった。
小沢自身、23日の記者会見で、
「私に対する告発があり、被告発人として説明をうかがうという話がありました。黙秘権もあるとうかがった(略)
調書には2通、署名しました」(朝日)と答えた。
報道されていた参考人ではなく「限りなく被疑者に近い対象」としての事情聴取。その背後に何があったのか。

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―これは、事情聴取の直前に、陸山会の政治資金収支報告書の虚偽記入について
小沢氏が元事務担当者の石川知裕衆院議員(36)らと共謀している疑いがあるとして、
市民団体から告発状が出されたこともきっかけとなっている。
刑事告発を受けた捜査機関は、容疑が事実かどうか捜査する義務が生じ、
告発された人は、形式的に容疑者として扱われることになる―

讀賣新聞

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「朝日」によると、この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」という名だそうだが、
所在地も代表者名も一切報道されていない。
そんな「市民団体」ってあるか?しかも告発状は「事情聴取は週末」とマスコミが一斉に報じた後の21日に出され、
告発状受理が「被・告発人聴取」の根拠となっている。あまりに出来すぎ。
まるで検察と反小沢・反民主党政権派の出来レースのようだ。

ところで「産経」の大阪版が、22日付朝刊で「小沢容疑者」と表記したという。
東京版ではないので関東以北の方の目には入っていないが、
共同通信が同日夜、「産経新聞「小沢容疑者」と誤表記 謝罪、おわび記事」と題して、

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同社は民主党に謝罪、同日付夕刊大阪版に「おわび」記事を掲載した。(略)
産経新聞社広報部は「ミスが重なったもので、関係者に深くおわびする」とのコメントを発表した。

産経新聞

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と書いた為、その事実が全国に知れ渡った。

「産経」は表向き「誤表記として謝罪」したが、
実は、告発状提出→受理→被・告発人聴取への準備完了→「容疑者」聴取→調書作成、
との一連の流れになることを知っていた為、思わずフライングしたのではないか。

今回の小沢関連捜査では、検察当局の「情報操作」とマスコミの「垂れ流し報道」の問題がクローズアップされているが、
この「産経」のおわび記事の顛末はその意味でもしっかり検証すべきだと思う。


〜略


※Roentgenium:以下、参考

デイリーモーション - 真実を求める会 - ニュース&政治 ビデオ(動画)
http://www.dailymotion.com/video/xby7zg_yyyyyyy_news

asahi.com(朝日新聞社):市民団体、小沢氏を告発 政治資金虚偽記載容疑 - 社会
http://www.asahi.com/national/update/0122/TKY201001210579.html

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小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」が土地の購入原資4億円を政治資金収支報告書に記載しなかった事件で、
東京都内の市民団体が21日、小沢氏と秘書らに対する政治資金規正法違反(虚偽記載)容疑などでの告発状を、東京地検に提出した。
一連の事件で、逮捕された秘書らの共犯として小沢氏本人が告発されたのは初めて。

この団体は、行政書士や元新聞記者らからなる「真実を求める会」。
告発状は、陸山会が土地を購入したのに収支報告書に記載しなかったり、虚偽の記入をしたりしたと指摘。
「小沢氏は、政治団体の代表者という立場で本件を首謀し、秘書らを通じて主導した」としている。

2010年1月22日3時32分 朝日新聞

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■さあ、今度は、大マスコミが「検察リーク疑惑」に関して、説明責任を果たす番だ。|世に噛む日日

http://buster21.at.webry.info/200911/article_19.html

(以下、一部引用転載)

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2009年11月24日


略〜

しかし、さすがに、大マスコミは、これで「説明責任」という何とかのひとつ覚えを、呪文のように唱え続けにくくなったのではないか。
そこで、あれだけ声高に、他者に対して「説明責任」を求めたわけだから、
今度は是非、自らの疑惑に関しての説明責任を果たしてもらわなければならない。
その「疑惑」とは、むろん、昨日のエントリーでも触れた「検察リーク疑惑」である。

昨日の電凸の感触でも、このことは、絶対に触れてほしくない急所だったようだが、我々国民には「知る権利」がある。
その「国民の知る権利」を盾に、今まで散々「報道の自由」という「聖剣」を振りかざしてきたわけだから、
自らも絶対に、それに答える義務があろう。

また、実体のはっきりしない(行政書士や元新聞記者らからなるという)「真実を求める会」とやらが、今度は小沢氏本人を「告発」したらしい。
「怪文書」というものは、昔から出回っていものたが、最近では「怪市民団体」というものが出回りはじめたようだ。

しかし、朝日にしても毎日にしても、この団体の会長が誰々で、日頃どういう活動を行っているかなどという関心が、
その記事中にまったく皆無のように感じる。
昨年秋、「4億円土地購入問題」の発端となった、「世論を正す会」なる怪しげな団体による告発のときも、
各メディアは、その実体については、取材すらしていないような記憶がある。

普通、誰かが誰かを訴えたというニュースは、訴えた原告がどういうひとであるかという情報が必ず書かれるし、
それはニュースを取材する者の常識ではないだろうか。
「都合の悪いものは教えない」という体質は、確実に、「国民の知る権利」を毀損するものである。

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■南雲一郎さんという方のブログ、南雲一郎の国民新党応援ブログより

※「真実を求める会」について触れられているので、取上げさせていただきました。
http://d.hatena.ne.jp/nonmoom/

(以下、一部抜粋し引用転載)

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久しぶりに統一教会の素顔が見えました。
小沢幹事長を告発している「市民団体」と称する「真実を求める会」の正体は「日本会議」という統一教会系団体です。

http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-208.html

ここへ来て、世界日報(統一教会)が日本の検察権力を絶賛したことで、「検察権力=統一教会の構図」が浮き彫りにされました。
世界の認めた検察権力の正体=統一教会。
以前の報道で、自民党秘書に大量の統一教会員秘書を送り込むとマコトシヤカに言われていました。


〜略


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■「とむ丸」さんという方のブログ、とむ丸の夢 日本の闇?日本会議 2007年3月15日掲載

http://pokoapokotom.blog79.fc2.com/blog-entry-208.html

(以下、引用転載)

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先日のエントリー「表の日本会議・裏の怖い話し 九段下会議 」についてmaronhappyさんから質問がありましたので、
私の知っている限りで日本会議その他の勢力について、お伝えしておきます。

まず九段下会議に出てきた名前、伊藤哲夫(日本政策研究センター所長)という耳慣れぬ名前ですが、
どうもこの方は元「生長の家」信者のようです。
昭和41年につくられた保守系の学生運動組織、生長の家学生連盟(通称生学連)の中心人物でした。
この生学連が大きく発展したのが日本青年協議会。
この日本青年協議会が日本会議を実質的に動かしている、という人がいます。
「日本青年協議会」は大日本帝国憲法を原点とする政治体制に回帰し天皇を中心とする国をつくろうという理念を持つ団体です。

