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裏献金の実態 【新・土佐日記】
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投稿者 みちばたの蝶 日時 2010 年 1 月 29 日 12:10:45: JxOH7lIi5LSzQ
 

http://mmatusaka.exblog.jp/

2010年 01月 26日

 結局、裏献金とか裏金とか票を金で買うとかの話は、げなげな話ばかりで、本当なのかでっち上げなのか怪しい話ばかりである。ここ数日の自民党発言やニュースキャスター発言の異常さは目に余る。常識で考えて、無理がありすぎる。
 
 身近な例を挙げる。「島原の街なかじゃないかも知れないが、ミナンメ(南目:南島原市)じゃ、選挙のたびにお金が乱れ飛ぶとばい。」とはよく聞かれる発言だ。「レタスのすき間に一万円札が入っていた」とか。「お茶の葉袋に一万円札が折りたたんで入れてあった」とか。
 「あなたはその金を貰ったのか?誰からか?」と問い詰めると、それは自分のことではないと言う。「それでは、その話をしてくれた人の事か?」と問うと「・・・と思う。」、げなげな話に尾ひれが付いて、ひょっとして一つくらいは事実かもしれないが、どうもでっち上げ情報の方が多いような気がする。現に、僕の記憶だって、レタスだったかキャベツだったか分からないし、その話を誰に(誰は記憶しているが)、いつどこで聞いたのか覚えていないし、テープに録音したわけでもない。

 関係者によると、(と、既に何を言ってもいい前ブリをしているが、ここはごく身近な地域の事で、色々とやかく言われたり、不穏当発言とかで因縁つけられるのも嫌なので、固有名詞は出さない事にする。)4年ほど前の市長選挙の話である。
 M候補者の所を訪問したA氏。「私はあなたの考え方を全面的に支持する、応援したい。ついては選挙にはお金が要るでしょう。ここに2000万円ある。(と実際札束を見せて)これを無利子でお貸しする。返済は当選後で良い。」と。「ところで、あなたに危ない橋を渡らせるわけにいかないから、私が責任もって、このお金は配る。」と。見せただけの札束と「借用書」を持ち去ったと言う。この借用書が入手できれば、話は早いが、関係者の人に問い詰めたが、借用書までは見ていないようだった。
 あとは仮定の話であるが、A氏が10人の人に200万円ずつ配って票の取りまとめをするか?領収書は必要がないのである。あえて証拠は残さないのである。1000万円はピンはねして、5人に配るか?これさえも怪しい。A氏から200万円受け取ったB氏、真面目に200人の有権者に1万円ずつ配るだろか?

 M候補は本気で2000万円で2000票が確保できたと思うだろうか?M候補につながっている有権者C氏のところに1万円が届く。封筒に入っていたり、自転車に化けていたり。C氏がM候補にご注進する。D氏からも報告がある。3人も報告があれば十分だ。
 かくして、A氏は数万円の投資で、現職市長に寄生してカネをむしりとる。借用書はゆすりの道具だ。

 これは又別の案件の関係者情報であるが、元々Y市長候補と親しかった関係で既に補助事業などで数千万円の補助金を受け取っていたM2氏。選挙後、この補助金額は異例の増額となった。補助金は議会の議決を経るので、違法でも裏金でもない。合法的な利益供与である。このようにして借用書は消しこまれていくのだろうか。

 全く信用出来ない関係者情報であるが、どうせ証拠は無いのだからと、A氏は実際は3万円しか投資していないのに(それさえ怪しい)、2000万円用意したと証言する。かくしてその町では少なくとも2000万円の札束が乱れ飛んだとまことしやかなげなげな話が飛び交うわけである。
 マンガ『票田のトラクター』でも、用意された裏金はピンはねのピンはねで10パーセントも行き渡ればましな方であると。ちょうど今までの公共事業が、孫請けにたどり着く頃は悲惨な結果になっているのと似ている。

 こんな話もある。(これは少し古くて平成12年の頃:ハード整備の補助事業)指名業者が談合して、元請を決め、他は下請けに入るように調整した。そこでのピンはねがいくらに設定されたかは知らないが、落札業者(元請)は「クライアント(発注者)がキックバック400万円を要求してきたから」と下請けに更なるピンはねを押し付けた。下請けの一人が怒って、直接クライアントに噛み付いた。(本当か?と確認した。)
 もっと怒ったのはクライアントである。 見に覚えの無い『袖の下を要求した』ことになっていて、あわや契約は決裂の勢いだった。結局は初めから無かった話か、未遂だったのか、指名業者全社による工事は完成した。工事業者に品物を納める納品業者も入るし、設計業者も入るから・・・どこで不正が行われようとしたのかとうとう分からずじまいである。

 裏金裏献金問題の実態は、こんなところである。

 支払いを前にして、銀行からの融資が間に合わない。つなぎのために無理なお願いのできる親族を駆け回って金策し、仮払いする。やっと銀行の融資が下りて、親族のところにカステラ持って「お陰で助かった!」と返済する。ポケットマネーがあれば、カステラ代は要らなかったのに!と運転資金に余裕の無い中小企業の社長は嘆く。決算年度がまたがれば、借金は帳簿に残るが、普通は帳簿にも載せない。
 親族が相手にしてくれるところは未だましである。2度3度続くと相手してもらえない。仕方が無いので高利のカードローンや「50万円まで即日、保証人なし」のサラ金(中小ローン)に手を出す。あとはお定まりのコースである。
 この、「つなぎで個人のお金を用立てる」という中小零細企業では当たり前の手続きを、公務員官僚たちは理解できないのだろうか、お坊ちゃんばかりの自民党2世議員には縁が無いのだろうか?想像すれば分かるだろうに?一流企業であるテレビの高給取りキャスターは、「なんでお金があるのに銀行から借りるのだろう、利息がかかるのに?」など能天気もよかところだ。

 常識で理解できるような報道をして欲しいものだ。  

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コメント
 
01. 2010年1月30日 18:00:54
ものすごくためになった。身近な話しで説得力がある。ありがとうございます。

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