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ハイチと日本、2つの主権喪失国家
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/day-20100127.html
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(by こげぱん)
ハイチの大地震発生からすでに2週間経つが、今なおその被害の全貌さえ明らかになっていないところに地震被害の凄まじさと現地の混乱を窺い知ることができる。
言うまでも無くハイチの混乱と貧困は今回の大地震以前からの話であるが、大地震で無政府状態が加速したハイチに対する処方箋として、The Economistがご丁寧にも国際機関の指導の下で、国際的暫定統治機関が国家再建までハイチ政府の機能を代行することを提言している。
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http://www.economist.com/opinion/displaystory.cfm?story_id=15330453
After the earthquake
A plan for Haiti
Jan 21st 2010
From The Economist print edition
Haiti’s government cannot rebuild the country. A temporary authority needs to be set up to do it
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The Economistがこの「国際的暫定統治機関」の代表として、かつてニューエコノミーなる乱稚気経済で世界各地の途上国-とりわけ東南アジアとロシア-を収奪してきたビル・クリントンの名前を挙げているのはブラックジョークにも思えるが、地震直後にアメリカ・オバマ政権はいち早く機動部隊をハイチ沖に展開させ、1万6千人のアメリカ兵をハイチに送り込み、空にはブラックホークや無人偵察機が乱舞しているのは、上記The Economist記事や先日のsunshineさん記事にあるとおりである。
http://ameblo.jp/sunshine-berkeley/entry-10441608608.html
さてアメリカ軍が駐留し、空にはアメリカ軍機が乱舞するのはなにもハイチだけの話ではなく、沖縄を始め日本も同じであるが、その沖縄・名護市長選挙では辺野古への基地移設反対派が新市長に選ばれたにもかかわらず、アメリカは普天間基地の辺野古移設に固執している。
アメリカ軍沖縄基地のレゾン・デートルとしては、従来は台湾海峡や朝鮮半島有事が論拠とされてきたきたが、台湾独立派が「第3次国共合作」を企んでいると非難を浴びせる「中国」国民党主席・馬英九氏が台湾総統(大統領)の座にあり、
http://iservice.libertytimes.com.tw/Service/editorial/news.php?engno=363263&day=2010-01-02
かつ米朝間でも穏微な関係が持続していると推測される現時点において、東アジアで大規模な戦争が勃発する可能性は低いのではと推測されるが、
http://www1.korea-np.co.jp/sinboj/j-2010/01/1001j0112-00001.htm
そのような中でハイチよろしく、アメリカ軍が沖縄・辺野古への基地移設や日本各地の駐留に固執するのは、極東有事よりもむしろ「ビンの蓋」理論なるレゾン・デートルが存在し、辺野古はそのシンボルではないかと思わずにはいられない。
現在東京ではハイチ首都・ポルトーフランスよろしく、ブラックホークのかわりに法務官僚が民主党・小沢一郎幹事長に襲い掛かり、マスゴミは無人偵察機の如く小沢・鳩山両氏のあることないことをまさぐっては電波を垂れ流しているが、この点でも無政府状態のハイチと日本は案外五十歩百歩ではないかと、錯覚せずにはいられない。