現在の日本会議椛嶋有三事務総長は、この生学連と日本青年協議会のトップを務めた人。

ちなみに、旧山口市長の合志栄一もこの生学連のメンバーでした。
2005年9月11日の選挙で当選した井脇ノブ子、郵政民営化に造反して落選中の衛藤晟一、民族派右翼の鈴木邦夫、
明星大学の高橋史朗、といった人たちもこの生学連で華々しい?活動をしていたようです。
鈴木邦夫のブログの中の「痛快 井脇ノブ子物語」に出ていますよ。

と、なんだか生長の家物語みたいになってしまいましたが、
日本会議という仰々しい名前の団体を構成するメンバーが活動する舞台は、政界・財界・宗教界・法曹界・教育界等の多岐にわたっています。
ちなみに執行部は以下の通り。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0

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会長:三好 達(前最高裁判所長官)

副会長:小堀圭一郎(皇室典範研究会長)、石井公一郎(前ブリヂストン・サイクル社長)、矢田部正巳(神社本庁総長)、
山本卓真(富士通名誉会長)、小田村四郎(拓殖大学総長)、安西愛子(前参議院議員)

事務総長:椛島有三(前「日本青年協議会」委員長)

国会議員懇談会会長:平沼赳夫

国会議員懇談会会長代理:中川昭一

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そしてこの人たちを支援するのが、
神社本庁総長、神宮代宮司、神社本庁総理、鶴岡八幡宮宮司、念法真教燈主、霊友会総務理事、崇教真光教え主、
解脱会法主、熱海神宮宮司、黒柱教教主、明治神宮常任顧問、四天王寺前館長、比叡山延暦寺代表役員、靖国神社宮司。
執行部や顧問団に入っています。

さらに、
生長の家(「大本教」系列)、国柱会(日蓮宗)、仏所護念会(日蓮宗)、念法真教(天台宗)、解脱会(真言宗)、
モラロジー研究所(天理教)、霊友会(日蓮宗)、崇教真光(大本教)、大和(おおわ)教団、倫理研究所(御岳教)、黒住教、
キリストの幕屋等の新興宗教団体が関係してきます。

石原都知事を応援するのはこういった個人・団体であることは容易に想像つきます。
彼等の票を黒川氏とどう分け合っているのか分かりませんが、せっかく手にした都政の専横権ですから、
ぜったいに手離したくないと思っているのは確かでしょう。
もしかしたら、石原慎太郎の都政私物化、ないしは都政私物化が暴かれて一番困惑しているのはこの人たちかもしれません。

石原都知事があれほどまでに家族奉公をして公私混同をしなければ、ないしはそれがばれていなければ、
次の4年間も楽々首都東京の政治を思うままにすることができたのですから。

この日本会議の機関誌が『日本の伊吹』『日本の息吹』。
月刊誌ですが会員にのみ発送され、日本の右翼人士たちの違憲意見掲示板になっています。
3月号の目次は以下の通り、

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グラビア 新春の歌会始
今月の言葉 シーレーンは誰が守るのか /北村 淳
[日本女性の会シンポジウム]家族の絆を守るために /櫻井よしこ、長谷川三千子、西川京子、山谷えり子
[インタビュー]今こそ、心と体をつくれ日本の教育 /大塚 貢
[インタビュー]サマワの自衛隊かく任務を完遂せり /山中敏弘第十イラク復興支援群群長
日本会議茨城教育奨励賞受賞校の現場から
[連載]女性のためのいきいき広場 子供たちに美しい日本語のしらべをB/土屋秀宇(日本漢字振興協會理事長)
[連載]地方議会から誇りある国づくりを 無検定の副読本は不要 /宍倉清蔵千葉市議
[連載]子育て支援塾 子宮の悲劇 /田下昌明
[連載]明治維新の群像 維新遂行に人を動かし、自らも動いた大器・西郷隆盛 /森友幸照
[連載]戦後世代のための戦後史講座 /勝岡寛次
[連載]世界の偉人たちの驚き日本発見記
 ウィリアム・アダムス(三浦按針) /波多野毅


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戦時中に大本営の参謀で旧ソ連で十年以上抑留生活をした後、戦後に伊藤忠商事の社長になった瀬島龍三※は、
日本会議の顧問ですが、1999年に「日本戦略研究フォーラム」という団体を設立しています。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%80%AC%E5%B3%B6%E9%BE%8D%E4%B8%89

この団体の執行部は、だいたい「新しい歴史教科書をつくる会」のメンバーと重なっています。

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顧問:山本卓真(日本会議副会長)、田久保忠衛(「新歴会」監修者)、岡崎久彦(「新歴会」監修、執筆者)

評議員:小田村四郎(「日本会議」副会長・拓殖大学総長)

政策提案委員:藤岡信勝(「新歴会」現副会長)、高橋史朗(「新歴会」元副会長)、八木秀次(「新歴会」前会長)、
西村真悟(元防衛庁次官)、長谷川三千子(「日本会議」「新歴会」メンバー)

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ですから、こうした日本会議・新歴会・日本戦略研究フォーラム等の団体は、
「ブドウの蔓のようにつながりあった、一つのかたまりになっている」という人も。

日本会議国会議員懇談会は、この日本会議の意見を政治に反映させるための議員集団。
ここに所属する議員は、また「みんなで靖国神社に参拝する会」の運動も進めています。

この靖国神社参拝の推進、靖国に代わる別の追悼施設建設の反対運動を協力に展開するのが「英霊にこたえる会」。
この会の傘下には「軍恩連盟」「郷友連盟」「全国戦友会連合会」などがあります。

そして森 喜朗元首相が「日本は神の国」という発言をしたのが、神道政治連盟国会議員懇談会の場でした。

戦前の国家神道の解体後、これを受け継いで作られたのが宗教法人「神社本庁」で、
「神道政治連盟」は、この「神社本庁」が作った団体。
1969年に設立されて「世界に誇る日本の文化、伝統を後世に正しく伝えることを目的」とし、
日本の「自信感と矜持を回復する為に多様な国民運動を展開」するところらしい。

2005年の9月11日、コイズミ・むちゃくちゃ選挙では「神道政治連盟」中央本部推薦候補者156名が当選した」そうです。


1993年8月の細川政権発足に日本の右派勢力は驚愕し、1994年6月〜1996年1月の村山政権でその危機感は最高潮に達したといいます。
その結果1997年には、「新歴会」(一月三十日)、
「日本の前途と歴史教育を考える若手議員の会(現在は「若手」がとれています)」(二月二十七日)、
「日本会議国会議員懇談会」(五月二十九日)、「日本会議」(五月三十日)という4つの団体が誕生しているわけです。

日本会議は「日本を守る会(1974年結成)」と「日本を守る国民会議(1981年結成)」が合併してできたもの。
この日本会議の最初の大きな仕事が、当時の橋本首相に教科書から従軍慰安婦の記述を削除するよう要求したことです。
現在どの中高社会科教科書には従軍慰安婦の記述は消えているのではないでしょうか。

藤岡信勝が「近現代史授業改革」運動を開始したのが1994年4月のことで、これが後に西尾幹二と出会って「新歴会」に発展していきました。

こうした動きには先に述べた種々の宗教勢力が絡んでくるわけですが、
これは「日本人が知らない恐るべき真実」さんによると、「アメリカが日本を”反共の砦”として利用した頃に遡る」ということです。
それによると、

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岸 信介や児玉誉士夫は、反共運動を目的として、日本の右翼とヤクザを統合しようとしました。
その結果、山口組が肥大化し、日本のヤクザが海外へ進出することになります。
1960年代の(韓国)朴政権は軍事独裁政権だったので、日本のヤクザのようなものは存在出来ませんでした。
韓国の裏社会は、KCIAと日本のヤクザによって形成されたといっても過言ではないでしょう。

朴正熙が新興勢力「統一協会」を取り込んで利用したように、岸 信介も新興宗教「生長の家」に注目し、これを利用しました。
反共活動では、右翼と「生長の家」信者が共に行動していたのです。
その後、「生長の家」は、統一協会の加入戦術にあい、勝共連合に加わりました。
ここにも日本会議と勝共連合の繋がりを見ることが出来ます。

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なるほど、こうして日本会議は統一協会とも関係してくるわけですね。
さらに1999年の『週刊現代』で統一協会系の秘書を4人抱えていたことを指摘されている松岡利勝ら自民党議員の間に、
統一協会は報酬0の秘書を送り込みましたものね。

ふー、この宗教勢力に深く汚染された日本の政界。日本社会の闇にも通じるような気がしませんか?


◇   ◇   ◇

(※Roentgenium:投稿されているコメント欄にも参考になるものが多いので、それもいくつか転載させていただきます。)

お邪魔します。
日本女性の会をご存知でしょうか。その会長は小野田町枝氏です。映画「蟻の兵隊」に少しだけ出ていた小野田寛郎氏の妻です。
小野田寛郎氏は日本会議にも関係していたようです。シンボル的な存在なのでしょう。
ルバング島の30年にはいろんな評価があるでしょうが、その後の活動はなぜか許しがたい気がします。

2007-03-15 飯大蔵


飯大蔵さん、こんにちわ。
知っていますよ。HPを見て、小野田町枝氏とは小野田寛郎氏ではないかと推測していました。
「その後の活動はなぜか許しがたい気がします」というのは同感です。
骨の髄まで戦前のイデオロギーがしみ込んでいるのか、日本会議勢力にうまく取り込まれてしまったのかどうなのか分かりませんが。

2007-03-15 とむ丸


魑魅魍魎

日本の右傾化を陰で支える魑魅魍魎ども、その実態をよく調べていただきました。有難うございます。
これで充分ですけど、もう一つ付け加えさせていただくとすれば「チャンネル桜」です。
インターネット放送局とCS放送に触手を伸ばしており「キリストの幕屋」とともに右翼集会の動員に力をいれています。
反体制側は直接対決ばかりに力を入れていますが、
このような裏舞台・魑魅魍魎の世界を国民にわかりやすく伝えて、現政権の恥部を衆目にさらすことの重要性を知るべきです。
正攻法ばかりでは駄目です。
権力側は反権力の弱点を探し、裏面攻撃をしてくるのですから、こちらもそれに対抗する必要があると思います。
折角の調査結果をまとめ上げ、「右翼勢力の政治介入の実態」とでも称し、転載自由にしてネット上の宣伝を大々的にやりませんか?
ご提案です。お互いに頑張りましょう。ご活躍を祈ります。

2007-03-15 りょうた


小さな村社会

日本会議も「新しい歴史教科書をつくる会」も殆ど同じメンバーが出たり入ったり、片田舎の村社会のようです。
この連中に広域暴力団を加えると「拉致被害者を救う会』のフルメンバーが完成する。
彼等を此れほどのさばらした原因は、護憲派が『作る会』は非難しても『救う会』を批判しなかった。これでは駄目です。
右傾化は自然になったものではない。日本の右傾化は北朝鮮バッシングが原因です。これを克服しない限り右傾化は止められない。
日本の護憲派リベラルが混乱して敗北を重ねているうちに、世界の情勢が様変わり。
安倍妄言による従軍慰安婦騒動と、米朝協議から6カ国協議合意に至る米朝和解シナリオ。世界は大きく変わろうとしています。

3月2日「毎日21世紀フォーラム」の60回例会でマスコミの男芸者の早稲田大学教授重村智計が公演。
この自称北朝鮮の専門家によると、
『先月の6カ国協議は、ボクシングで言えば米国が北朝鮮をコーナーに追い詰めたのに、突然タオルを投げたようなもの』
『北朝鮮は4月には破綻していた、それなのに米国が助け舟を出した』
『6カ国協議の合意内容は欺瞞的文章で、今までと違うのは中国が認めた点だけ』
勝っているかに見える試合をアメリカが突然自分でタオルを投げTKO負けした理由を『米国は分析、判断出来ていない』
『ライス国務長官はIQが高く賢いが追求に弱くノイローゼ状態』『学者で政治が出来ない』と語る。

「あと一ヶ月待てば崩壊していた」には笑えます。
(02年拉致被害者5人一時帰国時「北朝鮮は崩壊寸前で年末(2ヵ月後)まで待てば解決する」と語る)
米国が突然TKO負けした理由が「アメリカは情勢分析も外交も下手」は、男芸者としては失格。
「ライスが外交の素人」は、
彼女が石油メジャーや軍産複合体の最高経営責任者を務めていて、ブッシュ外交の最高補佐官であった事実をすっかり忘れている。
北朝鮮問題が解決すれば日本の右傾化は止まる。9・11のトリックが暴かれればブッシュの戦争は止められる。

2007-03-16 布引洋


村の会合と日本国

エントリー記事に出てくる面々は私でも殆ど記憶できる程度の人数です。
会合には色々な名称を付けても、集まる顔ぶれが殆ど同じになる小さな村落の催し物と同じ。
彼らの主張も、余りの程度の低さに聴かされるほうが羞恥心を感じる代物。(騙されるのはネットウヨだけ)
この程度の人材で日本を引っ張ろうとしているのが滑稽で、思わず笑ってしまう水準。
彼らがあれ程騒いだ『新しい歴史教科書』も全国では採択率0.1%で問題にする方が可笑しい程度。
(0.1%に入った気の毒な生徒には同情しますが)
どんなに良い社会でもゴミは出る。どんなに安全な社会でも幾らかは犯罪は発生する。
これらを大騒ぎする必要はありません。怖がる必要は全くなし。

「作る会」は無視してよいほどの影響力しか日本に与えていませんが、『救う会』はそうではない。
今『救う会』は日本全体を動かしています。
これを無視しては、結果的に日本全体の現実を無視していることと同じでしょう。
救う会を理解しなければ、いくら時節に沿った的確な判断をしようとしてもそれは無理。
数々ある護憲派リベラルのブログの中で其れに気が付いているのはkaetchenさんなど極少数です。

松下政経塾が悪質なのは理解していますが、かいかぶりではないでしょうか。彼かに其れほどの能力も組織もありません。
共産党や社民党が全く『救う会』を批判も解説もしていません。これが一番大きい原因と考えています。

2007-03-17 布引洋


北朝鮮バッシングが右傾化の原因

とむ丸さんへ。日本会議が無視できるような無力な団体でないのは当たり前です。
全閣僚18人のうち11人が日本会議で6割以上、与野党全国会議員でも3割が日本会議。無視できるはずはありません。
海外派兵はした、国営、公営事業はすべて解体した。教育基本法は改悪した。

司法、立法、行政三権のトップを押さえていますが、それでは全日本を押さえているかと言うとそうではない。
彼等があれ程一番に努力した『新しい歴史教科書』はまったく、完全に失敗しています。
日本人全体に占めるに日本会議の割合は0.1%もありません。

アメリカでリベラルが敗北したのはブッシュの宣伝、特にイラクのフセイン政権批判を一緒にやっていたからです。
フセイン政権批判をしながらブッシュ政権の対テロ戦争批判をしても説得力はありません。
日本でも北朝鮮バッシングを社共も一緒にやっていました。これでは日本の右傾化は止められません。
イラク戦争開戦時、参戦を要請されたカナダの首相は、
「この程度の独裁国家は世界中に在る、世界中で戦争しなければならなくなる」として断っています。
いつもはアメリカに同調して一緒に参戦するカナダの首相にも良識が会ったのです。
社共にもカナダの首相程度の良識があれば此れほど日本は右傾化していません。

2007-03-18 布引洋

社共の間違い

村山内閣は「自民党政権の首相」が社会党員だっただけです。
見かけは社会党政権モドキでも実質は自民党政権で、本当に社会党が政権を担ったは実態は在りませんでした。
全ての外交政策や国内政策は自民党政権を継承しています。
村山政権の唯一つの成果は敗戦50年目の節目に出された『村山談話』だけです。
これが翌年の『河野談話』を生み、安倍晋三や国民会議等を現在の苦境に落としているのは歴史の皮肉です。

>テレビを見るだけの「社会党首相」の話はためにする話で、
現実には現地の直接的に市民に対して責任ある立場の自民党系の知事や市長は何もしていません。
警察も消防も何もしない。ほとんど何も無い無政府状態。
其の中で市民が自ら自主的に秩序を維持して、救助活動も自ら行なった。
当然略奪や暴動が発生すると予想していた当時の外国報道機関は『静かな無政府状態』と表現していました。

>共産党や社民党の解説云々の問題ではない
社共の党員でも『救う会』が日本会議と広域暴力団の連合組織である実態を知りません。支持者はもっと知りません。
一般の有権者はまったく知りません。
社共は両党は決して『救う会』を批判しません。人権団体を批判するのはタブーなのです。
結果、日本会議や右翼暴力団は言いたい放題、やりたい放題。
政治問題や政治活動は政党が主体です。政党がしっかりしないと政治もしっかりしません。

2007-03-19 布引洋

◆   ◆   ◆


日 本 会 議
http://www.nipponkaigi.org/

日 本 会 議 永住外国人への参政権付与法案に反対を
http://www.nipponkaigi.org/1900-kazoku/1920-01QandA.html

日 本 会 議 夫婦別姓Q&A
http://www.nipponkaigi.org/1900-kazoku/1940-01QandA.html

国際勝共連合 - Wikipedia

(以下、一部抜粋し引用転載)

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「統一教会」の会長でもあった久保木修己※。名誉会長は笹川良一であった。通称は「勝共連合」または「勝共」。
機関紙として『思想新聞』、月刊誌『世界思想』を発行。関連会社の「世界日報社」が日刊新聞、『世界日報』を発行。
日本の国会にも多数の勝共推進議員(後述)を抱える等、政界にも影響力を持つ、とされる。

日本においては、戦後の日本を「共産主義に対する防波堤」と位置づけるアメリカの対日政策の転換もあり、
岸 信介・笹川良一・児玉誉士夫らが勝共連合の設立に協力したとされる。

※統一教会の奥義と、日本の初代教会長だった久保木修己
http://www.asahi-net.or.jp/~am6k-kzhr/form251-.htm

※統一教会は1964(昭和39)年7月5日に宗教法人として認可され、国際勝共連合の梶栗玄太郎が教区長となった。
そして教会本部は渋谷区南平台(松涛)の岸 信介邸隣りに設けられた。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B2%B8%E4%BF%A1%E4%BB%8B

http://www.kyu-kishitei.jp/


【統一教会との関係】

統一教会は国際勝共連合を対外的には“友好団体”と説明しているが、
歴代会長の全員や役員の多くは、統一教会の幹部であり、活動する会員も多くは統一教会の信者であることから、
国際勝共連合は統一教会の事実上の下部組織である。

1977年1月21日に、統一教会幹部らが、外為法違反容疑で起訴された神戸での裁判では、
「(国際勝共連合は)その思想と活動方針の発祥地は韓国であること、
従って、統一教会と国際勝共連合は、団体としては別個のものではあるが、思想的には相連結するところがあって、
統一教会の代表役員(会長)である久保木修己が、同時に勝共連合の会長の地位に就き、
前記のように被告人石井が「統一教会」と「勝共連合」の渉外、財務の職責を兼ねて担当し、・・・・」と判断されている。


【政界との協力関係】

国際勝共連合は、日本での結成に岸信介などが大きく関与したことから、自由民主党の有力な支持団体の一つで、
会員を国会議員、公設私設の秘書として送り込み、こうした支援する議員は、勝共推進議員と呼ばれている。
特に、保革伯仲時代と言われた、1970年代から1980年代にかけて選挙応援を通じて保守層に食い込み、勝共連合の動きが目立ったとされる。

例えば、岸の娘婿で、安倍晋三の父でもある安倍晋太郎も勝共推進議員名簿に名を連ね、
教団も安倍晋太郎政権の実現の為に積極的に動いた時期があり、
安倍と統一教会は、その意味では“祖父の代から脈々と続く関係”と指摘する人間もいる。

http://www.uc-japan.org/hodo.aspx?id=450&pg=0

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■「kaetzchen」さんという方のブログ、2010年1月21日 - Die Weblogtagesschau laut dem Kaetzchen

http://blog.goo.ne.jp/kaetzchen/d/20100121

(以下、一部引用転載)

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あとがき ついでに言うと、「市民団体」と称する 「真実を求める会」の正体は 「日本会議」という極右団体で、
民主党を潰すのを目的とした「政治団体」です。
何故ならば、どちらの会員名簿にも「石原慎太郎」が含まれており、彼は両方の団体に多額の寄附をしているという文書が存在します!
皆さん、騙されてはいけませんよ(笑) (^o^)


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Roentgenium:

「日本会議」の役員名簿では、石原慎太郎は代表委員に名前を連ねている。
前回の都知事選挙をマスゴミとともに白けたものにし、投票率を下げた張本人・黒川紀章(故人)の名前もある。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E8%AD%B0

有田芳生の『酔醒漫録』 石原慎太郎と統一教会 2007年5月1日掲載

(以下、一部引用転載)

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石原慎太郎さんにインタビューをする前に統一教会の話になった。
衆議院議員だった石原さんの事務所に私設秘書として統一教会員が入り込んだ。もちろん石原陣営は知らない。
選挙になって対抗陣営に確実に内部情報が流れていることが判明する。
ある夜、その秘書が誰もいなくなった事務所で不審な行動を取っている現場が押さえられた。

「勝共推進議員」について石原さんに取材したのは1990年。
「あの男はいま××のところにいますよ」という。自民党最高幹部だ。
統一教会員が国会議員の私設、公設秘書として行動している実態を「週刊文春」で書いてから17年。
現状を調べる価値はありそうだ。

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自民党にくいこむ統一教会 - 随想録とメモランダム

「日本会議のホームページによると、明成社は日本会議の推薦図書を扱う「提携団体」と位置付けられていて、
住所も日本会議と同じであり、東京目黒区青葉台の同じビルの同じフロアに事務所がある。
郵便受けは、日本会議・明成社と日本青年協議会が同じものを使っている。
そして石井公一郎は日本会議副会長で「つくる会」の熱烈な賛同者、教科書改善連絡協議会副会長などの顔をもつ人物である」
http://blog.goo.ne.jp/lily-yuuki-victoria/e/e454d62c8d16b773072d4447c72d1d79

「C.L.A.W.」さんという方のブログ、日本会議―統一教会を結ぶ明成社と竹本忠雄
http://d.hatena.ne.jp/claw/20041025

統一教会関連の企業と団体・・・・ワシントン・タイムズ、UPI、など
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%B1%E4%B8%80%E6%95%99%E4%BC%9A%E9%96%A2%E9%80%A3%E3%81%AE%E4%BC%81%E6%A5%AD%E3%81%A8%E5%9B%A3%E4%BD%93

石井公一郎・ブリヂストンサイクル元会長を語る場合、実父の石井光次郎に触れなければならない。
http://plaza.rakuten.co.jp/goaheadgo/diary/200608240000/

統一協会関連人物/石井公一郎 - カルト vs オタクのハルマゲドン/カマヤンの虚業日記
http://d.hatena.ne.jp/kamayan/20060723/1153595011

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■「bunbukuochara」さんという方のブログ、「日本会議」とやくざ - 自民党 vs 民主党、政権をかけた闘い!

http://plaza.rakuten.co.jp/nihonseiji/diary/200706170000/

(以下、一部引用転載)

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【「日本会議」とやくざ】 2007年6月17日掲載

日本の「国家主義者」の集まりとして、保守系文化人や旧軍関係者、宗教関係者、財界、
国会議員(安倍総理や麻生外務大臣、中川政調会長らがメンバー)によって構成される「日本会議」という日本最大の保守系組織がある。
ここでは憲法改正や教育基本法改正、靖国公式参拝の定着、夫婦別姓反対などの政治活動を積極的に進めている。

また「日本会議」は「北朝鮮拉致家族を救う会」「北朝鮮拉致家族を救うブルーリボンキャンペーン」などの活動主体にもなっている。
ところが「選択」2007年7月号では家族会の周辺で支援活動を続けてきた関係者が、
「当初は拉致被害者の救出を訴えていた家族会だが徐々に過激化し政治色を強めてしまった」と指摘している。

メディアでは一切触れられないが、「新潟・救う会」の中枢に、
「清和会」と密接な関係を持つ広域暴力団暴力団「住吉会」系右翼の「日本青年社」の幹部が入り込んでいるという。
この「日本青年社」は、
現自民党幹事長(清和会)の中川秀直の致命的弱点(愛人問題)を握り、2000年に官房長官を辞任させた事でも有名である。

「住吉会」は暴力団の中でも著しく悪質であると言われ、世界一の麻薬生産国である北朝鮮と武器や麻薬の取引を行ってきた。
また政治の世界でも「拉致問題」だけでなく「尖閣諸島問題」にも積極的に関与し、
尖閣諸島の天然ガス利権、拉致問題では10兆円とも言われる国交正常化後の北朝鮮支援利権を狙っているとも言われている。

さらに「日本会議」には、やはり「清和会」と密接な関係を持つ「統一教会」の文鮮明が1968年に設立した「国際勝共連合」の影も見える。
まさに安倍政権の国家主義者は「日本会議」を舞台に「やくざ」や「カルト」を裏の実行部隊として動かしているように見える。
果たしてこんな政権に日本の将来を託せるのだろうか。

◇   ◇   ◇


※Roentgenium:以下、参考

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-1 ヤクザと自民党政治の研究@

「現在、岸 信介の率いていた岸派は福田派・三塚派を経て森派に受け継がれています。
つまり自民党、とりわけ森派は歴史的に稲川会・住吉会に恩があるわけです」

「日本における暴力団系右翼は現在も関東系の稲川会系と住吉会系が中心となっており、自民党と良好な関係を保っています。
とりわけ森派の民族主義傾向の強さはこれら団体の存在と表裏一体であることがわかります」

http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-18-1.html

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-2 ヤクザと自民党政治の研究A

(以下、@より、注釈≪≫※を加え引用転載)

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【笹川人脈】

頂上作戦で警察の標的にされた山口組でしたが、
彼らもまたエネルギー利権の田中清玄や、児玉と並ぶ戦後政治のフィクサー笹川良一と深い関係を持っていました。

この笹川良一こそが児玉と並ぶ戦後政治のフィクサーの一人です。
笹川は児玉と同じく戦犯として収監された経験があり、戦後CIAの協力者となっていました。
尚、前回児玉筋の南利権について述べましたが、笹川もまた国際勝共連合・統一教会を通じての韓国利権のパイプを持っていました。
統一教会もKCIA(韓国中央情報局)※=CIAと内通していましたから、
結局のところ児玉ルート・笹川ルートでの韓国への資金循環はCIAの工作と考えられます。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E9%9F%93%E6%B0%91%E5%9B%BD%E4%B8%AD%E5%A4%AE%E6%83%85%E5%A0%B1%E9%83%A8

CIAの資金調達法は後にイランコントラ事件で明らかになります。イランコントラ事件とは、
CIAがニカラグアの反共ゲリラを支援する資金を調達する為に、本来アメリカの敵であるはずのイラン政府に武器を売却していた事件のことです。
この問題は国際司法裁判所に持ち込まれる大問題となりました。
同様に中南米の麻薬利権もCIAの活動資金の原資になっていると噂されます。
このようにCIAは海外において考え難いような非合法資金調達工作を行ってきたのです。

≪それを踏まえれば、CIAは韓国の赤化を防止し同時に日本の保守政権を守る為、
比較的豊かな日本から貧しい韓国に資金を流し込み、その一部をフィクサーを介して自民党筋に還流させたと考えるのが妥当でしょう。
現在の在日利権の淵源はここにあると考えられます。≫

余談として、笹川良一と関係が深い団体としては創価学会が挙げられます。学会の反共的性格が笹川の意図と合致した結果でしょう。
一説には笹川は池田大作の求めに応じて学会に資金を供与したと言われます。
実際、創価学会が言論弾圧事件を起こした際も笹川からの口利きがあったようです。
田中角栄も言論弾圧事件の際に公明党を救った一人だと言われますから、笹川-角栄も何らかの関係はあったようですね。

また、山口組系後藤組と学会の緊密な関係が伝えられますが、このコネクションもおそらく笹川を介してのものでしょう。

山口組が警察の頂上作戦のメインターゲットになっても解散に追い込まれず、広島抗争として有名な本多会との抗争にも勝利することができた理由。
それはこの笹川人脈を介しての政治権力への浸透工作があったことは間違いないでしょう。


【ロッキードの闇】

1976年、アメリカ上院議院多国籍企業小委員会の公聴会で、
旅客機の機種選定についてロッキード社が世界各国の航空会社・政府高官に贈賄を行っている実態が明らかにされました。

ロッキード社の証言により以下のことが分かりました。
日本においてロッキード社は児玉を仲介人としており、ロッキード社は児玉に21億円のコンサルタント料を支払ったこと、
それを受け児玉が小佐野賢治・丸紅を介して田中角栄に5億円※を届けたこと、
最終的にこの工作により全日空の導入機種はDC-10型機からロッキード社のトライスターに変更されたことです。

※55−5=50億円
http://www.asyura2.com/10/lunchbreak32/msg/542.html

国際興行社主だった小佐野と田中角栄は盟友関係にあり、児玉は小佐野を介して角栄の知遇を得ていました。
丸紅はロッキード社の日本側の正式な代理店です。

この一件で田中角栄は逮捕される事態に至ります。元首相の逮捕は昭電疑獄の芦田均以来でした。

世間ではこの事件の裏側でCIAが動いたとか、アメリカの内政に巻き込まれただとか、
笹川ラインが児玉ラインを追い落としにかかったとか、三木が角栄に止めをさしたとか様々な観測があります。
現在でもはっきりしたことは分かりませんが、
≪あれだけ普段政治家には腰の引けており、外事案件に慎重な検察庁が大物を逮捕にかかったという事実から見て、
誰かが検察をプッシュしたのは間違えないところです。≫

≪現時点で分かっているのはロッキード-日本間の資金循環をCIAはあらかじめ知悉していたこと、
この一件により児玉ルートは潰れたこと、かつ児玉ルートの大物、読売(正力・渡辺)及び中曽根は無傷で済んだことです。≫

尚、注目すべきことに児玉は民生用航空機だけでなく軍用機利権も持っていました。
1958年にロッキードF-104戦闘機売り込みを行ったことが発端になり児玉はロッキード社の軍民航空機の秘密代理店をしていたからです。
しかしながら、76年のロッキード事件では民生用のトライスター疑惑だけがクローズアップされ、
同時に関与が取り沙汰されていた軍用P3C対潜哨戒機疑惑に関しては検察はノータッチに終わりました。
≪こちらの売り込みには中曽根康弘・後藤田正晴が関与していたと言われます。
ロッキード事件は「誰か」の手によって「角栄・児玉」を狙って選択的に起こされた事件と見て間違いないでしょう。≫

ここから推察するに、ロッキード事件とは結局のところ、
角栄の資源独自調達・対中姿勢がアメリカCIAに嫌気されたというのが真相ではないでしょうか。

こうして児玉が失脚したことにより日本の裏社会は重要なフィクサーの一人を失い、その後の混乱の原因となりました。
この頃から、裏社会の表化が進行するのです。

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日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-3 ヤクザと自民党政治の研究B
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-18-3.html

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-4 ヤクザと自民党政治の研究C
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-18-4.html

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-5 ヤクザと自民党政治の研究D
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-18-5.html

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-6 ヤクザと自民党政治の研究E
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-18-6.html

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-7 ヤクザと自民党政治の研究F
http://www.h3.dion.ne.jp/~b-free/siranai/siranai-3/d-18-7.html

日本人が知らない 恐るべき真実 研究ノート d-18-8 ヤクザと自民党政治の研究G

(以下、Gより、注釈≪≫※を加え引用転載)

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【聖域なき構造改革の聖域】

一方で、「小泉改革の後ろに誰がいるのか」ということも忘れてはなりません。
小泉の選挙対策本部長が稲川会関係者だったこと、小泉の父親が神奈川の松葉会と緊密な関係にあったこと、
彼が産廃処理を巡って右翼と協議したことなどを総合して考えると、小泉を支える要素として明らかに関東ヤクザの存在が確認出来ます。

≪また、小泉と連動して「繁華街浄化」(※注11)により山口組の東京利権を潰している石原都知事のバックには、住吉会系日本青年社がいます。≫

これらを総合して考えるに、金丸-石井ラインが潰れたバブル期以降、山口組に押され気味だった関東系組織は、
小泉-石原ラインで息を吹き返していると見るべきでしょう。

実際、東京進出で関東ヤクザを脅かしていた山口組が揺らいでいる兆候がいくつか確認出来ます。

例えば、先日山口組系五菱会が闇金融の元締めだったことが報道されました。
これらの犯罪は、従来の資金調達が困難になり、山口組が違った犯罪領域に進出していることを表しています。(※注12)

さらに、渡邉芳則五代目山口組組長は、昨年改正暴対法により使用者責任を問われることになったことを受け、休養を宣言しました。
後を引き継いで今年、司忍氏が六代目組長となりましたが、これは山口組内部で権力移動があったことを示唆しています。

とはいえ、関東ヤクザも弱体化が進んでいます。
山口組を追い払ったとしても、近年東京で台頭著しい中国人・黒人らを排除し、かつての勢力を回復出来るかは不透明です。


さらに【小泉を支える勢力について】考えてみましょう。

小泉は平成研(橋本派)に立ち向かうにあたり、平成研の内部分裂を利用しました。
2001年の総裁選で平成研からの候補が野中でなく、使い古された橋本龍太郎だった理由のひとつに、
野中の政治手法が青木幹雄らのグループに反発を買っていて、派内が野中で固まらなかったことがあります。

小泉はこの対立を利用し、青木グループを懐柔。
日歯連事件で会長橋本龍太郎が身動きが取れなくなったことと併せて、平成研は空中分解しました。

この青木こそが、現在も森と並ぶ小泉の後ろ盾のひとりです。

そのためでしょう。全国的な公共事業削減の中でも青木の地盤、島根県では盛んな公共工事が続いています。

そして、小泉の最大の後ろ盾。それがまさにアメリカです。
郵政民営化要求がアメリカの年次改革要望書に入っていることは有名な話ですが、
そもそも小泉改革自体がかなりの部分アメリカの要求と一致しています。

2002年1月にはブッシュが訪日前に小泉に親書を送っていたことが明らかになりました。
そしてその親書の内容とは日本経済システムからのヤクザの排除であったといわれています。
ヤクザプロブレムに対する意識は内外格差があり、
米国では前述の調査の結果まとめられたインテリジェンスレポートによりほぼ日本のヤクザの実態を掴んでいました。
不良債権処理・竹中プログラムは米国の意向通りであることは間違えないでしょう。

もっとも、小泉は福田以来の大蔵族なので、もともと不良債権処理や郵政民営化を含む金融改革に積極的であることは確かです。
小泉・大蔵族の意向と米国の意向がうまく合致したのだと考えるべきでしょう。

≪ちなみに、CIA系統の人脈として、児玉-中曽根-正力松太郎-渡辺恒雄らの名前が囁かれますが、
読売が小泉支持なのはともかく、中曽根の動向が注目されます。

当初は小泉に好意的だった中曽根ですが、定年制により引退を強要されたことで関係が悪化し、
息子の中曽根弘文氏に至っては、郵政民営化に反対を表明しました。
国内の親米派の主流も中曽根筋から小泉筋に移行したのかもしれません。≫


【まとめ】

以上、社会の裏面との関係を軸に戦後の自民党政治について考察してきました。
これらを通史としてみると、様々なことが分かってきます。

「この国の戦後はヤクザと自民党とCIAが作った」という格言があります。
結局のところ、この言葉が端的に今の『日本の国の形かたち』を表しているのではないでしょうか。

なにはともあれ、日本では70年代からバブルにかけて、竹下的な政治手法が確立しました。
小泉はその政治手法を破壊して、竹下イズムに染まった日本という国の統治構造を変えようとしていることは間違えないようです。
その結果がどう出るのかは歴史の判断に任せるほかないでしょう。


注11・・・・繁華街浄化のターゲットが山口組・中国朝鮮人であることは、重点取り締まり地区が歌舞伎町・池袋であることから伺える。
これらの町は山口組・中国朝鮮人が多くの利権を有する一方、
渋谷や、五反田では利権の殆どは関東系統のヤクザが有している為に厳格な取り締まりは行われていない。
尚、渋谷で関東ヤクザが強いのは渋谷開発を巡って東急と西武がヤクザを使って代理戦争をして以来のことである。

注12・・・・現在のシノギの主流は闇金融から振り込め詐欺に移っている。

尚、渡邉組長は山一抗争を通じて稲川会に借りがあった為、稲川会に融和的だったが、世代交代により変化が予想される。
今後の山口組-稲川会の関係を注目すべきである。

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新風・在特会・主権回復を目指す会の反日朝鮮右翼に騙されて動員されている皆さんへ richardkoshimizu's blog
http://richardkoshimizu.at.webry.info/200907/article_33.html

在特会・統一協会・日本会議に重なる面子とその関係者たちの名簿 皮肉屋
http://www.asyura2.com/09/senkyo72/msg/170.html

《私の視点》 「在特会」と「統一教会」は笹川良一という人物で繋がっている - 杉並からの情報発信です
http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/816840c502eadb42a010409c300e75c3

平沼=生長の家=統一協会、文教族は宗教右翼のゴロツキ ネオファイト
http://www.asyura.com/0403/senkyo3/msg/956.html

「新しい教科書を作る会」の正体・・・・結局は、統一教会と中曽根が背後にいると言うことである。
http://www15.ocn.ne.jp/~oyakodon/kok_website/fireworks4/main_pages_sub/OUMUNOSEIRISEITON_PAGE9_6_1.HTM

オルタナティブ通信 検察・警察は日本最大の犯罪組織

「警察と暴力団が同一組織である事。警察・検察が国民の財産を強奪する犯罪者集団である事。
そして370億円もの強奪が、その犯人が警察・検察であれば黙認され、摘発されない事、「事件が揉み消される事」を、
拓銀「事件」は証明している」

http://alternativereport1.seesaa.net/article/138777281.html

押尾学のホステス変死事件で麻布署に圧力? 真相隠蔽の動きが活発化か - 日刊サイゾー
http://www.cyzo.com/2009/08/post_2670.html

小泉親子―CSIS―マイケル・グリーン―ジェラルド・カーティス教授
http://mrta1975.cocolog-nifty.com/thethe/2008/10/post-5f06.html

神奈川は完全に統一協会・勝共連合がおさえてますね。 神奈川県知事、横浜市長、そして川崎市長。今の川崎市長も勝共連合。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4278/1205990410/l50

-- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- -- --

(以上、すべての引用転載終了)

(あとがき)

大きな闇を抱えたこの日本から、このような病んで腐敗した組織、国民の生活を蝕んでいく膿を取り除いていった時、
或いはそれらに絶望した時、それらが退散した時、最後に残るものは何だろうか?パンドラの箱でいうならば、希望だろうか?
結局、それが平穏であれ不幸であれ、最後に残るものは一般国民であり、この国の未来を託す子供たちである。
だからこそ、国民主権によってなしえた政権交代、それによって誕生した民主党政権は、それを見失ってはならない。

そして、最後に残る我々一般国民こそが、謎の怪しい市民団体とは違って、真の市民として、
物事を深く見極め、その作為と“死角”を見抜き、優先順位と重要性を常に一方において冷静に判断し、
B層と蔑まれる層にも広く働きかけ、さらに国民全体の民度を高めていくこと、それしか打開策はありません。

本来であれば、重要な役割を担うはずのジャーナリズムは地に堕ち、もはや旧来のマスメディアに頼ること、盲信することは出来ません。
これから、マスメディアにも大々的な交代劇があって然るべきと思います。
国民の側に立たないメディアは淘汰され、ジャーナリストとは何か?という姿勢に立ったメディアがそれを打ち倒していくだろう。

国民は、じっとしていて衰退していくのではなく、ここから道を切り開いて歩んでいくことを選んだ。
もう後戻りは出来ない。あとはしっかりと地面を掴むように確かな一歩一歩を作っていくだけだ。

この国を良くしていく為には、政治家のみならず、その政治家を生み育てる国民一人一人の意識が必要である。


Roentgenium

≪マスコミへの苦情を言う時の連絡先一覧 〜テレビ放送局・詳細バージョン〜≫ Roentgenium
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/752.html

≪マスコミへの苦情を言う時の連絡先一覧 〜植草一秀氏を守るBBSより〜≫ Roentgenium
http://www.asyura2.com/10/senkyo78/msg/750.html

≪BGM≫


YouTube - Ballet Mecanique MEDIA BAHN Ryuichi Sakamoto
http://www.youtube.com/watch?v=xO-vD7QsvwM

YouTube - ONGAKU MEDIA BAHN Ryuichi Sakamoto
http://www.youtube.com/watch?v=t5NlSLTVVFE

YouTube - Behind The Mask MEDIA BAHN Ryuichi Sakamoto
http://www.youtube.com/watch?v=-QcsodLz5fg

YouTube - Etude - Self Portrait - Parolibre MEDIA BAHN Ryuichi Sakamoto
http://www.youtube.com/watch?v=UFWWu4C0Eic


 

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コメント
 
01. SWAN 2010年1月30日 05:57:42: 5ZIUIYNeIYP/c
 大変な力作お疲れ様でした。個々の錯綜する情報を見事に整理繋ぎ合わせた手法は問題の所在が何処にあるかをはっきり示してくれているようです。今後調べてみなければならない部分がはっきりしてきました。とても参考になりました。ありがとうございます。

02. 2010年1月30日 08:17:23
長いよ!
でも「世論を騙す会」と「真実を歪める会」の正体がわかった。

03. 2010年1月30日 09:46:56
もう充分に解ったからなぬべく早い時期に最高裁判事、検事総長の国会での承認人事化と、検察・警察の取調べの可視化を法制化せよということに尽きる。 同時に他省庁の局長人事についても、国会での承認が必要にすることも必要だろう。 駐留米軍の地位協定に、警察の取り調べに対する疑念があることの指摘は重要である。 何故日本の警察や検察の取調べに弁護士が立ち会えないのか理解に苦しむ。 こんな基本的な人権問題が、これまで問題にされなかったのは何故か。 社会党の村山氏が首相であった時もあったのに、何故取り上げられなかったのだろうか。 逮捕状や捜査令状の発行が、殆ど無審査で行われている事についても同様である。 司法に対する国民の不信感は、直ちに是正されなければならない。 被疑者に対する報道が、推定無罪の原則に反して罪人扱いになっていることも含めて、直ちに国会で問題として取り上げられるべきであろう。 首相の施政方針演説でいう「いのち」とは、基本的人権のことではないのか。 N.T

04. 2010年1月30日 10:32:36
ご苦労様 長い 結局 何?
一般国民は蚊帳の外 というよりか、奴隷・羊じゃ。

しかし ネットのおかげで、b層の私も 何で毎日が 生き苦しいのか分かった。
あとはどうすればいいのか。

もう一回読み返します。でも長い 誰か段落ごとに要約を入れてくれい。

やくざと政治がつながっていること。それも、自民党の中で反目していること、
後ろ盾が、アメリカ ロックフェラー。使われっ派が統一協会 勝共連合 日本会議 北朝鮮 各種マスゴミ
それと、それで働く各タレント、評論家 コメンテーター えせ右翼 活動資金が、機密費(わしらの税金)

てなことを近所の人に言ったら 変な顔された。 まだb層には、浸透してないみたい。理屈というか歴史というか権力の底流みたいなものが、自分のものになってないからだろう。


05. 2010年1月30日 10:48:40
戦後から現在に至るまで、この地にうごめいてきた魑魅魍魎の数々。もぐら叩きの
様相で脈絡のないような現象やスキャンダルも投稿者の努力でおよそパースペクティブに把握ができました。投稿者の方に感謝!

06. 2010年1月30日 12:42:17
御苦労さまでした。再確認の意味で拝見いたしました。ほぼ、持論と一致しています。歴史的・時系列的考察に敬意を表します。これだけの長文を、投稿されるのですから、若い方かと推察いたします。年寄りの冷や水の、私なんか、邪魔な存在ですね。これからもご活躍下さい。爺さん

07. 2010年1月30日 15:43:35
朝青龍に殴られて麻布署に泣きを入れてるヤクザは口止め料欲しさの川奈毅さん。
六本木ヒルズや麻布でノリPーや押尾学容疑者御用達のクラブ経営を任されています。
最近は自民党時代と違って英国が本場のコカイン取り締まりも厳しくなり、モンゴルにも脱北者が多い事から、購入ルート確立を狙って近付いたのに振られたのかも知れませんねえ?
と、この様に、最も彼等にとって現在進行形の汚点である、裏面史に触れないのは一寸がっかり。
警察沙汰にならないじゃないですか?表の人脈なんて。

08. 2010年1月30日 15:55:09
やはり自民党を一度消滅させることから始めなければ
なりませんが この国を再構築するのは並大抵ではありません
民主党政権を少なくとも3期程度続ける必要がありそうです

09. 2010年1月30日 19:42:20
長いとかいうなw
非常に分かり易く、これでも簡潔な方だろう
なんせ戦後、いや戦前からの 皆さん言うように魑魅魍魎の世界のお話
長くもなるわな

10. 2010年1月30日 20:26:04
このような魑魅魍魎がときどき醜悪なかたちで娑婆に顔を出す。
下山事件がその最初ではないだろうか。統一教会=ショウキョウ連合もそのころから暗躍していた。
さらには満州利権もそのまま持ち込まれたのだろう。
現代もそのバリエーションのなかにあるのではないだろうか。

Roentgeniumさん多謝


11. 2010年1月30日 21:16:57
よくやられました。有難う御座います。

12. 2010年1月30日 23:08:22
怪物、流刑地を脱出(2/26)

コルシカの狼、カンヌに上陸(3/1)

悪霊、ガップに出現。討伐軍が派遣さる(3/3) 

食人鬼、グラッスへ(3/5)

王位簒奪者、グルノーブルを占領(3/7)

悪辣皇帝、リヨンに。恐怖のため市民の抵抗は無し(3/10)

僭主、パリより50マイルまで迫る(3/15) ← 今この辺

ボナパルト、北方へ進撃。速度増すもパリ入城は不可能か(3/17)

ナポレオン氏、明朝パリへ(3/19)

皇帝陛下、フォンテンブローへご帰還。皇帝万歳(3/20)

13. 2010年1月31日 02:12:19
統一が岸に接近し、清和会系議員に近づき、70年代末から組織的に自民党議員に秘書を送り込んでいった経緯は、知っています。大卒の原理研出身者たちです。因みに、石原の秘書だったのは、ワセダ出身の男ともう一人いました。
統一は、もう、自民党議員の大半を掌握したでしょう。
「事実は小説よりも奇なり」で、実際は、この論考の数倍でしょう。

過去40年、統一は、表立っては政治との関連が、ほとんど報道されていませんが、
もう、この国は、完璧に彼らの意のままであって、大したものです。
はっきり言えば、彼らの実態は「イルミナテイ」です。

しかしながら、信者達は、そのことを全く知りません。
北朝鮮出身の、文鮮明(本名かどうか?)を「救世主」と崇めています。
彼らの教義は、実は、ユダヤ教サバタイ派の思想です。
実質は、共産主義そのものなのですが、「反共=勝共」です。
実はそこにこそ、サバタイ派の特徴があるのです。
<正→反→合>(彼らは<正→分→合>と言います)の法則で、
対立する2つの概念を、平気で使い分けるのです。
(共産主義であるくせに、「勝共」を唱える)

民主党政権の誕生を、最も嫌うのは彼らです。
小沢氏を抹殺しようと、あらゆる手を使っているのも、実は彼らです。
検察も産経、読売も、彼らの掌の上で動かされているコマに過ぎません。


14. 2010年1月31日 14:57:12
日本会議のプリンスの一人城内実が告白しています。
http://www.m-kiuchi.com/2010/01/30/ozawamondai/

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